ハコベ山に行ったまま帰ってこないマカオを探しに、ナツ、ハッピー、レーナ、ルーシィでハコベ山へとやって来た。
そこにヴァルカンが現れ、レーナとルーシィがさらわれてしまう。
山頂付近に差し掛かったところで、シロワイバーンと遭遇。
ヴァルカンはおびえて逃げてしまった。
絶体絶命のピンチ!
そのとき、レーナの魔法が炸裂。
一瞬でシロワイバーンが黒焦げに。
レーナの魔法。
それは、天候を操る魔法。
天候魔法だ。
後半、レーナ視点のつもり。
「す、すごい……」
ルーシィは黒焦げのシロワイバーンを見て腰を抜かす。
そしてなにより、あの寝てばかりのレーナがこんなすごい魔法の持ち主だなんて――。
バリバリバリ!!
「きゃーっ!」
再び雷が落ちた。
「ちょ、レーナ!もういい『バリバリドカーン』ギャーッ!」
近くに!近くに落ちた!
「おーい!レーナ!ルーシィ!」
「二人とも無事―?」
ナツとハッピーの声がし、見るとハッピーがレーナの所へ飛んできて、ナツはその後から走ってきた。
「雷が聞こえたからもしかして、レーナだと思って『バリバリドゴーン』ギャアアアアッ!」
「「ナツーーーーーっ!!!!」」
雷がナツに直撃し、ナツは焦げた。
倒れたナツの口からは煙が上っている。
「ちょ、レーナ!攻撃止めてよ!」
「ムリー」
「はぁ!?」
そういう間にも、雷はいたるところに落ちている。
この場にいるのはとても危険だった。
「何で無理なのよ!」
「あい!それは、レーナの天候魔法が、広域攻撃を専門とした魔法だからです!」
「広域って……」
「広い範囲」
「……つまり?」
「無差別イェーイ」
「イェーイじゃない!!」
ルーシィは、ブイブイとピースするレーナに殺意が湧いた。
※※※※※※※※※※
ガ、ガアアアアアアッ!
「ま、まだ動いてる!」
見ると、黒焦げになっシロワイバーンが雄叫びを上げて立ち上がる所だった。
どうやら、硬い鱗が雷から身を守ったらしい。
それでも、満身創痍だが。
「ふむ。もう一発……」
「きゃっ!」
「ルーシィ!」
「ん?」
ルーシィの短い叫び声が聞こえた気がし後ろを振り向く。
「ウッホ!今の内!」
「きゃああっ!レーナ、助けて!」
「おー……」
ルーシィがヴァルカンにさらわれていた。
「あんた逃げたんじゃなかったの!」
「ウッホ!女はオレのもの!」
「レーナーっ!助けてぇぇ!!」
うむ。このままでは仲間がさらわれてしまう。
「【稲妻(ブリッツ)】」
「え、ちょ、『バリバリバリ!!』ぎゃーっ!死ぬーっ!」
しかし、雷はヴァルカンとルーシィにあたらず、別の所に次々と落ちていく。
「む……雷は高いところへ落ちる」
ここは山。別に高いところがありすぎて狙いが定まらない。
そうこうしている内に、ルーシィは見えなくなってしまった。
山を全部壊せばみつかるだろうが、そのときにはルーシィは巻き添えで生きていないだろう。
こうなったら、ナツの人間離れした鼻に頼るしかない。
「ハッピー、ナツを起こして」
「あい!……レーナは?」
「私は――――グー」
「寝たーーーーっ!!」
若干ナツとハッピーが登場しましたが、すぐに巻き添え。
雷のときは、あまり外出しない方がいいですよ?