遊戯王GX 転生者が精霊達と過ごす学園生活   作:星無

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※前回までのあらすじ
ラーイエロー生徒にライブ会場の舞台に連れてこられていきなり歌えといわれた
聖!一体どうなってしまうのか!?

今回デュエル無しです、短いです、学園祭は今回で終了となります
2曲ほど聖ちゃんに作者の好きな曲歌ってもらってますが
作者的にもおススメの曲です、ぜひ聴いてみてください



第三十二話 学園祭終了

『もう…しょうがないなぁ…お姉ちゃんは…』

 

そういって幽鬼達は舞台の袖の観客からは見えない位置へ移動して

人間の姿に実体化する…

え?どうしたの?皆

 

「みんなー!きてくれてありがとうー!」

 

幽鬼は司会者からマイクを奪って舞台に上がってくる…

 

ざわざわざわ

「誰だ誰だ?あのちっちゃ可愛い女の子?」「真っ白で綺麗な髪…」

 

「えーっと!私の名前はユキ!ここにいる聖お姉ちゃんの妹でーす♪」

 

…えっ!?ここで使うの!?家族設定…

 

「そして!妾達が!」

 

「聖の!」

 

「姉でーす!よろしくお願いしますね♪」

 

マヤ、リオン、シェキナも舞台に上がって来た…

…貴女達…あとで覚えておきなさいよ…

 

「まあまあ…今日は無礼講じゃ…主よ…」

 

マヤが私に耳打ちする

 

「はあ~…マスターと一緒の舞台に…夢のようです…」

 

シェキナは文字通り夢心地のようだ…

 

「すっげえ…黄昏の姫あんな姉妹が居たのか…」「それも全員モデルみたいなスタイルしてる…」

「正に美人姉妹だな…」

 

「これからお姉ちゃんと一緒に私達がライブやりまーす!楽しんでいってね!

 

と、いうわけで、ごめんねスタンバッてた生徒の皆」

 

と幽鬼が言うが楽器のところに居た生徒達はボケーっと

マヤ達の体を見ていた…

ちょ…よだれよだれ…汚い…

 

「はっ…わりい…見とれてた…」

 

「もうっ…お上手なんですからぁ…♪」

 

シェキナは頬に手を当ててやんやんとしていた…

生徒達は舞台から降りていった、そして開いた楽器に…

ギターにシェキナが、ベースにリオンが、ドラムにマヤがそれぞれ付き演奏の準備をする

 

「さ~てっと…お姉ちゃん、この状況でまだ歌わないとか言わないよね?」

 

…酷い…退路を完全に断たれた…

 

「今日は二人のデュエットライブをお届けしちゃうよ~!皆楽しんでいってね!」

 

あー…もう…どうにでもなれ…!

 

「今日は一緒に盛り上がろうね!」

 

ヤケクソ…もうヤケクソ…

 

「「うおおおおお!!!」」「「いいぞー!」」

「「ヒュー!ヒュー!」」

 

「では歌います…聴いてください…」

 

「「鏡のデュアル・イズム!」」

 

………

 

……

 

 

 

二人で手を繋いで上に掲げて最後まで歌いきる…

 

「「「「「うおおおおおお!!!良かったぞー!」」」」

 

観客からの大歓声の鉛に打たれる…

…か、かまずに歌えた…よかった~…

 

「…アンコール!」「「アンコール!!」「「「アンコール!!!」」」

 

…へっ?

 

「「「「アンコール!アンコール!アンコール!」」」」

 

「みんなーっ!アンコールありがとーっ!今度はお姉ちゃんが一人で歌うよ♪」

 

いやいやいや!?何してんの幽鬼!?

 

「ふっふっふ~…ここまでお姉ちゃんに歌わせるお膳立てだったんだよ!私はお姉ちゃんに一人で歌わせる為に

 

一緒に歌ったんだよ!」

 

…ハメタわね…

 

「じゃ!がんばってねお姉ちゃん!私舞台袖で見てるから!」

 

私を残して幽鬼は舞台袖に走っていってしまった…

舞台には私が残されて、マヤ、シェキナ、リオンはそれぞれ楽器を構えてスタンバっている…

そしてアンコールの声はどんどん大きくなる…

あああああああああああああ!!!!!!

