幽香「ここにいればいいのね?」
神奈子「そうよ」
市ヶ谷駐屯地の駐車場で、三人は待機していた。暗号を解読すると市ヶ谷駐屯地に向かえと書かれていた為、三人は高機動車で市ヶ谷に来たのだ。
幽香「それにしても神奈子幕僚長、あの暗号の解読方法を教えてくれないのですか?・・・あら?」
一台の軽装甲機動車が駐車場に進入して来た。三人の近くに駐車して一人の女性が中から出て来た。
美鈴「お久しぶりです~」
制服に身を包んだ美鈴が笑顔で出てきた。
幽香「見ないうちに雰囲気が変わったわね」
早苗「美鈴さん、お久しぶりです」
日本に帰国後、美鈴は中央即応連隊に一時戻り訓練を受けていた。訓練中は、一回も早苗達に会っていなかったのだ。神奈子の指示で、訓練を抜けてきたのだ。
幽香「さてと・・・咲夜以外は揃ったわね。咲夜が来ないことは分かっているけど・・・いつまで待ったらいいの?」
幽香が言い終わるのと同時に一台の白い軽自動車が駐車場に進入して来た。明らかに、自衛隊関係者では無かった。車は、四人の目の前に停車して、一人の黒いスーツ姿の女性が車のエンジンを掛けたまま出てきた。
神奈子「貴女なら、説明がつくわ。どうやって、暗号を知ったのかしら?」
車から出てきたのは、内閣情報調査室の室長の八雲紫だった。内閣情報調査室とは日本政府の情報機関の代表・取
りまとめ役としての役割を持っている。総務部門・国内部門・国際部門・経済部門・内調情報集約センター・内閣衛星情報センターが設置されており、八雲紫は、国際部門の長である。国際部門は国外の政策に関する情報収集・分析や新聞や放送などの論調分析・各国の情報機関との情報交換を行うとともに防衛省の情報本部から入る電波傍受も行う。本来、各部門のトップは主幹と言われるが、紫は、室長という言葉で呼ぶようにと周りに言っているのだ。
紫「久しぶりなのに、第一声が暗号の事なんてね」
早苗「紫さん、お久しぶりです」
紫「あら、お久しぶりですね早苗ちゃん。最後に会ったのはいつだっけね?」
神奈子「はぁ・・・取り敢えず、要件を言いなさい。暗号には、影涼達を助ける為だから、ここに呼んだのでしょう?」
神奈子の言葉に、早苗・幽香・美鈴は紫の方を一斉に見た。
紫「影涼・慧音の生存は不明よ」
神奈子「どういう事だ?生きている確証があるから、あの暗号を送ったんじゃないのか?」
紫「生存自体は不明よ。でも確証はあるわ」
紫の言葉に、その場にいた誰もが怪訝そうな表情をした。
神奈子「どんな、確証があるんだ?」
紫「女の勘よ」
神奈子に向けてウィンクを飛ばした。神奈子は、頭を抱えてため息をついた。
神奈子「女の勘が確証の材料か・・・まったく」
紫「女の勘と言っても、中国とロシアの動きで仮定しただけよ」
確かに、国際部門なら海外の情報機関との情報交換やメディアを分析すればある程度の情報が入ってくるが、紫の事だから、非正規法で調査をしたのだろう。神奈子が知っている限り、紫は内調の室長の立場を利用して、職権乱用を裏でしているらしい。本人曰く、ぎりぎりのラインで止めていると言っているが、完全にアウトゾーンの一歩先を行っているはずだ。
紫「まずは、ロシアからね。ロシア連邦軍参謀本部情報総局・・・GURと言えば、聞きなれているかしら?その部隊が動いているわ。、中国内部での調査を名目としたプリヴィディエーニイ作戦が展開されているわ」
幽香「幽霊ね」
幽香が、さっと答えた。現在、ロシア語の勉強をしているのである程度は知っているのだろう。
神奈子「つまり、幽霊は死なない幽霊のコードーネームを持つ影涼を指しているのだな。しかし、GRUが動いている理由も、あくまで生死の確認をするためだろう?生きている確証が無いじゃないか?」
