ファンタシースターオンライン2外伝”ナベリウスの白い花” 作:ナベ白製作委員会
ベルリナとベルマリアの検査入院が終わった。
ダーカー侵食も無く、無事に帰って来られた二人。
今後の方針と対策も必要・・・と思ったベルリナ姉妹とベルマリアは
翌朝、研修生付属校の第一研究室に集合する事にした。
・・・のだが、
皆が集まったところでベルナルドMk-IIがスックと立ち上がり片手を上げて声を上げた。
「えーーっ・・・・明日から皆でウォパルへ臨海学校に行くことになりました。」
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ベルナルドMk-IIの言葉に、その場に居たベルリナ姉妹とベルマリアは言葉を失った。
「・・・いや、ちょっと待て、そんな話、初めて聞いたぞっ! 何を突然言ってる!」
ベルマリアはベルナルドMk-IIの胸ぐらを掴むと”グイっ”と引き寄せ怒鳴った。
「そりゃ、そうだよ、だって決めたの昨日だしなーー。」
バシッ!! ゴロン、ゴロゴロゴローー!
ベルナルドMk-IIはベルマリアにグーパンチで吹っ飛ばされ、転げた。
「あ、あははっ・・・・っっ」
ベルリナは苦笑い、零号は冷ややかな眼で見ていた。
「だって、俺が代行教師の時は全て任せるって言ったじゃないかー!?
それに、クラスの皆も大喜びだったぜ?」
そんなベルナルドMk-IIを指さし、腰に手を当てベルマリアは怒鳴り散らした。
「あン? 突然すぎるじゃろうが、カリキュラムはどうするんじゃ? ・・・大体、校長から許可が下りるワケなかろう!」
ベルナルドMk-IIは少し首を傾けて・・・
「いや、許可は貰ってあるよ・・・」
構わず、捲し立てるベルマリアー
「・・・下りるわけ無 ・・・え? なんじゃと・・・んな、ばかな?」
「コホンっ、”ナベリウスの白い花”コンビの実技講習付きって言ったら、二つ返事で許可が出たぜ・・・ 俺って天才か・・・ 痛ッ!!」
・・零号が長銃の柄でベルナルドMk-IIの頭を殴っていた。
「おい、お前、勝手に僕たちを巻き込むなよなー、・・・ ど、どうしよ、ベル姉ちゃん?」
零号に聞かれて、何故かモジモジし始めるベルリナ・・・
「えー、困ったなぁ・・水着の胸がキツイから直ぐに新しいの買いに行かないと・・・あははっ」
「ちょっ、ベル姉ちゃん、そういう問題じゃな・・・ せ、先生なんとか言ってよーっ」
「・・・ベベベ、ベルリナ君、確か昨年も”胸が苦しいから・・”とか言っておったのう!!
・・・い、一体どういう事じゃ、何を食ったらそんなデカ・・・・コホン、説明してもらおうか!?」
ベルマリアの眼は据わっている。
「じゃあ、じゃあ、一緒に水着を買いに行きましょうよー!」
・・・ と尋ねたベルリナであったが・・・
「フンっ、ワシは去年・・・ いや五年前のでも入るから、行かんでもいいんじゃ・・・よ」
妙に拗ねられて断られてしまった。
「いや、水着は毎年買いましょうよー。女の嗜みですよー」
追い打ちを掛ける非情な天然ベルリナであった。
「あ”ーー・・・・だ、誰か助けて・・・くんない?」
零号は両手を上げたー。
混沌と化す研究室・・・ ひとりほくそ笑むベルナルドMk-II・・・
(ウォパルだ!、水着だ!、ポロリも・・・・有るかな?・・・ あるといいなっ)
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済し崩し的に臨海学校に同行することになったベルリナ姉妹はショップエリアに水着を買いに来ていた。
「うーん・・・先生、何を怒ってたんだろうね・・・ 零号ちゃん。」
「あはは、そうだね・・・何故だろうね?」
(・・・ベル姉ちゃん、絶対、素で言ってるからなぁ・・・怖いな。)
顔をひきつらせながら零号は答えた。
「あー、ココだよ、情報誌で紹介されてたお店。行こう、早く入ろっ!! ーーーっ!!」
つまずきながらも、笑いながらショップに走って行くベルリナを見ながら
零号は、何故かお母さんの気持ちになっていた。
「ベル姉ちゃん、走るとコケるよ、慌てなくても大丈夫だよ・・・ふふっ」
(笑ってるお姉ちゃんを見ていると僕も幸せになってくる・・・・だけど・・・
この間のエクストリームの最中に見えたベル姉ちゃんの心に
何か暗くて見えない何かが有ったように思える・・・ あれは何だったのだろう?)
零号はそれが気になって仕方がなかった・・・、もしかしたら気のせいかもしれない。そう、思いたい・・・ 零号は心からそう願っていた。
「一度、先生に相談してみるかな?」
零号もちょっとスキップしながらショップに入った。
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水着ショップはパラダイス!!
「うわーっ、みてみて、すごぉーーいっ。これもう紐だよね。着たらどんな感じになるのかな?」
零号の胸に水着を当てながら、はしゃぐベルリナ。
「ちょっ、お姉ちゃん恥ずかしいよ、止めてよー。大体キャストは水着とか着ないから・・・」
後ずさり、照れる零号・・・ しかし後ろから女性店員に声を掛けられた。
「いえいえ、お客様、今年はキャスト用のレジャー向けボディパーツも豊富にご用意いたしておりますので是非御覧ください・・・」
「まぁ!」
それを聞いてベルリナの顔がパァーーっと明るくなった。
「どこ? 何処? どこに有るんですか? 零号ちゃん、見よう! 見に行こっ!」
零号の手を引いて物凄い勢いでベルリナは水着売り場を行ったり来たり・・・・
「・・・うぇ・・・ お助け・・・ ・・・あれっ?」
ふと、ショップの窓の外に見知った顔を見つけた零号はベルリナを呼び止めたー
「ちょっ、お姉ちゃん・・・ あれ、ベルモントじゃない?」
「まぁ! ベルモント君も 水着を買いに来たのかしら?」
見れば、何やら端末とショップを交互に見ながら何やら考えていた。
「いや・・・・、お姉ちゃん、臨海学校って、遊びに行くわけじゃないんだからね?」
「えーーーっ?」
盛り上がる姉を尻目に零号はベルモントの様子が少し気になっていた・・・。
(うーん。何だかチョッと元気無いみたいに見えるんだけど・・・気のせいか?なぁ)
「ベルモントくーん!!」
ベルリナは水着ショップの中から大声で呼んでいた。
「うわあっ、どこから声を掛けてるんだよ、お姉ちゃんっっ・・・」
「ーーっ!! ・・・あぁ、ベルリナさん?!、・・・・こここ、こんにちは・・・」
ベルモント少年は、水着ショップを正眼出来ずに、横目で見ながら答えた
「ベルモント君も明日の準備なのかなー?」
「ま、まぁ、そんなところです・・・明日から楽しみですね」
「そうだよねーっ!」
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そのころ第一研究室のベルマリアは・・・
「うーん・・・ なんだ去年の水着でも、まだイケるじゃないか・・・ふんふん〜〜♪」
鏡の前で色々なポーズを取っていた。
(ふぅ・・・ 一緒に買いに行けば良かったのに・・・ 哀れだ・・・)
ベルナルドMk-IIは、カメラの準備をしながら、そう思った。
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