モグラだってドラゴン名乗っていいじゃない!   作:すこっぷ

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ルーレットで、赤にかけてる時に黒に落ちても『あーあ』で終わるのに、0や00に落ちるとやたら悔しいのは何でだろう?


27話

さて、とうとう今日が約束の日だ。

会長や匙はリアス先輩たちと一緒に会場入りするそうだが、俺はアザゼル先生やサーゼクスさんと一緒に行く事になっている。

 

「で、みんなの所に行かなくていいの?」

 

「いや待て、次だ。次こそ黒が来る!」

 

「聞けよおっさん」

 

会場である高級ホテルに到着こそしたが、サーゼクスさんと別れた後にアザゼルさんはカジノに直行。

こんなんでも一応堕天使のトップなので、一人にするのはマズイ。

シェムハザさんに連絡したら会場に向かっている途中らしく、着いたら引き取りに来てくれるそうなので、それまではしょうがなく付き合っているのだ。

 

「もうどんだけ負けたと思ってんのさ。シェムハザさんに叱られるよ〜」

 

「がぁぁ! 何で00に落ちてんだ! くそ、もう一勝負だっ!!」

 

「もう勝手にして下さ……ん?」

 

何を言っても無駄と諦め、ふと視線を外に移すと小猫ちゃんの姿が。

やたらと急いで森へと走っていく。

何かあったのか?

えらく焦ってるように見える。

 

アザゼルさんに無駄と思いつつも程々にする様に忠告した後、ホテルを出て小猫ちゃんが走って行った方向に進む。

森を進んでいくと、少し開けた所で小猫ちゃんを見つけた。

 

「小猫ちゃん!」

 

「え!? あ、先輩? 何でこんな所に……?」

 

「いや俺の台詞なんだけどね、それ」

 

俺がそう返すと、小猫ちゃんはある一点に視線を向ける。

その視線を追いかけると、黒い着物を着崩した美女が木の枝に腰掛けていた。

何あのエロい姉ちゃん。

 

「ハロー、白音。久しぶりね」

 

いや、白音って誰さ。

小猫ちゃんを見ながら笑顔で手を振っている所を見ると、小猫ちゃんの事か?

そういや小猫って名前はリアス先輩に貰ったとか言ってたね。

 

「黒歌姉さま……」

 

「黒猫1匹紛れ込ませただけで来てくれるなんて感動しちゃうにゃー♪」

 

あぁ、黒猫を追いかけてたのか。

にしても笑顔が胡散臭いなこのエロい人。

 

「所で白音、隣のは何? 魔力を殆ど感じないし、もしかして人間? ダメよ、男はちゃんと選ばなきゃ」

 

「っ! 先輩はそんなんじゃありません!!」

 

「……そんな全力で否定せんでもいいじゃない」

 

なんか凹む。

 

「にゃっはっは! 面白いにゃーこの子。白音と一緒に持って帰ろっかにゃ?」

 

「やめとけって。そんな事したらヴァーリに殺されちまうぜぃ?」

 

小猫ちゃんのお言葉に沈んでいると、聞き慣れた声が。

 

「なんだ、美猴さんもいたの? じゃあこのエロい人もテロリスト、略してエロリストなのか」

 

なんて卑猥な存在なんだ。

ごめん、痛いから脛を蹴らないで小猫ちゃん。

そうね、お姉さんだって言ってたもんねごめんなさい。

 

「エロリスト!? 私はそんな頭悪そうなもんじゃないわよ!」

 

「ならそんな乳が溢れそうな服を着るな、小猫ちゃんの教育に悪いだろうが」

 

黒歌が逆ギレしてるが知らん。

小猫ちゃんに睨まれながらも注意する。

 

「お前さんは相変わらずだねぃ。ほら、そこに隠れてる二人もそろそろ出てきな」

 

