D・CⅡなのはstriker's漆黒と桜花の剣士   作:京勇樹

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それぞれのデート その3

あれから義之と麻耶はメリーゴーランドに乗り、降りてから歩いていたら

 

「ポップコーンだ!」

 

と勇斗くんが、嬉しそうな声を出して突然駆け出した

 

「あ、こら! 勇斗!」

 

突然駆け出した勇斗を見て、麻耶は慌てて追いかけた

 

そして勇斗の手を掴むと、義之の隣に戻って

 

「もう……いきなり走ったら危ないでしょ?」

 

麻耶は優しい様子で、勇斗を叱った

 

「ごめんなさい……」

 

叱られた勇斗は、少ししょんぼりした様子で謝った

 

そんな二人を見て義之は、微笑んでいた

 

そして、ふと気づいた

 

先ほどまで、自分が握っていたのは勇斗の手だったが、今自分が握っているのは麻耶の手

 

そのことに義之が固まっていると、麻耶が首を傾げ

 

「どうしたのよ、桜内」

 

と義之の視線を追った

 

「あ…………」

 

そして、麻耶も気づいた

 

自分が直接、義之の手を握っていることに

 

二人は少しの間、そのことに沈黙していたがどちらからか、手を握り直した

 

今更、急に手を離すのも変だからか、二人はそのまま歩き続けた

 

すると

 

「ねー、お腹すいた!」

 

と、勇斗が声を上げた

 

すると二人は、ビクンと震えて

 

「わ、わかったわ。確かに、ちょうどいい時間だしね……」

 

「だ、だな……近くのコーナーで食べよう」

 

時間は、11時40分を少し回った所だった

 

二人は顔を赤くしながら、軽食コーナーへと向かった

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

発作が収まった裕也とフェイトの二人は、ジェットコースターに乗ってから昼食を取ることにした

 

ただ、二人が向かったのは軽食コーナーではなく休憩所として開放されてる原っぱだった

 

今回のデートに合わせて、フェイトがお弁当を用意したのだ

 

二人はシートを敷くと、隅に荷物を置いて捲れないようにした

 

そしてフェイトは、空間魔法で大きめの籠を取り出して中央に置いた

 

「えっと……あんまり、期待しないでね……」

 

フェイトは恥ずかしそうに言うと、籠のフタを開けた

 

「おお……」

 

裕也は籠の中を見て、感嘆の声を上げた

 

中には、サンドイッチを中心にバランス良く、そして色鮮やかに色々な料理が置かれていた

 

裕也とフェイトはウエットティッシュで手を拭くと、裕也が手を合わせて

 

「いただきます」

 

と言ってから、手を伸ばした

 

「ど、どうぞ……」

 

フェイトは恥ずかしいのか、頬を染めながら、裕也に勧めた

 

裕也は籠の中から、一つのサンドイッチを取ると、口に運んだ

 

裕也は口に入れたサンドイッチを数回咀嚼すると、飲み込んだ

 

「ど、どうかな……?」

 

フェイトは心配そうに、裕也に問い掛けた

 

「うん、美味い」

 

フェイトからの問い掛けに、裕也は親指を立てながら満面の笑みを浮かべた

 

「良かったぁ……」

 

フェイトは安心して、安堵のため息を吐いた

 

すると裕也が、タマゴサンドを取り出して

 

「なあ、これ隠し味になにを入れてるんだ?」

 

と、フェイトに問い掛けた

 

「あ、それはね、スイートチリソースを入れてあるの」

 

裕也の問い掛けに、フェイトは素直に答えた

 

「え? たったそれだけなんか? それで、この味か……今度試してみっか……」

 

フェイトの言葉に裕也は驚くと、顎に手を当てて唸りだした

 

そんな様子の裕也に、フェイトは微笑むと籠を押して

 

「ほら、もっと食べて」

 

と、裕也に勧めた

 

「ああ、いただくよ」

 

勧められた裕也も、微笑みながら食べ続けた

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

場所は変わって、軽食コーナー

 

そこでは、勇斗を挟む形で麻耶と義之の二人も食べていた

 

勇斗は初めての外食ゆえか、興奮気味に食べている

 

「こういう所だと、味はお粗末に量も少ないと思ってたけど、おいしいしボリュームもあるな」

 

「そうね。しかも、値段も良心的だし」

 

義之の言葉に麻耶は頷いた

 

ちなみに、義之がミートソーススパゲッティ、麻耶がピラフ

 

勇斗がお子様ランチである

 

すると、義之が

 

「あー……ほれ、勇斗くん。ご飯粒が付いてるぞ」

 

と、勇斗のほっぺに付いていたご飯粒を取った

 

「あ、ありがとう桜内……勇斗、そんなに急がなくてもご飯は逃げないわよ」

 

麻耶が注意すると、勇斗は頷き

 

「わかった!」

 

再び食べ始めた

 

その様子を見た二人は微笑み、自分達も食べ始めた

 

その風景はさながら、遊園地に遊びに来て、仲良く昼食を取っている家族のようだった

 

三人は食べ終わると、食器を返却して軽食コーナーから離れた

 

位置は勇斗を中心にして、右側に義之、左側に麻耶だ

 

そして、義之と麻耶の二人はそれぞれ、勇斗の手を握っている

 

それから三人はマップを見ながら、どこに行こうか考えていた

 

 

 

オマケ

 

「なかなか美味いな! アリサ、お前はいい嫁になれるぜ!」

 

「あ、ありがとう……」

 

〈青春だな……〉

 

〈青春ですね……〉

 

こちらも昼食を取っていた

 

オマケその2

 

「蓮華をどこに送ったぁぁぁぁ!」

 

「あぁもう! なんで私ってわかったのかしら!?」

 

「義父さんから、蓮華関係だと神夜は不可能を可能にするって聞いたことがある!」

 

「神夜さん、落ち着いてください~!!」

 

「ルーお嬢! 大丈夫か!?」

 

「双子! 神夜を押さえて!」

 

「了解!」

 

「IS、ツインブレイズ!」

 

 

 

こちらは、修羅場になっていた

 




新しいPCに慣れてないので、書くのに時間が掛かる!!
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