デッドエンドを回避せよ   作:ウサガミ

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クオリティー低いのに投稿したくなるw

これは病気ですかね?w


闇の書

私は正直、闇の書というものを侮っていた。

 

精神衛生上『これ』はキツイ。

 

私の前世において知ったリリなのシリーズにおいて最も『優しい』世界はソーシャルゲーム及び漫画作品で描かれたイノセントだろう。

 

優しい世界なら悪くはないだろうって?

 

冗談を言ってもらっては困る。

優しさが全てを救えるほど世界は単純ではないのだ。

 

どんなに人間が進歩しようとも、宇宙に新天地を得ようと、異世界に行こうが、人間1人1人の『世界』はその人間の目の届く範囲でしかないのだ。

 

「アリシア」

 

私とよく似た声が私を呼ぶ。

 

 

 

 

 

ーーーああ、何て残酷な運命。

 

ーーーああ、優くて涙ぐみそうになる夢。

 

ーーーでも今だけはそれを見ていたい。

 

 

ーーーだってそこにあるのは私のせいで閉ざされた運命に他ならないのだから。

 

 

 

___________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

端から見たら戦場後もしくは何かの災害の後と思える光景が広がっていた。

 

 

 

 

 

 

「プレシアさんもっと早くに話をしてほしかったですね」

 

「そうは言うけど、もし話していたらクライド、貴方に何か打開策はあったのかしら?」

 

「そう言われると弱いですが、下手に手を出すべき代物ではないのは貴女だって分かっていたでしょうに・・・」

 

「っ!だったら貴方はそのまま何もせずアリシアが取り込まれていれば良かったとでも言うの!?」

 

「・・・はあ、不毛な言い争いは止めましょう。

今はアレの対処が先です」

 

「吹っ掛けてきてよく言うわ、でもアレの対処が先だと言うのは賛成よ」

 

そういうと黒髪の少年と妙齢の女性は銀髪の何処か人間離れした女へと視線を向ける。

 

「あなた達も眠れ。生と死の狭間で見る夢、それは永遠だ」

 

「そんな永遠は必要ないわ、

・・・でもいつかは私も眠るわ、

それは今ではない!今ではいけないのよ!!」

 

そう言いながらプレシアは雷をまとった魔力弾を形成する。

 

 

『フォトンランサー ファランクスシフト』

 

主の指示を受け魔導の杖たるデバイスがプログラムを走らせる。

 

 

「あなたは強いな。さすがわが主の母上だ

ならば、下手な手心を加えることはむしろ侮辱にあたるか」

 

『フォトンランサー ジェノサイドシフト』

 

管制融合機からの指示を受け闇の書も同系統の魔法を使用する。

 

「そんな気遣いはいらないのだけどね!」

 

同系統の魔力弾がぶつかり合い打ち消しあう。

 

同系統とはいえ片や強化版の魔法、片や紫色で雷をを纏う魔法。

 

クライドにはその力は今のところは拮抗してるかのように見えた。

 

 

「ぐっ」

 

そもそもプレシア・テスタロッサは大魔導師ではあるが、研究者であって戦闘者ではない。

片や闇の書は、本来は魔法の収集、記録が目的のデバイスだ。

しかし歴代の主による改編のせいか、はたまた戦闘経験の違いか闇の書の魔力弾はプレシアの魔力弾を押し始めていた。

 

 

 

___________________________

 

 

時の庭園。

いいえて妙だと私個人は思う。

 

原作においても、過去と現在、と願望が入った箱庭において再現されたそれは理想であり絶望だろう。

 

とはいえ少しぐらいなら胡蝶の夢を見ても構わないだろうとも思ってしまうのだ・・・

 

 

 

 

「アリシア」

 

「・・・お姉ちゃんでしょ?フェ・イ・ト」

 

「お、おn、お姉ちゃん」

 

顔を真っ赤にして愛しい妹は私の事をお姉ちゃんと呼ぶ。

元々、私はSっ気なんて自分にはないと思ってたんだけど。

フェイトを前にすると何かイジワルというかイジメたくなるんだよね~。

 

「・・・ぐへへ」

 

「うぅ・・・」

 

「アリシア」

 

私が大好きなママ。

前世の記憶で把握していたとはいえ幼い日々において寂しさを感じなかったわけではない。

 

 

「ママ!今日はお仕事は?」

 

「今日は早く終わったからこれからみんなでピクニックに行きましょう」

 

「お帰りなさいプレシア準備は出来ています、旦那様も現地で合流なさると」

 

リニスが言う『旦那様』

その言葉に私は無意識に身構える。

 

「っ!」

 

 

 

 

やさしい声が聞こえるーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーでも顔が見えない。

 

 

「・・・そう、だよね。」

 

 

それはわかりきっていたはずだった。

 

私は父の顔を知らない。

今生においても、前世の『物語』としてよく似た世界を見た時においても、『アリシアの父親』というものはどこからも出ては来なかった。

あるとはわかっていても、どこにもない。

それはまるでジグソーパズルの欠けたピース。

 

 

でもそれに期待してしまっていた。

なんて子供っぽい感傷なんだろう。

2度目の生だって言うのに私は何も進歩していない。

期待して期待して裏切られてその繰り返し・・・

 

私はどう足掻いたって、ママの失ったものの代わりには成れない。

でもだからこそ私は私としてママを支えてあげたい・・・!

 

 

「・・・やはり、あなたは行くのですね」

 

「うん、私はいくよ」

 

 

いつからいたのか、世界はセピアに色を変え、そこには銀の髪の乙女がいた。

 

 

「外の世界はあなたに『やさしい世界』ではないでしょう?」

 

「それでも、私は私であることをやめる訳にはいかない」

 

「ここではあなたが望みさえすれば、すべてが叶います」

 

「それは違うよ、ここは夢の世界であって、理想の世界ではないよ。

やさしい世界も理想の世界も夢の中にありながら現実で足掻いて理想に近づけ変化するし、させるものだよ」

 

「主アリシア、ならばあなたは現実で苦しむ道を選ぶと・・・?」

 

「現実か、そうだね。

だからこそ私は今まで今ある世界を信じたくなかったんだよ」

 

「転生者だからですか?」

 

「あちゃー、やっぱり記憶は見てるんだよね?」

 

「ええ、不躾ながら見てしまいました」

 

「それで、質問の答えなんだけど。

イエスだよ」

 

「だったら、なおのことこの世界は・・・」

 

「繰り返しで悪いけど、私は足掻き続けるよ。

今までは2度目の生なんてオマケみたいに思ってたけどさ。

前世の記憶はあくまで前世の記憶でしかなく、私がアリシアとして産まれた事が私の始まりなんだよ」

 

「主アリシア、あなたは強いですね」

 

「そうかな?私自身は弱いと思ってるんだけどね」

 

「いいえ、それがあなたの強さだ」

 

「だったらつっよーい主からの命令(おねがい)だよ。

絶対諦めないで、私が、いいや私達があなたを救うから」

 

私はウィンクしながら少し砕けた口調で私は迷い子に語りかける。

 

「ありがとう、主アリシア」

 

「さしあたっては管理者権限で割り込みとあなたの命名かな?」

 

「主、今は私に名前をつけるより・・・」

 

「だーめ、名前は大事だよ☆

そうだね~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたの名前は月と魔法の女神セレーネなんてどうかな?




フェイトはともかく、
リインフォースという名は、
はやてだからこその名前だと思ったので、
今回、別の名前を考えていましたが、
私はボキャ貧なのでとある神話から名前を引っ張ってきました。

ちなみに日本でも結構有名な神話からなので調べたら簡単に出ます。
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