東方武装記録   作:祝神✯

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先進未来個人装備

伊井田「どうぞこちらへ」

 

5人は、伊井田が待っている小会議室に入った。中に入ると、様々な個人装備品が並べられていた。

 

伊井田「今回、偵察作戦群が選抜メンバーに加わるという事で、長年研究して開発した個人装備を、皆さんに支給しようと思います」

 

伊井田は、イベントテーブルに置いてある無線機のようなものを4人に渡した。

 

咲夜「なにこれ?無線機なら間に合っているわよ」

 

伊井田「ただの無線機じゃありません。これは、秘匿傍受機です」

 

咲夜・早苗・幽香・美鈴「秘匿傍受機?」

 

伊井田「これは、暗号化された無線を自動的に解析して傍受することができるのです!」

 

幽香「つまり、中国軍の無線が聞けるという事?」

 

伊井田「そうです」

 

美鈴「すごいじゃないですか!!これなら、敵の動きが丸わかりですね!!!」

 

咲夜「待ちなさいよ、これって・・・翻訳機能は?」

 

伊井田「ありません」

 

咲夜「意味ないじゃないのよ~(怒)」

 

伊井田「すみません・・・翻訳機能を入れると、どうしても大型になってしまいまして・・・」

 

慧音「私は、聞くだけならわかるから補うよ」

 

咲夜「そうですね」

 

伊井田「はい・・・お願いします・・・次にこれを」

 

伊井田は、3つ目タイプの個人暗視装置を渡した。

 

早苗「3つ目タイプですか?」

 

伊井田「アメリカでは、4つ目タイプがあるじゃないですか、対抗してみました」

 

咲夜「おでこに3つ目の眼をつけるみたいね・・・うん、通常よりも視野が広いわね」

 

咲夜は装着して感心していた。咲夜が見ている世界は、薄水色の視野が広がっており、緑の視野よりもかなり鮮明に周りが見えた。この暗視装置は、最長500メートル先の高さ1メートル以上の物体を視認できる範囲を持っている。暗視装置には、第四世代まで開発されているが、これはまさに第五世代にふさわしい品物だった。

 

伊井田「ここから、個人専用装備になります・・・まずは、咲夜三尉から」

 

伊井田は、咲夜に何の変哲もないナイフを渡した。

 

咲夜「ただのナイフ?」

 

伊井田「それは、特殊チタンで作られたナイフです。刃渡り18センチ、持ち手10センチと大型ですが、防弾ベスト・防刃ベスト・セラミックプレートを内蔵した重装備でも簡単に刺すことができるように、刃の部分に特殊な構造を施しました」

 

咲夜「私、刺すよりも切るほうが好きなんだけど」

 

伊井田「・・・次は早苗三尉です」

 

咲夜「おい」

 

伊井田は、咲夜の不満を無視して早苗に小型モニターの端末と自動注射器が6本入ったポーチを渡した。

 

早苗「これは?」

 

伊井田「小型モニターは、現在地の天候・気温・湿度・放射能検知器などの観測・検知端末になります。ちなみに、ハッキングにも使えますよ」

 

早苗「この注射器は?」

 

永琳「それは、私が説明するわ!」

 

待ってましたと言わんばかりの勢いで小会議室の扉から永琳が登場した。ちなみに、偵察作戦群の各偵群の隊員一人は、多少の医療知識を持ってないといけないのだ。第七偵群の場合は、早苗である。

 

永琳「その注射器に入っているのは、強力な自然治癒力増強剤よ。一発注射するだけで銃弾による傷なんて30分もあれば治るわ」

 

早苗「でも、弾丸が貫通していなかった場合は当たり前ですけど、取り除いてから使用しないといけないのですよね?」

 

永琳「その通りよ・・・ただ・・・それには、少し代償があって・・・おーい!」

 

永琳に呼ばれて一人の衛生科の隊員が出てきた。

 

咲夜「あっ!お前」

 

衛生要員「ひっ!?」

 

鳥取の任務の後で、咲夜の治療を担当した偵察作戦群所属の衛生科の隊員が登場した。

 

咲夜「あんた・・・あの時は」

 

衛生要員「だから!関節は」

 

永琳「分かったから、とりあえずこっちに来て」

 

永琳は、懐から早苗に渡した注射器と全く同じものを取り出した。そして、衛生要員に注射した。

 

早苗・幽香・美鈴は驚いた。まさか、隊員を実験台にするとは思わなかったのだろう、一方の咲夜は笑って見ていた。

 

衛生要員「うわぁー!?え・永琳医務長!!?」

 

永琳「そろそろかしら」

 

注射してすぐに衛生要員の様子がおかしくなった。物凄い大きな声で悲鳴を上げていた。胸を押さえながら膝をつき苦しんでいた。

 

永琳「どうしても、体内に無理な負荷がかかるからこうして、体がついていけないのよ」

 

早苗「落ち着いている場合ですか!?永琳さん!!」

 

早苗は、完全に焦っていた。

 

永琳「大丈夫よ」

 

5分後、衛生要員はふらつきながら立ち上がった。

 

衛生要員「うぅ・・・体が・・・ん?なんだ?いつもよりも調子がいいぞ?」

 

永琳「5分間の苦しみの間、体はすでに慣れているのよ。今の状態が自然治癒力が高まっている状態よ」

 

早苗「副作用は?」

 

永琳「無いわよ、効果は1時間よ・・・この注射は、早苗がちゃんと管理してね」

 

永琳は、衛生要員と共に会議室を後にした。

 

伊井田「・・・幽香三尉」

 

