配管工+αの幻想冒険録   作:宮古ヨッシー

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登場 四季のフラワーマスター

マリオside

 

「あなたが噂の強者、マリオね。」

 

「まあ確かに俺はマリオだが・・・お前は?」

 

「私は風見幽香、妖怪よ。」

 

幽香と名乗った女性は日傘を閉じて挨拶をする。マリオもとりあえず挨拶を返す。そして来た理由について聞いてみた。

 

「クッキーを買いに来たのか?」

 

マリオはクッキー屋のお客だと思ってそう質問する。すると幽香は

 

「いいえ、違うわ。」

 

とクッキー屋のお客ではないと否定するとここへ来た目的を話した。

 

「突如幻想入りした強者のあなたに頼みがあってきたのよ。」

 

「頼み?」

 

「そうよ、よかったら私の家で話したいんだけど、今からいいかしら?」

 

幽香の理由に少し悩むマリオ。だが答えはすぐに見つかった。

 

「別にいいぞ、ちょうど暇だったし。」

 

マリオはあっさりOKをし、2人は幽香の家へと向かった。

 

 

 

 

 

少女・おっさん移動中 ←(もう突っ込む気なし)

 

 

 

 

幽香か連れてきた場所にマリオは言葉を失っていた。そこは見渡す限り一面の向日葵畑だった。

 

「凄いな・・・」

 

「ここは太陽の畑と言って私の一番のお気に入りの場所よ。」

 

幽香はマリオに説明すると太陽の畑から更に奥へと進んでいった。

 

「おい、何処まで行くんだ?」

 

「もうすぐよ。」

 

そして着いたのは何もないただ広い草原だった。

 

「ここよ。」

 

「でも家らしきものは何もないぞ。」

 

家に案内すると言われたのに周りに何もない事に疑問を覚える。

そしてマリオはもう1つの疑問をぶつける。

 

「後、お前の頼みって?」

 

「それはね・・・あなたと戦う事よ!!」

 

「何だって!?」

 

幽香の頼みとはなんとマリオとの決闘だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「一体どういうことだよ?」

 

マリオは思ってもみなかった頼み事に驚きを隠せなかった。幽香は冷静にそして笑みを浮かべながら話す。

 

「そのまんまの意味よ。あなたは幻想入りしてからあらゆる実力者を倒してきた、更には博麗の巫女とも引き分けた。そんな強者と戦わない訳にはいかないじゃない。」

 

「いや、でもよ・・・」

 

マリオは正直言って戦いたくはなかった。今まで戦ってきたのはすべて成り行きであって、自分から望んだ決闘は1つもないからである。

更にマリオは風見幽香という人物はタダ者じゃないと気配で感じていたからなおさらだ。

 

「悪いけど俺は戦う気はないぞ。」

 

マリオは幽香との決闘を拒否する。だが幽香はマリオを意見を無視して強行策にでる。

 

「そう、だったら。」

 

幽香は開いていた日傘を閉じてその先端を地面につく。すると周りから植物のようなものが出てきて2人を囲み、まるでドームのようになった。

そのドームは相当頑丈らしく簡単には出られそうにない。

 

「これで私と戦わないわけにはいかないでしょう?」

 

「なるほど、お前を倒さないと出られないってわけか」

 

「そういうことよ。」

 

マリオはしょうがないかと思うとハンマーを取り出して構える。それをみた幽香も日傘を持ち先端をマリオに向ける。

 

「・・・でルールはどうするか?」

 

「それは勿論、ルール無用のガチバトルよ。」

 

「まさかスペルカードルールも無しか?」

 

「ええ、当然よ。」

 

それを聞いたマリオはハンマーを握る手を一層強める。なぜなら少しでも気を抜けば本当に命を落とす危険があるからだ。

 

「(こうなったらやるしかないか)いくぞ!!」

 

「せいぜい楽しませてね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「炎符」ファイヤーボール」

 

マリオはまずは様子見にと火の玉を連射する。すると幽香は閉じた日傘を剣のように振るい火の玉をすべて弾く。

 

