GOD EATER ~龍と虎を背負いし兄弟〜   作:ミスターポテトヘッド

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自分の神機への違和感を拭いきれないタツヤは意を決しある人物の元へと向かう


act.5 オリジナル

 

---極東支部外部居住区---

 

外部居住区の端の方に佇む小屋の前にタツヤは立っていた。その表情はこれから嫌なところに行くのだろうと誰もが思う表情だった。

 

「ここに来るのも久しぶりだな。さて...」

 

そう言ってタツヤは小屋の中に入る。

 

小屋の中には特に何もなく、地面に取っ手の付いた扉があるのみ。

 

---ギィィィィィ

 

タツヤは何の躊躇もなくその扉を開け、開けた先にあった地下への階段を降り始めた...

 

いちおう電気は通っているが、階段通路は薄暗く何かが出そうな雰囲気を醸し出していた。そして階段を降りきった所に今度は普通の扉があった。それを開けると...

 

「久しぶりねタツヤ」

 

机に寄りかかりながらそう話してくる女性の姿があった。

見た目感じ歳は20前後で髪型はセミロングの黒髪で白衣を纏っている。

 

「あぁ、久しぶりだなユウカ」

 

タツヤはユウカの挨拶に答える。

 

「さっそく本題に入るが、今日ここに来たのはユウカに頼みがあるからだ」

「自分にしっくりくる神機の刀身パーツを作ってくれってことでしょ?」

「...知っていたのか」

「昨日トラから連絡があったの、兄さんが刀身パーツを作ってもらいにそっちに行くかもって」

「...なら話が早い、作ってくれないか?」

「いちおうもう作ってはあるわよ」

 

その言葉を聞いてタツヤは驚愕した。タツヤ驚くのも無理はない、目の前にいるユウカはたった1日でオリジナルの刀身パーツを作り上げたのだから。

 

「...相変わらず仕事が早いな」

「意外と暇なのよ」

「そんなに暇なら極東の整備班に来ればいいだろ、リッカさんと幼馴染みなんだからやっていけると思うが」

「一応勧誘は来てるんだけど絶賛迷い中よ」

「そうか」

「そんなことより刀身パーツよ」

 

そう言ってユウカは奥にある機械の電気を付けた。

 

「これは...!」

 

タツヤは機械にセットされている刀身パーツを見て又も驚いた。

 

なぜならその刀身パーツは...細かったからだ。

 

ロングの初期装備ブレードよりも少し長く、ロングの火刀よりも少し細い、そんな刀身パーツにタツヤは魅入ってしまった。

 

「どう?私が考えたタツヤ専用のオリジナル刀身パーツは」

「最高だ、使ってなくても分かる。これなら俺にもしっくりくると」

「でしょ?トラからタツヤは鉄パイプで特訓してたって聞いたからなるべくそれに近い形にしたんだよね」

「...ありがとうユウカ」

「別にいいよ、それでその刀身パーツの性能なんだけど結構クセがある仕上がりになったんだよね」

「どんな感じだ?」

「普通の刀身パーツって一つの攻撃法に特化してるでしょ?」

「ショートは貫通力、ブレードは切断力、バスターは破砕力ってことか?」

「そういうこと、でもその刀型はショートの貫通力とブレードの切断力を合わせた刀身パーツだから慣れないと扱いが難しいかも」

「...なるほど」

 

タツヤは心の中で反復練習は必須か...と思った。

 

「それじゃこれは持っていくよ」

「了解、リッカに刀型のメンテの仕方教えといたからメンテするときはリッカに頼みなさい」

「わかった。それじゃ」

「はーい」

 

そう言ってタツヤはユウカの研究室を後にする。

 

小屋から出たところでタツヤは呟くようにこう言った。

 

(相変わらずあの表情からはなにを思ってるか読み取り辛いな...)

 

夕暮れ時の空にそう呟きつつタツヤ極東支部に向かって歩を進めた。

 

 

 

 




今回はタツヤのオリジナル刀身パーツ回でした。形としては日本刀と思ってください。
後9日時点でUA数が300超えてました。見てくださってる方ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
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