「っち!」
目の前の奴ら(?)を見て思わず舌打ちが出てくる。
目の前には黄金の剣・白い何か猫っぽいもの・茶色い猫っぽいもの・金髪ツインテールの幽霊な女の子・なんかわからん青い本がいる(ある)。
今すぐ地球の裏へ瞬間移動してもいいが、その先まで追いかけられでもしたら非常に困る。
しょうがなく嫌々話を聞くことにした。
「ここまで来られたし、しょうがない。嫌々だが非常に気に食わないが話をきいてやろう」
「「「『そこまで言わなくても』」」」
「黙れ、まず剣からだ。他の奴は黙っていろ」
そして、剣が宙に浮きながら前に出て来る。
「私の名前はエクスカリバーと言い対城宝具型デバイスです」
「対城宝具、デバイスとは何だ?」
「えっと、対城宝具はマイスターがつけただけで私は尋ねたこともないのでわかりませんが、デバイスとは魔法を使うための解りやすく言うと杖です」
「杖?」
「ええ、魔法を補佐するための道具です」
「魔法ねぇ」
魔法にも種類があるし、俺の使う魔法は基本杖はいらないんだが。
そんなことを考えていると茶色い猫が
「あの、魔法と言うのは」
「黙れ、今は剣の番だ。追い出すぞ」
そう言い猫を黙らす。
「あ、呼びにくかったらセイバーとお呼びください」
「ふん、それでジュエルシードとは?」
「はい、ジュエルシードとは私が古代から他の世界で管理していた動力源です」
「で、なんでそれがこの星に?」
「私が居たのはその世界の遺跡だったのですが、ある日自己メンテナンスから目が覚めてみるときれいさっぱり」
「なくなったってか?」
「そのう、はい」
用は眠っている間に盗難にあったようなものか?
そう思いながら、話で気になった所を尋ねた。
「何で無くなった物がこの星に?」
「その、すべての機能を切っていたのでそれは」
「使えないな」
「うう」
何なんだ。
貴重なものが眠ってたら無くなったとか。
管理出来てないじゃないか。
「それで?そのジュエルシードは全部で21個で間違いないのか?」
「えっと、この星に落ちたのは21個ですが私が自己メンテナンスに使用していたので全部となりますと22個です」
「そして21個を俺に集めてほしいと?」
「いえ、正確には協力してほしい、が正しいです」
「つまり、集めるのを一緒にしてほしいと言う事か」
「はい。そうなります」
何故俺が。
正しくこの一言に尽きるな。
「何故警察・政府関係者ダメなんだ?」
「えっと、この星の技術力が低いので混乱になると判断したんです」
まあ、そうだな。
進んだ技術が突如文字道理降ってきたら混乱になること間違いないな。
その為、俺の祖先は技術の流出を防いだんだし。
「ふん、まあいい。次は白い猫もどき、お前だ」
「えっ?その協力は!」
「全員の話を聞きを割ってからだ。次」
当たり前だ。
個々話が終わるたびにハイハイ言ってられるか。
「えっとね、僕はキュウべえ。精霊界から来た風の精で、人に役立つ魔法の力を授けに来たんだよ」
「条件は?」
「特に無いよ?親切心って奴かな?」
「信用できんな」
「即答!?」
当たり前だ、そもそもここまで胡散臭い存在、見たことも聞いた事もないわ。
「まあいい」
そう言いながら俺はキュウべえの頭をつかむ。
「さて、こっちに来た理由はなんだって?」
「えっと、人に役に立つために・・・」
「ふん、やはり嘘だったか」
「へ?」
「俺は生物の表層に近い思考なら読めるんだ」
「ええー!」
氣の応用なのか何なのかはいまいち解らないが、読心術とはまた別の技術で読めるため、様々な生物に応用が可能だ。
とは言え、一族内で何かやらかしていないか調べるのが目的で作られた技術らしいが。
「お前は精霊界で様々な悪戯をし、反省の色が見えなくどうしようもない為ここに罰として落とされた」
「ううっ」
「許される方法は善行をし、持たされたソウルジェムにエネルギーを溜め満タンになった時に精霊界への道は開かれる」
「ああっ」
「だが、お前はめんどくさがり誰か他の人に善行をやらせ、エネルギーを満タンにしようとした」
「はうっ」
「そして、気配が強く能力がありそうな俺に目をつけた。違うか? キュウべえ 」
「・・・そうです」
ふん、やはり裏があったな。
「次、茶猫」
「茶猫って」
「いいから早くしろ」
「えっと私はリニスって言います。そのプレシア・テスタロッサと言う魔導士の使い魔をやってまして契約を切られてしまって、魔力枯渇になり新たな主を探しておりまして」
「切られた原因は?」
「その、フェイトと言う子の教育方針の違いと言いますかなんというか」
「けがの理由は?」
「その、少し抵抗しまして」
「つまり、主に反抗したと?」
