デッドエンドを回避せよ   作:ウサガミ

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なんかムシャクシャした。

展開が急すぎる。











あなた疲れてるのよ。






闇の書の闇の末路(笑)

場面が変わる。

 

 

いつか見た雨の日。

雨宿りのための大きな木。

そこでフェイトと私は手を繋いでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨は降る、傷は痛む。

 

でもね、止まない雨はない。治らない傷はない。

私はそう思う、そう思いたい。

 

 

 

 

 

フェイトは語り出す。

 

 

 

 

「・・・ねえ、アリシア夢じゃダメなの?」

 

 

 

「・・・」

 

「ここにはアリシアを傷つける人も、

ママに心ない言葉を言う人もいないよ?」

 

「そうだね」

 

「だったら・・・」

 

「でもそれはただの幻だよ。私は・・・、私は・・・っ!」

 

「・・・そんな辛いなら何で見続けるのさ?」

 

そこにもう一人、フェイトや私と容姿はよく似ているが髪色、瞳、そして雰囲気がまるで違う少女が現れた。

確かレヴィというフェイトをオリジナルとした闇の書のマテリアルだったはずだ。

 

「でもそれは現実。ううん、それが現実だからさ」

 

「だから僕達はアリシアが辛いなら目を逸らせば良いって言ってるのに!」

 

「そうだよ!アリシア見るのが辛いなら見なければ良いんだよ!」

 

 

相づちのような、追い討ちのような、私に対しての説得?をするフェイトとレヴィ。

 

本来のあり方の世界でアリシアとフェイトとレヴィは同じ世界には存在できない。

 

それは悲しいけど、ある種の自然な姿。

 

ビデオテープのダビングのダビングを存在させるためには、

オリジナルからダビングされたテープが存在しなければ話にすらならない。

 

つまりこれは現実ではないと如実に物語る現象。

 

でも心の中で密かに望んでいる光景。

 

 

 

 

 

 

「・・・そっか、君達はきっと私の弱い心なんだね。

 

・・・私はやっぱり弱いなあ~」

 

一つため息をつき、フェイトとレヴィに語りかける。

 

「・・・あなた達もある意味では私なんだろうね。

でも今は私はあなた達を連れては行けない。

あの子達やママ、そして自分のためにもね☆」

 

「おうおう、ずいぶんと自分勝手だなアリシアぁ?」

 

「そりゃそうだよ?人間ってのは基本自分勝手なもんだよ。

でもそれが生きるってことなんだよ。

私はどこまでも私のままであり続ける。

あなた達は今回はお休み~?ってところなのかな?」

 

「ふふふ」

 

「あはは」

 

「あれれ?何かおかしな事言った?」

 

「ううん」

 

「いいんだよそれで」

 

 

『それでこそ()だよ』

 

 

 

重なる声を目覚ましとして私は今度こそ、夢から覚める。

 

 

 

さあ、古代ベルカの呪い、今こそ、その終止符を打たれる時だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、その後大激戦に次ぐ大激戦、ママに向かって発動してた魔法を強制的に軌道変更してクライドの近くに落とし。

かねてより前世の情報とかを小出しに交渉して何とかキチガイマッドの協力を得てたのだが、そいつを馬車馬もかくやという感じに働かせ闇の書の闇を切り離し私の試作魔法スターライトブレイカー(仮)で消し飛ばしました。

 

えっ?急展開過ぎ?

横暴?

 

「でもそれが私だからね☆」

 

まあ、回りから魔力をもらう魔法とはいえ、私は魔力の絶対量が少ないのに極大の奴を放ったのでぶっ倒れましたが(汗)

 

言うなれば魔力版の貧血~。

 

笑い事じゃない?

 

 

 

 

「でもさスカくん、ハッピーエンドが嫌いな人なんていないよね?」

「あーっははははあ、その欲に忠実なあり方実に好ましいよ。

老害どもの目を盗んで君に協力した甲斐があるというもだ!

まあ、安易なハッピーエンドはつまらないが君の行く先にはまだまだデッドエンドとやらがあるのだろう?

楽しみだ!実に楽しみだ!アリシア・テスタロッサ!」

 

「まったくどこまでもキチガイなんだね。

・・・はい、これが追加報酬の私と高町桃子と八神つばさのリンカーコアと身体データの詳細だよ。

まあ、私以外の二人はリンカーコアは一応確認できたけど魔力量は雀の涙程度だったけどいいの?」

 

「ああ、私の新しい興味は君が言う『原作』での君とフェイト・テスタロッサの魔力量の差だからね。

彼女達のデータは大いに役に立つ」

 

「・・・もしかしてスカくんロリコン?」

 

「さてね、それより広域次元犯罪者に協力して良かったのかい?」

 

「その点は今回は利害の一致があったからね。

それに管理局はアレだし」

 

「確かに私を産み出すぐらいアレだな」

 

妙な雰囲気が流れる。

 

「まあ、今後は二度と会いたくないとは言っておくよ」

 

「やれやれ、協力したというのに嫌われたものだ」

 

「でも、私はスカくんのこと嫌いじゃないよ」

 

「ほう?」

 

「私も研究者だからね。その無軌道ぶりはともかく人類の未来に繋がる可能性をいくつも提示してるスカくんはある種の尊敬の対象だしね」

 

「ありがたい賛辞だが、私は私の欲望に従っているだけさ」

 

「そういうと思った」

 

「・・・おっと時間だ。ではまた」

 

「もう会いたくないって言ったよね?」

 

転移魔法で消え行く中でも笑いながらも欲望を紡ぎ続ける彼に内心嘆息しながら私はまだ生きていられたと実感を得た。

 

 

 

これからの未来、様々な困難があるだろうけど家族と仲間がいる。

それだけで私はどこかの誰かじゃないけど全力全開で頑張れる。

 

「主、お時間です」

 

何よりこの笑顔を守れた、それは最高の報酬だろう。

 

「うん、わかった。行こうかセレーネ」

 

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