うくくと笑いながら、美猴さんが茂みの方に声を掛けた。

そこから何故かイッセーとリアス先輩が現れた。

いたのか二人とも。

 

「よぉ、クソ猿さん。ヴァーリは元気かよ」

 

「まぁねぃ。おや? お前は少しマシになったみたいだねぃ」

 

イッセーと美猴さんが軽口の応酬をしている間に、小猫ちゃんと一緒にリアス先輩のいる方へ移動する。

 

「所で美猴。この子たち誰?」

 

「赤龍帝と、ヴァーリと俺っちの弟分」

 

肩に担いだ如意棒で、俺とイッセーをさしながら黒歌の質問に答える。

 

「あれが? う〜ん、弟くんはともかく赤龍帝の方は私のおっぱいばかり見ててパッとしないにゃ〜」

 

「ほっとけっ!!」

 

ホントにブレないな、イッセー。

ここまでくると尊敬の念さえ湧いてくる。

 

「とにかく、今日は白音を貰ったら帰るにゃん。だから大人しくしててね」

 

どうやら、狙いは小猫ちゃんのようだ。

 

「この子は私の大切な眷属よ。指一本触れさせないわ!」

 

「小猫ちゃんは大切な後輩で、仲間だ! 連れて行かせてたまるかよっ!」

 

リアス先輩とイッセーが小猫ちゃんを庇うように前に立つ。

 

「美猴さん、わざわざテロリストになってまでやりたかったのが少女の誘拐ですか? いつ変態の仲間入りしたんです」

 

「別に俺っちが欲しい訳じゃないんだが。まぁあれだ、気に食わないなら抵抗してみな。カズキ、久しぶりに相手してやるぜぃ」

 

如意棒をブンブンと振り回した後、低い体勢で構え直す。

いつも見ていた、美猴さんの構え。

やる気満々だ、面倒くさい。

 

禁手化して、モグラさんを身に纏う。

でも、今回纏うのは手足のみ。

匙を鍛えつつ個人的に練習した、部分展開を行う。

 

「ヴァーリからは銀色の鎧って聞いてたが……なるほどねぃ、能力は使いたいけど鎧の重量が邪魔だから、余計な分は引っぺがした訳か。お前さんは昔っから本当に器用だねぃ」

 

「そういう部分でしか勝負出来ないんです、よっ!!」

 

俺が拳を叩き込むと、美猴さんは如意棒で軽々と防ぐ。

まるで鍔迫り合いの様に、如意棒と拳を押し付け合う。

 

「イッセー、リアス先輩! この人を抑えてる間に、小猫ちゃんと一緒に逃げて援軍呼んできて!」

 

「何言ってんだ! おれも一緒に戦えば……!」

 

「イッセーがどんだけ強くなったか俺にはわかんないけど、多分美猴さんよりは下だろ? なら一緒に戦うよりも、助けを呼んできてくれる方が何倍も助かる!」

 

イッセーの言葉に被せるように捲し立てる。

悪いがあんまり余裕がないんだ。

 

「なぁに、人間の癖に美猴とやりあう気なの? キミ、死んじゃうよ?」

 

「てか、あんたも姉ちゃんなら妹泣かす様な真似ばっかすんなよ。あんまり虐めてると、小猫ちゃんが俺みたいにグレちまうぞ、っと!」

 

黒歌の言葉に返事をしながら手首を美猴さんに向け、手首の穴から顔面目掛けてドリルを伸ばす!

