遊戯王GX 転生者が精霊達と過ごす学園生活   作:星無

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※今回デュエルありません


第二十話 課外授業と再会と

「と~言うわけで中国の錬金術師はこうやってに薬品を調合して

 

金を作っていたんだにゃ~」

 

と大徳寺先生が試験管の中身をフラスコに入れる

直後、爆発した、うん…なんか爆発した…

何回目だろ…大徳寺先生の授業で爆発起きるの…

とそこで授業終了のチャイムがなる

 

「ふあ~あ、あ、良く寝た…さあ昼飯だ!」

 

「え寝てたんスか!?」

 

…十代ずっと寝てたわね…

瞼に目を書くとかいう古典的なサボり方で…

ていうか丸藤君…なんで隣にいて気づかないのよ…

 

「ちょちょっとちょっと待って欲しいのにゃ~このプリントを持って行って

 

欲しいんだにゃ~」

 

大徳寺先生はちりちりの髪でプリントの束を取り出す

 

「何だよ~、宿題か~?」

 

「違うんだにゃ~今度の日曜に島に眠る遺跡を尋ねるピクニックを企画

 

しているんだにゃ~希望者は挙って参加してほしいんだにゃ」

 

「ハイ、先生」

 

「なんですかにゃ?中務ちゃん」

 

「バナナはおやつに入りますか」

 

とりあえず定番の質問をしておく

 

「デザートなので入りませんにゃ、ところでピクニックの皆のお弁当お願いして

 

いいですかにゃ?私はトメさんに作ってもらうにゃ」

 

「行くこと前提なのは突っ込みませんけど、分かりました腕によりをかけて作ります」

 

 

 

 

 

 

 

ピクニック当日

 

「いや~!今日は皆集まってくれて嬉しいのにゃ~!」

 

「皆って5人だけッスよ…しかも大徳寺先生に無理やり集められたようなもんだし…」

 

私、十代、丸藤君、前田君、明日香さんが集められた

 

「私は自主的よ?」

 

ピクニックなんて転生前含めていつ以来だろうか

自然に頬が緩む

 

「アネゴ…にっこにこッスね…」

 

「俺達はオシリスレッド繋がりで分かるけど…お前まで付いてくるなんてな」

 

「あの遺跡は曰くつきなの」

 

「お兄さんの事についてか?」

 

「それはわからないけど…」

 

「それじゃあ皆出発するのにゃ」

 

 

 

 

森やら崖を超え、火山近くの遺跡へとたどり着く

大徳寺先生は遺跡のアーチの残骸のような物を見てはしゃいでいる

 

「遺跡探検もいいけどさ!昼飯にしようぜ!」

 

「…しょうがないですにゃ…」

 

大徳寺先生は背中に背負った荷物を下ろす

私達も荷物を下ろしてレジャーシートを広げる

 

「おおっ!うまそうだな!聖の作った弁当!」

 

「私は…トメさんに作ってもらった特製弁当が~…」

 

ごそごそと鞄の中をあさる大徳寺先生…あの中全部

お弁当なのかしら…

と中から出てきたのは口元にご飯粒をつけたファラオだった

 

「にゃーお」

 

「ファ、ファラオ!?私のお弁当全部食べちゃったのかにゃ!?」

 

やっぱり…いつもファラオ連れてるしそんなことだろうと思った…

 

「大徳寺先生…私、自分の分多めに持って来てるので…良かったら…」

 

「わぁ~…中務ちゃんありがとうなのにゃ~」

 

と、お弁当を渡そうとした瞬間、周りから緑色の光の柱があがり

周りが激しい光に包まれ、空が緑色に変色し

空に浮かぶ太陽が3つに分かれた

 

「え!?」

 

「なんなんだな!?これは!こんな自然現象見たことないんだな…!」

 

「皆!気を付けるのにゃ!」

 

と、空間が脈動を始める

 

「と、とりあえず逃げるのにゃ!」

 

私達は走る、遺跡に向けて走る

 

「ん、どうした相棒!」

 

十代が立ち止まる、その横にはハネクリボーが居た

 

「十代君!」

 

私は振り返り十代に駆け寄ろうとする

 

「アニキ!アネゴ!早く!」

 

皆は遺跡の中の通路に逃げ込んだようだ、と光が一層強くなり

私達をつつむ…

気付いたら私は、一人で知らない場所に立っていた…

 

「…ここ…どこ?…あれ?もしかしてまた迷子パターン…?」

 

ど…どうしよう…今回の迷子パターンは私…精霊居ないよ?

