マリオと衣玖side
ガンッ キンッ ボボボボッ バチバチバチ
「くっなんの。」
「おや、思ったよりやりますね。」
衣玖とマリオの戦いはほぼ互角だった。衣玖は雷属性の弾幕を放ちマリオを翻弄する。マリオはファイヤーボールやハンマーで防いでいく。
「では次行きますよ。「魚雷」雷雲魚遊泳弾」
衣玖は宣言をし構える、そして両手から1つの雷の弾を打ち出す。マリオはそれを確実に避ける。
だが、
「ん?何だ。」
なんとかわしたはずの雷の弾が再びマリオに向かって飛んで来たのだ。
するとマリオは今度はハンマーで防ごうとはぜずに、着けていたマントを突如外す、
そしてそのマントで雷の弾を防ぎ跳ね返した。それには衣玖も驚かずにはいられなかった。
「まさかあのマントで防がれるとは、ですがマントを取ればあなたは飛べないはずです。」
「確かにな、でもマントだけじゃないぞ。」
マリオは既に落下し始めていたが焦ることなくアイテム袋に手を入れて何かを取り出す。だがなんと使う前に雲海に落ちてしまった。
(あら本当に落ちたわ、しかし呆気ないわね)
衣玖はそう思い背を向けて天界へと戻ろうとする。しかし、
「ふ~、まじで危なかったな。」
「!?」
落ちたはずの雲海から声がした。衣玖は驚いて振りかえる。そこには帽子から兎の耳を生やしたマリオがいた。
「まさかこのアイテムも入ってたとはな、お陰で助かったぜ。」
「まさかその耳で飛んでいるとは・・・信じられないですね。」
「バニーマリオっていうんだ。ニンジンを使う事で変身できるんだ。」
マリオは兎耳をピョコピョコ動かしながら飛んでいる。そしてハンマーを構えて
「まだまだこれからだ、行くぞ!」
「ええ、かかってきなさい!」
再び2人がぶつかる。
「おらっ」 ブンッ
「ッ」 キンッ
マリオのハンマーを衣玖は両手で持った羽衣で防ぐ。そしてそのまま雷を流す。マリオはハンマーに感電する前に引き距離をおく。だが衣玖は羽衣を右腕に巻く。するとまるでドリルのような形状となり鋭く回転し始めた。
「「魚符」龍魚ドリル」
そのドリルをマリオに突き刺そうと距離を詰める。マリオはそれを兎耳でキャッチする。
「くっ、思った以上に強力だな。」
「まさかあの耳が飛ぶ意外にも使えるとは・・・」
マリオはこのままでは負けると思い右手に炎を込める。そして耳で抑えたまま炎を放つ。
「「炎符」ファイヤーボール」
炎が衣玖に命中する。衣玖はドリルを止めてすぐに炎を払う。早めに払ったお陰でそこまで傷にはならなかった。
「あなた、人間なのにこんなに強いのね。」
「霊夢や魔理沙もとんでもなく強いぜ。」
「それは恐らく真実みたいですね。だったら早く助けに行かなければ。」
すると衣玖はいままでより遥かに強力な雷をまとう。
「これで終わらせます。「龍魚」竜宮の使い遊泳弾」
衣玖は周りに大量の雷を放出する。その雷はまるで渦を巻くように放出され隙が何処にもない。
「これはまずいな、俺も一気に行くぞ「超炎」ミックスフラワー」
マリオは両手に炎を込めると真一点に大量のファイヤーボールを集めて1つの大きな火の玉をつくる。
「ウオオオオオ」
「ハアアアアア」
巨大な火の玉と大量の雷がぶつかり合う。そして巨大な爆発が起こった。
「くっ」
「うわっ」
お互い吹き飛ばされる、すぐに立て直すもお互い傷を負っておりこれ以上無茶は出来そうにない。
「ハアハア、ここまで出来るとは。すみません総領娘様、助けに行けそうにありません。」
「俺ももう無理だな。後は霊夢達次第か。」
とその時、
なんと今まで天界に集まっていた霧が一斉に無くなったのだ。
「これってまさか・・・」
「やったみたいだな、あの2人。さすが異変解決者だ。」
衣玖とマリオは結果が分かると天界に向かって飛んでいった。
少し遡り 霊夢・魔理沙VS天子
「さあ、かかってきなさい!地上の人間なんか一捻りよ。」
天子は自信ありげに言ってくる。魔理沙はイライラしているが霊夢は顔色1つ変えていなかった。
「じゃあ遠慮なく行くぜ!」
魔理沙は箒に乗って一気に距離を縮める。そして右手に魔力を込める。
「「星符」メテオニックシャワー」
飛びながら星形の弾幕を打ち出す。天子は逃げることなく緋想の剣を地面に突き刺す。すると天子の周りの地面が隆起しまるで壁のようになり、弾幕を防ぐ。
「どう?私の力は」
「まじか、これは思ったより強いぜ。」
