以前も言ったように私がいいと思ったキャラ同士のコラボがメインとなっております。
そして自分の妄想も入っております。本当に駄文だらけですがゆっくり読んでいって下さい。
三組のある夜の集まり(上)
月明かりが夜を照らす
現在の時刻は夜中の10時頃。里の人間なら誰もが就寝している時間だ。
だが妖怪達にとってはまさに今が活動時間だ。そしてとある館では...
「悪いわね二人共、わざわざこんな時間に来てもらって」
ある部屋で1人の妖怪が来客達を招いていた。その妖怪とは誇り高き吸血鬼にして紅魔館の主、レミリア・スカーレットだった。彼女は2人に向かいのソファに座るよう促す。
「いえ構いませんよ。私も夜には慣れてますので」
「俺も夜は嫌いじゃないぜ」
ソファに腰を下ろし、そう答えたのは怨霊も恐れる覚妖怪にして地霊殿の主、古明地さとりとキノコワールドからやってきた赤い帽子の配管工、マリオだった。
何故夜なのかと言うと、本来こういう集まりは昼に行うのが普通だが吸血鬼は日光に弱く昼間はほとんど活動しない。その為に日光の無い夜に集まったのだ。
「一度はやってみたかったのよね、こうやって姉(兄)同士で談笑するのを」
「それには俺も同感だな。幻想郷の住民の貴重な意見も聞けるし、いっs...」
「『一石二鳥だ』...確かにそうですね。私も他人と話をするという事は滅多に無いので」
「あら、流石ねさとり。相変わらず見事な読みだわ」
「そう言ってくれる方がいるのはうれしいですね」
さとりの能力を称賛し早速談笑に花を咲かせる3人。後、何故今回この3人が集まったのかと言うとそれは3人にはある共通点があったからだ。
「それにしても、フランも楽しそうね」
レミリアは何人かが遊んでいるような賑やかな声が響いてくる外へと目を向ける。外には元気に走り回る3人の影が見えた。無邪気に笑いながら走り回るのはレミリアの妹、フランドール・スカーレットとさとりの妹、古明地こいし。そしてその2人を追いかけているのはマリオの弟、ルイージだった。
「あら、こいしもあんなに笑って」
「ルイージは大変そうだな(笑)」
そう、この3人にはそれぞれ妹(弟)がいるのだ。今回はレミリアの提案により集まる事となった。本来は古明地姉妹だけの予定だったのだが、マリオにも弟がいる事が分かったので急きょマリオ兄弟も参加となったのだ。
3人が外の妹(弟)の事を考えているその時コンコンと部屋の戸をノックする音が聞こえた。レミリアが一声掛けるとこの紅魔館のメイド長である十六夜咲夜が紅茶とクッキーを持って入室してきた。
「失礼します。お嬢様、紅茶が入りました」
「ありがとう咲夜そこに置いといて」
レミリアはテーブルを指差しそう言うと、咲夜は「はい」と一言。そしてティーカップに紅茶を注ぎ、3人の前に置いていく。その手さばきは見事なものだ。流石は紅魔館のメイド長といったところか。
「ありがとうございます。咲夜さん」
「ありがとうな」
「いえ。ではさとりさんにマリオさんごゆっくりと。それでは皆様、失礼します」
咲夜は一礼すると3人の目の前から姿を消す。突然消えたものだからマリオは目をぱちくりさせていた。レミリアとさとりは既に咲夜の能力を知っているので驚いているマリオが少し可笑しく見えた。3人は咲夜の入れた紅茶に口をつけ、クッキーをいただく。紅茶を一口口にとその香りが鼻を通して全身に伝わるのが分かった。またクッキーはサクッとした歯ごたえとほどよい甘さが紅茶に合いより美味しく感じられた。
「あっこのクッキー美味しい!」
「当然よ。何せ咲夜が作ったクッキーだもの。美味しいに決まってるわ」
「後で作り方教わっていいかな」
「別にいいと思うわよ」
(ヤベェ、俺のクッキーよりうめぇ。こりゃ負けたわ)