しかしすんでの所で躱されてしまい、僅かに頬を傷付けただけで逃げられてしまう。

 

「うぉ!? っと危ないねぃ、隠し武器かよ。お前さん相変わらずそう言う狡いの好きだねぃ」

 

「あんた強いんだから、そん位大目に見てよ」

 

今まで美猴さんとは何回も手合わせはしてきたが、本気の勝負なんて初めてだ。

多分、長くは持たない。

アザゼルさん辺りが助けに来てくれるのを祈ろう。

 

「イッセー、今は小猫の安全が優先よ。私たちが援軍を呼ぶ事が何よりもカズキの為になるわ」

 

「くそっ! カズキ、絶対死ぬなよ!?」

 

イッセーは悔しそうにリアス先輩の言葉に従い、小猫ちゃんを抱き抱えて走り出す。

 

「イッセー先輩!? ダメです、このままじゃカズキ先輩がっ! 私が姉様についていけばそれで……!」

 

「逃がさないにゃ〜ん♪」

 

小猫ちゃんは納得いかずに騒ぎ、黒歌はその後を追っていった。

何とか逃げ切ってくれるのを祈るばかりだ。

 

「なんだぃ、黒歌の妹ちゃんに偉く慕われてんじゃないか。カズキも大人になったもんだ」

 

「さっき本人に全否定されたばっかなんですけど。てか何準備運動とかしてんですか。戦うの俺なんだから、もっと舐めて掛かって来てくださいよ」

 

「お前さんだからやってんのさ。強くなったんだろ? だったら、俺っちも気合い入れにゃあいかん」

 

「あんたに何回か負けたと思ってんだ」

 

「お前さんだって俺っちに何回も勝ってるじゃないか。人間が俺っちに勝てるって、本来なら奇跡みたいなもんなんだぜぃ?」

 

準備が終わったのか、地面に置いた如意棒を足を使って跳ね上げる。

そのまま手に取り、先程見たのと同じ構えをする。

 

「そら、どんだけ俺っちに近づいたか確認してやるぜぃ。きな」

 

「あ〜もう、どうして俺の周りには自分勝手な奴ばっかなんだ……」

 

俺も美猴さんに教わった様に構え–––ない。

 

「うぉっ!?」

 

「ちっ外した!」

 

俺が拳を握った瞬間、美猴さんの足下の小石が爆発した。

事前にモグラさんに頼んで、この開けた場所の小石をいくつか爆発物に換えておいた。

会話はただの時間稼ぎだ。

 

美猴さんが驚いている間に接敵。

拳を放つが、如意棒を使って防がれる。

 

「カズキ! お前さんはまともにやっても強いんだから、あんま小手先の技に頼んなって言ったろうが!」

 

「わかったなんて言ってない!」

 

「屁理屈いうなって、の!」

 

俺の拳を如意棒で弾き上げ、ガラ空きになった腹部に蹴りを放ってきた。

反対の手で咄嗟に防ぐが、蹴りの勢いで無理矢理後方に吹き飛ばされる。

 

「そら、オマケだ! 伸びろォ!!」

 

「それは喰らわんっ!」

 

如意棒が伸びて追撃してくるが、上から殴って地面にめり込ませる。

それをレール替わりに、脚のタービンを使って一気に距離を詰める。

 

「やるねぃ、面白い曲芸覚えたじゃないか!」

 

「猿に曲芸とか言われたくない、ねっ!」

 

美猴さんが俺ごと如意棒を振り回そうとしてきたので、宙に跳びつつ手に握り込んでいた小石を顔面めがけて投げつけ、目の前で爆発させる。

 

流石の美猴さんも目の前で起こった爆発に動きが止まったので、肩を思いっきり踏み付けてから、その反動で距離を開ける。

 

「ぐわっ!? ぺっぺっ、口の中に砂が入った。卑怯な真似ばっかするねぃ」

 

「卑怯汚いは弱者の戯言だ。卑怯ってのはな、どう取り繕うが得てして有効な手段なんだよ」

 

「テロリストやってる俺っちが言うのもなんだが、お前さん言動が悪党すぎるだろ」

 

おかしい、俺の至言なのに呆れられた。

 

「てかどんな身体してんのさ、肩を思いっきり踏み付けてんのにピンピンしやがって」

 

「そりゃあ俺っちは石猿の子孫だからねぃ。そこに闘気が合わさりゃまさに岩の如しってやつさね」

 

闘気。

確か生命エネルギーから溢れてくるもんだっけ?

