マジ恋で転生物   作:グラン(団長)

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迷走っていうか暴走っていうか
自分でもなんでこんなになってるかわかりません
(・д・ = ・д・)


オレはいったいなにが書きたいのだろう……

「……百代ちゃん……」

 

 

「いや、言いたいことはわかる。私だってまさかこんなことになるとは思っていなかったんだ……」

 

 

「……たしかにオレは百代ちゃんと戦うって言ったよ?

本気で百代ちゃんと戦うつもりだし、時間も場所も百代ちゃんの都合に合わせるつもりだったよ……」

 

 

「うぅ……」

 

 

「でもさぁ……

 

 

流石に昨日の今日で戦うなんて思わないでしょ!?なんでこんなに早いの!?せめて百代ちゃんがオレの黒歴史をぼんやりと忘れるぐらいの時間があってもいいじゃない!てか、なんで朝起きたら玄関のまえに興奮状態の鉄心さんが待ち構えてるの?流石に朝から湯気が立ち上る上裸のじいさんはキツいものがあるよ、視覚的ダメージが許容範囲を越えたよ……。ハッ、まさかこれも百代ちゃんの策略なのか!?」

 

 

「絶対違う!私だってまさかおじちゃんと呼んだだけでジジイがあんな風に暴走するとは思ってなかったんだ」

 

 

「……きっと鉄心さんの孫LOVEメーターが振りきっちゃったんだろうね……。それにしても鉄心さんの本気は恐ろしいね、まさか1日で九鬼と連絡をとってこんな場所を確保するなんて。なにこの地下空間?九鬼の本社の地下にこんな場所あるって知ってるとか鉄心さん何者なのよ……」

 

 

「ヤツが勝手に押し掛けてきて、孫のために場所を用意しろさもなくば暴れると言い出すから仕方なく貸してやっているだけだ、勘違いするなよ赤子ども」

 

 

え、なんかスゴいいかつい金髪じいさんにガン飛ばされたんだけど。

てか、いきなり背後に出現するのやめて欲しいんだけど身構えちゃったじゃん、メッチャビクッってなりながら身構えちゃったじゃん。

恥ずかしいんだけど、具体的にいうと授業中寝てたらメッチャビクッってなって机ガタンッってなって周りの友達がクスクス笑ってるときくらい恥ずかしいんだけど

 

 

「ほう、反応はそこそこいいようだな。流石に鉄心が連れてきただけあってただの赤子ではなさそうだ」

 

 

ニヤニヤしながらいわれてもバカにされてるとしか思えないんですけど、つーか誰だよこの金髪じいさん……。

ん?金髪……たしかメチャクチャ強い金髪のじいさんがいたような気がしなくもない……。

 

 

「つかぬことをお聞きしますが、どちら様でしょうか?」

 

 

「九鬼従者隊序列0番、ヒューム・ヘルシングだ」

 

 

はい、思い出しました~このじいさんも化け物でした~

鉄心さんと同じような化け物でした~。

なんだよヘルシングって、もう名前からして強いんだけど、吸血鬼とか従えてそうなんだけど、サーチアンドデストロイなんだけど。

 

 

「そんなことより早く闘いを始めろ、九鬼も貴様らにいつまでも場所を貸してやれるほど暇じゃないんだ」

 

 

「はい!すぐ始めます、だからその体に穴空きそうな視線をやめてくださいお願いします」

 

 

「ヒュームよ、あまり若い者を恐がらせるんじゃないぞ。ただでさえ目付きが悪いのだからな」

 

 

「揚羽さん!いたんですか!?」

 

 

「おお、百代久しぶりだな。百代が本気で闘うと聞いてな、時間を作って見にきたんだ。」

 

 

スゲー、百代ちゃんがメッチャなついてる。揚羽ってことはこの人が九鬼揚羽だよね、バッテンついてるし、ナイスバデーだし。

たしかなんたら四天王の一人とかなんとかだった気がする……ヤベェこの空間の化け物率がおかしなことになってるよ。

あ、心なしかちょっと気持ち悪くなってきた気がする。

 

 

「おぉ、貴様が百代と闘うという……。どうした?顔色が悪い気がするが、大丈夫か?」

 