「こんなんで倒せると思ってるの?ならこっちから行くわよ。」

 

幽香は地面を思い切り蹴って一気に距離を詰める。そして持っていた日傘をマリオの頭上めがけて振り下ろす。マリオはそれをハンマーで防ぐ。だがあまりの衝撃に耐えきれずそのまま片膝をついてしまう。隙ありと幽香はマリオの腹に膝蹴りを入れ、吹っ飛ばす。

マリオは吹っ飛ばされてドームの壁に打ち付けられて倒れる。

 

「ゲホッガハッ。くそ、マジで強いな。」

 

蹴られた所を片手でさすってなんとか起き上がる。だが受けたダメージは大きく顔をしかめている。その一方幽香は笑みを浮かべていた。

 

「あら、中々タフね。普通の人間なら即死よ。」

 

「人間じゃなくてもただじゃ済まないだろ。」

 

マリオは何か秘策はないかと考える。だが幽香はそんな暇を与えず、次々と攻撃を仕掛ける。でもマリオもジャンプやダッシュで避け、ハンマーで防ぐ時もただ防ぐだけでなくわざと後ろへ吹っ飛ぶことで衝撃を減らしていった。

そんな攻防がしばらく続いた。

 

「守ってばかりじゃ勝てないわよ。」

 

幽香は余裕の表情だった。しかし一向に避けてばかりのマリオにイライラしていた。そして

 

「いい加減にしなさいよ。」

 

と怒りの声を漏らした。するとマリオは避けるのを止めて幽香に振り向く。

 

「分かったよ。秘策も思いついたし、そろそろ本気で行くぞ。」

 

マリオはアイテム袋から7つの星型の宝石を取り出し、その中から銅色の宝石を手に取り掲げた。

 

「「星石」ムキムキボディ」

 

するとその銅色の宝石が輝きだし、その光がマリオを包む。そして輝きがおさまると赤と青のオーラをまとったマリオがいた。

 

「これで思い切りいけるぞ。」

 

さっきとはまるで気配が違うマリオに驚く幽香。だがすぐに余裕の表情に戻り

 

「何をしたかは分からないけど、問題ないわ。」

 

と言い最初の時のように地面を蹴り一気に距離を詰める。そしてマリオめがけて日傘を振り下ろす。マリオはそれをなんと最初と同じようにハンマーで正面から受け止めた。

 

ガッキーーーーーーーーーン

 

日傘とハンマーがぶつかり合うとあまりの衝撃に空気が振動し、ドームも揺れる。そして

 

「うおおおおおおおっ」

 

「!?」

 

なんとマリオが押し返したのだ。幽香は押し返されたがなんとか体制を立て直す。

だが押し返された事が信じられなかった、それも人間に。

 

「一体どうなっているのよ。」

 

「ムキムキボディには一定時間攻撃力と防御力を底上げする効果があるんだ。それに今のハンマーにはガツ―ンナグーリのバッジをつけていたんだ。」

 

「ガツ―ンナグーリ?」

 

「簡単に言うとハンマーの威力を上げる事ができるんだ。(まさか3つも付けたのにほぼ互角になるとは・・・幽香ってやつ、相当やばいやつだな。)」

 

マリオの説明が終わると幽香は少し黙っていた。だがなぜか笑い始めたのだ。

 

「あはははは、そうよね。これくらいはやってもらわないとつまらないわよね。」

 

そう言うと幽香はさっきより強力な殺気をだす。マリオも身構える。

 

「あなたいいわね、これならもっと楽しめそうね。」

 

(何で笑ってられるんだよ、恐ろしいな・・・)汗

 

そして再びフラワーマスターと配管工がぶつかる!!

 

 

 

 

 

 

 

 




今回の元ネタ ムキムキボディ、ガツ―ンナグーリはペーパーマリオRPGが原作です。

今更ですが今回のマリオたちはFP(フラワーポイント)やBP(バッジポイント)、スターポイントなどは特に制限がないものとしています。
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