やばい…本格的にやばい…

 

「おい貴様!そこで何をしている!」

 

後ろから誰かに声をかけられる

やった!人だ!これで道がわかる!

 

「あっ!あの…私迷子でして…」

 

「貴様ァ!さては墓荒らしだな!?許せん!」

 

「へっ?」

 

私は後ろを振り向く、すると古代っぽい服を着た人たちが

私を取り囲んで槍を私に向けていた

 

「先程も4人程墓荒らしを捕まえたが…貴様その仲間か!」

 

「え…えーと、とりあえず私の話を…」

 

「問答無用!来てもらおうか…」

 

そう言われて私は手を荒縄で縛りつけられ

その縄を引っ張られるまま歩き出した

痛い…跡になったらどうすんのよ…

 

そのまま私は、狭い1室に連れてこられ

手の荒縄を上に縛られてちょうど腕で釣り上げられる形になった

 

「…私に何をする気よ…」

 

「決まっておるだろう…墓荒らしの罪を償わせるために処刑を行う

 

先に捕まえていた4人は既に棺桶に入れ、生き埋めの準備が出来ておる…」

 

兵士の奥に居るジジイが私にそういう

 

「お前は特別に斬首とさせてもらう…では処刑人よ…あとは任せた、

 

ワシは向こうで見つかったという他の墓荒らしの対応をしなければならないのでな…」

 

「はっ…」

 

そういってジジイは部屋の外へ出ていく…

 

「小娘…若いのに残念だな…そんな歳で墓荒らしとはいい度胸だ…」

 

私の処刑人とやらはにたにた笑いながら私を見ている

あ…こいつ外道の類だ…

やめてよ…私に謎の触手生物連れてきて[放送コードに引っかかります]な事したり

それか他の男連れてきて[放送コードに引っかかりますってば]したり

はたまた…[放送コードです]や[放送コードったら放送コードです]するんでしょう?

冗談じゃないわ…えーっと…確かこういう時に言えば助かる台詞が…

 

「くっ…殺せ…」

 

いやいや違う違う、これヤバいやつだって…

ほら…なんか処刑人さんノリノリになってきてる…

 

「ふっ…肝の据わった娘だ…そこまで覚悟があるならすぐに殺してやる…」

 

と私の首には刃物がヒタと当てられる…

 

「あーっ!ちょ…今の無し!ストップ!待って!」

 

「命乞いなど聞くか!」

 

男は刃物を大きく振り上げる…

あっ…私の人生おわった…

せっかく創造神に新しい命貰って転生したのにこんなところで終わるのか…

…死ぬ前ってのは結構…考えが巡るものね…

幽鬼…ネフィ…マヤ…ミストラル…ごめんね?

貴女達を探すと決めたのに…私はここで…

私は瞼をゆっくりと閉じる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガキィン!

 

そんな金属音が

辺りに響き渡る…私は慌てて目を開け、目の前を見る…

 

そこに居たのは…編み笠を被った少女だった…

処刑人が振り下ろした刃を刀で止めている

 

『ねえ?おじさん…?私の大切なお姉ちゃんに何しようとしてるの?』

 

…この声…!

そんな…嘘…でしょ…?

 

少女は刃を受け止めたまま、処刑人のみぞおちに

蹴りを叩き込み吹き飛ばす…処刑人は壁に背中を打ち付けうぐぅ!っと声を上げて

気絶した

 

少女はこちらを振り返り、編み笠を外した

白いツインテールの髪、赤い角赤い目、エルフのような尖った耳

可愛らしい容姿…

何度その姿をもう一度見たいと思っただろう…

何度会いたいと願っただろう…

 

『大丈夫だった?お姉ちゃん』

 

そういうと少女は私の手に巻かれていた荒縄を切り裂く…

腕が自由になると私はすぐにその少女に抱き着いた

 

『ちょ!?お姉ちゃん!?』

 

「幽鬼だ…幽鬼が居る…ちゃんと触れる…夢…じゃない…!」

 

私の目からは涙が溢れていた…やっと…やっと会えた…

 

『…ごめんね…お姉ちゃん…1人にして…』

 

「いいの…また…会えたから…」

 

『お姉ちゃん…』

 

と、抱き合って感傷に浸っていると…

 

ズガァァァァァァン!!

