東方武装記録   作:祝神✯

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やっと、投稿することができました!
再試験を受けていたり面倒なことになりまして・・・
後期の授業も始まりますけど、次からは2週間に一回は投稿できるようにします


第六作戦 垣間見る侵攻

咲夜の運転する白の乗用車を先頭に、最終目標地点である広州軍区にあるミサイル発射基地に向かっていた。事前に、目標までのルートは作戦前に伝えられていたので、影涼がいなくても、進軍には何ら支障は無かった。

 

早苗「ここを、右です」

 

早苗は、端末を見ながらナビゲートをしていた。もちろん、念のためにだ。

 

咲夜「夜明けね・・・」

 

咲夜は、バックミラーを見て呟いた。暗い空を照らす紅い光が差し込んでいた。そう、夜明けだった。任務開始から、一日が経過した。すぐ真後ろを走行している幽香の運転する白いワゴンから無線が入った。

 

幽香(あと、どのくらいで到着する予定かしら?)

 

咲夜「あと・・・4時間かしら・・・」

 

幽香(4時間・・・現在時刻は0446・・・だいたい0900に到着かしら?)

 

咲夜「そうなるわね、ただ影涼から教えられたルートは、地下から潜入することになっているわ」

 

幽香(あぁ、また下水道ね・・・日本に帰ったら、すぐに温泉だわ)

 

咲夜は、フッと笑った。助手席に座る早苗も、クスッと笑っていた。車を走らせて3時間後、問題が発生した。どうやら、乗用車と中型トラックが真正面から衝突するという事故が発生したらしく、渋滞していた。咲夜は、イラつきながら、ハンドルを叩いた。

 

咲夜「時間が無いのに!」

 

早苗「どうやら、12キロの渋滞らしいですよ・・・」

 

咲夜「交通整理はどうなっているの!?」

 

早苗「さぁ・・・」

 

早苗が苦笑しながら、首を傾げた。しかし、この足止めはかなりの痛手だった。無線機から幽香の声が入って来た。

 

幽香(別ルートから行きましょう)

 

咲夜「Uターンしろと?目的地に行くには、この国道を進まないと到着しないわよ?」

 

目標までのルートは、現在地の道の一本道しかないのだ。山と山の間に作られている為もちろん、他の道は存在しない。

 

幽香(歩けばいいでしょう?)

 

咲夜「はぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早苗「・・・本当に歩くのですか?」

 

幽香「仕方ないでしょう?」

 

車を一旦、Uターンさせて、適当な場所に車を乗り捨てて、徒歩で目的地に行く事にした。セルジー達には、身振り手振りで合図を送って徒歩で移動することを説明した。セルジー達は、笑いながら頷いていた。装備品をまとめ、森の中を進んで行った。夜が明けた今となっては、森の中を進んで行くのは、容易だった。しかし、山を登るのに苦労が無い訳ではない、少しづつ休憩を挟みながら進んで行った。山の中なのか、蒸し暑く咲夜達の戦闘服は、汗で少し湿っていた。

 

美鈴「あと・・・どのくらいなのですか?」

 

美鈴は、額の汗を拭いながら早苗に聞いた。

 

早苗「あと・・・5キロです・・・」

 

早苗も、汗を拭いながら端末を朦朧とする中見て答えた。ろくな休息も取っていない中、装備品の重みが体にはかなりの負荷が掛かっていた。山の中を進んで20分後、開けた場所に到着した。

 

幽香「ここが、目的地?」

 

目の前には、廃工場があった。看板を見ると、広州肥料工場と書かれていた。

 

美鈴「肥料工場?」

 

早苗「工場の中に、ミサイル基地までの地下通路があるらしいですよ」

 

咲夜「道を探しましょう」

 

咲夜達は中に入っていた。赤く錆びた工場の中を進むと、まだ比較的に新しい金属のパネルが床にあるのを見つけた。咲夜と美鈴がパネルを引き上げると、地下に通じている梯子が現れた。咲夜が、ハンドサインで先に行くと合図を出してから、暗視装具を装着して梯子を降りていった。それに続いて、早苗・幽香・美鈴・特戦群・アルファと降りていった。一番下まで降りると、様々な木箱や機械が無残にも散らばっている光景が広がった。幅はわずか2メートルの広さしかなかった。天井の高さは約3メートル、決して広くは無かった。

 

幽香「下水道かと思ったけど・・・比較的にまだ綺麗な道で良かったわ」

 

早苗「かなり、埃っぽいですけどね」

 

道は一本道で、咲夜を先頭に進んで行った。物凄い埃が充満しているので、咲夜達は口元にバンダナを巻いて埃を吸い込まないようにした。バラクバラを被っている特戦群やアルファの隊員が羨ましく見えた。

 

美鈴「光?」

 

進んで行くと、何やら電球のような光が見えてきた。咲夜達は、走って光の方に進んで行った。

 

咲夜「これは・・・電車?」

 

咲夜達は、貨物を運搬する貨物電車を見つけた。

 

早苗「これって・・・ウランの運搬に使われていたのでしょうか?」

 

