モグラだってドラゴン名乗っていいじゃない!   作:すこっぷ

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難産ッ……圧倒的難産ッ……!!


30話

『リアス・グレモリー様の《兵士》一名、リタイア』

 

『ソーナ・シトリー様の《兵士》一名、リタイア』

 

リアスたちを待ち受ける為に中央広場の時計下に待機していると、アナウンスが流れてきた。

リアスの《兵士》撃破の後に、少し間が空いてからの匙の撃破報告が流れた。

つまり、兵藤くんを倒してからサジも倒れたのでしょう。

 

先程、ここまで伸ばしていたサジのラインも消えてしまった。

ラインを伝ってきたこの血も、もはや必要なくなりましたね。

本来なら血を抜いて倒す予定だった兵藤くんを、自力で倒しきった。

サジは本当に強くなった。

頑張りましたね、サジ。

この戦いが終わったら、うんと褒めてあげようと思う。

 

そんな事を考えていると、足音が聞こえてきた。

音のする方を見てみると、どうやらリアス達が来たようだ。

後ろには木場くんと塔城さんもいる。

朱乃さんがいない……?

 

「ごきげんよう、リアス。《王》がこんな中央まで出てきていいのですか?」

 

「あなたとカズキくんが散々やってくれたからね、私も動かざるを得なかったのよ。こっちの作戦が総崩れだわ」

 

「それはご愁傷様。お陰で私たちは兵藤くんも倒せた。このまま勝たせてもらうわ」

 

「イッセーの事は本当に許せないわ……で、カズキくんは? 何処かで不意打ちでも狙っているのかしら?」

 

リアスはそう言いながら辺りをキョロキョロと見回している。

 

「さぁ? 彼には彼でやる事があるようですから」

 

「そう……まぁいいわ。先ずは《僧侶》の2人から倒させて貰う! 祐斗、小猫!」

 

『はいっ!』

 

リアスの号令を受け、『予定通り』木場くんと塔城さんがこちらに飛びかかってきた。

木場くんは椿姫が対処する。

塔城さんはそのまま襲ってくるが、問題はない。

二人が襲って来た事により、リアスの警護は薄くなる。

その隙を逃す彼じゃない。

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 

「いいんですか? 《王》をガラ空きにして」

 

俺が背後から声を掛けると、リアス先輩はこちらに振り向きながら飛び退く。

 

「っ来たわね! 朱乃っ!!」

 

「雷光よっ!!」

 

上から朱乃さんが現れ、声と共に雷が降りかかる。

やっぱ近くにいたか。

 

「ほいっと」

 

どうやら元々持っていた堕天使の光の力も合わさり、バラキエルさんと同じ『雷光』を使えるようになったみたいだが、雷の性質は変わらない。

グローブの指先から素早くドリルを射出し、それを避雷針代わりにして雷を逸らす。

そのままリアス先輩の脇をすり抜け、小猫ちゃんの前に立ち塞がる。

その隙に、会長さんはリアス先輩を牽制しつつ距離を取った。

 

「カズキ先輩……っ!」

 

「よぉ、小猫ちゃん久しぶり。匙はカッコよく戦えてたか?」

 

俺が話しかけると、小猫ちゃんは猫耳と尻尾を震わせながら構える。

うむ、こんな時だが何かに目覚めそうだ。

 

「はい、イッセー先輩もどちらも格好良かったです。私もそれに負けない様に戦います!」

 

「そっか、でもごめんね。俺は君とは戦わない」

 

「え?」

 

小猫ちゃんが俺に意識を集中した所に、背後から花戒さんと草下さんの《僧侶》二人組が小猫ちゃんに抱き着き、二人掛かりで動きを封じる。

 

「くっ! 幾ら二人掛かりでも、私を拘束は……!」

 

「出来ないよね、知ってる。でも、これで君はしばらくは動けない」

 

花戒さん達が小猫ちゃんを抑えてくれている間に、俺は朱乃さんの方へと駆け出した。

 

「みんなが木場と小猫ちゃんを抑えてくれてる間に、朱乃さんだけは確実に倒す!」

 

「あら怖い。でも、そんな簡単にはやられてはあげませんわよ?」

 

朱乃さんは手元をバチバチと放電させながら、俺を待ち構えている。

顔は笑っているが、かなり警戒している様だ。

 

「でしょうね。ですから『正面から不意打ち』させて貰います」

 

「何を言って……ふぇ!?」

 

緩急をつけた動きで一気に目の前まで距離を詰め、そのまま朱乃さんを抱き締める。

なんか朱乃さんが変な声出してたけど、今は余計な事を気にしたら失敗する。

 

「会長さんっ!」

 

「はい! 『反転』!!」

 

「っそういう事か! 朱乃さん、逃げて下さい!」

 