幽香に、15センチサイズの小鳥の姿をした無人機とそれを操作する端末を渡された。

 

伊井田「小型の無人偵察機です。最高高度は50メートルまで上昇が可能です。通信範囲は半径1キロ圏内となっています」

 

幽香「操作は簡単かしら?」

 

伊井田「風の影響を受けやすいのでかなり難しいですよ・・・もちろん、訓練してもらいますよ」

 

幽香「了解」

 

伊井田「美鈴三尉には、このゴーグルです」

 

一見ただのゴーグルを手渡された美鈴は困惑した。

 

美鈴「え?これ・・・ただのゴーグル・・・」

 

伊井田「装着してみてください」

 

美鈴が装着すると、なんと壁が透けて見えた。

 

美鈴「えー!?壁が透けて見えるんですけど!?」

 

伊井田「私達の最高傑作品、厚さ25センチの壁なら透視が可能です。これは、アメリカで開発されたとある物を参考に製作しました」

 

咲夜「透視ゴーグルなのかしら・・・美鈴、貸して!」

 

咲夜は、美鈴からゴーグルを借りて装着した。

 

咲夜「確かに透視できているわね・・・これって、壁以外に何が透視できるの?」

 

伊井田「モードを切り替えれば、布でも金属でも透視できます・・・ただ、欠点がありまして25センチから10センチ以内の厚さしか透視できなくなります」

 

早苗「原理って教えてくれませんよね?」

 

伊井田「すいません・・・国家機密になります・・・それを製作するのに軽く130億円かかっています」

 

幽香「F-22と同じくらいの値段じゃないのよ!?大分高価ね・・・咲夜?何鼻血を出しているのよ?」

 

咲夜は、早苗の方を見ながら鼻血を出していた。

 

咲夜「さすがね・・・うん(下着は透視できないように設計しているわね・・・クソッ・・・でもいいか)」

 

早苗「咲夜さん・・・これ」

 

早苗は、ポケットティッシュを咲夜に手渡した。咲夜は受け取りすぐに鼻にティッシュを詰めた。この止め方は、あまりよくないのだが。

 

伊井田「以上が皆さんに支給する物です。もしも、壊れた場合は、破棄せずに持って帰ってくださいよ」

 

幽香「そうなるんだったら、コスト削減を優先にしなさいよ・・・戦場で何が起こってもおかしくないのに」

 

伊井田「主任がうるさいのですよ!」

 

慧音「はいはいそこまで、もう帰っていいか?」

 

伊井田「あっ、すいません」

 

5人は、会議室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

影涼「へぇ~、未来装備ね~」

 

慧音「私達も先進装備は装備しているけど・・・咲夜達の方が、1世代上を行っているぞ」

 

夜の病室で、慧音は影涼に今日の出来事を話していた。

 

影涼「透視ゴーグルね・・・米軍にも似たようなものがあったな・・・名前は忘れたけど」

 

慧音「私にも、咲夜達の物とは言わないけど・・・液体ボディーアーマーはほしいわね・・・」

 

影涼「あぁ~、いつも言っていますよね。胸がキツイって」

 

慧音「防弾ベストは合わないわよ・・・」

 

影涼「まぁ、女性である以上仕方がないですよ・・・」

 

慧音「・・・どうにかならないかしら?」

 

影涼「開発者に言ってくださいよ・・・私は、開発者じゃないですよ」

 

影涼と慧音が会話をしているとき、突然慧音の携帯が鳴りだした。

 

慧音「はい」

 

霊夢(どうなっているの!?影涼の携帯に繋がらないわよ!!)

 

影涼「あ・・・新しい携帯を買いに行くの忘れていたわ」

 

慧音「今、携帯を持っていないのよ・・・で、どうしたの?」

 

霊夢(中国のJ-11が12機、石川県に接近しているのよ!!)

 

慧音「なに!?」

 

霊夢(もうすでに、空自が上がっているわ・・・)

 

慧音「どうやってここまで来たんだ?」

 

影涼「恐らく、IL-78でも使ったんでしょうよ・・・そうでもしないとここまで来ることは不可能です・・・航空距離的に考えて」

 

霊夢(とにかく、本格的に攻めてきているわ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文「天狗リーダーより、全機へ点呼!」

 

射命丸文が隊長を務める第7航空団第308飛行隊F-15J4機は、敵航空機の場所に急行していた。すでに、他の飛行隊が接触したとの連絡を受けていた。第308飛行隊は、増援の形で百里基地から飛んできたのだ。

 

副隊長(天狗2!いつでもいいぞ)

 

パイロット1(天狗3、やっと実戦か!)

 

パイロット2(天狗4、俺たち疾風の天狗の力を見せつけようぜ!!)

 

射命丸の飛行隊は、別名疾風の天狗部隊と呼ばれている。精鋭中の精鋭部隊なのだ。天狗のエンブレムに、機体の色は黒色で、両羽には紅葉が描かれている。

 

文「全機の点呼確認!」

 

航空管制官(了解した・・・すでに、交戦許可は出ている。奴らに自衛隊の力を見せつけてやれ)

 

文「天狗リーダー了解!!」

 

F-15J4機編隊は、約5分で戦闘空域に到着した。

 

 

 




お知らせ

4月1日以降、進学の関係上、投稿ペースが遅くなります。3日に1つのペースになります。

また、武装化とは全く関係のない東方小説を並行して書きたいと思います。武装化を優先しますが、もしよければ、新しい別の小説も見てください。

また、こんな小説書いてほしいと言うのがあれば言ってください(東方か完全オリジナル)

以上、お知らせでした
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