 

凄まじい爆音が響き渡り部屋が大きく揺れた

 

『あ…やば…お姉ちゃん!外に逃げるよ!話は後!』

 

え!?何この爆音…

幽鬼に手を引かれて走って建物の外に出る

 

『おーい!お姉ちゃん救出成功だよー!』

 

幽鬼は空に向かって手を振る

そこに居たのは…

 

「ネフィ…」

 

巨大な姿でアポクリフォート・キラーを玉座とし

こちらを見ているネフィだった…

 

『違うよ~?今はもうネフィじゃなくてシェキナーガだからシェキナだよ~』

 

呑気に幽鬼は言う

するとネフィ…いや、シェキナは私を見て一瞬顔がとても嬉しそうな顔に変わったかと思うと

すぐに後ろの建物を見て

 

『マスタ~♪ちょーっと待っててくださいね♪』

 

と言い浮かんだ状態で建物の上空まで行った

 

『十代様、申し訳ありませんがそこからどいていただけますか?』

 

そこには十代が居て、誰かとデュエルをしていた…

あれは…ネクロバレー…それにデュエルの相手は墓守の長?

 

「あっ!お前は聖の精霊!俺、今闇のデュエル中なんだよ!

 

このデュエルで勝たないと皆の命が!」

 

『クリクリ~!』

 

『皆様なら私のシャドールの軍勢が助け出しました…なんですか?

 

あの閉まりかけた棺桶…とんでもなく緩くてファルコンだけでも開きましたよ?』

 

「なんだ貴様は!あの棺桶を開けたというのか!?」

 

墓守の長はシェキナにそう怒鳴る

 

『開けたって言ってるじゃないですか…あと…貴方の影に気付かなかったんですか?

 

貴方の持っているペンダント…抜き取っておきました…

 

貴方…十代様たちを本気で殺そうとは思ってなかったみたいですね…

 

慈悲は加えましょう…』

 

とシェキナが言い放つと、十代達が空間の穴に吸い込まれていった

 

『十代様の首にはさっきのペンダントをかけておきました…あれで元の世界に

 

戻れるでしょう…』

 

「貴様!神聖なる儀式を…」

 

『次は貴方達です…とりあえず貴方達は私達側の精霊界…ここではない場所に

 

行ってもらいます…』

 

とデュエルをしていた墓守の長、墓守の暗殺者に言い放ち

2人も十代達と同じく穴に吸い込ませてこの場から

消してしまった

 

『はぁ~…』

 

シェキナはため息をついて私達の側に向き直った

 

『ああ…マスター…よくぞご無事で…申し訳ありませんでした…

 

寂しい思いを…』

 

「貴様ら!長をどこへやった!」

 

「墓暴きの愚か者共に死の制裁を!」

 

いつの間にか私達は、墓守の兵士達に囲まれていた

 

『あちゃー…いつの間にこんなに…』

 

『ねえ…今、私マスターと再開喜ぼうとしてたよね?なんで邪魔するんですか?』

 

シェキナの顔にビキビキと青筋が浮かぶ

に、人形でも青筋って浮かぶのね…ていうかこの状況やばいような…

 

『お姉ちゃんちょっと避難するよ!』

 

と幽鬼は札を取り出し私達2人は半透明の球体に包まれ

シェキナの後ろ側へと浮かび上がる

 

『マスターを捕まえたことといい、マスターのご友人を生き埋めにしようと

 

したことといい…てめえら…生きて帰れると思わないでくださりやがりませ?』

 

怒りのあまりかシェキナの口調が少しおかしいことになっている…

と、シェキナが指をパチンッと鳴らすと

シェキナの背後のアポクリフォート・キラーよりも更に背後

その空間が歪み…巨大な機械の要塞が現れた

 

「…あれ…エクシーズモンスターの超巨大空中宮殿ガンガリディアじゃない…

 

シェキナ…どうしてあんな物を…」

 

『なんかお姉ちゃんと別れてる間に知り合ったんだって』

 

しかし現れたのはガンガリディアだけではなかった

超弩級砲塔列車グスタフ・マックスに…

No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ…

超次元 ギャラクシー・デストロイヤー

ランク10の超弩級のモンスター達が次々に現れ墓守達の住処のある

浮島に次々と大きな音を立てて着地していく

 

「な…なな…なんだこいつらは!」

 

『それで終わらないわよ…最後は…出でよ…天を覆い尽くす力…

 

天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア…』

 

シェキナがそう言ったと同時くらいに天に浮かんでいた

3つの太陽全てが見えなくなり、浮島に大きな影を落とした

 

…あの子どんだけ巨大機械モンスター配下に加えたのよ…

 

『さあ?マスターに会えない悲しみで私の心は引き裂けてしまいそうです…

 