もういいわ!やったろうじゃないの!ヤケクソパート2よ!

 

「アンコールにお答えして歌います!」

 

「「「ヒューヒュー!」」」

 

「聴いて下さい…Braving! 」

 

~♪

皆が演奏を始める…

 

………

 

……

 

 

 

歌いきり右手の人差し指を上に向けてフィニッシュ…!

 

「きゃああああああ!!聖様サイコー!!」

「すっげえいい歌だったぞー!」「アネゴさいこー!」

 

観客達から拍手喝采が私に浴びせられる…

ふう…ちょっと汗かいちゃったわね…

ヒートアップしすぎたかしら…

 

そして…私にかかっていた学園祭のテンションと言う名の魔法が解ける…

目の前にはたくさんの観客…

 

私は自分で顔が見る見る真っ赤になるのを感じた…

耳まで熱い…

 

「あ…は…は…」

 

「ん?どうしたのじゃ?主?そんなに顔を真っ赤にして…」

 

「マスター?」

 

「聖?」

 

「お姉ちゃん?」

 

「ふえええええん!恥ずかしいよぉ!!」

 

私は舞台から駆け出してその場から逃げ出す…

 

「あ!お姉ちゃん!」

 

皆が舞台袖に入ってから精霊に戻って追いかけてくる…

ごめん皆!お願い!今は放っておいて!

はずか死ぬ!

 

 

 

………

 

……

 

その夜…学園祭の閉めとしてレッド寮の前でキャンプファイアーが行われた…

どうにか恥ずかしさから抜け出した私だったが…

ノリノリで明日香さんとジュンコと一緒にハーピィレディ3姉妹をやっていたももえに

無理やり連れ出されてしまった…

 

「さあさあ!ハーピィ・レディ3姉妹とわれ等が黄昏の姫、ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアですわ~♪」

 

「写真撮りたい人はどうぞ~」

 

…昼間逃げたらしいけどジュンコとももえもノリノリじゃないの…

ていうか…写真!?

 

「「ちょ、ちょっと写真はやめてよ!」」

 

私と明日香さんの声がハモる…明日香さんも流石にいやよね…

そんな私達の言葉も虚しく、男子生徒達がぞろぞろと群がって写真を撮っていく…

 

「流石です…可愛いです…」

 

男子生徒に混じって大量にシャッターを切っているのが居た…

シェキナ…貴女…どさくさにまぎれて何してんのよ…

 

『マスターの可愛らしいコスプレをしっかりと記憶だけでなく形として残しておこうかと思いまして!』

 

いつものことだけど…人間の姿で直接脳内に…

 

まあいいわ…他の皆は?

 

『マヤはあっちでクロノス先生やら校長先生と酒盛りを…

 

クロノス先生はお酒強くないのかすぐ倒れました…』

 

…マヤ…加減しなさいよ…

 

『リオンと幽鬼はまた屋台回りに行きました、射的に金魚すくいやるんだ!と意気込んでました』

 

…うんあの二人は問題無しね…シェキナも楽しんできていいのよ?

私の写真ばっかとってないで…

 

『何をおっしゃいます!私の楽しみはマスターだけですようぇへ、うぇへへへへ♪』

 

シェキナはにやにやしながら私をカメラで撮り続ける…

…すると…

 

「お!?さっきライブに出てた黄昏の姫のお姉さんか!?おーい!皆!こっちに

 

さっきのモデルみたいな黄昏の姫の美人姉妹が居るぞー!こっちも写真に撮ろうぜ!」

 

と、ラーイエローの男子生徒が言ったのを皮切りに、私たちの周りで写真を撮っていた人が一部

シェキナを取り囲んで写真を撮り始めた

 

「ちょ!貴方達!邪魔!マスターの写真が撮れないじゃない!どきなさいよ!」

 

「クールで素敵なお姉さまだー!」「踏んでください!お願いします!」

 

…シェキナの周りに変態が群がってる…

…がんばってねシェキナ…

私はその場を後にする…

 

「あっ!マスター!どちらへ…マスター!マスタァァァ!…」

 

………

 

……

 

少し離れた角材が積んである場所に行く…

そこには…

丸藤君が座っていた…

 

「…(やっぱり君は本物のブラック・マジシャン・ガールだったんだろ…?

