D・CⅡなのはstriker's漆黒と桜花の剣士   作:京勇樹

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突撃

戦闘開始から約数時間

 

裕也達は港の入り口付近まで後退していた

 

港の入り口は一カ所しかなく、防衛に適している

 

だが、善戦とは言えなかった

 

なぜならば、敵の戦力にガジェットが混じってきたのである

 

しかも、かなり強化されたタイプまで有った

 

だが

 

「全力全開! スターライトー……」

 

「雷光一閃! プラズマザンバー……」

 

「響け、終焉の笛! ラグナロク……」

 

その声を聞いて、裕也は

 

「総員、伏せろ!」

 

と号令を下した

 

裕也の号令に従って、警官隊や騎士団は伏せるか物影に隠れた

 

その直後

 

「「「ブレイカー!」」」

 

三人の声がした直後、眩い閃光が視界を覆い、それと同時に凄まじい衝撃波が走った

 

閃光が収まり、裕也は顔を柱から出した

 

そこに見えたのは、もはや惨状だった

 

建物は軒並み倒壊し、ガジェットは吹き飛んでいて、接近しようとしていた使徒達は倒れ伏して呻いていた

 

これをやったのが、たった三人の少女達だと言うのだから、末恐ろしい事だった

 

しかし、裕也はこれ幸いにと

 

「今の内に、一気に削る! 守護者部隊、突撃!」

 

「騎士団も続け!」

 

裕也に続いて、ゼスト率いる聖王教会騎士団も突撃を始めた

 

やはり、今の内に数を減らせるだけ減らしたいのだ

 

だが、突撃するのは危険を伴う

 

敵中で孤立したら、あっという間に全滅するだろう

 

だが敵の気勢を削ぎ、箱舟を沈めるか、もしくは教皇ヨハンナを倒すことが出来れば、この戦争は早期終結するのは間違いない

 

裕也達はそう判断し、敵陣深くに切り込んだ

 

そして、裕也達は衝撃的な光景を目にした

 

それは……

 

「ドゥーエさん!!」

 

戦闘機人の二番目

 

ドゥーエが、箱舟の前の立ててある十字架に張り付けにされていたのだ

 

しかも、その近くには十人の金色の刺繍が施された法衣を纏った使徒

 

救難十四聖と、薄いベールを被った女教皇

 

ヨハンナが居た

 

「ドクター! ドゥーエさんが捕まってる! 見た感じだと、重傷!」

 

裕也がそう報告すると、舌打ちする音がして

 

『直前で捕まったか! 助けることは!?』

 

と裕也に問い掛けた

 

「現状の戦力では難しいです! セインとウェンディを!」

 

『了解した! 直ぐに回す!』

 

「頼みます! 蓮華、神夜、ゼストさん、援軍が来ます! ドゥーエさんを救助しましょう!」

 

裕也がそう言うと、蓮華と神夜は頷くがゼストが

 

「だが、どうやってだ? 確認された救難十四聖全員とヨハンナだぞ?」

 

と問い掛けた

 

裕也を含めて、ゼストや蓮華、神夜はオーバーSランクである

 

だが、それは救難十四聖やヨハンナも同じである

 

数に於いて、裕也達は劣勢の立場である

 

だが、裕也には考えがあった

 

「俺達が奴らを引きつけて、その隙にウェンディがドゥーエさんの上空を通過。その際に、降下したセインがドゥーエさんを救助してISを使って離脱させます」

 

セインのIS

 

《ディープダイバー》は無機物の中をまるで水中のように移動出来る能力である

 

故に、どこかの施設からの脱出や、人質救助等の時には非常に有用性が高い能力だ

 

しかし、そういった能力と本人の性格故に、セインの戦闘力はそれほど高くない

 

だから普段は、聖王教会でシスターをしているか、後方攪乱、もしくは敵施設への潜入などを請け負っているのである

 

以上、説明終了

 

「騎士ゼスト、周囲の使徒は私達が引き受けます!」

 

そう言ったのは、聖王教会騎士団のシスターシャッハである

 

シャッハは言い終わると同時に、部下を率いて半円形に展開

 

自身のデバイスであるヴィンデルシャフトを構えた

 

「御武運を」

 

「そちらも」

 

二人は短く言葉を交わすと、ゼストはそのまま駆け抜けた

 

「頑張ってください!」

 

「御武運を!」

 

「死ぬなよ!」

 

裕也達もそう言いながら駆け抜け、ドゥーエ救助に動いた

 

「まずは引きつける! お前たち、やるぞ!」

 

「はい!」

 

「象徴しました!」

 

「おうよ!」

 

ゼストの号令に三人は返すと、それぞれデバイスを構えた

 

ここからが、戦いの本番である

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