GOD EATER ~龍と虎を背負いし兄弟〜 作:ミスターポテトヘッド
「名前ですか?」
タツヤはサカキ博士にそう言った。
因みに第一部隊のソーマを除くメンバーはまたサカキ博士の研究室にお呼ばれしていた。
「そうだ、いつまでもこの子扱いじゃなにかと不便だろうと思ってね」
「まぁ確かにそうですね」
サカキ博士の言葉にコウタが頷きながら言った。
「それで、俺たちに決めろってか?」
「そうなるね、リンドウ君もぜひ考えてくれ」
「勘弁してくれ、そういうのは得意じゃない」
リンドウは首を傾げ、呆れたような声で名前付けを放棄した。
「うーん、私もそういうのはちょっと...」
「私も、名前付けには慣れてないからなぁ」
リンドウに続いてアリサとサクヤも放棄した。
「となると、残ってるのはタツヤ君とカゲトラ君とコウタ君だね」
サカキ博士は残った3人に目線を向けた。
「まぁこうなりますよねー」
カゲトラが苦笑いしながら呟いた。
「まぁそう言わずに頼むよ」
「わかりました。そうですね、こりすぎて変になるとあれなんで...この子の白い肌色にかけてユキってのはどうですか?」
タツヤが第一候補をあげた。
「おぉ、中々いいんじゃないか?」
「じゃあ聞いてみましょ♪」
「ユキちゃん、どうですか?」
アラガミの少女は少し考えて...
「うーん、ちがーう」
第一候補をキッパリと拒否した。
「あらら」
「うーん、気に入らなかったか...これ以外は直ぐには思い付かないな。トラはどうだ?」
タツヤはトラにいい名前はないか?と聞いた。
「そうだなー...シロネはどうだ?というかこれしか思い付かねぇ」
「シロネですか、トラさんも肌色からとったんですか?」
「まぁな、それしか特徴的なのはないしな」
「そうですか、では聞いてみましょう。どうですか?シロネちゃん」
またまたアラガミ少女は考えて...
「うーん、これもちがうぞー」
またまた否定。
「やっぱりかー」
カゲトラは頭を書きながら苦笑いした。
「ふっふっふっ、2人ともダメだなぁ」
突然コウタが笑いながら自信満々に話しかけた。
「お、コウタはなにかいい名前があるのか?」
「当たり前ですよリンドウさん、では発表します!」
皆が緊迫した顔で見守る中コウタが口にした名前は...
「ノラミ!!」
『(゜д゜)ポカーン』
コウタが名前を発表した途端、皆の表情がポカーンとなり場が凍りついた。
「ノラミきらーい!いやだー!」
そしてアラガミ少女の強めの拒否で皆我に戻った。
「え!?」
コウタは否定されたことに驚いていた。そしてそれにトドメとばかりに...
「いや、それはねぇな」
「ないわね」
「ドン引きです」
「俺もちょっとこれは...」
「うわセンスねぇ...」
第一部隊メンバーからの非難の集中砲火でコウタの精神的ライフはゼロになり...
「ひ、ひでぇよ皆!うわーん!」
コウタは泣きながら研究室から飛び出ていった。
「まぁ、コウタはほっといていいだろ」
「トラ、お前なかなかに容赦ねぇな。多分お前の批判が一番ひでぇぞ」
「だってセンスねぇんすもん」
リンドウの言葉にハッキリ、キッパリと言い切った。
「てか、ノラミは無いとしてこんだけ名前上げても拒否するんだったらもう名前あるんじゃね?」
「あぁ、確かにそれあるかも」
「じゃあ聞いてみますね」
そう言ってアリサはアラガミ少女に近寄り...
「ねぇ、名前はなんて言うの?」
アリサがこう言うとアラガミ少女は大きな声で...
「シオ!」
自分の名前を答えた。
「やっぱりあるじゃん」
「おや、もうあったらしいね」
「いや、あったらしいねじゃなくて、これ俺らが集まった意味...」
「まぁいいじゃないか、お詫びとして今度僕が開発しているジュースをご馳走するから」
サカキ博士はお詫びとしてジュースを奢ると言った。
「はぁ、わかりました。それでは失礼します」
そう言ってタツヤ達は研究室を後にした。
因みにサカキ博士が開発したジュースで痛い目を見るのはまだ先の話...
いやー、この間今までの話を読み返したらやっとここまできた感じがしますね。
読み返してたらユウカさんの事を忘れていたのを思い出しましたよえぇ。完全に頭から落ちてましたね。
次回から話が少しぶっ飛んでシオ失踪から始まります。
無印篇もそろそろ終わりが近いかな。