 

きっと…アニキやアネゴ…皆を楽しませるために…デュエルをしに来てくれたんだね…)

 

ありがとう…ブラック・マジシャン・ガール…」

 

多分丸藤君…独り言のつもりなんだろうけど…横にはしっかり居るわよ…

ブラマジガール…

 

『私も楽しかったよ♪素敵な時間をありがとね♪』

 

とブラマジガールは丸藤君のほっぺにチュッとキスをした…

わぁ…大胆かつロマンチック…精霊だから丸藤君が見えないのはちょっと残念かな?

 

「え!?…あれ?夢か…んなわけないよね!」

 

「どうしたの?丸藤君?何がそんなわけないの?♪」

 

「あ、アネゴ!?今一瞬世界が薔薇色になった気が…い、いや!なんでも無いッス!」

 

「ふーん?なんでもないの?」

 

私はニヤニヤ笑いながら丸藤君の顔を覗き込む…

 

「何でも無いったら何でも無いッス!」

 

「…ねえ丸藤君?」

 

「な、何スか?」

 

「今日のコスプレデュエルだけどさ?丸藤君が楽しみたかったってのもあるだろうけど…

 

私知ってるよ?最近セブンスターズとの対決ばっかりで皆の雰囲気重たくなってたから…

 

私たちを元気付けようとしてくれてたんだよね?」

 

「…あ~あ~…バレてたんスか…やっぱりアネゴには適わないッス…」

 

「ねえ…丸藤君?」

 

丸藤君が振り返る…

今は精霊の皆も居ない…

 

 

 

 

チュッ…

丸藤君の左頬に私の唇が触れる…

 

 

 

 

 

「…あ、ぁああああァアアアア、アネゴ…!?」

 

「ほんのちょっとだけど私からのお礼…♪」

 

「…ふにゃ~…」

 

バタンッ

 

あ…丸藤君倒れちゃった…ちょっと大胆すぎたかな…

でもほっぺにチューくらいならアメリカとかなら皆やってる…よね?

あれ?もしかして私とんでもないことしちゃったんじゃ…

 

「あっ!翔こんなところにいたのか!…ん?なんで倒れてんだ?」

 

十代が駆け寄ってくる…

 

「聖も一緒だったのか…翔どうしちまったんだ?顔真っ赤にして目ぐるぐる回してよ…」

 

「…しーらない…」

 

 

 

 

こうして、私たちの学園祭は幕を閉じた…

ちなみに丸藤君だが、倒れたときのショックでその夜の事を

忘れてしまったそうだ…でも、なんだかとっても薔薇色な夢を

見ていた気がする…とだけ言っていた…

良かった~…流石に覚えてられたらこっぱずかしくて顔合わせられなくなってたかもしれない…

このことは精霊達も聞き取れないくらい深い深い私の心の奥底にしまっておこう…

もしバレタラ…考えないようにしよう…




後書き
聖ちゃんはキスくらいなら挨拶だと思ってます…
ただそれは前世の異性経験のなさから来る
とんだロマンチスト思考を持っている為です
聖ちゃん…ほっぺにチューの破壊力を理解してませんから…
次回は…なんでしたっけ…ほら…ギャンブルの…
明日香さんのスカーフ窃盗した人でしたっけ…
ギャンブルデッキですか…友人の物を窃盗した相手に聖ちゃんはどういう対応を
するんでしょうね

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