 

「あ、大丈夫です~ちょっと気持ち悪いぐらいが逆に心地よいような気がしなくもない……ってぐらいには悟り開いてるので」

 

 

「うむ、なんだかよくわからんが大丈夫ならばよいのだ!それにしても貴様はなかなか面白いな、気がまったく感じられんのに先程の体の動きを見るに不思議と弱くは思えん。まぁ百代が本気で闘うほどの者なのだからなにか秘密でもあるのだろう!我も観戦しているゆえ貴様の本気を見せてくれ!」

 

 

「む~、揚羽さんは陽を応援するんですか~?悲しいな~私も応援して欲しいな~」

 

 

「ハッハッハッ、もちろん百代のことも応援している!お互いに悔いが残らないよう全力で闘い合うがいいさ。

我々はそろそろ退場しよう、あとは二人の好きなタイミングで闘い合うがいい!」

シュバッ

 

 

あれ?てかオレここで全力で闘うってことはあの人たちにもしっかり見られるってことじゃね?

……めんどくせ~、目つけられたりしないといいけどな~。

オレの中では強い人は基本的に戦闘狂って認識してるからね、とくにあの金髪じいさんはヤバイ気がする……。

 

 

「おい!陽!急に頭抱えてどうしたんだ?大丈夫か?」

 

 

「大丈夫だよ~、ちょっと考え事してただけだから」

 

 

「本当か?私は万全のお前の本気と闘いたいんだ、体調が悪いなら別の日にするぞ?」

 

 

「心配してくれてありがとね~、まぁ体調は万全だと思うから大丈夫だよ。それに別の日にするのは九鬼の人に悪いからね」

 

 

「むぅ、たしかに……まぁお前が大丈夫だというなら信じよう。ただし、あとで負けて体調のせいにされても困るからな」

 

 

「さすがにそんな三下みたいなことしないよ……それに、オレもちょっと楽しみだからね」

 

 

「お、やる気だな!私と闘うのがそんなにうれしいか!」

 

 

「それもあるけど……」

 

 

「ん?他に理由でもあるのか?」

 

 

「いや、まぁ……ね……そんなことより早く始めようよ、ヒュームさんもさっき言ってたしさ」

 

 

「え~教えろよ~気になるだろ~。教えないと闘いに集中できないだろ~」

 

「ん~、じゃあこれ教えたら始めるからね?そんなたいした理由でもないんだけどね……。オレも自分の力を本気で使ったことないからさ……だからね、ちょっと楽しみってだけだよ」

 

 

「お!じゃあ陽の本気を見るのは私が始めてってことか!それはうれしいな」

 

 

「そーゆーこと、じゃあ理由も言ったことだし、闘おっか。合図とかどーする?」

 

 

「合図なら我にまかせろ!」

 

 

「お!じゃあ揚羽さんお願いします!揚羽さんの合図で開始でいいよな!」

 

 

「おっけ~じゃ、気合いいれてかかってきてね。百代ちゃん、オレに本気出させてよ」

 

 

「まかせろ!陽こそ、調子にのっているとすぐに後悔するぞ!」

 

 

「うむ、それでは二人とも準備はいいな?それでは、お互いの死力を尽くして闘ってくれ!試合……

 

 

 

 

 

 

 

 

……始め!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に動いたのは百代だった。

揚羽の合図と同時に踏み込み、20メートルほどあった距離を一瞬のうちに詰め、全体重を乗せた掌打を陽の体に叩き込んだ。

ドゴッ

百代の掌打を受けた陽の体は空中を高速で回転をしながら後ろへと飛んでいく。

 

 

「どうせ今の一撃が効いていない事ぐらいわかっているさ、なら……ひたすら叩き込むまでだ!」

 

 

次の瞬間、百代は飛んでいる陽の後ろに回り込んだ。

 

 

「お前が回転で衝撃を受け流すことは散々経験したからよくわかっている。じゃあその回転に逆らうように攻撃を続けたらどうなるのかな?」

 

 

空中で回転を続ける陽の周りをを高速で移動しながら、百代は上下左右様々な角度から連撃を繰り出した。

ドドドドドドッッッ

 

 

