かなり投稿するのが遅れてしまいました。
時間をどうにかしないと・・・・・・・・ヤバイ!!
というわけでどうぞご覧下さい。
前回の解説
俺はお前と、一緒にいたい
あの後のことを簡潔に言ってしまえば全速力で逃げた。
逃げる理由?管理局の連中が来たからに決まってんだろ?
もし捕まったりでもして見ろ。我が家の悪魔と死神が何して来るか分かったもんじゃないからな。
そうして何とかノーヴェと共にノーヴェ父とウーノさん近くの公園へと避難したという訳だ。
涙を流してノーヴェの無事を喜び、ノーヴェを抱きしめるウーノさん。
俺とノーヴェ父はそんな光景を微笑ましく見ていた。
ノーヴェ父は何やら言いたそうにしていたが、聞かなかった。
言っていいのか迷うレベルの話なんぞはしたくもないからな。
俺はノーヴェ父にあとを任せ、帰路についたのであった。
家へと帰り、幸せに暮らしたのだった。
な~んて思ってた時期が僕にもありました(笑)
『・・・・・・・・』
無言。
家についた俺を待っていたのは、出迎えてくれたフェイトとの無言の空間。
ちなみに悪魔は買い物に向かったらしい。ご苦労様である。
・・・・・・・・あれ?なんだこれ?
せっかくシリアスな感じなアレが終わったと思ったからテンションMAXまで上げていこうと思ったのに・・・・・・ホントなんだコレ。
俺が逃げるようにしてテレビを点けようとしたら
「・・・ユート、面白い番組なんてやってないよ?」
要約すると「黙ってソファに座ってろ」ということである。
『・・・・・・・』
マジで何だ。何なんだよこの空気。
なんかいつの間にかフェイトが隣りに腰掛けてるし・・・・・・。
アレか?やっぱりここは男から率先して話しかけていったほうがいいのか?
でも失敗したらもっとアレなことになりそう・・・というかなる。絶対。
俺なんかやったっけ?そりゃ結構マズイことはしたけど流石にまだばれてないだろう。しっかり俺とノーヴェに対するトラウマは埋め込んできた。問題ない。
じゃあなんだ?なんでフェイトとこんな空気になってんだよ。
トン
「フェ、フェイト!?」
俺が自分のしでかしたことを必死に思い出していると、すぐ隣りで座っていたフェイトが俺の肩に頭を預ける形で乗せてきた。
フェイトは先ほどとはまた違った意味で狼狽している俺を見ながら話しだす。
「・・・・・心配だったんだよ?」
「えっと・・・何が・・?」
言葉の意味を分かりかねている俺に気にせずフェイトは続ける。
「昔、ユート、学校の女の子に告白されたこと・・・・・あったよね。」
「・・・よく覚えてるよ。そうそう忘れられる話じゃないからなアレ。」
それは地球の中学校でなのは達と通っていた時の話。
いつも通りに学校についた俺となのはとフェイトとはやて。
教室に向かおうと下駄箱のふたを開けた瞬間、ヒラリと下駄箱の中から出てきたもの、それはラブレターだった。
あの時のなのは達は怖かった。ホントに怖かった。
俺が必死に弁解の言葉を全く聞かない3人。
『別にダメ人間がどこで誰に告白されようとも気にしないし。
というかどうでもいいし。
勝手にしてくれって感じだし。
むしろ肩の荷が無くなって清々したし。
良かったね、これでダメ人間からゴミ人間に進化できるよ?
良かったね。本当に良かったね。
これでお別れだね。さ・よ・う・な・ら!!』
怖かった。
冗談抜きで怖かった。
なんであそこまで全員一度も噛まずに全く同じセリフ同じタイミングで言えるんだ。
はやてなんて関西弁になってなかったからな。
というか、ダメ人間からゴミ人間って確実に進化じゃないよね?
むしろ退化していってる感じだよね?ゴミ箱あさってそうな勢いだよね?
まあ、当然そのラブレターの送り主の女子に告白されたが断った。
その後は、なのは達のご機嫌取りにとんでもなく労力を使った覚えがある。
「怖かったよなぁ・・・。」
「ユートが悪いんだよ?私たちの気も知らないで・・・。」
そういって体をさらに密着して来るフェイト。
密着して来ることによってフェイトから女性特有の柔らかさと何とも言えない匂いが漂ってくる。
「あ、あの・・・フェイトさん?くっつき過ぎではないでしょうか?」
「嫌じゃないでしょ?この変態。」
「ぐッ!?」
こんにゃろう・・・・・・・・嫌なわけないだろうが!!
デレか!?デレなのか!?まさかのデレ期突入なのか!?
