遊戯王ARC-V―奇術師と呼ばれたデュエリストのセカンドライフ― 作:えんとつそうじ
レッドアイズデッキはかなり思い入れがあるので、入れたいギミックが多々ありすぎて、それでバックが薄くなりすぎたりと、まあいろいろ苦悩しながらもデッキいじりにはげんでいるという次第です。
さて、こんな話はここまでにしておいて今回のお話は、まあ特にこれといって特徴的な話はなくただのデュエルの経過なのですが、あえていうなら、なぜ主人公がペンデュラム召喚を使えたのかという軽い説明回ですかね?
だからつまらないかもしれませんが、もしそれでもよろしいならば暇つぶしにでもお読みください。
LDS本部コントロールルーム。ここは、いずれ来るであろう融合次元の侵略のために零児が作戦指令室として密かにLDSの地下に作った一室であり、舞網市全域で行われているデュエルの状況、召喚反応などを全て監視できるようになっている。
LDSの講師であるマルコが件の襲撃者に襲われ、行方不明になってしまったことを聞き、LDS理事長の赤馬日美香とレオ・コーポレーション社長である赤馬零児の2人は、遊勝塾から急ぎ戻り、事件の詳細を部下から聞くために急いでここまでやってきたのだ。
そして事件の報告を全て聞き終えた彼らが、部下を交えて今後の対応を話し合っている最中、それは起こった。
「――――社長、巨大な召喚反応を感知しました!」
突如上がってきたその報告に、ざわめく室内。だがそんな中でも零児は冷静に対応して部下に聞き返した。
「場所は?」
「遊勝塾です」
「なんですって!?」
驚きの声を上げるのは、日美香。だが、それも仕方ないだろう。日美香は先ほどもまで生徒たちと共にその遊勝塾にいたのだから。そんな場所からそのような召喚反応が出てくるなど驚くなという方が無理というものだろう。
「落ち着いてください、母上。それで?その召喚方法と使用者は特定できるか?」
「はい。召喚方法はペンデュラム召喚。そしてその使用者は
――――『クオン・遊灯』となっております」
その部下の報告に、零児は今度こそ驚きで目を瞠るのであった。
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クオン
LP:4000
手札2枚
場:ブラック・マジシャン(攻撃力2500)
魔装邪龍イーサルウェポン(攻撃力2300)
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ペンデュラム召喚。
本来その創始者である遊矢と赤馬零児以外に使用することができないはずのその召喚方法をクオンが使用したことにより、場内は騒然とするが、それを成し遂げた当の本人であるクオンはそんな彼らの様子に何をいうこともせずに、ペンデュラム召喚で呼び出した自身のモンスターを見て満足げな笑みを浮かべる。
「ふむ。ぶっつけ本番でやってみましたが、案外上手くいくものです」
そんなどこか暢気なクオンの言葉に、いち早く我に返ったものがいた。遊矢だ。
目の前で自分と零児しか使えないはずであったペンデュラム召喚を、なぜか義兄が使って見せたことへの驚愕でしばし呆然としていた遊矢であったが、我に返るといったいどういうことだとクオンに詰め寄った。
「ま、待ってくれよ兄さん!?な、なんで兄さんがペンデュラム召喚を使えるんだ?あれが使えるのは俺と赤馬零児しかいないはず」
遊矢のその言葉に、クオンはいつもと違い必死な様子の弟の様子に、少し驚きながらもいつもの飄々とした笑みは崩さずに答える。
「え、ああ。そういえばそうでしたね。といっても私もこのカードを手に入れたのはここに帰ってきてからのことなんですけどね」
そういってクオンは話す。自身がこのペンデュラムカードたちを手に入れた時の出来事を。
「実は私がここに来たのはLDSの面々と遊矢たちのデュエルが始まる前のことでして。せっかくですから皆がどのくらい強くなっているかどうか別室で見させてもらっていたのですよ」
そして遊矢とLDSエクシーズコース主席の志島北斗とのデュエルの最中。遊矢がペンデュラム召喚を行った時に、その現象は起こったのだという。
「その遊矢のペンデュラム召喚に呼応するように突然私のデッキが光りだしましてね。何事かとデッキを確認してみたら、私のデッキに入っているカードの何枚かがペンデュラムカードとなっていたわけです」
「そんなことが……」
どこか信じられないとでもいうように呆然としている遊矢の姿に、クオンは遊矢にばれないようにそっとため息をつく。
「(まあ、遊矢の反応も仕方ありませんか。私も驚きましたしね。まさかあのようなことが起こるとは――――尤も心当たりがないわけでもありませんが」
クオンがその視線を自身の首元へと落とすと、そこにはクオンが遊矢と同じく遊勝から譲り受けたペンデュラム型のペンダントがぶら下げてあった。
「(あの時ペンデュラムカードと化したのは全て今ペンデュラムスケールにセットしている竜穴、竜脈の魔術師を始めとした遊勝さんから譲り受けたカード。それは遊矢の時読みと星読みの魔術師も同じだったはず。おそらく私たちがペンデュラムカードを手に入れたのは遊勝さんの意志が関係しているのでしょう……いったいあの人は何を考えているのですかねえ)」
クオンは今どこにいるかわからない義父に想いを馳せるが、しかし今はデュエルの真っ最中。ぼうっとしたままいるわけにはいかないと頭を振ってその考えを追い出すと話を続ける
「まあ、今のところそれは別にいいでしょう。デュエルを続けます。――――私はペンデュラム召喚に成功した魔装邪竜イーサルウェポンの効果を発動します。このカードはペンデュラム召喚に成功した時フィールド上のモンスター1体を対象に発動できる。対象にしたモンスターを除外する!」
「なッ!?」
「私はEMウィップ・バイパーを選択。行けイーサルウェポン!!」
クオンがそう宣言すると、イーサルウェポンの口から黒い球体が吐き出され、ウィップ・バイパーへと迫る。
遊矢はその効果に一瞬驚愕の表情を見せるが、しかし次の瞬間には歯噛みしながらもせめてもとウィップ・ヴァイパーの効果を発動させる。
「くッ!?なら俺はウィップ・ヴァイパーの効果を発動させる!このカードの効果により俺はイーサルウェポンの攻撃力と守備力を反転させる」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
魔装邪竜イーサルウェポン
攻撃力2300→攻撃力1600
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