とかかなり思いつめてたみたいだけど?』

 

…喜んでいいやら悲しんでいいやら…

 

『滅びよ…』

 

全ての巨大モンスター達の一斉射撃が始まり浮島の上に在った

建物は…跡形もなく完全に消滅した…その場に居た墓守の兵士達も…

何も無くなりただのまっさらな大地になった場所に

私と幽鬼は降り立った…

や…やりすぎじゃないかしら…

 

『貴方達…ご苦労だったわね…戻っていいわよ…』

 

再びシェキナが指をパチンッと鳴らすとほとんどの巨大機械が

スーッと透けるように消えて行った

 

『ああ…貴方も戻っていいわよ?』

 

と玉座から立ち上がってアポクリフォート・キラーにそう言う

アポクリフォートキラーはなんかショボーンみたいな機械音を立てて

消えて行った

そして、シェキナは私達と同じ人間大の大きさに縮み

私達の目の前に降り立つと…

 

『マスタァァァ!!ごべんな゛ざい゛い゛い゛い゛』

 

大泣きしながら私に抱き着いてきた…

ちょ、ちょっと!シェキナ!落ち着いて…私も幽鬼に会った時そんな感じだったけど

落ち着いて!

 

『はい…ひっぐ…ごめんなさい…ごめんなさい…』

 

「と…とりあえず…幽鬼…話は後って言ってたからまずは

 

説明してもらえる…?あの日…何故、私の前から貴女達の姿が消えたのか

 

あと、マヤとミストラルはどこか…」

 

『うん…まず…私達がお姉ちゃんの前から姿を消してお姉ちゃんに

 

精霊が見えなくなったことについてだけど…それはシェキナに説明してもらうね

 

シェキナ…大丈夫?』

 

『はい…では…あの日、マスターの前から私達が見えなくなった理由ですが…

 

私達がマスターの魂から離れたためです…』

 

「魂から離れた?」

 

『はい…そもそも私達はカードの精霊でありながらマスターと一心同体の身

 

本来は魂と融合を果たしており、基本的には決して離れることはないのですが…

 

あの時はそれを解いてでもマスターの魂から離れなければ

 

ならない理由があったのです』

 

幽鬼とシェキナはつらそうな顔をする…

 

『それは…マスターの魂を守るためです…』

 

「私の?」

 

『…あの島に封印されていた三幻魔という存在をご存じですよね?』

 

「え、ええ私も一応持ってるけど…幻魔のカード…」

 

『それとは別の…精霊の魂を吸い尽くす三幻魔のカードなのですが…

 

…あの時…カイザーとの戦いの時…マスターは深い自問自答に陥ってしまい

 

その心の隙を突かれ…マスターの魂には三幻魔の魔力が入り込んでしまったのです』

 

「私の魂に…三幻魔の魔力が…」

 

私は自分の胸に手を当てながら言う

魂が胸にあるかは分からないが…

 

『精霊と強い繋がりの力を持つマスターの魂が…自分達の復活に

 

丁度いい栄養だと思ったのでしょう…三幻魔の魔力はそのまま

 

私達ごとマスターの魂を喰らい尽くそうとしました…

 

それを恐れた私達は…マスターの魂から一度離れ…マスターの魂を

 

三幻魔の魔力に認識できないようにしたのです…

 

そのまま三幻魔の魔力を無理に消そうとすれば…マスターの魂まで壊してしまい

 

かねなかった為に…苦渋の決断でした…』

 

つまり…私の魂が餌にされそうになったから…

貴女達が離れて精霊も見えないただの人にすることで私を守ってくれたのね…

 

『ええ…そして…三幻魔の魔力がマスターを諦めるその時まで

 

我々は姿を隠すこととしたのです…何も伝えず…たった一人にして

 

寂しい思いをさせて申し訳ありませんでした…』

 

「…私を守ってくれたんでしょう?だったら謝る必要ないわよ…

 

それよりもありがとう…」

 

『マスター…』

 

「それで?私の魂から幻魔の魔力が消えて貴女達が戻ってきたんだったら

 

マヤとミストラルはどこへ行ったの?」

 

『うん…それなんだけどね…?マヤは一度自分たちの娘をかき集めて

 

新たな力を得てから帰ってくるって残していったから戻るには少し

 

時間がかかると思う…で、ミストラルなんだけど…お姉ちゃん

 

気付かなかった?』

 

「え?何を?」

 

『ミストラルだけは…ずっとお姉ちゃんのそばにいたよ?』

 