みんな咲夜のクッキーに絶賛だった。さとりは自分も教わろうと考えており、マリオはその味に完敗していた。咲夜のお茶菓子を嗜んだ3人は再び談笑へと花を咲かせる。
「全く、フランには困ったものよ。すぐに物を壊しちゃうし」
「まぁ...能力が能力ですからね...それを言うなら家のこいしも何かあれば私にイタズラしてくるんですよ」
「へぇ、どんなの?」
「急に後ろから驚かしてきたり、体をペロペロ舐めてきたり.」
「ブッがはごほっ」
突如何故かむせてしまうマリオ。それを見たレミリアは何を思いついたのか誰が見ても分かるくらいの悪い笑みを浮かべていた。恐らくまたよからぬ事を考えているのだろう。
「へぇ、で他にはどんなイタズラを?」
「いえ、これ以上は...マリオさんの理性が限界かと」
「ぷっ」
さとりもレミリアと同じ笑みを浮かべている。レミリアの心を読んだ事によりその企みが理解出来たのか、悪のりしてきた。二人の妖怪から責めらていれる今のマリオは冷静さを保つので精一杯といった感じだ。
「あ、あのなぁ俺を何だと思ってるんだよ?」
「え!?やだ、私を襲いたいだなんて...」
「はぁ!?」
「あら、マリオって以外に積極的なのね。」
「いや違っ...てかさとりっ!お前が言うと冗談に聞こえないんだよ!」
思わず叫ぶマリオ。まぁここまでおちょくってくる人(というか妖怪)は恐らくいなかったし取り乱すのはしょうがないだろう。レミリアはもう笑いを堪えきれないのかクククと声が漏れている。対してマリオは徐々に言葉が詰まってくる。この時マリオは口じゃ絶対にさとりには勝てないと本能で感じたそうだ。
「ククク、マリオって思ったより弄りやすいわね。」
「ええ、私もそう思います。」
「お前らなぁ...(汗)」
妹(弟)side
こっちでは姉(兄)達の話し合いとは違い、外で遊んでいた。なお夜の為フランも問題なく外に出れている。今の今までは鬼ごっこやかくれんぼなどをして遊んでいた。とはいっても鬼ごっこはほとんどルイージがする羽目になっていた。やはり吸血鬼の身体能力や無意識の力の前には歯が立たなかったのだろう。
「3人で遊ぶって楽しいね!」
「うん!」
フランとこいしは楽しそうに笑う。最近友達と遊ぶ機会がなかったそうだからより一層楽しいのだろう。でも一方でルイージはだいぶ体力を消耗しており息を切らしていた。いくら身体能力が高いとはいえ吸血鬼や覚妖怪の体力にはついていけなかった。
「ルイージさんもうバテちゃったの~?」
膝に手をついて息を切らしているルイージの顔を覗きこむフラン。その後ろにはこいしもおり、共に顔を覗かせている。男には正直羨ましい事だろうが今の息切れしているルイージは気にする余裕などなかった。
「じゃあさ、別なので遊ぼうよ。」
「う~んこいしちゃんが言うならいいよ。ルイージさんは?」
「うん。ボクも別にいいよ。」
3人はどうするか頭を悩ませる。遊ぶなら館の中でという考えもあったが出来れば体を動かして遊びたいという事から外で遊べるものにしようという事にはなった。途中マリオの叫び声が聞こえた気がしたがみんな特に気にはしなかった。
するとフランが何か思いついたのかワクワクした表情を見せていた。恐らく何かを閃いたのだろう。こいしとルイージもフランの意見に耳を傾ける。だがフランから出された遊びはルイージの背筋を凍らせるものだった。
それは弾幕ごっこ
ルイージは一瞬フランが何を言ったのか理解出来なかった。だが突如飛んできた弾幕によって嫌でも理解させられた。
「アハハ、楽しみだね♪」
ルイージが振り向いてみると、右手には弾幕を左手には炎の剣、レーヴァテインを持ったフランが笑っていた。その姿にルイージは既に命の危険を感じ、手が震えていただがそれだけではなかった。突然後ろからフランと同じくらいヤバい気配がしたのだ。恐る恐る見てみると。
