配管工+αの幻想冒険録   作:宮古ヨッシー

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 この物語はとあるマリオキャラが幻想入りしたらというもしもの話です。
・本編とは関係ありません。
・こちらも投稿ペースは不安定です。


「外伝」とあるクリボー達の幻想郷縁起
プロローグ


 異変とはいつも突然に訪れるものである。

 人里から少し離れた何もない場所から突如として出現したのは巨大な扉。その扉が開かれ、中から現れたのは二つの影。その姿からして明らかに幻想郷の者ではない事は容易に分かる。もしかしたら妖怪に似た種族が存在するかもしれないがそれはない。彼らの種族はとある世界にしか存在しないのだから。

 

 それは少し前に幻想郷に迷い混んできたマリオ達の故郷でもあるキノコワールドに生息している種族、『クリボー』である。

 クリボーとはその姿がキノコに似た種族であり、腕がない。だがどういう理屈か物を掴んだり投げたりなど、まるで腕があるかのように生活している。

 

 幻想郷に姿を現した二人のクリボーは、まるで初めて外国の地に足を運んだ観光客の如く物珍しそうに辺りを見回している。

 

「ふ~、遂に着いたね。ここが噂の幻想郷か~」

「まさか本当にあるなんてね、これはまさに歴史的大発見よ。とは言っても、この事を学会で発表出来ないのは残念ね」

 

 少し残念そうにしているのはヘルメットを被り、セミロングの金髪をポニーテールでまとめたクリボーの女の子、クリスチーヌ。彼女はこう見えて大学で考古学を学んでいる。ならば幻想郷に興味を持つのは無理もない。

 

「仕方ないよクリスチーヌ、もしこの事がキノコワールドで広まれば大騒ぎになるからね」

「ええ、分かってるわよクリオ。今回の目的はあくまで自分達の趣味の範囲であって、決して幻想郷の実在の立証ではない。デアールさんにもそう言われてるからね」

 

 クリスチーヌと共に幻想郷にやって来たのはクリオという青い帽子がトレードマークのクリボーの男の子だ。彼はマリオを通してクリスチーヌと知り合い、それ以降二人は共に行動する事が増えたのだ。

 では今回何故この二人が幻想郷へ来ることになったのか、それは昨日の事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 幻想郷。

 それはマリオ達の住まうキノコワールドとは全く別の場所に存在すると言われている世界。そこは忘れられた者達が行き着く最後の楽園と呼ばれている。

 キノコワールドでは学者達によって少なからずその存在が予想されていた。だがこれといった物証があるわけでもなく、あくまで空想の産物に過ぎないのだが。

 クリスチーヌもまた幻想郷については興味があった。だが実際に見た事はなく、正直存在しないと思っていた。

 

「う~ん、もしかしたらマリオが行方不明になったのは別の世界が関わってるんじゃないかしら?」

「へ? どうしたんだいクリスチーヌ、急に」

「だってマリオがいなくなってもう一ヶ月近くも経過してるのよ。なのに目撃情報が全くないなんておかしいじゃない」

「それで別の世界にいるんじゃないかって思ったんだね」

「ええ、その別の世界が幻想郷なら面白いんだけどね」

 

 二人は今、キノコ王国のとある図書館に来ていた。目的は考古学の勉強、そしてマリオについての情報。マリオ兄弟の行方不明はキノコ王国ではすっかり有名になっており、最近は死亡説まで出てくる始末。その情報はゴロツキタウンに住むクリスチーヌやクリ村に住むクリオの耳にも届いていた。

 そこでクリスチーヌは何とかマリオを見つけようと思ってクリオと共に調査を始めたのだ。

 

「でも仮に別の世界だったとして、どうやって探すんだい?」

「それならいい考えがあるわ。実は前にマリオに会ったときに教えてもらったんだけどね...」

 

 それはハザマタウンと呼ばれる様々な世界と世界を繋ぐ、こことは次元の違う街の事。以前にマリオが世界を救う為に利用していた事をクリスチーヌは聞いていたのだ。そしてハザマタウンへの行き方も。

 

「モドルドカン?」

「ええ、マリオがハザマタウンに行くときに使用していたそうよ。それがあればハザマタウンへ行ける、そうすればマリオの事が分かるかもしれないのよ」

「なるほどね、確かにやってみる価値はあるね。でもそのモドルドカンって何処にあるんだい?」

「きっとマリオの家にある可能性が高いわ。もうこうしちゃいられない。思い立ったが吉日、すぐに行くわよクリオ!」

「え!? ちょっ、待ってよクリスチーヌ!」

 

 こうして二人のクリボーは行方不明のマリオブラザーズを探すべく動き出した。

 

