東方武装記録   作:祝神✯

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覚悟とは死も覚悟する

影涼のいる病室に入った4人は、整列して立っていた。

 

影涼「で・・・選抜メンバー入りしたいと・・・」

 

ベットに腰かけている影涼は、4人の顔を順番に見ながら言った。

 

咲夜「神奈子幕僚長には、教官のOKがもらえれば構わないと言われました」

 

慧音「ちゃんと考えたのか?」

 

4人は頷いた。

 

慧音「そう・・・でもね、私達から見たらまったく覚悟しているようには見えないわ」

 

咲夜「な!?どうしてですか!?」

 

影涼「また、日本に帰れると思ってないか?」

 

4人は、少し痛いところを突かれた。絶対生きて日本に帰れると心のどこかで思っていたのだ。

 

慧音「よく考えるんだな」

 

影涼「まだ、3日間の時間があるから・・・よく考えて判断しようか・・・答えは3日間後に聞く・・・以上」

 

4人は、敬礼をして病室を後にした。病院を後にして、軽装甲機動車に乗り込み市ヶ谷駐屯地に行った。

 

幽香「確かに・・・どこかで甘く見ていたわね」

 

美鈴「そうですね」

 

早苗「私もです・・・」

 

咲夜「私もだわ・・・完全に軽はずみな発言だったわね・・・でも、覚悟していることには変わりないわ!」

 

咲夜の言葉にみんなが頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧音「出来たら、みんなは連れていきたくないな・・・」

 

影涼「きっと、考えは変えないと思いますよ」

 

窓から、咲夜達が乗っている軽装甲機動車を見ながら2人は呟いた。

 

影涼「さて・・・早苗さん達の力がどれほど、中国で発揮されるのかな・・・」

 

慧音「・・・死んでも守らないとね・・・みんなは」

 

影涼「最初っからそのつもりですよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市ヶ谷駐屯地で4人は、完全フル装備でランニングをしていた。市ヶ谷駐屯地に帰ってすぐに、簡単な訓練をし始めたのだ。午後7時まで走ってから、お風呂に入りに向かった。4人は汗だくで陸自迷彩が汗で濡れていた。男性隊員からしてみれば、4人の姿は色っぽかった。

 

咲夜「なに見ているのよ・・・刺し殺すわよ?」

 

ガチでナイフを取り出し構えた。

 

隊員1「失礼しました!!」

 

隊員2「な・何で私だけナイフを近づけるのですか!?」

 

咲夜「あんた・・・早苗の方を見ていたでしょう?(怒)」

 

隊員2「そんなことは」

 

咲夜「正直に言え」

 

隊員2「はい・・・見ていました」

 

言った瞬間、咲夜によって蹴り飛ばされた。

 

隊員1「川西!!」

 

咲夜「みんな、行きましょう」

 

3人は、唖然としていた。過去にナイフを基地内で堂々と取り出し脅すことは知っていたが、まさか蹴り飛ばすとわ思ってもみなかったのだろう。

脱衣所で服を脱いで4人は、入浴した。

 

美鈴「ん~はぁ~・・・お風呂に入っているときが一番のんびりできますね~」

 

早苗「そうですね~」

 

咲夜「確かにね~」

 

幽香「のんびりするのはいいけど・・・いくら覚悟していると言っても、ちゃんと考えないといけないわよ?」

 

美鈴「分かっていますよ・・・中国か・・・」

 

早苗「本当の戦場に行くっていう実感が出ませんよね・・・」

 

咲夜「案外そうね・・・今までの、実戦と比べ物にならないはずなのにね・・・」

 

4人は黙り込んだ。お風呂から上がるまで4人は黙り込んでいた。お風呂から上がり、待機室に入りベットで横になっていた。すると、扉を叩く音がした。

 

霊夢「あら?もう寝る気なの?」

 

缶のビールを4つにココア1つ持った霊夢が登場した。

 

咲夜「まさか・・・まだ寝ないわよ」

 

霊夢「そうこなくっちゃ」

 

霊夢は、飲み物を渡して近くにあった椅子に座った。

 

霊夢「神奈子から聞いたわよ、あんた達、選抜メンバーに入りたいそうじゃないのよ」

 

一気にビールを飲む霊夢・普通にビールを飲む咲夜・幽香・美鈴・ココアを飲む早苗は、霊夢の話を聞きながら頷いていた。

 

咲夜「影涼に頼みに行ったけど・・・ちゃんと考えてから3日後に伝えろだって」

 

早苗「魔理沙さんから聞きましたけど、霊夢さんも行くのですよね?」

 

霊夢「ん?あぁ、選抜メンバーの輸送を頼まれてね・・・普通、空自がすればいいのになぜか私達、狂狼空挺団が送らないといけないのよ」

 

幽香「輸送だけ?」

 

霊夢「そうだよ、ロシアの地に降りるのは選抜メンバーのみだからね・・・輸送でき次第、一旦千歳に帰るわ」

 

美鈴「まさか・・・また、パラシュートですか?」

 

霊夢「当たり前よ!って言いたいけど、今回は特別に着陸する予定よ」

 

早苗「予定ですか・・・」

 

霊夢「そうよ、あくまで予定よ」

 

咲夜「で?何を言いにここに来たのよ?」

 

霊夢「あぁ忘れる所だったわ・・・中国へ本当に行くなら・・・覚悟したほうがいいわよ」

 