「手加減はなしだよ、2人共♪」
満面の笑みを浮かべ、右手には包丁、左手には紫色の電話を持ったこいしがいた。
「「さあ、始めようよ!!」」
「うわああああああああああああああああああああ」
姉(兄)side
「さっきはすみません。少々冗談が過ぎました。」
「いや、もういいよ。」
一方こちらではマリオへの弄りは終わり、またまた談笑へと戻っていた。幻想郷での生活の事、またマリオのアイテムやキノコワールドの事についてなど様々だ。
「しかしお前らも大変だな。俺はてっきり幻想郷ってのは本当に楽園のようなものかと」
「そう甘くはないわ。異変を起こせば巫女が来るし、他の妖怪とも必ずしも仲が良い訳ではないわ。まぁ退屈しないからいいんだけどね」
「私も今はこいしやお燐、お空、他のペット達と楽しく暮らしているからたのしいけど、昔は辛かったわ。」
「そうか(ますます分からねぇな)」
「2人みたいに能力を気にせずに接してくれるのは本当にありがたいのよ。」
「当然でしょ?私達、友達なんだし。(てかマリオってさとりの事となると必死ね)」
「ああ、そうさ。」
2人は本当に気になってないみたいだ。その事はさとりにもわざわざ読まなくても伝わったようだ。
「2人とも本当に...」
と、その時だった。
突如外から爆音が聞こえた。ただごとじゃないと感じた3人は外へと飛び出していった。外に着いてみるとそこには体のあちこちに傷を作り泣きじゃくるフランにこいし。そして動かなくなったルイージがいた。3人は慌てて近づきそれぞれの妹(弟)に声を掛ける。なだめると2人は泣き止んだが動かないルイージは無反応だった。
「フラン、どうしたのよ?」
「こいしちゃんが殴った~」
「違うよ。フランちゃんが~」
「ルイージっしっかりしろ!ルイージ!!」
返事がない
どうやら3人で弾幕ごっこをしてみんなの攻撃がそれぞれ当たったのが痛かったのだろう。いくら妖怪とは言えど、まだまだ子どもなのだ。(約一名を除いて)
「すみません、こいしが...」
「いや、うちのフランも悪いから。」
2人は妹がした事に対してお互い謝っていた。やはり姉としての責任を感じたのだろう。とは言ってももっと大変な者もいるのだが。
「...まぁ何にせよフランに手を出したのは事実よね?」
「それを言うならこいしを泣かせたのはお宅よね?」
「てかお前ら、どう見てもルイージが一番悲惨だろ!!」
きんきゅうキノコで手当てをしたマリオが叫ぶ。マリオの言うことは最もなのだが2人は聞く耳を持ってなかった。それどころかスペルカードを構え、その鋭い目付きでさとりとマリオを睨むレミリア。だがその目は笑みが感じられた。まるでこの時を待っていたかのように。そして同じくスペルカードを取り出すさとり。さとりの目もやはり笑っていた。
「ああもうっ結局こうなるのかよ!」
そしてやはりマリオもスペルカードを手に待つ。マリオだけは楽しむというより嫌々といった感じだが。
3人は目に見えるくらいのとんでもない殺気を放つ。その殺気はこれから始まろうとしている激戦を予感させるには充分だった。
「楽しい夜になりそうね」
「恐怖の記憶(トラウマ)で眠るがいいわ」
「...Let's go」
そして3人の姉(兄)の深夜の決戦の火蓋が切って落とされた。
初の番外編、いかがだったでしょうか?マリオの心情については...ご想像にお任せします。(あれ?マリオってこんなキャラだっけ?)←こう思われた方、すみません。
番外編はネタが閃いたら投稿していくつもりです。
今回みたいに2~3話くらいをめどに終わる予定の物もあれば長編物もあると思います。 (長編はネタは思いついたのに書き下ろす元気がないです、すみません。)
では次回も楽しみにして下さい!