GOD EATER ~龍と虎を背負いし兄弟〜 作:ミスターポテトヘッド
(あぁ...なんか力が抜けてく...)
「... ...ャ」
(前にもこんなのあったなぁ...確かコクリュウに遭遇したときか...)
「...ツヤ...タ... ...ツヤさん」
(ん?誰だ、俺を呼ぶのは...)
「...タツヤさん...タツヤさん......起きて下さいタツヤ!」
(っ!?)
---ガバッ!
「あれ?」
タツヤは咄嗟に起き上がった。隣には涙目で今にも泣き出しそうなアリサが居た。
「アリサ?」
「うぅ...タツヤさんのばか...うぅ!」
アリサはタツヤに抱きついて泣き始めた。
「うわっと」
タツヤはアリサを受け止め、頭を撫でた。
「トラ...俺、どんくらい気ぃ失ってた?」
「時間にして約1分ってとこかな」
「そうか...」
「あらあら、これじゃあ手当てのしようがないわね」
「サクヤさん?」
タツヤは隣にいたサクヤに話しかけられた。
「アリサったらタツヤ君が倒れるのを見たら、手当てもろくに出来てないのにタツヤ君の所に飛んでいくんだもの。けど、その様子じゃもう大丈夫そうね」
「あはは...」
タツヤは頭を掻きながら笑った。すると...
「お二人とも熱々だねー」
「うわぉ!」
後ろからサカキ博士に話しかけられた。
「博士、びっくりさせないで下さいよ」
「悪い悪い、ところで、ヨハンはどこかね?」
サカキ博士がそう言うとリンドウはサカキ博士を支部長の所に案内した。
「ヨハン...」
「サカキカ...」
「まさか自分からアラガミになるとは...堕ちたものだ」
「フッ、ワタシニハコレデ...ジュウブン...ダ...アークケイカクガハタサレタトシテモ...ワタシハ...ドノミチシヌノダカラ...」
「ヨハン...まさか」
「ソウダ、ワタシハ...ハコブネニノルシカクナドナイ...」
「っ!?てめぇ、ならなんでこんな計画立てやがった!」
支部長の言葉を聞いてソーマが叫んだ。
「ジンルイノイチブヲギセイニスルカラニハ...ワタシモギセイニ...クワワラナイトイケナイダロウ?」
「ちっ!あんた最初からその気だったのかよ...」
「マァナ...サテ...ソロソロワタシハイクトシヨウ...マダチョウセイダンカイダカライマナラカノジョヲスクエル...ハ...ズダ...」
「なに!?博士、行くぞ!」
「マテ...」
「なんだ!?」
「オマエノ...セイ...チョウヲ...ミマッテル...ゾ...」
その言葉を最後に支部長は言葉を発しなくなった。
「ちっ!いくぞ!」
(あたりめーだ、俺だけじゃねぇ、人類の事も見守りやがれってんだ!...親父)
「あった、これだ!」
サカキ博士はノヴァの下にあるコンピュータをいじり始めた。
「これでいいはずだ!」
博士がそう言うと、ノヴァの額からシオが落ちてきた。
それをソーマは無事に受け止めた。
「おいシオ!しっかりしろ!シオ!」
「うーん、ソー...マ?」
シオは無事に目覚めた。
「ったく、心配かけやがって。帰るぞ!」
「うん!」
シオは元気に頷いた。
「救出成功か、よかったなソーマ」
「うるせーぞリンドウ」
「あらら」
途中ソーマは支部長の所で止まり。
「考え方は最悪だが、自分も犠牲にして人類を救おうとした所だけは認めてやる。立派だったぜ、親父...」
ソーマがそう言い切ると、アルダノーヴァは四散した。
四散する直前、ソーマにはアルダノーヴァが笑ったように見えた...
あと1話で終わりです。
ここまで来るのは非常に長かったです、はい。
ちょっと短めでしたがそこは許してください。