「えっ!?」

 

『ミストラルはあの日…私達がマスターから離れた日、闇そのものから生まれた

 

俺なら三幻魔の魔力に耐性がある…誰も聖についてやれてないのは可愛そう過ぎる

 

だから俺が付いていてやるよ…と言っていたのですが…』

 

『ナンバーズの姿と力をホープに渡して、新たな魂となって

 

生まれ変わったんだって、お姉ちゃん、私たちが居なくなってから

 

本能的に使ってたモンスターが居たんじゃない?』

 

「…あ!」

 

私はデッキケースからダーク・リべリオン・エクシーズ・ドラゴンの

カードとブラック・ミストのカードを取り出す

するとダーク・リべリオンのカードが黒い輝きを放ち

目の前にミストラルが現れた…

 

『やっと気付いてくれたか聖…俺は、あの日ナンバーズの体を捨てて

 

お前のダーク・リべリオンへと魂を移したんだ…だから俺の名前はもう

 

ミストラルじゃない…そのブラックミストのカードは抜け殻…

 

私はダーク・リべリオンだ、リオンって呼んでくれ』

 

…私は黙ったままミストラルを…いや、リオンを見つめる…

 

『聖?』

 

その…なんていうか…随分と…

 

『なんだよ…』

 

大きくなったわね…

 

『身体が変わったからな』

 

リオンの体は以前のような私より小さい体ではなく

マヤと同じくらいの身長になっていた…

背中からはコウモリのような羽が生え

いつも着ていたスク水は着ておらず…大人がするようなビキニをしていた…

一番目が行ったのは…胸だ…私と同じで断崖絶壁だったのに…

マヤよりは小さいとは言えその胸は明日香さんクラスになっていた…

 

「…」

 

自分の胸、元スク水幼女ミストラルだったリオンの胸を交互に見つめる…

…負けた…末っ子にすら負けた…

がっくりと地に手を付き落ち込む

 

『お、おい!どうしたんだ聖!?』

 

「なんでもない…なんでもないから…」

 

見るとシェキナと幽鬼がリオンの肩をぽんぽんと叩き

首を横に振っていた…

 

『な、なんだよお姉ちゃん達…なんでそんな悟ったみたいな顔してんだよ…』

 

「そういえば…オッドアイズ・リべリオンも貴女だったの?」

 

『あ、ああ』

 

「首を私に向けて甘えてきたのはそういうことだったのね…」

 

『聖!シーッ!シーッ!』

 

リオンは口に人差し指を当てて困ったような顔で

声を小さくしてそう言う

 

 

『マスターに…』『甘えた?私達がお姉ちゃんに会いたくても会えなくて…』

 

『『苦しい思いをしていたというのに?』』

 

シェキナと幽鬼がすごい形相でこちらを睨んでいた

あれ?何か地雷踏んだ?

 

『ちょっとリオン、こっち来ようか?』

 

『すこしお姉さん達とお話ししましょうね?あ、マスター、今から

 

空間に穴開けて直にマスターの部屋に繋げますので付いてきてください』

 

とシェキナは手で円を書くとそこに穴が出来て

私の部屋が見えた

そこに入り自分の部屋に戻る

あ、十代達は…?

 

『ご安心を、寮の前に転送して置きました

 

全員無事ですので今頃解散してるはずです

 

十代様に伝言用にシャドールの影を付けて置きましたので

 

マスターが無事だということは伝わってるはずです』

 

そう…良かった…ていうかシェキナ…貴女随分万能になったわね…

 

『マスターのためですよ♪』

 

『さて、末っ子のリオンちゃん♪幽鬼お姉ちゃん達とお話ししよっか♪』

 

『…なあ、この状況前も会った気がするんだが…

 

やめろよ…なんで手をわきわきさせてんだよ…あっ…』

 

この感じも久しぶりだなぁ…

私は3人に近寄る

 

『マスター?』『お姉ちゃん?』『聖?』

 

首を傾げている3人に纏めて抱き着く…

 

「ごめん…しばらくこのままでいさせて…」

 

3人は微笑みながら私を抱きしめ返してくれた…

 

 

 

 

 

 




後書き
3人帰ってきました、幻魔との戦いに間に合いました
あと帰ってきたことによって
ネフィリムがシェキナーガのシェキナに
ミストラルがダーク・リべリオンのリオンに進化しました
大きくなったミストラル改めリオンに関しては
またビジュアル作ってサイトの承認待ちとなりましたので
承認されしだい、後書きのおまけに突っ込もうと思います
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