やっぱ美猴さんは使えるのか。

 

「妖術や仙術まで使える上に闘気までとか、ごちゃ混ぜすぎません? 俺にも一つくらい寄越せよ」

 

「あん? 闘気ならカズキだって使えるだろ」

 

「何ですと?」

 

初耳なんですけど。

 

「あぁ、そういや理論を教えたら『そんな訳分からんもん使えん』とか言ってサボりやがったっけか? コレだよコレ」

 

そう言うと、美猴さんは手の甲をこちらに向けると光が手を包んだ。

よくわかんないが、よーするに気合を入れれば何とかなる!

 

「ふんっ!!」

 

お、なんか身体が光りだした!

これで勝てる……気はしないけど、時間稼ぎは出来る!?

 

「カッカッカ! カズキは何でそう理解しないくせして結果だけ引き出せるんだろうねぃ! さぁ存分に殴り合おうぜぃ!!」

 

楽しそうに笑った後、先程の光、闘気を全身に纏い、如意棒を構え直す。

なんか如意棒まで光ってるんだけど。

 

くそ、まともに戦いたくないから時間稼ぎしてるのに。

援軍まだかよ。

もう少し粘って無理なら、俺の土下座を披露するしかないな。

 

「俺に迷惑かけんな、放浪兄貴どもめっ!」

 

「文句があるなら俺っちを倒してみせな、カズキよぉ!!」

 

互いに相手に向かって駆け出し、俺の拳と美猴さんの如意棒が激しい音と共にぶつかり合う。

俺が拳とドリルで殴りかかると、美猴さんが如意棒で防ぐ。

美猴さんが反撃してくると、俺がタービンを回転させながら受け流す。

 

「腕のは何かと思ってたが、化勁(かけい)の真似事か! 昔より上手くなったじゃねぇかぃ!」

 

「あんたらがみんなして馬鹿力なせいで、死にたくないから仕方なく覚えたんだよっ!」

 

モグラさんが地面を崩しながら攻撃するせいもあって、周辺の木々も纏めて破壊されていく。

激しい衝撃音と、地面の砕ける音が辺りに響き渡る。

 

「そらそらそらぁ! どうしたカズキ、手数が減ってきてんぜぃ! へばったか?」

 

「へばったら攻撃やめてくれますっ!?」

 

「そりゃないなっ! お前さんが余計な事に首を突っ込まない様に、暫く動けないようにするってヴァーリと決めたんでねぃ!」

 

「ンなもん本人の了承なしに決めんじゃねぇ!!」

 

手数が減っても口数は減らない。

そのせいで自分の攻撃が単調になり、お互いの攻撃が当たり始めた。

ドリルだけは確実に防いでくるので、速度重視で数を当てに行く。

向こうも負けじと如意棒を捨て、速度を求めて拳で殴りにきた。

 

互いに知っている技を繰り出し、互いに対処をし続ける。

当然だ、俺の技は基本この人から学んだ物だ、だからフェイントを織り交ぜながら拳を打ち続ける。

 

モグラさんの攻撃は続いているのに、それも器用に躱しながら美猴さんは攻撃を繰り出してくる。

殴られても笑顔のままだ。

やっぱこの人も変態じゃないか。

 

けど、やっぱりこちらが押され始めた。

原因はスタミナ不足。

怒りを燃料に一時は持ち直したが、どうしたって人間の俺と大妖怪の美猴さんとじゃ開きは出てくる。

段々と追い込まれ、美猴さんのキツイのが腹にめり込む。

 

「ぐふぉ……」

 

「ふぅ、ようやく当たったぜぃ。お前さんと殴り合うと、頭使うから疲れて仕方ねぇや」

 

地面に倒れ込む。

腹の中の物が全部口から出てきそうな気分だ。

おかしい、ただのボディブローがこんなに効くはずが……?