そういや木場は地下での戦闘で一度『反転』を見てたんだっけ、でも遅い。

朱乃さんに抱き着いた俺ごと『フェニックスの涙』を振り掛け、効果を『反転』させる。

これで朱乃さんも……って。

 

『リアス・グレモリー様の《女王》一名、リタイア』

 

「いっだあぁぁぁ!? ちょ、いだだだ! な、『涙』! 『涙』早く飲まなきゃっ!」

 

痛みに悶えながら懐から『フェニックスの涙』を取り出し、一気に飲み干す。

今まで身体を駆け抜けていた痛みが段々と引いていき、ようやく落ち着いてきた。

 

「し、死ぬかと思った。傷が治るの速い俺でこれだもん、そりゃみんなも一発でダウンするわ」

 

「大丈夫ですか? というか本当に大丈夫なんですね、普通は意識も失う程の激痛の筈なんですが……まぁカズキくんですし、そんな事もありますか」

 

「貴女までそれ言うんですか」

 

会長さんにまで『カズキくんですし』って言われた。

何さ、流行ってんのそれ?

扱いに疑問を感じるが、事実平気なので何も言えない。

 

「あれが祐斗の言っていた『反転』……? 何で液体が掛かっただけで……まさか、今のは『フェニックスの涙』!?」

 

そう、あの液体は『フェニックスの涙』。

どんな傷でもたちまち治してしまう貴重な薬。

その効果を反転させれば、物凄いダメージを与える劇薬へと変貌する。

 

「あの『反転』という技で、回復の効果をダメージに変換したのね……恐ろしい事をしてくれるわね。でも、『フェニックスの涙』を何故二つも持っているの? 試合前に一つずつしか支給されていないのに……」

 

「あ、さっき俺が飲んだ分はリアス先輩から拝借した分です。『相手から奪ってはいけない』なんてルールないですもんね」

 

「え!? あ、ない!!」

 

俺がそう言うとリアス先輩らフェニックスの涙を入れていたポケットを弄るが、既にそこに探し物はない。

手癖が悪くて申し訳ない。

おいしくはなかったです。

 

「ルールには『フェニックスの涙はゲームに参加する悪魔二名までしか所持できない』とあります。合わせてちょうど2つ。なんの問題もありません」

 

『ソーナ・シトリー様の《女王》一名、リタイア』

 

『ソーナ・シトリー様の《僧侶》二名、リタイア』

 

会長さんが態々補足してくれていると、アナウンスが流れた。

む、足留めしてくれていた三人がやられてしまったか。

副会長さん以外は元々戦闘向きじゃないからな、長く持ってくれた方だ。

 

「流石にもうネタ切れだろう? 部長はやらせないよ」

 

「カズキ先輩、もう逃がしません!」

 

木場が大剣を構えながら、リアス先輩の前に躍り出る。

 

「それ、『デュランダル』か? なんで木場が持ってんの?」

 

ゼノヴィアの奴、扱い雑だからとうとう聖剣に振られちゃったのか?

 

「ゲーム開始前に、ゼノヴィアから使用権を譲渡されていたのさ。昔と違って、禁手に至った今なら聖剣も扱える」

 

「相変わらず木場はハイスペックだなぁ。会長さん、もういいですよね?」

 

「ええ、ありがとうございました」

 

「ソーナ……?」

 

会長さんが礼を言ってくれる。

リアス先輩は何のことだか分からないようで、困惑気味だ。

 

「リアス、私は貴女との一騎討ちを提案します。受けてくれますか?」

 

「一騎討ちって……まさか、その為にここまで?」

 

リアス先輩の言葉に、会長さんは頭を静かに横に振った。

 

「本来なら私は《僧侶》の2人が張った特殊な結界内に立体映像と精神だけを置き、本体は屋上に待機する。その立体映像に攻撃して少しでも消耗してくれれば……そういう作戦でした」

 

会長さんは、そう語りながら魔力で自身の周りに水を集め始める。

 

「サジは死力を尽くして兵藤くんを倒しました。私も、私の眷属たちの様に己というものを見せつけなければなりません」

 

集めた水は様々な形に姿を変え始める。

鷹、大蛇、獅子、そしてさりげなく混ざるモグラ。

会長さん、モグラさんの事気に入ってたもんね。

でも、俺の中でシリアスが飛んでくからやめて。

 

「私の水芸、とくと披露いたしましょう。行くわよリアス、最後は貴女と私で決着をっ!」

 

「望むところよ、ソーナ!」

 

それぞれの魔力がぶつかり合い、一騎討ちが始まった。

 

「……小猫ちゃん、部長が危険になったら–––」

 

「木場、横槍なんて無粋な真似はするなよ? 何の為に俺がいると思ってる」

 

「君一人で、僕ら二人を止められると?」

 

