配管工+αの幻想冒険録   作:宮古ヨッシー

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天空の決闘 序章

3人は空へと真っ直ぐに進んでいき、地面がどんどん遠くなっていく。

天候は快晴、霧雨、強風の3つがごちゃ混ぜになった最悪の天候だった。

 

「おいおい、最悪だな。この天気。」

 

帽子が飛ばないように抑えながら飛んでいるマリオが口を開く。

 

「しょうがないわよ、3人一緒にいるんだし。」

 

天候の悪さに少しイライラしながら答える霊夢。

 

「へへ、そうだな。ん?おい、あれなんだ?」

 

魔理沙が何かに気付き指を指す。2人は言われた方を見てみる。すると何やら赤い霧のようなものが雲の中に集まっている場所があった。その霧は雲の中からさらに上へと向かっているみたいだった。

しかし、問題はそれだけではなかった。

 

「でもあの霧って・・・」

 

「ええ、そうよ。」

 

「ああ、間違いないぜ。」

 

3人共霧について何か気がついたみたいだ。その気がついたこととはなんと

 

「あれは霧じゃなくて(気)よ。」

 

「それも私達からも出ているぜ。」

 

そうあの霧の正体は(気)だったのだ。

 

「でも気を集める事なんてできるのか?」

 

マリオの疑問は最もだった。少なくともキノコ王国では(気)というもの自体見ることさえ出来ないからだ。

 

「分からないわ。でも気が集まっている事は真実よ。だからまずはあそこに行く、それだけよ!」

 

霊夢の一言に魔理沙とマリオは頷く。そして3人はさらに速度を上げて空へと向かう。

一気に進み、3人はとうとう雲の中へ突入した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何処だ?ここ。」

 

「恐らくここは玄雲海、前に紫から聞いた話じゃ地上と天界の境目らしいわ。」

 

「こんなところ初めて来たぜ。」

 

「それはここは人の来る所ではありませんからね。」

 

「「!?」」

 

「誰?」

 

突然声がしたと思うと3人より先にある雲から誰かが飛んで来たのだ。その姿は飛ぶというより舞うという感じだった。

 

「私は永江衣玖と申します。竜宮の使いをしています。」

 

衣玖と名乗り羽衣をまとった少女は3人の前に降り立つ。

 

「あなた、何か知ってるわね。」

 

「この感じ、やはり人間じゃないぜ。」

 

(何でここでも少女が・・・)

 

「私は異変を伝えに飛び回っているだけです。(気)を集めているのは私ではありません。」

 

「じゃあ誰なのよ!それに異変のって・・」

 

霊夢は声を荒げながら聞く、衣玖はそれにも落ち着いて答える。

 

「気を集めているのは恐らくあの方です。そして異変とは災害、つまり大地震の事です。」

 

「「「大地震!?」」」

 

大地震という言葉を聞き、驚く3人。

 

「そうです。ですから帰って防災の準備をしたほうが・・・」

 

「そんな事で引き下がるわけないでしょ!!だったら私がその原因を退治するわ。」

 

そう言って武器のお祓い棒を取り出す霊夢。魔理沙も八卦炉を取り出し構える。

衣玖はしょうがないですねと言い、全身に雷をまとう。

すると突然マリオが

 

「なあ霊夢、魔理沙。ここは俺に任せてくれないか?」

 

「!?、どういう事よ。」

 

マリオの突然の意見に驚く霊夢。

 

「いや、この上に原因があるなら戦い慣れてるお前達が行って解決するのが一番早いと思ったからだ。ここで時間を使ってもし大地震に間に合わなかったら意味ないだろ?」

 

「確かに・・・」

 

マリオの考えに納得する霊夢と魔理沙。そして

 

「じゃあ頼んだわよ。」

 

「へへ、死ぬなよ。」

 

「はは、多分な。」

 

そう言うと霊夢と魔理沙は衣玖を無視して先へと進む。だが衣玖は

 

「総領娘様の所へは行かせません。」

 

雷を霊夢に向けて発射したのだ。

霊夢達はそらを確実に避けていく。さらにマリオが

 

「おっと、そうはいくか。」

 

ファイヤーボールを使って雷を相殺したのだ。衣玖はこれ以上の追撃は無意味だと分かると標的をマリオへと変える。

 

「あなたも人間ですね、よく雷雲の中へ来れましたね。」

 

「まあ、雷はカートやビリキューで慣れてるからな。」

 

「成る程、よくは分かりませんが、しかし私には総領娘様を守る任務もあります。なので」

 

衣玖はそう言うと雷をまとうだけでなく羽衣も手に取り構える。

 

「ここは全力で行きます。」

 

それを見たマリオもハンマーを構える。

 

「マントで飛びながらのハンマーは初めてだが、まあやってみるか。」

 

こうして雷を使う永江衣玖と炎を使うマリオがついにぶつかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして天界

 

「やっと着いたわ。」

 

「ふう、遠かったぜ。」

 

天界に到着し一安心する霊夢と魔理沙。だが霊夢はすぐにあることに気付く。

 

「そこにいるのは誰かしら?」

 

霊夢が声をかけたほうを見ると誰かが出てきたのだ。出てきたのは青のロングヘアーに青を基調としたワンピース、さらには橙色の剣を持った少女だった。

 

「あんたね、今回の異変の犯人は」

 

「ええ、そうよ。」

 

その少女は霊夢達に近づいていく。

 

「私は比那名居 天子、あなたが博麗の巫女ね。」

 

「私を知ってるの!?」

 

「だってあなたに来て欲しくてこんなことしたのよ。」

 

なんと天子は霊夢に来て欲しかったので今回の異変を起こしたと言うのだ。それには霊夢もお怒りだった。

 

「あんた、ふざけてるの!?」

 

だが天子は気にすることなく話を続ける。

 

「だって天界暇だもん。」

 

「そう、じゃあ今から退治してあげるから覚悟しなさい!!」

 

一気に戦闘体制に入る霊夢。

 

「ふふ、そうこなくちゃね。」

 

天子も緋想の剣を構える。

 

「おいおい、私を忘れないでくれ。」

 

魔理沙も自分も戦うと言わんばかりに八卦炉を構える。

 

こうして天界でもついに決闘が始まった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回の元ネタ、マリオの会話に出てきたビリキューですが原作はスーパーマリオ64です。その後マリオパーティーシリーズでミニゲームのキャラやアイテムとして登場しています。

また、本来は妖怪の山を登っていくんですが今回は直接飛んで行くことにしました。
原作と違うと思います、スミマセン。
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