アルドノア・ゼロ 忠義は主君と共にあり 作:砂岩改(やや復活)
これはまだフィア達が地球に行く前の話
火星本星、城の一室でのんびりと過ごしているアセイラム姫とその侍女エデルリッゾがいた。
「暖かいですねぇ~」
「はい、ジャパニーズコタツと言うらしいですよ」
「ジャパニーズコタツですか!暖かくて動きたくありません~」
アセイラムは猫が乗り移った様にゴロゴロとするエデルリッゾを見ながら微笑むと時計を見る。
時計は11時40分を指し新しい年までまもなくだ。
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「はぁ…疲れた……」
そんな時、フィアは仕事を済ませ眠気を感じながら暗い廊下を歩く…アセイラム姫親衛隊を預かる身、年最後の日だろうが忙しい。
年始めの行事は動けないレイレガリア皇帝の代わりにアセイラム姫が執り行う…護衛を行う者として逆に忙しい日でもある。
親衛隊との打ち合わせ、書類整理、警備配置再確認など行っていたらこんな時間である…出会った当初は優しいお姫様だったが日に日にしっかりしてきてフィアは思わず嬉しくなる。
(これが母性本能だと言うのか?)
そんな事を考えながらアセイラムの部屋の前を通ったフィアはまだ灯りがついているのを見た。
(こんなお時間まで…)
いつも時間通りのアセイラムにしては珍しいと思い部屋の扉を開けるのだった。
「姫様、こんなお時間まで…どうなされたのですか?」
「フィア!ちょうど良い所に!!」
アセイラムはフィアの姿を見て喜ぶとコッチコッチと手招きコタツに誘導する。
その隣でエデルリッゾは安らかに眠りっていた…
フィアはアセイラムに呼ばれるが恐る恐るコタツに移動するとその前で止まる。
「あの…姫様……どうすれば?」
「この布団に足を入れるのですよ」
「足を?……ホゥ……」
フィアは少し警戒しながら足を入れる…するとほっとするほど心地よい温度に思わず変な声が出た。
一気に気が抜けたフィアを見てアセイラムは微笑み思わず頭を撫でる。
「ひ、姫様!!何を!?」
「すいません、あまりにも可愛くて…」
「かわっ!!」
アセイラムの言葉にフィアは顔を紅くする。
いつも餓えた狼のように敵を狩るフィアもこう言った表情をするのだな…とアセイラムは微笑みながら思う。
フィアと出会い騎士と主と言う関係で共に過ごしてきたがそんな関係のせいかお互いの事は余り知らない。
(よく考えたら…フィアに助けて貰ってばっかり……)
「フィア!肩を揉んであげますよ!」
「えぇ!それは流石に…いけません!姫様!」
「もう!私の言葉が聞けないのですか?」
「う……」
あまりにも抵抗するフィアだがアセイラムは楽しそうしフィアはその言葉に流石に抵抗が出来なくなった。
「いつもお世話になってますから…こういう時は恩返しさせてください…」
「…すいません」
「フフフ…フィア……"すいません"では無く"ありがとう"ですよ…」
「ありがとうございます…」
「はい、よく出来ました…」
いつもと違うフィアを見てアセイラムは笑いながらソッと思う。
(いつか…騎士としてでは無く友達として……居られる時が来るのでしょうか……)
穏やかな空気の中、眠るエデルリッゾの寝息を聴きながらフィアは静かに目を閉じる。
(この様な時間が何時までも続けば…どんなに幸せだろう…)
ただ何も無く笑い合う世界…そんなものを夢見ながらフィア…は静かに微笑むのだった。
騎士と姫の微かな一時、しかし二人にとってはかけがえのない……そしてお互いに近づけた大切な一時であった。
みなさん!
あけましておめでとうございます!!砂岩でございます。
今回はフィアとアセイラムの日常エピソードと言うことで書かせて頂きました。
受験のため本格的に書けなくなりますが皆様の暖かいお言葉に感謝の念を抱きつつ頑張って行きたいと思います。
ではでは…それでは改めて!!あけましておめでとうございます!!
フィ「あけましておめでとう…これからも姫様のために精進する所存だ…よろしく頼む……」
伊奈「これからもフィアと僕の恋愛劇もよろしく……」
フィ「な!!///」