夜はあっという間に過ぎていき、朝日が登り始めていた。
ここは人里のとある一軒家。そこには昨日住み始めた異世界のヒーロー達がいた。
マ「ふわ~あ、あ~よく寝た。」
大きな欠伸をして起きたのはマリオだった。マリオは起きるとまず家の中を見回した。昨日はスキマでつくなり3人ともすぐ寝てしまい殆ど見てないからだ。見回すと家の中は3人で過ごすにはちょうど良い広さの1ルームではあったが
マ(ガスや水道、電気は見たところ無さそうだな)
マリオはまあ何とかなるだろ、と思い今度は外へ出てみる。するとそこには
マ「うわ~。スゲー!!」
山の向こうから朝日がさし、幻想郷を照らしていた。その絶景はキノコワールドでも滅多にお目にかかれない。
マ(そうだ、ルイージ達にも見せよう。)
そう決めるとマリオは早速家に入り、
マ「ルイージ、ヨッシー起きろ!外がすごい絶景なんだ。」
ル「ん~?な~に~?」
ヨ「zzz」
ルイージは寝ぼけながらも起き上がる。
マ「起きたか、おはようルイージ」
ル「うん・・・おはよう、痛つつ」
マ「まだ痛むのか?」
ル「うん、まだ結構ね」
ルイージは体のあちこちを押さえながらマリオに近づく。
ル「で、絶景って?」
マ「外出てみろよ」
ルイージは痛む箇所を押さえながら外へ出る。
ル「うわっ!すごいね」
マ「だろ?さて後は」
マリオは家の方を見る。ヨッシーはまだ寝ているようだ。
ヨ「むにゃむにゃ、まだたべられます~」
マ「夢の中でも食ってるのかよ」
マリオは呆れながらもヨッシーを揺さぶって起こす。だが
ヨ「zzz」
マ「マジかよ、こうなったら」
するとマリオは大きな声で
マ「おーい、朝ごはんだぞー!」
すると
ヨ「朝ごはん!?」
一気に起き上がってきた。
ヨ「朝ごはん何ですか?ご飯ですか?パンですか?それとも肉ですか?」
マ「なんで朝から肉なんだよ!!ってやっと起きたかヨッシー」
ヨ「あ、おはようございます。ところで朝ごはんは?」
マ「お前を起こす為の冗談だ」
するとヨッシーは
ヨ「うわあああああああああ」
ショックのあまり絶叫するヨッシー、
マ「絶叫してないで外の絶景を見ろよ」
ヨ「え~、景色なんてお腹の足しになりませ・・
マ「いいから見ろー!!」
マリオに言われて渋々表にでるヨッシー、すると
ヨ「うわあ~、これぞまさに絶景ですね」
マ「だろ?」
景色を見終わると3人は家に戻り、今後について話し合うことに
ル「で、どうする?」
ヨ「朝ごはんを食べる」
マ「食べ物から離れろ!まず食べ物無いだろ」
ヨ「うわあああ
マ・ル「いい加減にしろ!!」 バシッ
バシッとツッコミをいれる
ル「で、本当にどうする?」
マ「確か紫が詳しく説明するとか」
とその時
紫「ご機嫌よう、朝からにぎやかね」
スキマから上半身だけを出した紫が呼び掛けてきた。
マ「お前はいつもベストタイミングで出てくるよな」
紫「あら、そうかしら」
ル「あの~、詳しい説明は今日してくれると言ってくれましたよね?」
紫「ええ、言ったわよ」
ヨ「じゃあ早速お願いします。」
紫は分かったわと言い、話し始めた
紫「じゃあまず最初に、あなた達は何か特技がある?」
マ「急にいわれてもな、ん~まあ炎を使うことかな」
ル「僕は料理かな?」
マ「特にお菓子作りは得意だよな」
ル「まあね」
ヨ「私は食べ
紫「分かったわ」
紫はヨッシーの話を断ちきると別の質問をした。
紫「あなた達、今何を持っている?」
紫が持ち物の話をしてきたのだ。
マ「俺はこのウルトラハンマーだな」
ル「僕は何も持ってないね。コインもブロックも使っちゃったし」
ヨ「私も何も持ってませんね」
