D・CⅡなのはstriker's漆黒と桜花の剣士 作:京勇樹
「っくぁー……平和だねぇ……」
「だな……」
そう言ったのは、元の世界に帰った吉井明久と常村結華の二人である
戻った後、二人は学園長に詳細を説明
学園長は腕輪を破棄しようと言ったが、二人は拒否
そのまま持って帰った
それから時は経ち、季節は冬になっていた
二人は居間に出したコタツに入りながら、テレビを見ていた
テレビは某五人組アイドル達主演の番組で、色々な場所に行っては体を張って開拓したり、農業をしたり、地域PRをやったりしている
「本当に凄いよね、この人達……」
「もはや、本業が分からないな」
二人がそう呟いた時だった
二人の脳内で
《助けて……》
という声が響いた
「今の!?」
「さくらさん!?」
どうやら二人同時に聞こえたらしく、二人は顔を見合わせた
すると再び
《初音島を……裕也君と義之君を……皆を……助けて……》
という声が聞こえた
「まさか……」
「初音島で、何かあったのか?」
二人は顔を見合わせながらそう言うが、もう声は聞こえなかった
だが、二人は迷わなかった
二人は居間から出ると、部屋へと向かった
そして、机の引き出しを開けると、中に入っていた二つの箱を取り出した
「まさか、本当に行く事になるなんてな……」
「うん……だけど、行かない理由は無いよね?」
結華の言葉に明久がそう返すと、結華は無言で頷いた
明久は結華が頷いたのを見ると、二つの箱を開けた
その箱の中に入っていたのは、腕輪だった
そう
あの世界に渡る原因となった、赤月の腕輪だった
もはや使うことは無いと思っていたが、二人は捨てることが出来なかった
なぜか、二人には予感があった
もう一度、あの世界に行く事になるという予感が
そして、それは現実となった
二人はそれぞれ、腕輪を装着するとそれぞれ蒼い腕時計と、赤いブレスレットを反対側の手に装着した
そして顔を見合わせてから、腕輪を装着した腕を高々と掲げて
「「起動《アウェイクン》!」」
とキーワードを唱えた
その直後、二人の足下に魔法陣が展開された
「待っててね、裕也君!」
「今から、あたし達が行くからな!」
二人がそう言った直後、二人の姿は部屋から消えた
そして気がつけば、二人は空高くに居た
「って、空ああぁぁぁ!?」
「いきなり、随分な事態だな!」
二人は上空に現れたことに驚いたが、見えた初音島を見て
「そんな……!?」
「初音島が……燃えてる!!」
初音島の一角で火災が発生しているのを見て、そこをジッと見た
そして気づいた
白い法衣を着た一団と、警官隊や剣や槍の形のデバイスを持っている一団が交戦していることに
「あれはインデックス!」
「インデックスが、侵攻してきたのか!」
二人はインデックスが侵攻してきたことに気づき、顔を見合わせた
そして、腕時計とブレスレットを着けた腕を掲げて
「バーンズ!」
「サーシャ!」
「「セットアップ!」」
二人同時に、キーワードを唱えた
《《セットアップ!》》
次の瞬間には、二人はバリアジャケットを纏っていた
「待ってて、皆!」
「今行くからな!」
二人はそう言うと、飛行魔法で戦場へと向かった
ただ、知り合った友人達を助けるために