『今まで散々殴ってきたからな、少しは学習してるんだ!これで少しはダメージがはいればいいが……』

 

 

「……よっと!」

 

 

「ッ!?」

ドゴッ

連撃を加え続けていた百代の体が突然後ろに吹き飛んだ、そして空中で回転を続けていた陽の体は百代が吹き飛ぶと同時になぜか回転を止め、そのままフワリと着地した。

 

 

「ゴホッ、ゴホッ……まさか回転のエネルギーをそのまま打ち返されるとはな……。流石に今ので倒せるとは思ってなかったがノーダメージとは堪えるな……」

 

 

「いつまでも回ってばっかじゃ勝負にならないからね。じゃ、こんどはこっちから行かせてもらおうかな」

 

 

そういうと陽はゆっくりと百代に歩み寄っていく。

 

 

『こんな遅い動きでなにをする気だ?』

 

 

そして、身構える百代の目の前までくるとそのままゆっくりとした動作で拳を近づけていく。

 

 

『なんだこの攻撃は?バカにしているのか?いや、しかし陽は本気で闘うといってくれた……ならこの拳はただただ打っているだけじゃないはず……!?』

バッ

陽の拳が触れるか触れないかという瞬間、百代は体を素早く横にずらし、陽の拳から逃れた。

 

 

「お、流石百代ちゃん。ちゃんと避けてくれたね」

 

 

「なんだその攻撃は?今一瞬とてつもない寒気がしたぞ……」

 

 

「さ~、しりたければ受けてみればいいじゃない!」

 

 

「そんな不気味な拳受けたくないわ!」

 

 

陽はそのまま歩みを続けながら百代にどんどん近づいていく。百代も警戒を続け不気味な拳を避け続けるが徐々に追い詰められてとうとう壁が背についた。

 

 

「まぁ、ものは試しで一回受けてみなよ

それ~」

 

 

陽は気の抜けた声を出しながら拳を壁際の百代へゆっくりと近づけていく。

そして百代に陽の拳が触れそうになった次の瞬間、百代はしゃがみながら大きく体を左前に動かし、陽の拳をくぐり抜けるようにして壁際から脱出した。

サッ

ドゴンッ

バキッ

 

 

『!?』

 

 

「避けられちゃったか」

 

 

驚くべきことに、百代が避けたことにより、壁に打ち込まれた陽の拳が、拳を中心に半径二メートルほどを陥没させ、蜘蛛の巣状に壁を破壊した!

 

 

「なんだいまの攻撃は!?」

 

 

「え、これネタバレしたほうがいいやつ?……まぁ格闘ものならお決まりだからいいか。今のは消力を利用した攻撃だよ、完全に脱力した状態から瞬間的に力を込めることにより爆発的な破壊力を生み出す。消力を攻撃に利用した、いうならば攻めの消力だよ」

 

 

「攻めの消力……前に天衣さんが使っていた加速と同じような原理か。まさか丁寧に説明までしてくれるとはな」

 

 

「あれ?これ説明しなくてもよかったパターン?うっそ、うわぁ、これじゃオレただ自慢したみたいじゃん。メチャクチャ恥ずかしいんだけど……」

 

 

「そういいながら拳を近づけるんじゃない!

まったく、油断も隙もないな……」

サッ

 

 

気の抜けた台詞とともに、抜け目なく攻撃を当てようと拳を伸ばす陽から、百代は大きくバックステップして陽との距離をとった。

 

 

「それにしてもやっぱり消力はやっかいだな……、攻撃は受け流されるし、バカみたいな破壊力まで生み出せるとは……」

 

 

「どーするの?百代ちゃんお得意のかめは○波もどきとか使ってみたら?消力じゃあ受け流せないと思うよ?」

 

 

「気で攻撃したらお前は昨日の観音様みたいなやつを使うかもしれないだろ、どうせなら私はお前の消力を打ち破りたいんだ!……こうなったらしかたない、私は頭がよくないからな、ちょっと強引に行くぞ!」

 

 

百代の宣言と同時に百代の体がうっすらと発光しだした。

 

 

「え、なにどーしたの百代ちゃん。なんか光ってね?なにしてんのそれ、もしかして川神さん家はサイヤな家系なの?」

 

