GOD EATER ~龍と虎を背負いし兄弟〜   作:ミスターポテトヘッド

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まずい、書く時間が少なくなってきた...


act.14 感応現象

 

---極東支部 サカキ博士の研究室---

 

研究室にはアリサを除く第一部隊のメンバーが集められていた。

 

「.......という理由から、タツヤ君がアラガミ化しても人としての意識を残せていると私は推測する」

 

集められた第一部隊のメンバーは、タツヤのアラガミ化の件でサカキ博士から説明を受けていた。

 

「まさか私が居ないときにそんな事になってたなんて...」

 

唯一タツヤがアラガミ化した時にその場に居なかったサクヤは、未だその事実を完全に飲み込めてはいなかった。

 

「...理由は分かったけどさ、アリサはどうすんだ?」

 

コウタがこの場に居ないアリサの事を口にすると第一部隊全員の表情が曇った。

 

しまったとコウタは口に手を当てるが時すでに遅し。

 

だが、そうなっても仕方ないのかもしれない...アリサはタツヤとカゲトラの働きがなければ仲間殺しをするところだったのだから。

 

「...アリサの件は俺が何とかしてみる」

 

不意にそう語ったのはタツヤだった...

 

「何とかするったって、あいつはリンドウさんを殺しかけたんだぞ?一体どうすんだよ?」

「けど、アリサは精神面に少し問題があるからなぁ。あんときに精神不安定になったんじゃねーのか?」

 

コウタの重い言葉に被害者になったリンドウは軽々と返す。

 

「リンドウさん...死にかけたのに随分と軽いですね...」

「でも、タツヤ達のお陰で生き残れた。その前に起きた事なんて関係ない、大切なのは生き残れたって事だ」

 

リンドウの言葉にコウタは反論出来なくなる。

 

そして、リンドウは第一部隊のメンバーに対して...

 

「お前らも、今は無理でもアリサ許してやってくれ」

「...リンドウさんがそう言うなら...」

「そうね、大切なのはリンドウが今生きてるって事だものね」

「...俺には関係のない事だ...」

 

リンドウの言葉にコウタ、サクヤ、ソーマは合意する。

 

「タツヤとトラも許してやってくれないか?」

「俺は元からそのつもりです、アリサの原隊復帰にも協力するつもりでした。けど、トラは...」

「グー....グー...」

『ね、寝てるし...』

 

タツヤはリンドウの言葉に同意したが、トラに関しては罰の疲れから、立ちながら寝ていた。

 

「ま、まぁ姉上のお仕置きを受けた後だからしょうがないか...」

「あれくらいの罰を受けた後なら俺でもああなります...」

 

爆睡中のカゲトラを見てリンドウとコウタは苦笑する。

 

それにつられ他のメンバーも苦笑する。

 

「んじゃ、アリサの件はタツヤに任せるってことで今日は解散だ。おい、トラ起きろ」

 

リンドウは皆に解散を告げ、カゲトラを起こす。

 

「ふぁ...あ、リンドウさん...あれ?もう終わりました...?」

「あぁ、もう解散するからお前はとりあえず部屋で少し寝ろ」

「了解で〜す」

 

リンドウに解散を告げられたカゲトラは研究室を後にしようとするが、寝ぼけていたのか研究室の扉に頭をぶつけてしまった。

 

さすがのこれには第一部隊のメンバー&サカキ博士も笑いを吹き出した。

 

----------------------

 

サカキ博士の研究室を出たタツヤは病室の前に来ていた。

 

「お見舞い?」

「あ、サクヤさん」

 

病室に入ろうとした所でサクヤに声をかけられた。

 

「リンドウ事だけど、ありがとうね、助けてくれて」

「いえ、俺は当たり前のことをしただけですよ」

「ふふ、ありがとうね。それじゃアリサの事お願いね、私も協力はするから」

 

そう言ってサクヤは立ち去る。

 

サクヤが行ったのを見届けてタツヤは病室に入る。

 

病室に入ってすぐ右のベッドにアリサは寝ていた。

 

そして置いてある椅子に腰掛けアリサを見た、どうやら寝ているようだ。

 

すると...

 

---プシュー

 

病室の扉が開いて一人の男が入ってきた。

 

「君は、確か」

「俺は第一部隊の桐生タツヤです」

「ああ、君がタツヤ君か。私はアリサの主治医のオオグルマだ、今日は面会に来てくれてありがとう」

 

アリサの主治医、オオグルマと名乗る男に礼を言われる。

 

「お見舞いに来てくれたのはありがたいけど、今は見ての通り寝ていてね。先程届いた正直強い鎮静剤を投与したばかりなんだ」

「そんなにアリサの様子はひどいんですか?」

「あぁ、未だに精神があまり安定していないんだ。こんなに酷くなるのは今まで無かったのだが...」

 

オオグルマからアリサの様子を聞いたタツヤは、アリサの手を握る。

 

すると...

 

「!?」

 

タツヤの意識が一瞬飛んだ。

 

そして、気付くと何処かの建物の中にいた。

 

---もういいかい?まぁだだよ---

 

どこからか声が聞こえてきた。

 

声は3人、その内の一人の声は聞き覚えがあった。

 

アリサの声だ...

 

「これは、アリサの記憶か?」

 

タツヤは未だに混乱している頭で無理矢理整理をつけた。

 

すると、左側から2人の男女がやってきた。

 

見た目から察するにアリサの両親だろう

 

そして、2人は一つのタンスに近づいていき...

 

---ギャァァァァ!

 

突如として現れた黒いヴァジュラ亜種、ディアウス·ピターに捕食された。

 

「!?」

 

そこで、タツヤの意識は元の病室に戻った。

 

すると...

 

「ん...」

 

アリサが目覚めた。

 

「今....私....あなたの....」

 

そこまで話してアリサはまた眠り始めた。

 

「い、意識が回復しただと...まさか...失礼する!」

 

突然オオグルマは慌てだし病室を後にした。

 

病室を出たオオグルマは誰も居ないことを確認すると、電話を取り出し、扉のそばで誰かと通話を始めた。

 

「はい、まさか意識が回復するとは...詳しくは分かりませんが...ええ、例の...はい、新型同士の感応現象かと...はい、どうしましょう、隔離しますか?...そうですか、ではしばらくこのまま...はい、では私はこれで」

 

オオグルマは誰にも聞かれていないと思っているが、この会話を1人だけ聞いている人物がいた...

 

「...野郎ォなんか裏があるな...」

 

オオグルマの会話を聞いていた人物、それはタツヤだった。

 

アラガミ化した事により得た、ゴッドイーターより数倍も優れた聴覚によりオオグルマの会話を聞いていたのだ。

 

「さすがに通話相手の声までは聞き取れないか...だが、オオグルマ...あいつは要注意だな...」

 

そう言ってタツヤは病室を後にしようとする。

 

その時、病室に入ってきたオオグルマとすれ違った。

 

「もう、帰るのかい?」

「はい、もうそろそろ時間なので」

「また来てくれ、アリサも喜ぶ」

「はい、では失礼します」

 

タツヤはスラム生活時代に培ったポーカーフェイスでオオグルマに怪しまれないようやり過ごす。

 

そして、エレベーターに乗り...

 

「...リンドウさんにだけでもこの事を伝えておくか...」

 

そうつぶやきタツヤはベテラン区画のリンドウの部屋に向かった...

 

 

 

 

 

 




ここからはオリジナル展開が続きます。
アリサの過去を完全に見るのは原作ではもう少し後なのですが少々省略しました。
後タツヤの技名を募集している都合上、次の投稿は22日になると思います。
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