紫「そうよ、だからこそ中国の動きを合わせて生存の確証があるのよ」
神奈子「中国の動き・・・相当な部隊が動いているのだろう?」
紫「その通りよ、神奈子は知っているわよね?四凶と言う言葉に」
神奈子「なんだって!?あいつらが動いているのか!?」
神奈子は、声を荒げて信じられないという表情をした。早苗達はもちろん、何のことなのかさっぱりだった。
美鈴「えーっと・・・四凶ってなんですか?」
紫「中国の秘匿部隊よ。いわゆる秘密部隊ね」
幽香「聞いたこと無いわね。早苗は知っている?」
早苗「私も初めて聞きました」
紫「当然よ。表には決して出てこない部隊ですもの。その素性全てが不明、構成人数、所属機関、全てに至る情報が不明の部隊よ。それは、アメリカ軍やCAIにすら存在が掴めていない・・・いや、世界の中でも存在をかろうじて知っているのは、日本だけだもの」
紫は、意味ありげな表情で神奈子の顔を見た。
幽香「話を聞いている限り、日本がアメリカですら掴めていない情報を知っているわけがないと思っていたけど・・・つまり、遭遇者がいたのね」
神奈子「はぁ・・・全員、私について来なさい」
神奈子は、小さな声で言うと、全員が市ヶ谷駐屯地地下にある管理情報記録室に向かった。神奈子の権限でその中にいた職員を全員、部屋を出るようにと指示を出して、管理情報記録室内には、神奈子・紫・早苗・幽香・美鈴の5人だけになった。
神奈子「外であの話をして誰かに聞かれたらまずいからね」
神奈子は、1人で奥に進んで行った。
早苗「市ヶ谷駐屯地の地下にも管理情報記録室があったのですね」
紫「あら?偵察作戦群の人達なら、知っているの思ったけど?管理情報記録室は市ヶ谷・松本・防衛省の三か所にあるのよ。それぞれ、扱っている情報が違うけど、松本は主に偵察作戦群と特殊作戦群に関する記録または、それに準ずる情報・市ヶ谷はすべての自衛隊に関する記録・特殊作戦群・それに準ずる情報よ。まだ、防衛省の中にある管理情報記録室に忍び込んだことが無いから、どんな情報を扱っているのかは分からないけどね」
早苗と幽香・美鈴は心の中で「本当にこの人は内調の人なのか」と思った。
神奈子「今の話は聞かなかったことにするわ。次私の前でその言葉を口にしたら、報告するわよ」
神奈子が、ため息をしながら大きなファイルを持ちだしてきた。ファイルには、最重要国家機密とシールが貼ってあった。テーブルの上にファイルを置いて、中から様々な情報が書かれた書類を広げた。
神奈子「じゃあ・・・紫のせいでしたくもない事をしないといけなくなったけど、貴女達は中国の秘匿部隊の名前を聞いて、口に出してしまった。この時点で、本来は貴女達を拘束しないといけないの・・・あと、紫もよ」
紫「いやん拘束され・・・」
神奈子「っで、拘束しないといけないほど重要な事だけど・・・私の権限でそれを無しにする。その代わりに」
幽香「それなりの制限が掛かるの?」
神奈子「普段通りに生活してくれれば何もないわ。でも、私と紫の前以外で、例の部隊の名前とこれから知る情報を口に出したら、自衛隊としての全ての記録を抹消して、犯罪者として拘束するわ」
早苗「あの・・・咲夜さんは?」
神奈子「咲夜は、この場にいない、特に制限もいらないわ」
幽香「咲夜だけ、知らなくて私達だけが知る・・・問題が起きそうで怖いわね」
神奈子「だからと言って、咲夜を巻き込むわけにはいかない。この、情報を知るというのは何かしらのトラブルに巻き込まれる覚悟がいるわ・・・貴女達は紫に巻き込まれた被害者のようなものだけどね」