 

「そんな難しいことじゃない、ただ気で体を強化しているだけだ。というかサイヤの家系ってなんだサイヤの家系って。まぁ、つぎ込んでいる気の量は半端ないから気を抜くなよ!行くぞ、陽!消力を打ち破ってやる!」

 

 

ひときわ大きく発光すると百代の姿が消えた。

次の瞬間、陽の体がピンボールのように水平に吹き飛んだ。

 

 

「!?」

ドゴンッ

 

 

「まだまだ行くぞ!」

 

 

百代は飛んでいる陽にさらに攻撃を叩き込み、吹き飛ばされた陽は壁にめり込んだ。

 

バキャ

 

「あ、ヤベェなこれ」

 

 

「オラァ!!!」

 

 

そしてめり込んでいる陽の体に百代のラッシュが叩き込まれた。

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ

 

 

「ハァハァハァ

これでどうだ!一瞬で壁に叩きつけられたら反撃できず、受け流すこともできないだろ!」

 

 

「…………イテェ」

 

 

「!?

動けるのか!?」

 

 

百代にラッシュを叩き込まれ、壁にめり込んだ陽は体から血を流しながら、しかし、意識はハッキリと保っていた。

そしてそのまま壁から体を引き剥がし、しっかりとした足取りで百代の前に立った。

 

 

「いや、マジで結構キツかったわ。まさか百代ちゃんが界王拳使えるとは思ってなかったよ、それに加えてオラオララッシュとか……ジャンプ大好きかよ。早すぎて反応できなかったわ」

 

 

「あれだけ打ち込んでまだ動けるのか……流石に自信をなくすな」

 

 

「いやいや、消力しっかり無効化されちったし、メチャクチャ血出てるからねオレ」

 

 

「だが、ここからが本番なんだろ?陽も昨日のあれを使ってくれ、消力を攻略できたからな、私も心置きなく気を使うぞ!」

 

 

「言われなくても使いますよ、じゃとりあえず1発いっとこうか

 

 

 

 

 

……百式観音」

ドッ

 

 

「くっ!」

 

 

陽の背後から現れた百式観音の掌打を受けた百代は、後ろに飛び衝撃を減らす。

 

 

「やっぱ界王拳使ってっと反応速度が段違いだね、まさか百式観音に反応できるとは思わなかったわ」

 

 

「といっても流石に完璧には反応できるとはできないがな、衝撃を減らすぐらいだ。今度はこっちから行くぞ!

かわかみ波!」

ドシュ!

 

 

「百式観音」

 

 

百代の腰にためた両手から放たれたかめは○波もどきを百式観音が繰り出す掌打が打ち消す。

 

 

「百代ちゃんはたしか回復技とかあるんだっけか、じゃどんどん行かせてもらうね……百式観音・壱乃掌」

ドゴンッ

 

 

百代の頭上から百式観音の掌が振り下ろされ百代の体ごと地面に大穴を穿つ。いくら界王拳もどきを使えても、百式観音の繰り出す拳の速さには反応できない。

 

 

「ぐあっ!ちっ、くそっ!瞬間回復!……くらえ!星砕き!」

 

 

「百式観音・参乃掌」

 

 

瞬間回復を使い即座に復活した百代が先ほどよりも巨大な気砲を放つも、それは陽の目の前で百式観音の二つの掌によって挟み潰され欠き消されてしまう。

 

 

「やっぱり瞬間回復厄介だね……百代ちゃん、今から本気で百式観音使うから回復の用意しといたほうがいいよ

じゃないと……、死んじゃうかもしれないから」

 

 

「ふん!そんな脅しが効くか!もう一度行くぞ!