早苗は、放射能のマークが描かれた金属の箱を指さしながら言った。貨物を載せる場所には、放射能マークが描かれた箱が、たくさん積載してあった。

 

咲夜「恐らく、この電車はウランやミサイルを安全に運搬するために作られたのでしょうね・・・」

 

幽香「動くのかしら?もう、何十年も使われた形跡が無いのだけれども」

 

幽香は運転席に行って、まだ使えるのか確認をしていた。しかし、電車の事を知らない為、どうすればいいのか分からなかった。セルジーが、察したのか幽香の隣に立って、一緒に確認を始めた。咲夜達は、放射能マークの描かれた箱の上に座っていた。ちなみに、早苗が端末で調べたところ、箱には何も入っていないらしく、尚且つ放射能反応も無かったので、箱を座席として使う事にした。

 

セルジー「これを押せば・・・」

 

セルジーが、赤いボタンを押すと電車は、鈍い音を出して起動した。

 

セルジー「発進するぞ!」

 

セルジーが、一言言って電車は動き始めた。幽香は念のためセルジーの横にいた。耳にあまり優しくない金属音が鼓膜に突き刺さるように入って来た。電車の速度は、時速120キロとかなり遅かった。運転席の操作盤がかなりアナログな古い物だったので、かなり前に作られたものであることが分かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

35分後、目的地であろう場所に到着した。さっきと違い、埃っぽさも無くかなりクリーンな空気が漂っている場所に到着した。電車をゆっくりと止めて、プラットフォームについた。すぐに降りて周りの警戒を始めた。

 

咲夜「クリア!」

 

咲夜を先頭に、隔壁の前に全員が集まった。早苗が端末を持って、隔壁の真横にある隔壁を管理する端末に自分の持っている端末を拡張コードで繋ぎ、ハッキングを開始した。僅か5秒で隔壁のロックを解除した。咲夜と美鈴・セルジーと吉岡が隔壁の奥へと先陣を取り進んで行った。隔壁の奥には、ミサイルを運搬する大型の車両がずらーっと並べられていた。間違いなく、移動型ICBMを運搬する車両だった。

 

美鈴「す・・・すごい数の車両ですね」

 

幽香「これに、ミサイルを積んだらとんでもないでしょうね」

 

咲夜「ここが、ミサイル基地で間違いないでしょうね・・・早苗、目標の中距離核弾頭はどこにあるのかしら?」

 

早苗「・・・わかりません・・・ただ、わずかな放射能反応がこの基地の中を移動しているのは確かです」

 

咲夜「移動?」

 

早苗「基地をスキャンしましたけど、放射能反応がわずかにありました」

 

セルジー「おい!今、スキャンって発音したか!?」

 

いきなり、セルジーが物凄い剣幕で早苗の胸倉を掴んだ。

 

早苗「きゃっ!」

 

咲夜がすぐに、グロック26をセルジーの額に押さえつけた。その光景に他の全員が驚いた。

 

咲夜「何なのよ!いきなり胸倉を掴むなんて!!」

 

しかし、お互い共通の言語を話していないので、何を言っているのか分からなかった。セルジーは早苗に向かって怒鳴り散らしていたが、その意味が分からなかった咲夜達と他の隊員はすぐに知ることになる。

 

中国兵「侵入者だ!!」

 

大型のシャッターが開き、中から10名ほどの中国兵が95式自動歩槍を構えていきなり撃って来た。セルジーは早苗の胸倉から手を離しすぐに車両の物陰に隠れた。咲夜も早苗を引き連れて同様に隠れた。美鈴・吉高・南川はすぐに応戦を開始した。幽香と柳田・高鷲香は別の出入り口が無いか探しに、後方に下がった。セルジーを含むアルファは何やら集まって指示を出していた。

 

咲夜「大丈夫!?」

 

早苗は小さく頷き、PP-2000のマガジンをチェックして咲夜に合図を送った。咲夜は頷き、腰に取り付けた小さな黒いポーチから閃光手榴弾を取り出して、中国兵の所に投げた。まばゆい光と音により中国兵は目を眩ました。すぐに、咲夜と早苗・美鈴・吉高・南川が前に出て、中国兵の手足を撃ち抜いた。銃を離さない者は、容赦なく頭を撃ち抜いて行った。

 

咲夜「前進するわよ!!」

 

咲夜を先頭に大型シャッターの奥へと走って行った。

 

幽香「!?あのロシア人はどこに行ったのよ!?」

 

幽香の言葉に全員が走りながら辺りを見渡したが、セルジー達はいなかった。どうやら、さきの戦闘ではぐれたのか、それとも言語が通じない為か、咲夜の指示を理解できなかったかのどちらかが考えられたが、今は立ち止まっている時間は無い為、前進することにした。狭い通路をひたすら走って行った。早苗が端末を見ながら放射能反応のある場所を確認しながら走って行った。階段を駆け上がり、上へと上ろうとした瞬間、早苗は立ち止まった。

 

咲夜「どうしたの!?」

 