紫「あら、私が悪いみたいじゃない?」
神奈子「悪いんでしょうが・・・とにかく、四凶に関する情報を教えるわ。私は、直接会ったことは無いわ。私の元同期が一回交戦をしたらしいのよ。そこから四凶と言う存在を知ったわ。紫は、独自で調査して存在を知ったらしいけどね」
紫「現地で調査していたら、たまたま知ったのよ」
不敵な笑みを浮かべながら紫は口元を手で隠した。
神奈子「同期が私に暗号文で情報を送って来たのよ。それが、この資料よ」
資料には、四凶の特徴をより詳しく書かれていた。
神奈子「四凶の構成人数や、所属機関は不明・・・分かっていることは、必ず尾行・近接暗殺・遠距離暗殺・死体処理を担う4人がいるという事よ」
幽香「ちょっと待って、尾行は分かるわ、近接も恐らくナイフや格闘でしょう?遠距離は狙撃等と想像がつくわ、死体処理ってわざわざそんな役割があるの?誰でもできそうな事だけど・・・」
神奈子「死体処理と言っても、聞かないほうが良いわ・・・ましてや、貴女達は女性だもの。私の元同期の仕事仲間の1人が女性なのだけれども、逃げている最中にその女性が撃ち殺された、元同期は敵の素性を詳しく知るために物陰に隠れて監視をした。尾行をしている男は近接を担っている男と一緒に他の仲間を排除するために移動、狙撃をしていた男も回り込むために人目につかないルートを進んでいたわ。ただ、1人の男が女性の死体を担いでどこかに消えてしまったのよ。その男を追尾した所、男性の死体は、バラバラに切り裂いて肉片にし、まとめて川や生ごみ用のごみ箱、犬の餌・鴉の餌にしたりと死体を処理していたわ。女性だけは、もっと残忍な方法で処理をしていたわ。ここまでしか貴女達には言えないわ。」
神奈子は、その後、皆に聞こえない声で嫁入り前の娘に教えれないわっと言った。
神奈子「そして、四凶の存在を確証づけるのがこれよ」
資料から、一枚の紙を取り出した。
早苗「渾沌・饕餮・窮奇・檮杌・・・これは何ですか?」
紙には渾沌・饕餮・窮奇・檮杌と書かれていた。
美鈴「これって・・・四柱の悪神ですよね?しかも、中原の四方に流された・・・古代中国の」
口元に指を当てながら美鈴は言った。
神奈子「そうよ、同期はそのコードネームで呼び合う声を聞いたのよ。そこから、仮定だけれども、中国には謎の部隊が存在する。コードーネームから推測するに四凶と合致するのよ。本当の部隊名は知らないけど、謎の部隊を仮称して四凶と私達は呼んでいるわ・・・この部隊が動く時は、特定の危険人物の排除のみらしいわ」
幽香「なるほどね、GRUだけじゃ無くて、四凶も動いているから、影涼達が生きていると考えられるのね」
紫「そういう事よ。で本題に戻るわ。影涼達を助ける為に、動いてほしいのよ」
神奈子「動くって・・・内調は動けないのか?調査するだけでもできるだろう?」
紫「調査員はあくまで非戦闘員よ。それに・・・適任の部隊がいると思うのだけれども?」
神奈子「・・・特殊作戦群の選りすぐりのメンバーを選出する。これでいいか?」
紫「特殊作戦群では役不足だわ・・・私は偵察作戦群を指名いたしますわ。第七偵群ね」
紫は、早苗・幽香・美鈴の顔を見ながら言った。
神奈子「それは駄目だ!現在は、偵察作戦群は活動を停止している。それに、中国でのいざこざが冷めるまでは海外での調査は不可能だ」
紫「第七偵群の直属の教官は影涼と慧音でしょう?それに、海外でもドンパチしたらしいじゃない?」
幽香「ちょっと待ちなさい!!」
幽香が声を荒げて紫を指さしながら言い放った。
幽香「どうしてそんなことを知っているのよ!?さっきから、貴女の発言には引っかかるのよ!!偵察作戦群の存在を知っているのは・・・」