霊夢は、ポケットから小型の端末を取り出し4人に画面を見せた。

 

霊夢「南京軍区の中国海軍が、日本海側でおかしな動きをしているのよ」

 

早苗「おかしな動き?」

 

霊夢「そうなのよ・・・なぜか北海道の方に向けて進行しているのよ」

 

幽香「今思ったけど、南京軍区も広州軍区も日本海側まで大分距離があるわよね・・・どうしてこんな遠くまでくる必要があるのかしら?」

 

霊夢「分からないわよ・・・待ちなさいよ、それを調べるのがあんた達の仕事じゃないの?まぁいいわ・・・とにかく、玉照級も確認されているわ・・・もし、中国へ行くって言うなら最初っから死ぬ気で来なさいよ」

 

霊夢は、ビールを飲み干して部屋を後にした。

 

早苗「最初っから・・・死ぬ気で・・・」

 

美鈴「戦場での死に場所はどこになるかわからないって言いますからね」

 

幽香「でも、まさかと思うけど・・・撃ち落とされるなんてないわよね」

 

咲夜「高高度を飛ぶのだから海上からは射程外よ」

 

幽香「航空機の方よ・・・もしかしたら、来るかもしれないでしょう?」

 

咲夜「空中給油しない限り不可能でしょう」

 

美鈴「遼寧の存在は?」

 

早苗「まず無いですよ。あれは、練習空母として未来の為に使っていますから」

 

美鈴「でも、実戦に出せることができるように改造したはずじゃ」

 

早苗「ジャンプ式の為、航空機に搭載できるミサイルなどが、大幅に減らされます・・・おそらく2発のミサイルしか搭載できないはずです。コストに見合う結果は出せないでしょう」

 

咲夜「どっちにしろ、私達は搭乗する側で攻撃する側じゃないから空自と海自に任せましょう」

 

早苗「大丈夫でしょうか・・・あっいえ!信用していますよ!!」

 

早苗は、あたふたと両手を振りながら訂正した。

 

幽香「悪い結果は考えないようにしましょう・・・」

 

咲夜「そうね、私達が今出来ることは、ちゃんと覚悟を持つ事よ!」

 

早苗・幽香・美鈴「「「はい!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

影涼「慧音さん・・・帰らなくていいのですか?この病院には、最小限の衛生科の隊員と普通科の隊員が駐留していますから」

 

慧音は、毛布を肩に掛けて影涼のすぐ隣にある椅子に座っていた。帰る気は皆無だった。

 

慧音「なによ?いいじゃないの、ここにいても」

 

影涼「はぁ・・・そうですか・・・でも、椅子に座ったまま寝るなんて言いませんよね」

 

慧音「だったら、影涼と同じベットで寝かせてよ」

 

影涼「それしたら、誰か来たときに勘違いされますよ・・・私は嫌ですよ~」

 

笑いながら言う影涼に対して慧音は、本気の顔立ちになっていた。

 

慧音「本気よ?」

 

影涼「えぇ~(困)」

 

慧音は、いきなり影涼の腹の上に乗った。

 

影涼「遺体!じゃなかった。痛いですよ!腹がえぐれたの知ってて攻撃しているのですか!?」

 

慧音「なっ!?今の状況理解しているの!?」

 

影涼「出来ませんよ!理解しているのは、慧音さんが乗っているせいで激痛が全身に回っていることぐらいですよ!!」

 

慧音「大きい声出さないでよ!誰か来ちゃうでしょう!!」

 

影涼「Помогите!!Помогите!!」←助けて!!

 

慧音「何でロシア語!?わかったわよ」

 

慧音は、影涼から降りて元いた椅子に座った。

 

影涼「こ・殺す気ですか!?」

 

慧音「あぁ、それもいいかも・・・一緒に死んだら・・・ニヤ」

 

影涼「おぉ~い・・・何かよからぬことを言っていませんか?」

 

慧音「何でもないわよ・・・それよりも、さっきの流れからしてどうなるかわかるでしょう?」

 

影涼「分かりません!(キッパリ)」

 

慧音「(えぇ~・・・どれだけ鈍感なの・・・)」

 

影涼「でも・・・」

 

影涼は、右端によってもう一人寝れるスペースを空けた。

 

影涼「風邪を引かれても困りますからね・・・私は、窓を見ています・・・」

 

慧音「え・・・う・うん」

 

慧音は、空けてもらったスペースに入った。影涼はその日、眠ることなく窓の方を見ていた。慧音も予想外の出来事で眠ることができなかったが、すぐにぐっすりと幸せそうに眠った。

 

影涼「(あぁ~、隣に寝ているのが早苗さんだったらな~)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝6時ごろ、慧音が起き上がると、影涼は椅子に座って本を読んでいた。

 

影涼「おはようございます」

 

慧音「う・うん・・・おはよう」

 

慧音は、洗面所に行って身だしなみを整えた。病室に戻ると咲夜達がいた。

 

早苗「慧音さんおはようございます」

 

咲夜「泊まりだったの?」

 

慧音「うん・・・今日はどうしたんだい?」

 

幽香「さっき、影涼にあるお願いをしていたのですよ」

 

美鈴「慧音さんにもお願いしてもいいですか?」

 

慧音「お願い?」

 

慧音は、首を傾げた。影涼の方を見ると笑顔で慧音に向かって頷いた。

 

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