咲夜は、突然立ち止まる早苗を見てすぐに傍に寄って行った。早苗は黙って窓の外を指さした。咲夜達は早苗が指さした方向を見た。そこにあったのは、巨大な弾道ミサイルをゆっくりと輸送する巨大な車両だった。誘導員が黄色の防護服を着ているところを見る限り、ただの弾道ミサイルではないことは確かだった。

 

幽香「あれが・・・例の核弾頭かしら?」

 

早苗「はい、間違いありません・・・でもどうやって止めたらいいのでしょうか?」

 

咲夜「発射管制室で管理しているはずよ」

 

早苗はすぐに、スキャンを始めて場所を割り出した。現在地は地下2階と地下1階の間に位置しており、発射管制室は3階にあった。階段をこのまま駆け上がれば3階に着くと思ったが、1階に通ずる階段のシャッターが閉じられてしまった。エレベーターも同様に止められてしまった。

 

咲夜「美鈴!手伝いなさい!」

 

咲夜と美鈴が階段のシャッターをチタンナイフとナイフでこじ開けようとしていた。早苗達は左右の廊下から迫ってくる中国兵が近づいてこれないように、射撃していた。耳に優しくない音と共にシャッターはゆっくりと上がって行った。1人づつゆっくりとシャッターをくぐって行った。走って1階に上がりこのまま2階に向おうとしたが問題が発生した。2階に通ずる階段が防護壁によって閉じられていた。

 

咲夜「何でここだけ防護壁なのよ!!」

 

咲夜は防護壁をおもっきり右手で殴った。

 

吉高「上に行くほどセキュリティがしっかりしているんだろうな、なんせ発射管制室があればそれなりのセキュリティが完備されているだろうな」

 

咲夜「他に進路は無いの!?」

 

早苗「スキャンした基地の図面によると・・・2階に通ずる階段・エレベータはすべて3階にあるセキュリティ管理室のようなもので基地内の隔壁・各部屋のロックを行っているようです」

 

吉高「どうやって、2階に行くんだ?」

 

早苗「隔壁のロックを私の端末でハッキングして一時的に解除することができます・・・どのくらい時間が掛かるかは分かりませんけど・・・」

 

幽香「早苗、すぐに取り掛かって!それまでここで持ちこたえましょう!」

 

幽香の掛け声と共に早苗はすぐに、防護壁の隣にあるパネル版のカバーをグロック26の銃底で割って、拡張コードで自分の端末を繋いでハッキングを始めた。美鈴が早苗の隣に座って作業を手伝っていた。幽香と吉高・高鷲香は右側の通路をカバーし咲夜と南川・柳田は左側の通路をカバーした。中国兵が次々と集まってきて、抑え込むのがやっとだった。凄まじい銃撃音が室内に反響し大声で話さないと聞こえないレベルだった。

 

咲夜「!?」

 

咲夜は、腰に装着しているマガジンポーチからマガジンを取り出そうとしたが、全て弾薬が空だった。

 

咲夜「弾が無い!」

 

咲夜の声に柳田がマガジンを1つ取り出して、咲夜に向かって投げ渡した。幽香達の方でも弾薬の不足が出始めてきた。美鈴はすぐに自分のマガジンポーチから弾薬が不足している人に投げ渡した。

 

早苗「あと3分で完了します!!」

 

咲夜「分かったわ!」

 

咲夜は、無駄弾を撃たないように正確に撃っていった。そして、敵の猛攻が突然に収まった。咲夜はすぐに中国兵の死体から、マガジンを12個、95式自動歩槍を4丁奪い取って来た。

 

咲夜「私達は95式を使うわ、残ったAN-94の弾薬はすべて特戦群に渡しなさい!」

 

残ったAN-94のマガジンは全部で8個集まった。吉高は2ずつマガジンを配布した。咲夜達は95式自動歩槍を使用することにした。貸し出された銃を勝手に捨てるわけにもいかないので、紐を通して背負う事にした。防護壁のロックも解除できたので、すぐに2階に上がって行った。2階から3階に行くための階段がまた、防護壁で閉じられていた。

 

早苗「ロックを解除しますね」

 

早苗が解除をしようとしたが、防護マスクを装着した中国兵が4名ほど右側の通路から出てきた。

 

美鈴「逃げましょう!!」

 

美鈴の大声と共に、咲夜達は急いで左側の通路に逃げだしていった。その瞬間に、防護マスクを装着した中国兵が催涙ガスの手榴弾を投げてきた。間一髪で、催涙ガスから咲夜達は逃げることに成功した。

 

早苗「危なかったですね・・・」

 

美鈴「代替ルートはありませんか?」

 

早苗「ここからでしたら、150メートル先にもう一つ階段があります」

 

幽香「よし、そこに行きましょう!」

 

少しずつ、追っ手の中国兵を銃撃して敵の数を減らしていった。もう一つの階段に到着して、すぐに早苗はロック解除を始めた。追っ手の中国兵の中にいる防護マスクを装着した中国兵を優先的に撃ち殺していった。約5分でロックを解除して、咲夜達は3階に上がって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回からは2週間に一回の投稿を目指します!
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