キリト・イン・ビーストテイマー   作:クジュラ・レイ

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―フェアリィ・ダンス 01―
01:医師の訪問


 ALOを始めてから数週間後。

 

 

 愛莉の裏取引のおかげで、詩乃はかつて通っていた高校から、SAOプレイヤー達の集まる《学校》に転校する運びとなった。最初は初めて見る者、環境に戸惑いはしたものの、SAOで苦楽を共にした友人達であるアスナ、リズベット、シリカ達と再び会えた事、そして共に学校へ行く事が出来、共に授業を受けて、共に弁当を食べたり出来た事にはこれ以上ないくらいの歓喜を感じた。

 

 最初にアスナ達とこれが出来た時にはあまりの嬉しさに泣いてしまい、戸惑わせてしまったが、それくらいにまで、詩乃の学校生活は充実したものへと変化を遂げた。おかげで、毎日学校に行くのが楽しみで仕方がない。

 

 

 住んでいるところだってそうだ。和人と一緒に愛莉の元を訪れて、VRMMOを拒絶しなかった自分のために前もって用意してくれていたアミュスフィアとALOを愛莉からもらった後、元居た寮を出て、愛莉の指定したマンションへと移り住んだのだが、そこは元SAOプレイヤー達が通っている学校の近くにあり、そこに通う生徒達のために用意されたマンションだったのだ。

 

 新しく建てられたものだから、かつてのところみたいにぼろくもなければ、キッチンの設備や防音効果も最新。しかも学校から近くにあるので、気楽に友人達の元へ行ったり、友人達を招く事だって出来る。その中には愛する人である和人も含まれている。

 

 

 前に合鍵を要求した遠藤達は事故死したのでいないし、わざわざ前の学校から追ってくるような人間もいない。それだけで、詩乃にとってはこれ以上ないくらいのいい環境、天国と言っても過言ではなかった。そこでの生活は、どれも輝きに満ちていて、まるで和人とユイ、リランと一緒に暮らしていた時と同じように感じられるものだった。

 

 しかし、そんな生活を続けて数週間したところで、再びあの病院に務める専属医師・芹澤愛莉より連絡が来た。今度は何事だろうと思って見てみれば、君の家を一度訪れておきたいと言うものだった。

 

 

 もしも愛莉がかつて自分の事を診て、ロボットみたいな回答しか返してこなかった医師達のようだったならば、それは出来ないと首を横に振っただろうし、そういう内容のメールを返しただろうけれど、愛莉はその逆であるため、家に招いても別にいいと思える。

 

 いや、そう思えるからこそ詩乃は、芹澤愛莉の事を芹澤先生とはほとんど呼ばず、愛莉先生と名前で呼ぶのだ。そんな愛莉からの誘いを受けた詩乃は、大丈夫だから次の休日の午後辺りに会いに来てくださいという内容のメールを送信。愛莉からの次の休日に会いに行くというメールを受信して、愛莉の訪問を待つ事にした。

 

 

 愛莉が来るのは、次の土曜日の午後1時からとなり、月、火、水、木、金曜日と学校に行ってアスナ/明日奈達やリズベット/篠崎里香達、そして和人と過ごし、前日である金曜、詩乃は少しでも部屋の中を綺麗にして愛莉を迎えようと思って、学校から帰ってきてすぐに、片付ける物もないのに片付けを始めた。

 

 恐らくこれを愛莉に言ったら、そんなに気を使わなくていいし片付けなくてもいいと返されるだろうし、やってきた愛莉に苦笑いされるかもしれないが、それでも恩師である愛莉を迎え入れるのには、それくらいしておきたかったのだ。

 

 

 だが、部屋に最初から設置されている冷蔵庫やテレビ、ベッド、棚、机、浄水機など以外はコンポとノートパソコンくらいしかなく、非常に小ざっぱりした部屋だった事に、詩乃はすぐさま気付いて、意外に思い、結局片付ける物が無かった事にも気付いて、始めて1時間程度で片付けを終わらせてしまった。

 

 そして土曜日の午後12時40分。その日を迎えた詩乃は、12時で既に昼食を済ませて後片付けをした後に、クッションの上に座ってじっとしていた。別に有名人や芸能人、もしくは強い敵がやってくるわけでもないのに、胸の中で強い鼓動が繰り返されている。