 

 

 

 

「ふむふむ、二人の事は分かったであ~る。しかし、よくここを見つけたのう。オヌシらの言う通り、マリオ達は別の世界にいるであ~る」

 

 やっぱりね、とクリスチーヌは呟く。

 ここはハザマタウン。二人はマリオの家でモドルドカンを見つける事に成功し、無事にハザマタウンへとたどり着く事が出来た。到着してからは住民にとにかく聞き込みを続け、この街の長老、デアールという人物を紹介してもらった。そして今はデアールの家にて、事情を説明しているところだ。

 

「それでマリオ達は何処に行ったか知ってるんですか?」

「ああ、知ってるであ~る。だがこの事は門外不出の情報、決して誰にも話さないというなら全てを話してやろう」

「ええ、内緒にするわ。だから教えて下さい、マリオ達は何処に?」

 

 デアールの口から語られた言葉に二人は驚くことしか出来なかった。それは存在さえも疑われていたあの幻想郷にいるというからだ。しかもデアールは幻想郷の創設者である八雲紫という人物と知り合いだと言うのだ。

 クリスチーヌは込み上げてくる興奮を抑えながらも話を聞いていく。

 

「ちなみに紫とは話がついていてな、しばらく彼らを幻想郷に置いておくそうだ。理由は分からぬが彼らも幻想郷を満喫しているから心配ないそうであ~る」

「ははは、流石マリオだ。どんな世界でも上手くやっていけるなんて」

「確かにそうね。ところでデアールさん、ちょっと無茶なお願いをしたいんだけど」

「オヌシの言いたい事は分かる、幻想郷にいきたいのだな?」

「はい、そうです。でもなんで分かったんですか?」

 

 目を見れば分かる、とデアールは話した。デアールも伊達に長く生きてきたわけではない、人の目を見れば何を考えてるかなど、何となく分かってくるのだ。デアールは悩んだ、こうも多くの者が幻想郷に入っていいのだろうか。それにあそこには妖怪が多く住んでいる、正直言って危険だ。だが何を言ったところでクリスチーヌは話を聞かないだろう、隣にるクリオもまた好奇心で目を輝かせていた。デアールはため息を一つつくと再び口を開く。

 

「分かった、許可しよう。紫にはワシの方から伝えておくから安心するであ~る。ただし、条件がある。それは」

「無理をしない事と幻想郷での出来事を言いふらしたりしない、そうですね?」

「お、おお。そうじゃそうじゃ。くれぐれも気をつけるのであ~る。特に妖怪にはな」

「分かりました、ありがとうございます」

「では出発は明日としよう、それまで準備をするなり休むなりするであ~る」

 

 二人のクリボーはそれぞれ準備に取り掛かった。

 

 

 

 

 

 

 そして今に至るわけである。

 二人は当てはないがひとまず進む事にした。今回の具体的な内容は幻想郷の探索、更にはものしりリストに幻想郷の事や人物をまとめる事。

 

「内緒にするならまとめるくらいは大丈夫よね」

「うん、オイラももっと知識を増やしたいからまとめるつもりだよ。それとマリオ達はどうする?」

「私考えたんだけど、マリオ達を探すのは今すぐじゃなくていいと思うの。確かにすぐに会えた方が何かと都合はいいと思う、でもやっぱり」

「自分達で見て聞いて感じたい、そうだよね」

「流石ねクリオ。それでいいかしら」

「もちろん、オイラも賛成だよ」

 

 それにマリオ達なら騒がしいところを探せばすぐに見つかるだろう、笑いながら話した。二人はそうと決まればと高まる気持ちを抑えつつ足早に進んでいく。幻想郷の地を歩んでる事が嬉しいのだ。

 ふと、二人の目に何かが映った。それは遠くにうっすらと見える紅色の何か、恐らくだが建造物だろう。これは早速幻想郷の住民に会えるチャンスかも、そう感じた二人は紅の建造物に向かって進み始めた。




 今回の主旨はクリスチーヌとクリオが幻想郷で様々なキャラと出会い、それをものしりリストにまとめていくという内容です。

例えば

 「妖精」
・最大HP15
・攻撃力 2
・防御力 0
・出現場所 いろいろ

・幻想郷には比較的多く生息しているキャラ。イタズラ好きな者が多く、よく人間を見かけては色々とイタズラを仕掛けている。力はないものの生命力はずば抜けており、何度でも復活出来る。

 とまあ、ざっとこんな感じです。HPなどはほぼ全て私の憶測で書いていきます。もし疑問やおかしな点、これはないだろ、などの声がありましたらご指摘お願いします。
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