続きは書かないかもしれません、って言ったなあれは嘘だ。
(結果的にw)
とはいえ少し時間が跳びます。
「この子の名前はフェイト、どんな過酷な『運命』にも打ち勝てるように強い子になってほしい、なんてどう?」
「いいネーミングね、アリシア。」
新暦56年 ミッドチルダ クラナガンのとある病院
わたしは母親になる。
ここまでの道のりは色んな意味で長かった・・・。
というか私自身は母親になるつもりは無かった。
そんなことよりも新型の次元エネルギー駆動炉を早く実用化してママに責任を押し付けた『アレクトロ社』をギャフンと言わせたかったのだ。
私の頭脳はママ譲りなのか、かなり明晰だった、ただ魔法に関しては並み程度のようなのでデッドエンドを回避した後は数年で学業過程を修了させ研究者になったのだ。
だが、ママは研究一筋の私を心配してか、色んな男性を紹介してきたのだ・・・
どこで知り合ったのかと思える人物も何名かいたが。
覇王の血筋の親戚とか、管理局の執務官とか。
ま、その悉くを私はフリ続けた。
正直な話、前世の記憶のおかげで私は男性と付き合うことを恐れていたのだ。
とはいえ、精神はすくすく?と女性のそれへとなっていくのだが、私は実は1度疑問に思ったことは頭から離れない、何とも面倒な性格なのだ。
その辺りも研究者になった一因かもしれない。
でも、ママのこの言葉を聞いて私は少し考えを改めた。
「早く孫が見たい」
普通はそんなこと言われたらかえって嫌になりそうだが、
私はそうは思えなかった。
シングルマザーとして研究者として苦労をして、それどころかあの事故の遺族からは恨まれ執拗な嫌がらせを受け相当な苦労をしてきたのを私はそばで見てきた。
そのママにいつの日かなにか恩返しをしたい、そうずっと思ってきたのだ。
母子の情は勿論、研究者としても私はママに感謝している。
次元エネルギー駆動炉の基礎理論はほとんどママが作り上げたものだからだ。
この基礎がなければ私は1からどころか0から研究を始めることとなっていただろう。
だからといって男性と付き合うことは・・・
と思った私が行き着いたのは精子バンクだ。
前世では存在したものだが、ミッドチルダにあるか疑問ではあったが、さすが未来的な次元世界!
普通にありました。
何故か不人気だったけど。
私は即話を聞きに行ったのだが、どうにも魔法の資質が受け継がれにくいとの事で不人気なのだという。
魔法至上主義な世界では仕方ないのかもしれないが、
私個人としては可能性を積む行為にしか見えなかった。
ママは私の提案をただ受け入れてくれた。
本当はママは男性と付き合い子供を成す事を望んでいたのだろう。
私が精子バンクの話をした翌日に結婚式場のパンフが台所のゴミ箱から見えてしまったのだ。
まだ相手も決まっていないのに娘の晴れ姿を夢想するママの姿が容易に想像できた。
とてもとても優しいけど、変なところで不器用なママ。
「大好きだよママ。」
新暦39年
プレシア、33歳
アリシア、5歳
新暦56年
プレシア、49歳
アリシア、22歳
フェイト、0歳
本来は原作開始時(新暦65年)
プレシア、58歳
アリシア、31歳
フェイト、9歳
当作品ではこんな設定です。
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おまけ
「ところでママ、ママって今年(新暦65年で)何歳?」
「40歳よ。」
「サバ読まないでよ。」