「フェ、フェイト・・・・・お前」
「・・・・・ユート」
顔をゆっくりと、しかし確実に近づけてくるフェイト。
そう、思えば苦節・・・・・・・・・・何年だっけ?
・・・・・・・・まぁ、いっか。
散々なじられ、いたぶられ、ツンツンの嵐だった。
こちらから愛を示しても返ってくるのは、ツン・オンリー。
やっと、やっと俺の努力が報われる日が来たんだ!!
「ユート・・・・・・・」
「フェイト・・・・・・」
そうして俺は近づくフェイトの目を見つめ合わせ、お互いの吐息が感じ取れるほど近づき、唇を・・・・・。
唇を・・・・・
くち・・・・・
あの・・・・・
フェイトさん?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・目ェ怖いです。
「聞いてもいいかな?ユート。」
「は、はい!!な、なんでしょうか!!」
フェイトから本能的な恐怖を感じ取り、ソファから飛び去り、尻餅を付きながらも上擦った声で返事をする。
フェイトはいたって笑顔である。
それはもう初めて見た人が一目惚れをしてしまうのではないか、というくらいの笑顔。
しかし長年一緒にいる幼馴染の俺からしたらそれは恐怖を感じるだけの笑顔だ。
「今日ね、私となのは。ユートの行った遊園地に行ったんだ。」
「え!?」
驚いている俺に笑顔(恐)を向けながらフェイトは続ける。
「それでね?たっぷり遊ぼうかな、って思ってついてみたら管理局の調査員たちがいっぱい居てね?見て聞いた話によると誰かが【聖王城】、ボロボロに壊したらしいんだよ。」
「へ、へ~?そ、そ、それは知らなかったな~。」
「中でボコボコで気絶していたのが管理局の偉い人の息子さんで、いろいろ違法なことをやってたらしいし、ちょうどいい切っ掛けだから逮捕したんだ。」
「・・・・・・」
フェイトはソファから離れ、こちらに四つん這いの格好でジリジリと近寄ってくる。俺もそれに比例して後ろに下がっていく。
「名前はタロウ・タナカ。魔導師ランクはAAA+。かなりの実力者のハズなのに凄いボコボコにされてた。しかもその城には何故かAMFが大量に展開されていてタロウ・タナカはその影響を受けないように設定されていたけどその設定の中に組み込まれていたのはタロウ・タナカだけ。つまり相手はAMFの影響をモロに受けていたってことだよね?」
「・・・・・・うぅ。」
笑顔(恐)で説明しながら近寄ってくるフェイト。
俺は俺で下がりながらその説明に泣きそうになってきた。
「それなのにその相手は10階、つまり最上階にいるタロウ・タナカがいる所にまで天井の壁を破壊しながら進んで、魔力が完全に制御されているはずなのにタロウ・タナカを叩きのめしたタロウ・タナカも事情聴取でブルブル震えるだけで
何も答えようとしない・・・・・・・・・ねぇ、ユート。」
「は、はひッ!?」
後ろに下がろうとするが壁に阻まれてしまい下がれない。
フェイトはもう目の前。
神は死んだァァァァァァァァァァァ!!!
「ユートだよね?」
バレテルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!?
「でもね?ユート。私はそんなこと、微塵も気にしてないんだよ?
どうせユートのことだから理由があってのことだと思うし・・・・。」
「フェイト・・・・」
フェイト、分かってくれるのか!?
やっぱりフェイトは俺のことを・・・・・
「誰ト一緒二イタノカナ?」
ふぅ・・・そんなことないよなぁ。
「ドウセマタ、マタ他ノ女トイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャァァァァァァァァァァ!!!」
「フェイトさん!?キャラが完全にぶっ壊れていますよ!?」
頭を振り乱しながら立ち上がり、叫ぶフェイト。キャラが分からなくなってきた。
【イチャイチャ】がゲシュタルト崩壊しそうだ。
「バルディッシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
≪・・・・・・・・≫
「ユート、安心シテネ?ユートハ一生私ノ、私ノォォォォォォォォォ!!!」
「フェイトさぁぁぁぁぁん!?頼むからバルさん振り上げないでぇぇぇぇぇぇぇ!?」
ガチャ
「な、なのはが帰ってきたぞフェイト!!ストップストップ!!」
「・・・・・・・・・・チッ」
舌打ちしないでください。フェイトさん。
「たっだいま~。見て見てフェイトちゃん、ユー君!!」
なのはがリビングのドアを開けてハイテンションで入ってくる。
しかし俺とフェイトの目線はそのなのはの右手で掴んでいるものに集中されていた。
「ほら見てよ。子供、ゲットだぜ!!」
『・・・・・・・・・・え?』
どうだったでしょうか?
次からはついにあの幼女の登場です!!