GOD EATER ~龍と虎を背負いし兄弟〜 作:ミスターポテトヘッド
---訓練場テストの翌日
---愚者の空母---
「目標確認、これより運用テストを開始する」
「了解、無茶はしないでね」
「はいよー」
カゲトラは新武器のヴァリアントサイズを担いで単独でミッションに来ていた。
理由としてはヴァリアントサイズの運用データを収集しにだ、まだテスト段階のため比較的簡単なミッションなのだが...
「弱い個体とはいえ、普通テスト段階の武器で大型と戦わせるかね...」
討伐対象には他の班が逃したクアドリガの名前があったとさ...
「まぁまぁ、いいじゃないのー」
「ダメよーダメダm...いてっ」
「ん、どしたのー?」
「頭に小石落ちてきた...」
リッカと無線越しに会話しつつもカゲトラはクアドリガとの距離を詰めていく...
「標的まで残り70、おしゃべりはここまでな」
「了解」
そう言ってリッカは無線を切った。無線が切れたのを確認し、カゲトラは物陰から飛び出してクアドリガに肉薄し...
「っしゃあ!」
いきなり咬刃展開形態にし、攻撃を開始した。
「まずは1発挨拶がわりよ!バーティカルファングからのー、クリーヴファング!」
咬刃展開時の音で気付かれはしたものの、ラウンドファング→バーティカルファング→クリーヴファングの3連攻撃で強引ながら奇襲はなんとか成功?した。
---グォォォ!
クアドリガは怯んだものの、すぐさま戦闘体制を整えカゲトラにミサイルポッドから攻撃を繰り出した。
「フッ、はっ」
その攻撃をカゲトラは盾を使わずステップとジャンプ、そして緩急をつけたダッシュで躱していく。
その無駄のない動きは他の者が見たら間違いなく魅了されるような華麗なものだった。
「チッ、次から次へと撃ってきやがって...ならこうだ!」
カゲトラはサイズを構え、クアドリガの腹部から発射されたミサイルに狙いをつけ咬刃を展開しつつ下から切り上げ、ミサイル斬った。
直後、ミサイルは爆発しクアドリガの視界がミサイルの煙で遮られ攻撃が止んだ。
「チャンス!」
カゲトラは攻撃が止んだ僅かな隙を突き、煙の中突っ切りながらクアドリガに肉薄し、連続でサイズを切り付ける。
---グォォォ...
そしてクアドリガはそのままなすすべなく絶命した。
「ま、元々弱ってた個体だしこんなもんだろ」
カゲトラはサイズを肩で担いで呟いた。
この日は黒のコートを羽織っていたためその姿は死神のような雰囲気を出していた。そして至るところに付いている返り血がその雰囲気をさらに倍増させていた...
「うぉーいリッカさんやーい、おわったぞーい」
「おつかれさま、とりあえず帰投してくれる?」
「りょうか「カゲトラさん!」いぃぃぃ!?」
突如として響いた声にカゲトラは顔をしかめ、咄嗟的に無線機を耳から放した。
「え、えぇーと、どうしました?ヒバリさん」
「カゲトラさん!今動けますか!?」
カゲトラはヒバリの慌てようから緊急事態であると直ぐに察した。
「とりあえずは大丈夫っすけど、なにかトラブルですか?」
「カゲトラさんが今いるフィールド付近で交戦中のカノンさんから救援要請が来ました!現在大型3体に囲まれていると推測されます!」
「了解!場所は!?」
「カゲトラさんの現在地から南へ15kmです!」
「承知!直ぐに向かうから耐えろと伝えてくれ!」
「わかりました!」
カゲトラはダッシュで車に向かい、神機を後部座席に放り込み、運転席に座った。
「リッカさん!今のサイズの状態で大型3体はいけますか!?」
「とりあえずは大丈夫だけどなにが起こるか予測不能だから気を付けて!あくまでカノンの救助が最優先だから、無理はしないこと、いい?」
「了解!」
そう言ってカゲトラはアクセル全開で車を走らせ、カノンの元へ向かった...
「頼む...俺が着くまで無事でいてくれよ...」
無事内定も貰い予定どうり復帰することができました!
2ヶ月も空いてしまいましたがこれからは今までどうりの平常運行でいきたいと思います!