星くだ……!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百式観音・九十九乃掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッッッッ

 

 

「ぐぁぁーーーーーー!!!!」

 

 

陽がその場で足を組み両手で9を形作ったと同時に、百式観音の全ての掌を使った圧倒的速度の連打が百代に叩き込まれた。

総計99にも及ぶ掌打はあらゆる角度から叩き込まれ、百代は防ぐことすら叶わず、ただ掌打を受けながら体を回復することしか出来なかった。

 

 

「……ハァハァハァ」

 

 

「……ハァ……流石にタフだね百代ちゃんは……まさか九十九乃掌をくらって回復しきるとは……」

 

 

「……ハァ……もう瞬間回復はあと一回のぐらいしか使えないがな……、まさか一瞬でここまで追い込まれるとは思ってなかったよ……流石陽だ」

 

 

「まぁ、オレもあんまり百式観音使いなれてないから結構限界近いんだけどね……そろそろ終わりにしよっか百代ちゃん」

 

 

「そうだな……そろそろ私も限界だよ……あぁ、楽しいなぁ。なんで今まで隠してたんだよ、お前が闘ってくれてたら今よりもっと強くなれてただろうに……もっと楽しめただろうに」

 

 

「ごめんね、オレ基本バトル担当じゃないからさ……でも、まぁたまになら組手ぐらい付き合ってあげてもいいかな」

 

 

「本当か!?絶対だぞ!絶対だからな!」

 

 

「はいはい、本当本当。でも、とりあえず今は勝負終わらせよ、きっと次で最後のぶつかり合いになるからさ」

 

 

「……そうだな、もったいないが終わらせるか……

 

 

 

 

 

 

 

 

それじゃー行くぞ!陽!」

 

 

「かかってこい!百代!」

 

 

 

 

二人はほぼ同時に接近しそのまま殴り合いになった。

百代が右手で振り抜けば、陽も右手で振り抜いた。

百代が左手で振り抜けば、陽も左手で振り抜いた。

百代の拳が顔面を捉えれば、陽の拳が鳩尾を捉えた。

百代の拳が鳩尾を捉えれば、陽の拳が顔面を捉えた。

そのまま二人の拮抗状態は20秒ほど続き、互いに拳をぶつけ合い、互いに退かず殴りあった。

しかし、先ほどまでの戦闘でひび割れた地面により陽の足がもつれたことで拮抗が崩れる。

陽がバランスを崩した瞬間を見逃さず百代の拳が下から、アッパーカットの要領で陽の体を跳ね上げる。

仰け反る陽の体に百代はすかさず飛び付いた。

 

 

「くらえ陽!人間爆弾!」

ドゴーンッ

 

 

百代の体が陽もろとも爆発する。

爆発による煙で視界が悪いなか、すかさず最後の瞬間回復を使い百代は復活する。

 

 

「どうだ!これで私の……!?」

 

 

「まだ……終わりじゃねーぞ!」

百式観音・零乃掌

 

 

人間爆弾をくらい体のあちこちから血を吹き出しながらも、陽の眼は煙越しにギラギラと光を放っていた。

百代の背後に百式観音が現れ、二つの掌で百代を優しく包み込んだ。

 

 

「……流石に、全力出したらオレも、死んじまうから7割ぐらい、だが……十分、だろ……くらえ」

 

 

百代は逃げようとするが気が残っていないためろくに抵抗もできない。

そして、百式観音の顔が百代を包む掌に近づき、百式観音の口から凄まじい威力の気の奔流が放たれた。

ドバンッッッ

 

 

「ぐぁぁーーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百式観音が消え、煙が消えたとき、地面には傷だらけで倒れ伏す百代の姿があった。

 

 

「勝者!陽!!!」

 

 

勝負を見守っていた揚羽の声が響くなか、陽は傷だらけの体を引きずりながら百代へと近づく。

そして百代の傍らに膝をつき体に触れた。

 

 

「……女の子に傷残すわけにもいかねーしな……龍掌」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「二人とも無事か!」

 

 

揚羽が二人に駆け寄ったときには二人は寄り添うようにして倒れていた

 

 

「ふぅ、心配させおって。しかし、血肉沸き踊るよい試合だったぞ……はて?最後の一撃を喰らったにしては百代の怪我が少ない気がするが……まぁよいか、おい!誰かこやつらを救護室にはこんでくれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




まぁ、戦闘描写とかしらんし
しかたないって思ってもらえればありがたいです
あと陽がフツーに強いって思うかもしれません
オレも思います
でもまぁネテロの力使えんならこれくらい強くてもいいかなって思ったんでスルーしてもらえればうれしいです
ちなみに、ネテロの影響で陽は戦闘中ハイになります
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