イーサルウェポンの攻撃力を減少させたことを見て、クオンは僅かに感心したような表情を見せる。
「なるほど、せめてダメージを減らしにきましたか」
だが、それでもイーサルウェポンの効果を防ぐことはできず、遊矢のウィップ・バイパーはそのままイーサルウェポンの放った小型のブラックホールに吸い込まれ、フィールド上から除外されてしまう。
「くッ!?」
「それではバトルと行きましょう」
そういうと、クオンはイーサルウェポンの頭の上に飛び乗ると、イーサルウェポンはそのまま首の力を使いクオンをそのまま跳ね飛ばす。
そしてクオンはその反動を使い、フィールド上にある様々な障害物を足場に軽やかに移動していく。
その体捌きに、デュエルを見守っていた子供たち三人組から感嘆の声を上げる。
「うわー!!」
「すごい……」
「しびれる~♪」
その声援が聞こえてきたのか、クオンは笑みをさらに深めながら通りすがりにアクションカードを手にすると、くるくるとアクロバットな動きをしながらその場に着地する。
そしてクオンは自分が手にしたアクションカードを確認すると、自身の僕に攻撃の命を下す。
「それでは行きます。私はブラック・マジシャンでフレン・ドンキーに攻撃。黒・魔・導!!」
ブラック・マジシャンが魔力の波導をフレン・ドンキーに放つ。
遊矢はその攻撃をまともに受けるわけにはいかないと、咄嗟にその場を走り出しぎりぎりのところで1枚のアクションカードを手に入れるとそのまま発動する。
「させるか!俺はアクションマジック「回避」を発動。このカードの効果でブラック・マジシャンの攻撃を無効にする!!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
回避
アクションマジック
相手モンスター1体の攻撃を無効にする。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
するとフレン・ドンキーの周りを緑色の膜が広がり。ブラック・マジシャンの攻撃を弾き飛ばす。
その光景を見て遊矢のことを密かに応援していた柚子は喜びの声を上げる。
「やった!これでこのターンは遊矢のライフも……」
だが彼女の言葉はそこで止まってしまう。クオンがさらなるマジックカードを発動したからだ。
「ならば私もアクションマジック「ワンダーチャンス」を発動。このカードの効果により、このターン私のブラック・マジシャンはもう一度攻撃することができます」
「なんだとッ!?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ワンダーチャンス
アクションマジック
自分モンスター1体を選択する。そのモンスターはもう一度攻撃できる。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ブラック・マジシャンでフレン・ドンキーを再び攻撃します。『
クオンの宣言と共に、ブラック・マジシャンが再び魔力の波動をフレン・ドンキーに放つと、フレン・ドンキーは今度こそその場で消滅する。
「ぐあッ!?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
遊矢
LP:4000→3100
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
フレン・ドンキーが破壊された衝撃で思わず呻き声を上げる遊矢。だが、そんな遊矢に構わず久遠の攻撃は続く。
「続いて私は魔装邪竜イーサルウェポンで攻撃。『イービル・フレア』!!」
イーサルウェポンのブレスの攻撃が遊矢へと迫るが、そこで遊矢は1枚の罠カードを発動する。
「俺はこの瞬間、罠カード「
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
通常罠
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に、
その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃を無効にし、守備力の合計が対象のモンスターの攻撃力以下となるように、
デッキから「EM」モンスターを2体まで手札に加える。
このカードの発動後、次の自分ターンの終了時まで
自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「このカードは相手モンスターの直接攻撃宣言時発動できる。その攻撃を無効にし、俺は守備力の合計が攻撃してきたモンスター以下のEMモンスターを2枚まで手札に加えることができる。俺は「
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
効果モンスター
星2/水属性/魚族/攻 600/守 600
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は600ダウンする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分がモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は600ダウンする。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
効果モンスター
星2/風属性/鳥獣族/攻 900/守 900
(1):1ターンに1度、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
自身のモンスターの攻撃を利用して手札を増やした遊矢を見て、クオンは思わず感嘆の声を上げる。
「ほう、なるほど。一気に手札を増やすとはなかなかですね」
そうクオンはどこか楽しげに言葉を紡ぐと、自身のデュエルディスクに残りの手札を全てセットした。
「私はこれでターンエンド。――――さて、あなたのターンですよ遊矢?」
そうしてクオンは不敵に嗤った。
どうでしたでしょうか?一応ここまで話は考えているのですが、ここから先は一切考えていません(笑)
塾長のSEKKYOを丸パクリでもいいのですが、主人公と塾長のキャラが大分違うのでいろいろ変えなくてはいけないので、次回の投稿はまた機関が空くかもしれませんがご了承ください(おい)
それではありがとうございました。感想や誤字脱字の報告。そしてアドバイスなどお待ちしております。