木場がデュランダルを構え直しながら此方に振り向く。

小猫ちゃんも臨戦態勢だ。

 

「当然だ、試したけりゃ掛かってこい。会長さんの邪魔だけは死んでもさせねぇ」

 

「いきます。待ってても仕方ないですし」

 

「……そうだね。ゼノヴィアにも、君だけは絶対に仕留めろってお願いされているし」

 

「そんな約束勝手にすんなよ。後で俺が怒られるじゃないか」

 

軽口を叩き合いながら、此方も戦闘が始まる。

木場と小猫ちゃんは俺を排除しようと。

俺はあくまで時間稼ぎに徹して。

互いに目的が違うこともあり、戦闘は決着が着かずに終わった。

 

『リアス・グレモリー様、ソーナ・シトリー様それぞれ《王》リタイア。よって、今回のレーティングゲーム、引き分けとなります』

 

互いの王が同時に討ち取られるという、レーティングゲームでも珍しい結末によって。

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 

ゲームの結果は引き分け、か。

リアスは確実に評価を落としたな。

前評判では勝率八割と言われてた勝負が引き分けで終わったら、まぁ仕方がないとも言えるがな。

 

逆にシトリー家の嬢ちゃんは評価がかなり上がった筈だ。

何たって、赤龍帝を同じ《兵士》が討ち取ったんだ。

これで評価が上がらない方がおかしい。

 

まぁ一番注目されたのはカズキだろうがな。

あのバカ、シトリーに迷惑かけたって気にしていたからな。

張り切るのは解るが、やり過ぎだ。

 

このゲーム、あいつは一人も敵を倒していない。

にも関わらず、戦況を支配していたのは誰が見ても間違いなくカズキだ。

これがどんだけ凄いのか、あいつは……わかって、ねぇんだろうなぁ。

 

それにしても、さっきから周りの連中が煩くて敵わねぇ。

『流石提督の隠し球ですな』って、別にあいつは俺の部下でも何でもねぇんだよ。

挙げ句の果てには『是非悪魔に転生を』とか抜かしやがって……。

シェムハザが止めなけりゃ、一悶着あった所だ。

そのシェムハザも、目が笑ってない笑顔で撃退してたが。

 

しかし、今回の件でエライのに目をつけられたな。

隣にいたオーディンのジジィと帝釈天なんざ、あいつが車で突撃した所なんて腹抱えて笑ってたぞ。

特に帝釈天が気に入ってたな、よろしく言っていてくれと言われてしまった。

 

オーディンはシトリー眷属の匙元士郎を気に入ったようだ。

サーゼクスに、大切に育てる様に忠告していた。

そのサーゼクスは、匙にある物を手渡しに行って今はここにいない。

 

とんでもない者に目を付けられた二人。

そこにイッセーも加えて、同じ歳の男が三人か。

はてさて、これからどうなるかね。

最近は楽しみが増えて仕方ない。

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 

ゲームは終わった。

引き分けという珍しい幕引きになってしまったが、終わった事は仕方ない。

取り敢えず匙の病室に行ってみよう。

 

イッセーを自力で倒したみたいだし、褒め称えてやろう。

お、ここが匙の病室……ん?

やたら人が多いな、匙に会長さんに……サーゼクスさんまでいる。

 

「これを受け取りなさい」

 

サーゼクスさんは匙にやたらと高価そうな小箱を手渡していた。

それを受け取った匙も困惑している様に見える。

 

話を聞いていると、どうやらレーティングゲームのMVP賞みたいな物の様だ。

凄いな、イッセーを倒したのが相当高評価だったみたいだ。

 

「これを貰うべきなのはカズキなのでは……?」

 

「いや、俺はただのお手伝いさんだから。そんなん貰っても困る」

 

「カズキ!? いや、魔王様からの贈り物を『そんなん』とか言うな!」

 

しまった、ついツッコミを入れてしまった。

 

「お前のもんだって言ってくれてるんだ、素直に受け取れ。お偉いさん達がお前に相応しいと思ったからくれたんだろ?」

 

「そうだ、自分を卑下してはいけない。君は将来有望な若手なんだ、私は期待しているよ。何十年かかってもいい、立派な先生を目指しなさい」

 

サーゼクスさんが似合わない位いい事を言う。

こういう所を見ると、魔王様何だなと思い出せる。

普段は妹狂いの変態だもんな、この人。

 

「……サジ、あなたは大勢の人にその勇姿を見せつけました。格上とされた兵藤くんを見事に打ち破ったのですから。貴方は、私の自慢の眷属です……!」

 

会長さんは目から涙を溢れさせながら匙を褒めていた。

心からの祝福と、自身が一番欲しがっていた言葉を貰い、匙もまた目から涙を零して贈られた箱を握り締める。

 