「そっその、明らかにプレシアが悪かったんですよ?流石に虐待とか見逃せませんし」
「ふん、俺に嘘は通じないぞ」
「ええ、それはもうわかっております」
まあ、嘘をついている様子ではないな。
「で?対価やお前にできることは?」
「えっと取りあえず今は契約をして魔力の譲渡をしてくれれば。その、家事全般・魔法・戦闘指導ができます」
必要ないものばかりだな。
特に指導など、全く完全に俺には必要ないな。
「次、幽霊」
「えっ幽霊?何ですかそれ」
「訳が分からないよ?」
「何も見えませんが?」
『何でか誰にも見えないし、話もできないんだよね~』
「ここにいるんだ、お前らが見えないだけで。まあいい話せ」
顔の変化がなく、ほぼ無表情のはずのキュウべえに何かかわいそうなものを見るような目を向けられ、頭に来るが話が進まないので無視をする。
が、一応蹴り飛ばしておく。
「ぐぎゃっ!!」
『うわぁ、暴力反対~』
「黙れ。さっさとしろ」
『えっとね~私アリシアって言うんだけどそれ以外何も覚えてないんだよね~』
「俺にどうしろと言うんだ。それで、物には触れないのか?」
『えっとね、力を込めれば少しは』
それを聞いた俺は、立ち上がり机に向かう。
「顔に力を入れろ」
『え?』
「いいから」
『入れたよ?』
そのまま無言で、キュッキュッキュッ!と眉毛と鼻の下に机から出した極太マジックで書き込む。
他の奴らには宙に浮く動く棒線が見えるわけだし、わかりやすいだろう。
『ちょっちょっとなにこれー!?』 -_-
「それで他の奴らにも見えるだろう」
『それでもやり方ってもんが』 -_-
「しるか」
唖然としている他の連中を無視して話が終わる。
「次、本」
「・・・」
「どうした?」
「・・・ガガピー、ピピピ」
そういえば、外に投げた直後弧を描き盛大に地面に激突したな。
「壊れてるのか。じゃあ、問題ないな」
「「「『どこが!?』」」」 -_-
せっかく話が早く終わるというのに、わざわざ話を長引かそうとするこいつらに少しイラっと来たので心(殺気)を込めて説得する。
「俺がないと言ったら無いんだ。 い・い・な?」
「「「『はっはひぃ!?』」」」 -_-
どうやら、俺の心からの説得でこいつらも納得したようだ。
「それで、話を聞いた結論として、お前らで相互に契約でも何でもすればいいんじゃないのか?」
「「「『ええー!?』」」」 -_-
うん、素晴らしいアイディアだ、第一に俺が関わらない。
「いやいやいやいやマスター困ります」
「そうだよ訳が分からないよ」
「デバイスと契約する使い魔何て聞いた事ありませんよ」
『ちょっとひどいと思うよ?』 -_-
せっかく俺が出した素晴らしいアイディアを生意気にも反対する奴らに、俺は親切にさらに言葉をつづける。
「前例がないだけだろう。やれ」
「無理です!第一デバイスは人間用です!」
「ソウルジェムは人の感情に反応するんだよ!」
「使い魔はデバイスを使いません!」
『いくらなんでも本当にひどいと思うよ?』 -_-
「っち!」
舌打ちを一つし今後の事を考える。
どうすれば俺に最も厄介ごとが回ってこないか、と。
だがその前に、
「もう17時だな、メシの準備をしなければ」
「「「『ええっ!まだどうするか決まってませんよね!?』」」」 -_-
「貴様らと俺のメシどちらが大事だと思ってるんだ?」
「「「『ええー!?』」」」 -_-
全く、常識的に考えろと言うんだ。
そう思いながら立ち上がり、下に行こうとしたとき茶猫が俺の前に出てきた。
「そ、そうだ!私料理ができますよ!」
「猫の手はいらん」
「いえいえいえ、契約さえしてくれれば人の姿にもなれますよ!」
「「『ああっ一匹だけずるい!?』」」 -_-
「何言ってるんですか!一刻も早くしないと私魔力枯渇で消滅しちゃうんですよ!」
一刻もねぇ。
「そうか、じゃあ一か月後頼む」
「ああっ契約する気ゼロっ!」
何とかあしらおうとするが、ズボンに引っ付きニャーニャーうるさくメシを準備する時間が減っていく。
ジュエルシードってSSだし、21個にこだわる必要なくね?
リリナノとは関係ないけど、キュウべえの役割に違いがあってもいいと思うんだ。
ちょっと余裕のあるリニスがいてもいいとも思うんだ。
幽霊って物が触れるなら、顔に何か書き込めば他の人にも見えるようになると思うんですよね?
ちなにみ、最初転生にしようかと思っていた頃マジックのメーカー名はバルスで、目から書き込む予定でしたwww
しょっぱなから、自分の所に来たデバイスをぶち壊す主人公が一人ぐらい居ても、いいと思うんだ。
今後、主人公の性格がぶれるような気もしますが、今回は主人公は少しイラついていたということで一つお願いします。