紫「そうよね」
紫が何故か笑みを浮かべていた。マリオ達にはその意味が分からなかった。
マ「でも何でこんな質問を?」
紫「正直に言うと理由は2つよ。一つは人里に住みたかったら自分達で働いて稼ぐ必要があるからよ」
ヨ「何ですとー!?」
マ「そういうことか、なら大丈夫だな」
ル「うん、そうだね」
紫「どういう事?」
するとマリオとルイージはお互い目を合わせる。2人はもうどうするか決まっているみたいだ。
ヨ「え?何をするんですか?」
マ「それはな」
ル「お菓子屋を開くんだよ」
ヨ「ええー!?」
そうマリオ達はお菓子屋を開くつもりなのだ。それには紫も驚いていた。
ヨ「最高じゃないですか」
紫「正直予想外ね、でも何で?」
それにはルイージが答えた。
ル「僕らキノコワールドでもお菓子に関わる事をしていたことがあるんだよ。だからちょうど良いと思って」
マ「まあ、1つ問題が」
ヨ「何ですか?」
マ「材料だよ」
すると紫が待ってましたと言わんばかりに何かをスキマから取り出した。
紫「そういう事ならマリオ、これはどう?」
紫が取り出したのは1つの、?模様の描かれた袋だった。
マ「それはアイテム袋!!」
ヨ「それってマリオパーティ専用の・・」
ル「でも何でそれが?」
紫「私がアイテムショップで買ったのよ」
なんと紫はキノコワールドのアイテムショップで買ったと言うのだ。
紫「でもそれは私が少し改良してあるわ」
マ「一体どんな?」
紫「それはなんとあなた達が今まで使ったアイテムならいくらでも出せるのよ」
マ「何ー!?」
ル「てことは兄さん、ついにチートする気か!?」
ヨ「うっわー、最っ低ですねこの中年親父マリオ」
マ「そこまで言うかよ!!」
ルイージとヨッシーがマリオにチート野郎と言っていると
紫「まあ落ち着いて、別にパワーアップアイテムじゃなくても食材もでるのよ」
マ「そうか、「おかしのもと」や「ハニーシロップ」も出せるのか」
紫「そういう事よ」
マリオ達が納得していると紫が
紫「じゃあこれで後は大丈夫かしら」
ヨ「大丈夫だ、問題ない」
ル「わざわざありがとうございます。」
そういうと紫はスキマに帰ろうとした。その時マリオが
マ「なあ、何で俺達にここまでしてくれるんだ?こんなチートみたいなアイテムまで」
紫「元はと言えば私が原因を作ったようなものだし、当然よ。それに・・・」
マ「それに?」
紫「何でもないわ、それと後1つ」
マ「なんだ?」
すると紫は目付きを変えてこう言った。
紫「あなた達がアイテム使い放題でも、幻想郷の住民は強いから気をつけてね」
マ「ああ、分かった」
紫はそう言うとスキマで帰っていった。
マ「じゃあみんな、これから頑張って行こうぜ」
ル・ヨ「オオー!!」
ここは幻想郷のとある場所。
?「紫様、本当にマリオ達にあの袋を?」
紫「そうよ、藍」
藍と呼ばれた少女(式神の妖獣)は心配そうに聞いた。
藍「しかし、もし彼らが私達を敵と見なしたら」
紫「大丈夫よ、彼らは私達と霊夢達を信用している。だからぶつかる事はないわ。それより、監視の方をしっかりね」
藍「分かりました。」
藍はそう言い去っていった。
紫(さて彼らはアイテムも使ってで何処までやれるか、お手並み拝見ね)
毎回深夜の投稿でスミマセン。忙しいものでして。ついに10話目の投稿になりました。いつも見てくださってる皆様ありがとうございます。
今回は内容が殆ど進みませんでした。スミマセン。
次話はいよいよ新しいキャラも出てくると思います。皆様これからもよろしくお願いします。
余談 メープルシロップとおかしのもとはペーパーマリオRPGが元ネタです