「はいっ……ありがとう、ございますっ……!」

 

それを見届けると、俺とサーゼクスさんはその場を後にした。

これ以上ここにいるのは無粋だし、まだやり残したこともある。

 

俺の友達に、俺の仲間に。

無粋な事を働く輩を、取り押える為に。

もうひと働き、しに行こう。

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 

「クソックソックソッ……!! あのガキめ、またしても衆人環視の前で儂に恥をかかせてよってっ!」

 

とある通路。

一人の老人が大きな足音をたて、声を荒げている。

相当おかんむりのようだ。

 

「もはや手段は選ばん。こうなればあのシトリー家の娘のゲーム内容に異議申し立てをして、ゲーム参加権の剥奪を……」

 

「出来ると思ってんの? どんだけ頭の中お花畑なんだよ」

 

「!? その声は……クソガキめぇ!!」

 

俺が脇の通路から現れると、ただでさえ皺だらけの顔を更に顰めて怒鳴りつけてきた。

 

「ゲーム会場にまでこんなオモチャ大量に仕掛けやがって……他の連中が引っかかったらどうする気?」

 

俺は背負っていた袋を目の前に投げ、ジジィの目の前に中身を転がす。

その中身とは、このジジィがスタッフに命じて仕掛けた爆破装置。

俺がゲーム中に回収した物だ。

 

「ふん! この程度の罠を見抜けぬ様なら、どちらにしろ見込みなどないわ! いずれ『禍の団』(カオス・ブリゲード)にやられるのがオチじゃ!」

 

「うっわ、自分が仕掛けたって認めやがった。どんだけバカなんだよ、俺の苦労必要なかったじゃん……ねぇ、サーゼクスさん」

 

「その様だ。いらぬ手間を掛けさせて済まなかったね、カズキくん」

 

「なっ!?」

 

ジジィが声に反応して振り向くと、そこには紅い髪を揺らしながら佇む魔王の姿が。

後ろには警備の者も連れている。

 

「残念だよ、貴方は私に賛同してくれた数少ない旧魔王派のものだったのに……」

 

「ち、違いますぞサーゼクス様! これは全てこの人間の仕組んだ……!?」

 

今更そんな言い訳が通ると思えるのか、凄いなジジィ。

そんなジジィの言葉を遮り、サーゼクスさんはある紙束を突き付ける。

 

「『禍の団』(カオス・ブリゲード)に関する内部資料だ、ご丁寧にテロの予定まで記載されていたよ。カズキくんが君の屋敷から見つけてきてくれた。他の協力者も捕縛している、言い訳は無駄だ」

 

セキュリティが全部魔力関係だけとかビックリしたわ。

しかも機密文書を燃やさないで取って置くとか……いや、本当に凄いわ。

 

「そんな……儂の地位が、儂の財産が……そん、な……」

 

ジジィは観念したのか、その場で崩れ落ちた。

いつもならざまぁと思うが、こいつはなんかそれすら思えないな。

アホすぎて。

 

「和平が成立したばかりの大事な時期だ。お前達は地獄の最下層、コキュートスに落とされる事が決まった。さぁ、連れて行ってくれ」

 

「ハッ!」

 

サーゼクスさんが指示を出すと、後ろで控えていた人達が手に何かを嵌めてからジジィを連れて行った。

魔力を封じるなんかだっけ?

 

「助かったよカズキくん、思わぬ所で騒動の芽が摘めた。何か御礼をしなければ」

 

サーゼクスさんが笑顔で此方に話し掛けてくる。

嘘臭い事を言う、絶対全部計算尽くだっただろうに。

まぁくれると言うのだ、貰っておこう。

 

「それなら会長さんの言ってた学校建設に、優先的に力を貸して下さい」

 

「む、それでいいのかい? 君に得がないようだが……」

 

「今回の件で会長さんには迷惑かけましたし、もしかしたらそこが俺の就職先になるかもなんで」

 

実は特訓が終わる時、会長さんに誘われていたのだ。

『もしよかったら、教師になってみませんか?』

まぁ特に進路も決めてないから、考えときますと伝えておいた。

 

サーゼクスさんは不思議そうな顔を浮かべた後に、俺の返事を聞くと笑顔で頷いてくれた。

なんであんたが嬉しそうなんだ?

 

「そうか、ではその様に取り計ろう。しかしよかった、ようやく君も悪魔になる決心を……」

 

「はい? 何か言いました?」

 

「いや何でもないよ。さぁ、みんなの所に戻ろうじゃないか」

 

サーゼクスさんは俺の肩を抱きながら歩き出す。

ちょ、やめて。

男とくっつく趣味はないの。




次は五巻終了&短編と合わせて投稿します。

300人イッセーと使い魔バトル、どっちにしよう?

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