GOD EATER ~龍と虎を背負いし兄弟〜   作:ミスターポテトヘッド

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少し飛んでシオ失踪回です


act.25 終末への予兆

 

---サカキ博士の研究室---

 

『き、消えた!?』

 

研究室に第一部隊のメンバーの叫び声が響く。

 

「あぁ...」

 

それに相槌を返したのはソーマだった。

 

「詳しく説明すると...」

 

----------------------

 

---遡ること3時間前

 

タツヤ、ソーマ、シオは空母エリアで任務を行っていた。

 

ただ任務というのは表向きで本当はシオの散歩、可能であれば食事が目的だった。

 

「しっ!」

「おらぁ!」

 

タツヤとソーマ、二人がかりの斬撃を、標的のハガンコンゴウは後ろに飛んで回避する。

 

「させっかよ!絶風刃!」

 

後ろに飛んだハガンコンゴウめがけて、タツヤはお久しぶりの登場、絶風刃を使い斬撃を叩き込んだ。

 

---グギャァァァァァ...

 

予想外の攻撃だった為、ハガンコンゴウは回避しきれず、絶風刃が見事命中した。

 

「終わりだ...」

 

絶風刃の命中でダウンして動けないハガンコンゴウにソーマはトドメの一撃とチャージクラッシュをお見舞いした。

 

---ギャァァァ...

 

ソーマの一撃でハガンコンゴウは地に倒れ絶命した。

 

「おいシオ、もう出てきていいぞ」

 

ソーマがそう言うと、瓦礫の影からシオがひょこっと顔を出した。

 

「おわったのかー?」

「あぁ今日のお前のメシだ、ちゃんと食えよ...」

「おぉー!」

 

シオは倒れているハガンコンゴウを見つけると、一目散にハガンコンゴウの前にやってきた。

 

「いただきます!」

 

シオは両手を合わせてから食事に取り掛かった。

 

シオの食事中、タツヤとソーマは少し離れた所でアラガミが来ないか辺りを警戒していた。

 

「ソーマ」

「なんだ?」

 

周りへの警戒を解かずにタツヤがソーマに話しかけた。

 

「ずっと聞こうと思ってたけど、中々聞く機会が無くてさ...。どうしてソーマは自分を化物だと言うんだ?」

 

タツヤはソーマに自分がずっと思っていた事を聞いた。

 

「......そうだな...お前は支部長が俺の親父なのは知ってるか?」

 

ソーマはおもむろに話始めた。

 

「まぁ、名字でなんとなく...」

「まぁ、普通はそこで気付くだろうな...。支部長はサカキのおっさんとアイーシャ·ゴーシュ...俺の母親と並んで神機開発の第一人者だったんだ」

「......」

 

タツヤはソーマの話を目を閉じながら真剣に聞いていた。

 

「当初、神機開発は難航していた。そこで支部長はある一つの提案をしたらしい、それは妊娠している母体に偏食因子を投与して偏食因子に適合した胎児を作ろうとな...」

「......その実験で生まれたのがソーマってことか...」

 

タツヤがそう呟いた。

 

「そうだ...その実験に志願した母体は俺の母親で、俺を産んでから死んだらしい」

「.....」

「生まれつき体ん中に偏食因子があるから腕輪なんざ必要ねぇんだが、怪しまれるから付けろってサカキのおっさんがうるさくてな...」

「支部長の事は恨んでるのにサカキ博士にはなにも思わないの?」

 

タツヤはソーマに言った。

 

「サカキのおっさんは最後までその実験に反対してたからな...。それになにかと俺の世話もしてくれたしな...」

「なるほどね...じゃあサカキ博士はソーマにとって育ての親みたいな感じなのか」

「まぁ、そういうこっ...」

 

ソーマが言おうとした時、後ろから呻き声が聞こえた。

 

「ウウウウウウ...」

 

それを聞いてタツヤとソーマはすぐに振り返ると...

 

「シオ!」

 

全身に青い模様がくっきりと浮かび上がったシオがいた...

 

「ヨン...でル...」

 

シオはそう口にしておぼつかない足で歩き始めた...

 

方向はエイジス島の方だ。

 

「シオ、なにやってる!」

 

「イカ...ナ...キャ...」

 

そう呟いた所で、シオは消えたのだ。

 

「シオー!」

 

シオがいた場所にはソーマの叫び声がのみが響いた。

 

-----------------------

 

---そして現在

 

「......ということがあって」

「まさか、ヨハンの仕業なのか?」

「チッ」

 

サカキ博士の言葉を聞いて、ソーマは研究室から出ようとした。

 

「まてソーマ、どこに行く気だ」

「エイジスに乗り込む...シオはそこに行ったに違いねぇ」

「だが、どうやって行く?おそらく今エイジスは厳重にロックされてる筈だ、外からの侵入は不可能だぞ」

 

リンドウの言葉を聞いて、ソーマはまた舌打ちをした。

 

「侵入方法なら、一つあるぞ」

 

突如として響いた第三者の声の主は...

 

「あ、あねう...いで!」

 

第三者、ツバキはリンドウに拳骨を落とすと、皆に話し始めた。

 

「ついてこい」

 

ツバキにそう言われ、第一部隊全員、ツバキについて行った。

 

 

----------------------

 

---極東支部地下---

 

「支部の地下にこんな所が...」

「すげぇ...」

 

アリサとコウタはあまりの広さに呆気にとられた。

 

「ここからエイジスの地下に行けるぞ」

 

ツバキはそう言った。

 

「なんで、ツバキさんがそんなこと...」

「エイジス島について少し調べていたら偶然分かったってとこだ」

「なるほど...さて、そうなりゃさっさとエイジスに乗り込んで、シオちゃん助けるか!」

 

『おお!』

 

カゲトラの一声で皆エイジスに向かった。

 

「生きて帰ってこいよ、お前ら」

 

ひとり残ったツバキはそうつぶやいてエレベーターに乗った。

 

 

 

 




えー、ちょっとどころか相当カットしました。
理由としてはどうしても今月には無印を終わらせなければならない事情があるからでして...
おそらく後3〜4話、下手したら2話くらいで無印篇終わるかもです
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