紫「黙りなさい」
紫は扇子を取り出し幽香の首筋に当てた。
紫「成体にもなってない幼虫が根掘り葉掘り聞くものじゃないわよ?自分に見合った質問と疑問を持ちなさい。貴女達は、気にする必要は無いわ。それに、知らないほうが良いこともあるわ」
紫は、にやりと笑って、神奈子の方を見た。
神奈子「・・・幽香・・・その気持ちは分かるが、彼女は内調の人間・・・それに、私でも彼女の調査方法を知らない、周りが知らなくても彼女だけ知っているというのはよくあることだ。取り敢えず、怒りを静めなさい」
神奈子が紫の扇子を持っている手を掴んで下げさせた。
神奈子「紫、情報の提供は感謝するわ。取り敢えず、何かわかったら私の方に連絡しなさい。どうせ、私だけに伝えたのでしょう?他の内調の人間や政治家・他の自衛官にも言ってないのでしょう?」
紫は笑いながら管理情報記録室を出ようとしたが、一歩立ち止まり、幽香を含めて早苗・美鈴に向かって言い放った。
紫「偵察作戦群だから、まだ世界に知られていない部隊だから、他の自衛官と少し違うから・・・何か勘違いをしていないかしら?たかが、日本国内・中国での任務についていただけじゃない?貴女達は・・・ただの一人の女性よ」
紫は、管理記録室を出ていった。早苗と美鈴はごくりと生唾を飲み込んだ。幽香は舌打ちをした。
神奈子「・・・早苗・幽香・美鈴、近いうちに指示を出すわ。それまで、市ヶ谷駐屯地内にある私の部屋で待機していなさい」
早苗達は、神奈子に敬礼をして部屋を後にした。
神奈子「幽香だけ、少し残りなさい」
部屋の中には幽香と神奈子の二人だけになった。
神奈子「さっきの、紫に対する疑問だけど・・・彼女が偵察作戦群も存在を知ったのは、発足する十日前に知っていたわ。そして、貴女達の活動についても、彼女は独自の方法で調査しているわ。不思議なものね。私も、本当は驚いていたわ。でも、彼女と関わる上では驚くこと自体意味を成さないわ・・・気にする必要は無いわ」
神奈子は幽香を強く抱きしめた。幽香は、神奈子の抱きしめる強さに何かを感じた。不思議な感じ、いや以前もどこかで感じたことのあるような感覚だった。
幽香「・・・一つだけ質問してもいいですか?」
神奈子は優しい声で何?と言った。
幽香「神奈子幕僚長は、実戦経験はありますか?何だかそんな感じがして・・・」
神奈子「実戦経験ね・・・私は根っからの幹部の人間、実戦経験なんて微塵もしてないわ。あるのは、知識のみよ」
幽香は小さく頷いて、神奈子の腕から離れて敬礼をして部屋を後にした。
神奈子「・・・さてと、チーム編成と作戦立案をレミリアと特戦群の群長と話し合いに行きましょうか。裏で進めないと政治を通したところで受理されないしね・・・ついでに、情報管理を徹底しないとね」
神奈子は、両手をすくみながら携帯を取り出した。
影涼達は、ひたすら車を走らせてラクナウに向かっていた。ラーンチーでのトラブルもあり急いで車を走らせていた。
影涼「ラクナウの愛称はラクノー、次に向かうジャイプルは別名ピンク・シティーと呼ばれ、約10キロメートルの赤い城壁に囲まれているからそういわれているらしいですよ」
慧音「うん、プライベートでその話は聞きたかったわ。今はとにかく、お風呂に入りたい・・・もうすぐ日が暮れるわ。このまま、走らせ続けるの?」
辺りは、日が沈みかけて夕日色に町は染まっていた。
影涼「意味の分からない奴が尾行していた。お店に入ればトラブルに巻き込まれる。それに、中国軍の追手を少しでも引き離さないといけません。のんきに宿泊施設に泊まっている暇はありませんよ?ましてやお風呂なんて無理ですよ」
