(一応)  Bad ∞ End ∞ Night   作:フローライト

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第1話

「はぁはぁ・・・」

私は何をしているの?

どうして逃げているの?

・・・・・あっ

今は・・・

 

 

 

  {一章}

「ねぇミク。お母さんにおつかい頼まれてくれない?」

「えぇ~。やだよ。」

「なんだって?」

あっ。お母さん怒っちゃた・・・?

まだおこってない?

怒らせると恐いからな・・。お母さん。

「はい・・、行きます。」

 

って事で(ほぼ)強制的に頼まれた。

「はぁ、何で私が・・・自分で行けばいいのに・・・」

おつかいはいいけど、今回は隣町まで行かなければならない。

隣町に行くのには森の中を通るしか方法がないのだ。

というか、そんな遠くまでは一人で行ったことがないからお母さんに地図は書いてもらった。

けど、お母さんの書いた地図はよく分からなかった。

・・そう、絵が下手なのだ。

1回行ったことあるから少しなら道を覚えている。

「よし」

まぁとりあえず行こう。

 

 

 

「・・・・・・・」

どっ・・・どうしよう。

まよった・・。

もう空は暗いし、光がない。

あるとしたら月の光くらいだ。

今日の月の光が明るくてたすかte・・・・ない!!

「どどどどどうしよう・・暗いよ~私暗い所は無理なのにぃぃぃぃ~」

かぁ~かぁ~

「カラスに馬鹿にされた?lってかなんでカラスいるのぉ~」

『カラスなんて気にしないで進もうよ・・・』

「え!!?なっ何?おばけ?いやいやいや、いないよね?まって、今日この森で寝るの?やだ・・」

森で寝るなんてことそうぞうしたら、鳥肌がたった。

「とりあえず歩こうかな・・・?」

 

歩いても歩いてもなかなか光(町)がみえない。

「もう歩けないよ・・限界・・・」

『もう限界?はやいなぁ  クスクス』

「え?また・・なんなの?さっきから」

『君が久し振りの獲物だから、みていたんだよ』

「獲物?それってなni・・」

思い出した・・むかし母がいってた。

《隣町に行く時に通る森には、人間を食べる生き物がいるの。特に夜!!入っちゃ駄目よ?》

(本当にいたんだ・・・)

逃げなきゃ

『逃げるの?逃げても無駄だよ・・  クス』

「はぁはぁ・・・」

『まだ走れるじゃないか・・』

(やだよ・・死にたくない・・)

ひたすら走るしか、今の私には思いつかなかった。

考えたって、思いつくきがしないけど。

「光だ・!!」

『なんだあれは・・こんな所にあったか?・・・まさかっ  くっ今日は引き上げるか』

さっきの生き物が退却したことも知らないミクはただ光の方へ走るだけ。

「はぁ、あれ?町じゃない・・・・・・館?」

こんな所にこんな大きな館があったなんて・・。知らなかった。

「とっとりあえす、事情を説明して中に・・・」

っは・・今冷静になってみると、さっきの声も聞こえないし、追ってくる気配もない。

そう思うとさっきのは幻聴 かと思えてきた。

じゃあこの館は幻覚?とも思えてくる。

けど、確かに触れるから本当にここにあったものだと思う。

けど、すごい古い館だ。結構ボロボロになっている。

「今日ここに泊めてくれないかな?」

そう思い扉を叩く

「あの・・・・誰かいませんか。」

シーーーン・・・

誰も出てこない。やっぱりいないのかな?

けど、明かりはついてるし・・

もう一回・・

キィ――――――――――――

「びくっ」

「おやおや、こんな夜更けにどうしましたか?」

わぁ・・執事さんだ・・・。

「あ・・あのっ!!私森の中で迷ってしまって・・・」

「それは困りましたね。少し中でまっていてください。こちらへ・・・。」

「あ、はい」

わぁ・・・・豪華な館・・・。外からみた雰囲気とは全然違う。

館の中の個室に連れてこられて「こちらでおまちください」と言われた。

とりあえず私は部屋にある椅子に座った。

しばらく経つと、さっきの執事さんとは別の男性が入ってきた。

「あなたがガクのいってたお客さんかな?」

客・・・?私の事かな?

「はい」

「今日はもう遅いから泊まっていくと良い」

「えっ。いいんですか?」

「あぁ。」

「「ネェ!!」」

びくっ。

「「セッカク来タオ客サンナンダカラパーティーシナイ?」」

え?だれ・それよりこの子達・・小さい。

「リン、レン。来てはダメと言っただろう?」

「あの・・この子たちは・・?」

「あぁこの子達は昔からここに住んでいる人形さ。」

「にんぎょ・・う?なんで動いて・・」

「我々にもよく分からないのさ。けど良い子たちだから仲良くやってくれると嬉しいな。」

「「ヨロシクネ。」」

人形・・。喋る人形なんて初めてみたわ。

「えぇ。よろしく」

「ネエアナタノ名前ハ?」

「私?私はミク」

「ミク・・・。」

「「イイ名前ダネ!!」」

「ありがとう・・。」

いい名前って言われたの・・初めて。

なんかうれしいな。

「ソーイエバご主人ー。パーティーハ?」

「ソーダヨ、パーティー」

「そんなにしたいのかい?」

「「ウン!!」」

「ミクさん・・この子達のわがままを聞いてくれるかい?」

「え?けど迷惑なんじゃ。」

「そのことはいいんだ。」

「えっとじゃあ」

「「ヤッタ~」」

ふふ。かわいい子たち。

「グミ」

「はい。ご主人様。」

「今からパーティーの準備を。主役はミクだ」

「はい。かしこまりました。」

メイドさんもいるんだ・・!!

「主役はこちらへ・・・・」

「はい」

 

 

いまからパーティーが始まる・・・

私はこれからなにがおこるか分からないまま・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 


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