次の話の構成で忙しいです、まぁできているのですがね(笑)
神奈子「何分前なの?」
通信科隊員「ほんの1分前に米軍の軍事衛星が観測しました。例の目標地点の基地が蒸発しました」
市ヶ谷駐屯地の地下作戦司令部の椅子に座っている、神奈子・レミリア・幽々子・聖が通信科の隊員の報告を受けていた。作戦司令部に備え付けられている大型スクリーンには、中国のミサイル基地の衛生映像が映し出されていた。
レミリア「被害はどんな感じなの?」
通信科隊員「まだ、把握できていないようです・・・米軍もかなり驚いています」
神奈子「米軍よりも、中国の方が驚いているでしょうね。自国内で核が爆発したもの」
聖「選抜メンバーからの通信は?」
通信科隊員「依然連絡はありません」
幽々子「最悪のケースも考えたほうが良いかしら?」
神奈子「・・・聖、SBUはどうなっているかしら?」
聖「広州軍区に近づけれるぎりぎりの所に待機しているわ、連絡さえあればすぐにでも、動けるわ」
神奈子は、大きくため息を、漏らした。
神奈子「連絡あるまでは、動けないわ・・・」
咲夜「戻るわよ!!」
吉高「お前は馬鹿か!?核が爆発したんだぞ!!放射能で細胞がズタボロにされて死ぬぞ!!」
RHIB上で、咲夜と吉高が言い合いをしていた。
咲夜「影涼は生きているわ!!今からでも、戻って救出するべきだわ!!」
吉高「放射能の問題があるだろ!!」
咲夜「早苗!どうなの!?」
早苗「はい!」
早苗は驚き、焦ってスキャンを始めた。
早苗「放射能反応は・・・」
突然、RHIBが急発進した。
幽香「追手だわ!!」
4隻の中国軍のRHIBがこちらを追っているのが、視認できた。セルジーはいち早く確認し、急発進したのだ。後ろから、凄まじい銃撃が咲夜達を襲っていた。安定しないRHIBの上では、正確に照準を合わせて撃つことは、難しかった。弾丸はRHIBのすぐ真横や頭上を擦れていた。咲夜達が乗っているRHIBはミサイル基地からどんどん離れていった。
咲夜「チッ!」
咲夜は、RHIBの底をおもっきり殴った。
咲夜「応戦するわ!!」
咲夜の声と共に、追ってくる中国軍に銃撃を開始した。水しぶきで視界が遮られ、大きく上下に揺れるRHIB、満足に銃弾を着弾させることは出来なかった。さすがの、早苗も何発か外していた。敵は操縦士を含む7人、合計28人いた。
幽香「追手をどうにかしないと、脱出できないわよ!」
幽香の叫び声に、咲夜は無線機を取り出し、周波数を切り替えた。
咲夜「死なない幽霊代理の時のナイフ・・・「現つ神」・・・繰り返す「現つ神」よ!!」
咲夜の発した言葉に、セルジー達を除く全員が咲夜の方を見た。
神奈子(死なない幽霊はどうなったのよ!?歴史喰いも)
咲夜「・・・行方不明の為、代理でしました」
無線機越しで、大きなため息が聞こえた。暫しの沈黙の後で、応答が帰って来た。
神奈子(・・・分かったわ・・・SBUを待機させておくわ)
咲夜「SBUが待機しているわ!追っ手を素早く排除するわよ!」
咲夜の言葉に、全員が頷いた。
吉高「一番近くに接近している奴に、集中攻撃しろ!」
一番近くにいる、RHIBに全員が照準を合わせて、集中砲火を浴びせた。操縦士の頭に弾丸が貫通して、一隻を無力化した。残りの三隻から、凄まじい攻撃を受けていた。
美鈴「うわっ!」
幽香「美鈴!」
咲夜「早苗!」
美鈴の右肩に弾丸が命中した。早苗は、美鈴の手当てに入った。弾丸は運悪く、貫通していなかった。液体ボディーアーマーを貫通した後、一気に運動エネルギーが減弱したのだろう。早苗は、応急処置で美鈴の傷の手当てをした。その間に、咲夜と幽香は、美鈴を攻撃をしたであろう中国兵に向かって攻撃をしていた。3、4発の弾丸が命中した。
幽香「時間が掛かりすぎているわ!」
RHIBは、すでに中国の海域から脱出していたが、追っ手はしつこく追っていた。
咲夜「早苗、操縦士だけを狙撃できる?」
美鈴の右肩に包帯を結び終えた早苗は小さく頷いた。咲夜と幽香は早苗の身体を支えて安定させていた。早苗は、SV-98のスコープを覗き込んだ。まず、近くにいるRHIBの操縦士を狙撃した。コントロールを失ったRHIBは隣のRHIBに激突して、沈んで行った。
咲夜「残り一隻」
早苗は、スコープを覗き込み、照準を合わせようとしたが、何やら上空から戦闘機の音がした。早苗は上空を見た。僅かだが、J-10のような機影がそこにはあった。
早苗「全員飛び降りて!!」
戦闘機の音がしてから、全員が察したのか、早苗の声と同時に海に飛び込んだ。RHIBのエンジンは掛けたままなので、そのままどこかへ進んで行った。そして、僅か10秒でさっきまで乗り込んでいたRHIBは爆発して沈んで行った。恐らく、誘導弾で撃沈されたのだろう。
咲夜「ぷはぁ・・・」
海面から顔を見せた咲夜は、辺りを見渡した。早苗が海に沈む姿が見えた。すぐに、咲夜は早苗の元に泳いでいき、潜って早苗を抱きかかえて海面へと泳いでいった。
咲夜「早苗!」
早苗はどうやら気を失っているようだ。咲夜は、幽香達を探そうとしたが、ゆっくりと、こちらに近づいてくる中国軍のRHIBがあった。銃を咲夜に向けていた。咲夜は、銃を取り出そうとしたが、そんな時間は無かった。それに、両手で早苗を抱きかかえているので、手を離すことは出来なかった。向こうは、すでに引き金に指を置いていたのだ。咲夜は、悟ったのかただ黙っていた。
中国兵「3時の方向!!」
中国兵の怒鳴り声と共に、銃撃音がした。次々と、中国兵が倒れていった。咲夜は、銃撃先を見た。そこには、全身黒い戦闘服に身を包んだ隊員達がRHIBに乗っていた。全部で3隻はあるだろう。よーく見ると、折り畳み式の89式小銃を持っていた。また、上空にはF-2戦闘機が2機、さっきのJ-10を追っていた。
SBU隊員1「大丈夫か!!」
SBU隊員2「2名発見!!」
咲夜と早苗は、SBUの隊員によって引き上げられた。その後、10分掛けて、全員が救出された。
SBU隊員1「あと二人はどこに行った?」
咲夜「・・・ミサイル基地から脱出する際に行方不明になったわ」
SBU隊員1「・・・こちら海蛇、救出成功!」
聖(了解、すぐに戻って来なさい)
咲夜達を乗せたRHIBはゆっくりと方向転換をして、発進していった。
咲夜「終わったのね・・・」
咲夜は、ミサイル基地の方を向いた。