慧音「そりゃあ、分かっているわよ。でも・・・女に取ってお風呂に入れないというのはすごいストレスになるのよ・・・」
慧音は服や自分の髪の毛の匂いを確認していた。
影涼「少なくとも、慧音さんはいい匂いがしますけど?」
慧音「ならいいけど・・・」
影涼「日本に帰ったら、一緒に温泉旅行に行きましょう。これで少しはやる気を出しましたか?」
慧音「プラス一週間の旅行でね」
影涼は苦笑しながら頷いた。しかし、影涼は少し焦っていた。このまま夜になること自体は問題は無いが、さすがに慧音も肉体的にも精神的に参っているので、ベットでの休息とまではいかないが、お風呂だけでも入らせたかった。影涼自身は、ロシアのクレチェットにいた時に、鍛え上げられたので身体的にも精神的にもまだ余裕があった。実戦経験の違いが出ていると影涼は思った。
慧音「・・・電車・・・」
影涼「へ?」
慧音が突然言った。
慧音「そうよ!電車よ!!電車で移動すれば」
影涼「・・・あのですね・・・電車とかの交通機関は中国軍の追手が押さえている可能性があるかもしれないのですよ?それに、電車の中で襲われたら、周りの民間人にも被害が」
慧音「そうだったわ・・・すっかり忘れていたわ・・・」
慧音は、頭を抱えた。相当、参っているようだ。影涼は、一旦停車して、地図を広げた。現在地は75号線のポルポールと言う場所にいた。ここから北の方に国道を抜けてチャク・ベアワに向かえば人気の少ないところにでる。そこで、停車して休ませたほうがいいと考えた。
影涼「・・・あと10分我慢してください、国道を抜けて人気の少ないところで車を停車して休みます。現在時刻は18時46分・・・20時まで休憩します。その間なら慧音さんも、車の揺れや音も気にせずにゆっくり休めますよね?」
慧音「・・・あぁ、そうだな・・・すまぬ、お願いするわ」
影涼「決まりですね」
影涼はハンドルを回して、国道を抜けた。人気の少ないところで停車して、慧音はそのまま眠りについた。影涼は、一回車を降りて背伸びをした。慧音を休ませるほかに目的があった。人気の少ない所であり、人気のないところを選ばなかったのは、ところどころ民家が健在していたからなのだ。影涼は歩いて3分先にある明かりがついている民家に向かった。ドアを叩くと、大きな体で髭を伸ばしている男性と、その子供なのか8歳くらいの男の子が出てきた。影涼は、もちろん英語が話せないので、紙に英語の単語を並べて何とか伝えた。聞いた内容は、旅行者で、シャワーを貸してほしいと聞いた。男の人は笑いながら大きく頷いた。影涼は慧音を叩き起こして、慧音にシャワーを貸してもらえることを伝えた。
慧音「・・・すごい気持ちいいわ」」
慧音は、約15分間シャワー室でシャワーを浴びていた。影涼は男の人に何回もお礼を言った。しかも、この男の人は、どうやらある小さなレストランの料理長をしているらしく、シャワーだけでなく夕食まで振る舞ってくれた。言語は通じなくても、自然と意思疎通が図れた。影涼自身も不思議な感じだった。男はヒンディー語で会話をしているが、身振り手振りを交えながら話してくれたので、話がなんとなく分かった。影涼も、日本語で話しながら身振り手振りを利用して会話をした。
饕餮「目標はあの民家にいるぞ」
窮奇「分かった。しかし、馬鹿な連中だな・・・追手がいると分かっててあんなところに入ったのか、ここで排除すれば、渾沌が出しゃばらなくても良さそうだな」
四凶の二人が、ゆっくりと影涼と慧音の元に近寄って行った
二週間以内に一話ずつ投稿できるようにして行きたいです