配管工+αの幻想冒険録   作:宮古ヨッシー

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決着 四季のフラワーマスターと配管工

風見幽香とマリオの決闘は更に激化していた。

 

幽香は先程よりも日傘に妖力を込めている。その威力は地面に亀裂を入れるほどだった。

マリオも身体能力やハンマーの威力を上げて迎え撃つ。

それでも総合的な力は幽香が上だった。だがマリオはスピードを生かした戦闘スタイルで幽香を翻弄する。

 

「フフ、こんなに楽しい戦いはひさしぶりね。」

 

「俺は全然楽しくないぞ...」

 

キンッ

 

再び日傘とハンマーがぶつかる。幽香は更に連続で叩き込む。マリオもそれをハンマーですべて抑える。

何度も打ち合いになり、そしてつばぜり合いになる。すると2人はお互い相手を押した反動で後ろへ下がり距離をとる。

 

「そろそろ本気でいくわよ。」

 

すると幽香は日傘をおき、なんと素手で突っ込んできたのだ。マリオにはなぜ武器を捨てるのかと思ったが理由がすぐに分かった。それは...

 

ヒュッ ガン

 

「っあぶねえ。」

 

幽香は右拳で殴りかかった。それも先程とは比べ物にならないスピードで。マリオは間一髪ハンマーで防いだ。だがあまりの速さに驚きを隠せなかった。

 

「日傘がないほうが強いじゃん!!」

 

「あれ、結構重いのよ。でもこれでスピードも負けないわ。」

 

幽香はもう片方の拳で殴りかかる。マリオはしゃがんでなんとか避ける。そしてそのまま一回転してその振り向き様に殴る。

 

「スピンアタック!」

 

幽香はバックステップでかわす。そして再びマリオに殴りかかる。マリオもハンマーではなく拳で迎え撃つ。

 

お互いの拳と拳がぶつかり合う。

 

その衝撃でお互いに吹き飛ぶ。幽香はすぐに起き上がり攻撃を仕掛ける。一方マリオはアイテム袋から何かを取り出した。

 

(これにかけてみるか...)

 

 

幽香の拳がマリオに襲いかかる。確実に決まったと幽香は思ったが殴った感触がどこか変だった。

 

(ん?思ったより硬い。どういうこと?)

 

幽香はマリオを見て驚いた。なんとマリオの全身が鋼色になっていたからだ。

 

「「鋼化」メタルマリオ」

 

マリオはメタル帽子をかぶりメタルマリオになったのだ。

 

マリオは幽香の腹を蹴り、突き飛ばす。

幽香は突き飛ばされるもなんとか持ちこたえる。そして再び攻め込む。マリオも負けじと迎え撃つ。

 

その後も本気の風見幽香とメタルマリオがぶつかり合う。戦況はほぼ互角であり両者一歩も譲らなかった。

 

だが長期戦になるに連れて疲労困憊となってきた。

 

さっきから全力で何度もぶつかり合っているのでお互い体力をかなり消耗していたのだ。

 

「ハァハァ... ...」

 

「まさかこの私をここまで追い込むとは。やはりあなた、やるわね。」

 

幽香は体力を消耗しているこの段階でも戦いを楽しんでいた。そしてもう長くは続かないと分かっていた。

 

「そろそろけりをつけるわよ。」

 

そう言うと幽香は先程置いた日傘を持ち、その先端をマリオに向ける。

 

「いくわよ、元祖マスタースパーク!!」

 

すると日傘の先端から極太のレーザーが放出される。マリオはなんとか避ける。放出された後を見るとドームに穴が空いていた。

 

(魔理沙のよりかなり強いな。)

 

幽香は今度こそは逃がさないとさっきのより力を込める。マリオには避け続けるだけの体力が残っていなかった。だから幽香の攻撃を迎え撃つ。

 

「「奥義」マリオファイナル!!」

 

マリオは両手から巨大な火の玉を放つ。

 

そしてレーザーと炎がぶつかり合う。

 

「うおおおおおっ。」

 

「はあああああっ。」

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辺りは煙が立ち込めていた。幽香の作ったドームは跡形も無く吹き飛んでいた。

煙が次第に晴れていくとそこには2つの影があった。

 

「いててっ、危なかった。」

 

マリオはボロボロになりながらも無事だった。帽子を持ってホコリをはたく。

そしてもう1つの影も...

 

「まさかこうなるなんてね。」

 

幽香も無事だった。マリオほどボロボロにはなってないもののあちこち傷はできていた。

そして幽香はマリオに近づいていく。

 

「ありがとう、久々に楽しかったわ。」

 

幽香はマリオにお礼を言い手を差し伸べる。

 

「もうこんなガチバトルはゴメンだけどな。」

 

マリオはその手を掴む。

 

こうしてフラワーマスターの風見幽香とヒーローのマリオとの一騎討ちは幕を下ろした。

 

「またやりましょうね。」

 

「もう嫌だよ!!」

 

マリオはボロボロになった体で帰っていった。

 

(帰って寝よう、もう今日は無理だ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルイージside

 

結局人里に帰ってきたルイージとポンプ。昼ご飯は人里の食堂で適当に済ませていた。そしてこれからどうするかについて考えていた。

 

「う~ん、結局里に帰ってきちゃったね。」

 

「そうデスネ、それにしてもさっきの爆発は一体?」

 

ルイージ達が里に入る少し前に遠くで大きな爆発が起きていたのだ。その時の2人は原因について知るよしもなかった。

 

「これからどうしようか。」

 

「そうデスネ...」

 

何も決まらないままひとまず人里をぶらぶらする事にした2人。

その2人を物陰からこっそり覗いていた少女にその時の2人は全く気がついていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨッシーside

 

「次は何処に行きましょうか?」

 

ヨッシーは紅魔館を出発したのち、新たなるグルメを求めて迷走していた。

どうしようかと悩んでいた時、ふと空を見上げた。すると

 

「ん?あれはなんでしょうか?」

 

ヨッシーが何かを見つけた。そらは空の向こうに何やら穴のようなものがあったのだ。

 

「もしかしたら新たなグルメが...」

 

ヨッシーは行く当てもないし、折角だから覗いてみようと思い、羽を生やして空の穴に向かって飛んでいった。

 

そしてこの後ある意味最大の異変が起きようとは誰も思わなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回も投稿までにしばらくかかってしまいました。スミマセン。皆さま気長にお待ち下さい。

今回の元ネタ、スピンアタックはスーパーマリオギャラクシーより、メタル帽子はスーパーマリオ64より。
メタル化はメタルキノコ(マリパ)や緑ブロック(スマブラ)でもなれる。あるキャラはパワーフラワーでもなれる。
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