魔理沙は一旦離れる。すると今度は天子から攻撃を仕掛ける。
「「地符」不譲土壌の剣」
天子がもう一度地面に剣を突き刺す。すると刺した所から次々と地面が盛り上がっていく。魔理沙は飛んで避ける。だが天子はすぐに次のスペカを使う。
「「天符」天道是非の剣」
天子は赤い気をまとうと剣を向け、飛んだ魔理沙に一気に突っ込む。
「うおっヤバイぜ。」
魔理沙は高速で飛んで避ける。しかし天子は空中からも同じスペカを使い魔理沙を追撃する。何とか回避したかに見えたが少し当たっており地面に着地する。
「くそ、私としたことが。」
魔理沙は当たったことが悔しかったらしく歯をくいしばっていた。一方天子は
「これが天人の力よ。どうかしら、地上の人間さん。」
天子は勝ち誇った感じで声をかける。だが魔理沙はフッと笑みを浮かべる。
「へへ、でも勝つのは私だぜ。」
「ふん、強がっても意味無いわよ。」
天子は更にスペカを使う。
「これでとどめよ。「全人類の緋想天」」
天子は溜めた(気)を一気に放出する。魔理沙は八卦炉を構えるとそれを受けてたつ。
「「恋符」マスタースパーク」
魔力と(気)がぶつかり合う。お互い全力を出し合う。だが徐々に天子が押し始める。
「さあ、どうする?」
「くっ。(へへ、だがこれでいいんだぜ)」
そしてついに天子が押しきった。魔理沙も直撃は避けたものの傷を負っていた。
「これで私の勝ちね。」
「いや、そうとは限らないぜ。」
「?どういうわけよ。」
天子には魔理沙の言ってる事が理解出来なかった。だがすぐにそれに気づく。
「「霊符」・・・」
天子が気づいた時にはもう遅かった。振り向くと既に霊夢がスペカを発動していた。
「夢想封印」
霊夢から幾つかの光の弾が出てきて天子を包む。
そして
「よし、お仕舞い。」
「また霊夢に美味しいとこ持っていかれたぜ。」
「でもあんたの注意を引く作戦のおかげで早く勝てたのよ。半分は魔理沙の頑張りよ。」
霊夢と魔理沙は負けた天子の近くで話していた。天子は気を失っていた。
後気がつくといつの間にか(気)が見えなくなっていた。
「あいつを倒したからか?」
「恐らくね。」
とその時
「霊夢ー、魔理沙ー。」
聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「マリオ、無事だったのね。」
「やるな、マリオ。でもお前、その耳何だよ」
マリオに兎の耳が生えていたことに驚く魔理沙。マリオはアイテムの1つだと説明し、何とか理解してもらえた。
一方天子の方でも
「総領娘様、ご無事ですか?」
「衣玖、負けちゃったけどいい暇潰しになって楽しかったわよ。」
「総領娘様、全くあなたのワガママでどれだけ周りに迷惑がかかったと・・・」
「あーあーきーこーえーなーいー。」
衣玖はハアとため息を1つつくと霊夢達の方に向かう。
「この度はすみませんでした。総領娘様にはきつく言っておきますので。」
「別にいいわよ、でもあんたも大変ね。」
「もう慣れましたので。」
衣玖はお詫びの記しにと天界の酒を持ってきた。霊夢達はありがたく受けとると
「じゃあ終わったしもう帰るわよ。」
「ああ、そうだな。」
「はい、是非また来て下さい。」
「今度はルイージ達も連れて来るよ」
霊夢達は来た道を真っ直ぐに帰っていった。
この後衣玖のお説教が二時間にも及んだらしい。
地上では天気はすっかり元通りとなっており時間も夕方だった。博麗神社では居候?の萃香も入れて四人で天界で貰った酒で宴会をし、盛り上がった。
こうして天界の異変は終わりを告げた。そしてまた新たな異変が起ころうとしていた。
ここはとある場所、
そこにいたのは二人組の者達だった。
「おい(??)、姫の言ってた事は本当なのかよ。マリオ達が行方不明ってこと。」
「ああ、本当だ。間違いない。もう1、2週間は見てないそうだ。だから俺達がこうして探しているんだろ。」
「まあ、半分はお礼のコインだけどな。」
その者の言葉にまあそうだがと納得する(??)。
「で、これからどうするか?クッパのとこにもデイジー姫のとこにも居なかったし。」
「しょうがないから、今日はここらで宿とって寝て、明日決めよう。」
「そうだな。」
二人はそうと決めると宿を探しに行った。
はたしてその2人とは・・・・・・
今回の元ネタ、ニンジンとバニーマリオはスーパーマリオランド2 6つの金貨が原作です。