 

「お前さんはやたらと頑丈だからな。仙術の気で身体ん中をかき乱したから、暫くは動けやしねぇよ。まぁそう怖い顔すんなよ、黒歌には俺っちからもよく言っとくか……っ!?」

 

何故か、美猴さんが大きく飛び退く。

そして俺と美猴さんとの間に大きな何かが降りたった。

なんだこれ、ドラゴン?

 

「カズキくん!?」

 

「カズキっ! 無事か!?」

 

ドラゴンの背中からイッセーとリアス先輩、そして小猫ちゃんが飛び降りてきた。

イッセーが鎧を着込んでいる、完全な禁手を身に付けたのか。

 

「驚いたな、孫悟空を相手にしてまだ生きている。大した人間だ」

 

ドラゴンさんが面白そうにこちらを見ている。

食べないでね?

 

「カズキ先輩!? これは……気が乱されてる? 私が治しますっ!」

 

小猫ちゃんが俺の腹に手を当てると、その頭に猫耳が生えた。

え、何このカワイイ生物。

 

「……お? なんか調子が良くなってきた」

 

手脚に力が戻っていく。

これが萌えの力か。

猫耳ってスゲー。

 

「ありがとう、小猫ちゃん。もう大丈夫」

 

小猫ちゃんにお礼を言って立ち上がる。

美猴さんの隣には先程の黒歌と、手と腰に剣を携えた見知らぬ男性の姿が。

その男性が剣を振ると空間に切れ目が入り、黒歌や男性はその中に入っていく。

どうにも撤退する様だ。

 

「じゃあなカズキ、今日は俺っちの勝ちだ。そのうちまた会おうぜぃ!」

 

「改心してからでお願いします」

 

美猴さんはそう言うとその穴に入っていき、穴ごと消えてしまった。

それを確認した後に、モグラさんを元の状態に戻す。

モグラさんも疲れたみたいで、掌の上で少しぐったりしている。

スタミナ不足は俺たち共通の弱点だよなぁ。

 

しかしやっぱり美猴さんには勝てなかった。

闘気とか言うのは何となくで出せるようになったが、最後の一発は仙術がどうのとか言ってたな。

俺もやりたいな、あれ。

二重の◯みとか出来そうだ。

 

「しかしこのデカいドラゴンさんはどなた? 助けてくれてありがとね」

 

何イッセー? タンニーンって言うの?

あぁ、このドラゴンさんに鍛えて貰ってたんだ。

教師でもやってるのかね?

だからタンニーンなんだな、納得。

 

「なに気にするな、俺の仕事でもある。しかしそいつは【神秘の豊穣土竜】の幼体か? 珍しい神器を持っているな」

 

何そのかっこいい名前。

あ、モグラさんの本名だっけ?

長いから覚えらんないんだよね、それ。

 

「神器ってより友達だよ。仲良しなんだ」

 

そう言いながらモグラさんを頭に乗せ、モグラさんも頷く。

それを見てタンニーンさんは嬉しそうに笑っている。

 

「しっかりした信頼関係も出来ているな、良い事だ。そいつは個体数が少ないから、大切にしてやってくれ」

 

タンニーンさんの背中に乗せて貰い、会場のあるホテルに戻る事になった。

取り敢えずこの事を報告するが、今日行うはずだったゲームは流れる可能性が高いらしい。

まぁテロリストが襲撃してきたのに、呑気にそんな事やってられんわな。

 

今日はこのまま解散か。

なら俺はカジノに戻ろう。

やたらとむしゃくしゃするこの気持ちを、カジノで遊んでたどっかの総督にぶつけなくては。




次回はようやくレーティングゲーム開始です。

次回から更新が少し遅くなるかもしれません。
遅くても3日に一度は更新出来る様にしますので、申し訳ないですがご了承頂けると幸いです。

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