前回の解説
お面をつけた白衣の変態がいた・・・・・
「あっ」
「どうかしましたか?なのはさん。」
「そういえばうちに忘れ物があったの忘れてた。取ってくるね?」
「わたしもついて行くよ、なのは」
「うん。それじゃついでにファミレスにでもよって、
お昼ごはんでも食べに行こう?それじゃいってきます」
「いってきます」
『いってらっしゃ~い(六課一同)』
「んで?つまりこの人はノーヴェのお父さんなのか?」
「まあ・・・その通りというか、何というか・・・」
「君なんぞに、お父さん、と呼ばれる筋合いはない!!」
あのままだとマジで管理局が呼ばれそうだったので、とりあえずノーヴェの父親には中に入ってきてもらった。それでもお面に白衣という異様な格好をしているからか周りの人からは奇異なものを見る目を向けられたがこの際もういい。
「というかなぜお面?しかも猫のお面。」
「ふふふ・・・知りたいかね?このお面の意味に・・・」
知りたかないです。
「このお面は猫!!つまり私は『猫を被っている』ということさ!!」
・・・・・・・・・ああ。この人俺並みなダメ人間なのか。
「やめてくれ・・・・・やめてくれドクター。頼むから。」
ノーヴェは羞恥のあまり両手で顔を隠してしまっていた。若干半泣きである。
「とりあえずドクター(笑)さん。コーヒーがこぼれて白衣についてますよ?」
「おっと、本当だ。ノーヴェのパパとして恥ずかしくない格好をしなければ」
と言って白衣を脱ぎだし、どこからかまた白衣を取り出して着た。
パパさん、パパさん。隣りを見て?あなたの娘さんが羞恥で死にそうですよ?
「君にパパと言われる筋合いはない!!」
「この人めんどくせぇ」
めんどくさい。異様にめんどくさいよこの人。なんだこの会話。
「ドクターいいから帰ってくれ。すぐに帰るから。」
「ドクターじゃなくてお父さん、もしくはパパと呼べと言っているだろう!!」
「お父さん、もしくはパパ!!娘さんを僕にください!!」
「やらせはせん!!やらせはせんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「おいコラ神代!!話しをめんどくさくするな!!」
「面白くてつい・・・てへっ」
ここまできたら暴走するところまで行くのが神代流だぜ。
「あの~お客様?他のお客様のご迷惑になりますのでもう少しお静かに。」
「黙りたまえ!!これはうちの娘の将来にかかわることなのだよ!!」
「そうだそうだ!!ここからいかに面白くするか、
・・・・・それがお笑い芸人の見せ場だろうが!!」
「お二人とも話が噛み合ってないのですが・・・・・」
「ぬぅ!?やはり君みたいなやつにうちのノーヴェは任せられん!!
娘に近づく害虫は駆除だ!!駆除!!覚悟するがいい!!」
「上等ですよ!!俺の真の力!!今こそ開放するときです!!」
2人で通路側に逸れ戦闘態勢に入る。一方、ノーヴェはというと・・・。
「・・・・・もう勝手にしてくれ」
もうあきらめて外の空を眺めており悟ったような表情が愁いを帯びていた。
『いくぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
「アナタ?何してなさるのですか?」
・・・・・・・・え?
メキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキ!!
「いだだだだだだっだだだだだだだだだだだだっだだだだだ!?!?」
見るとノーヴェ父の後ろには薄紫色の髪の毛をした大人っぽい女の人が
ノーヴェ父の肩をつかみあげていた。というかこっちに聞こえるまで軋む音が半端ないんだけど?
折れるんじゃね?ノーヴェ父、マジ泣きなんだけど?
「ウ、ウーノ!?なぜここに!?」
「ウーノ姉!?」
「2人とも見えなくなってしまったので探しに来たんです。
それとノーヴェ?私のことはお母さん、もしくはママと呼びなさい?」
「あの~えっと・・・・・?」
ウーノと呼ばれた女性はノーヴェ父を後ろに放り投げるとこちらに素晴らしい
笑顔を向けてきた。何故だろうか?この人の笑顔がなんか怖いんだけど。
「どうも初めまして。ノーヴェの母親をやっております。
ウーノ、と申します。以後お見知りおきを。」
「あっ、これはこれは、ご丁寧にどうも。神代優斗、といいます。」
「神代さん、この度は申し訳ありません。うちの夫がご迷惑をおかけしました」
「わ、私は間違ったことはしていな『グシャッ』ぐぴゃ!?」
何故かウーノさんの後ろからおよそ人体から出てはいけない音と
ノーヴェ父の苦しげな悲鳴らしきものが聞こえた。
「支払いはこちらで済ませますのでこれで失礼させていただきます」
ウーノさんはモザイクがかかってそうなノーヴェ父を担ぐとこちらを再度見て
「ああ、それと」と付け足す。
「うちのノーヴェが欲しいのなら頑張ってくださいね?この子頑固ですので」
「ちょ!?ウーノ姉!?」
「お母さんと呼びなさい。それでは失礼します。」
そういうとウーノさんが去っていきノーヴェも後に続く形でついていく。
・・・・・ああ、忘れてた。
「ノーヴェ!!またな!!」
俺がそう言うと、ノーヴェは顔を真っ赤にして走り去ってしまった。
恥ずかしがり屋なんだな。可愛い奴め。
「ふ~ん?随分と仲がよさそうだったね?」
「ホント。まるで恋人みたいだよ」
「え~?そうか?それに俺に・・・・・・は・・・・・?」
後ろに首をギギギギと向けると・・・・・。
「なのはさん?フェイトさん?・・・なぜここにいらっしゃるので?」
「忘れ物ついでにお昼ごはんにしようと思ってここに寄ったら」
「ユートがそれはもう仲良さそうにしてたのを見かけたんだ」
俺には見える。2人から発せられる圧倒的オーラが。
「・・・・・お2人とも?何か怒っていますかね?」
「なんで?なんでわたし達が怒らなくちゃいけないのかな?フェイトちゃん」
「ホントだよね、なのは。怒ってなんかないよ?ユート。ふふふふふふ」
・・・・・・・・・・・・・・
今の俺にできることはただ一つしかなかった・・・・・
「すいっませんしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
土下座だけだった。
「ノーヴェ」
「・・・なんだよ母さん」
「ふふふ。頑張りなさい。」
「なにをだよ!?」
「ふふふふふ」
「・・・・・・・・・・ふんッ」
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これからどうしましょう!!