 

 

「……先生が、来る……」

 

 

 自分と愛莉の付き合いは二年ほどだが、二年とは思えないくらいに愛莉との仲は深めている。治療をするために病院に行って、そこで会って話をする事がほとんどだったけれど、休日に街中へ出かけたり、愛莉の所有する車――高級車とかではなく、その辺りを走っているものとほとんど同じ白い普通車――に乗ってドライブに出かける事もあったし、一緒に買い物に行ったり、喫茶店に行ったりする事もあった。

 

 

 形式的にはあくまで患者と医師の関係だけど、詩乃には愛莉の事が歳の離れた姉や――遠くにいる母に少しだけ悪いような気がするけれど――母のように感じられる。愛莉はただの精神科医なんかじゃないし、ただの専属医師なんかじゃない。もはやそんな関係などは、とうに通り越しているのだ。

 

 和人ほどではないけれど、暖かくて優しくて、とても居心地のいい人――和人やユイとは違ったベクトルで大好きな人。姉妹のいない自分が、姉のように思える人であり、時には母親のようにも思える人。それが詩乃の胸の中にある、芹澤愛莉への思いだった。

 

 

 しかし、ここまで仲を深めたというのに、愛莉は自分の住むアパートに来ようとはしなかったし、今はもう退学した元居た学校に来る事もなかった。同時に、愛莉の実家というものも聞いた事がないし、誘われた事もない。詩乃はこれだけが気がかりで、愛莉がもし自分の家に来るようだったならば、どうなるのだろうかと無意味に心配になる事があった。

 

 そして今日の1時がその運命の時となる。愛莉が初めて自分の部屋にやってくる。今まで和人や明日奈しか来た事が無かったこの部屋に、ついに愛莉がやってくるのだ。その時が刻一刻と迫って来る事がまざまざと感じられて、詩乃の中で大きな鼓動が何度も繰り返されて、口の中が無意識のうちに乾いてくる。

 

 

「……」

 

 

 どうも落ち着かない――そう思った詩乃は立ち上がって、棚から一つコップを取り出して、浄水機のコックを回して透明な水を注ぎ込み、それを軽く見てから一気に口の中へと運び、喉を通らせた。

 

 まるで砂漠か何かのように感じられた口の中に潤いが戻ってきて、身体の中が少し冷えて落ち着きが戻ってくる。

 

 

「はぁ」

 

 

 軽く一息吐き、もう一杯だけ飲んでおこうと思ったその時、あまり聞き慣れていないチャイムの音がいきなり部屋の中に飛び込んできて、詩乃はびくりとしてしまった。意識が少しはっきりしないまま時計の方に顔を向けてみれば、大きな針も小さな針も、いつの間にか約束の時間である1時を指し示していた。

 

 

「詩乃。いるかい、詩乃。私だ、愛莉だ」

 

 

 続けて聞こえてきた声にごくりと唾を飲み込んでから、詩乃はゆっくりと歩んで玄関へ向かった。魚眼レンズによって丸く歪んで見える外の方へと目を向けてみると、若干歪んではいるものの、見慣れた恩師の顔がそこにはあった。

 

 

「愛莉、先生」

 

「その様子だといるみたいだね。今から大丈夫かい」

 

「大丈夫です。今、開けますね」

 

 

 そう言って、少し重い玄関の戸を開けると、薄黄色のパーカーを着て、下は白色のスカートを履いている、胸が大きめで、さらさらとした綺麗な黒髪に赤色のカチューシャを付けている、美人精神科医と評判でもある赤茶色の瞳の女性の姿がそこにあった。その姿を見た途端、先程の緊張はどこかへ消えてしまい、代わりに不思議な安堵感が満ちてきた。

 

 

「おっと、元気そうじゃないか詩乃」

 

「はい、おかげさまで。どうぞ、入ってください」

 

「あぁ。失礼するよ」

 

 

 詩乃が玄関口から離れると、ゆっくりと愛莉が玄関口へと足を進めてきた。そのまま部屋まで入って来るかと思いきや、愛莉は一旦そこで立ち止まって、部屋の中を回し見た。その顔には、まるで何かを意外に思っているかのような表情が浮かんでいる。

 

 

「ふむ、部屋の間取りは問題ないな。サービス精神満載の部屋の作りじゃないか」

 

 

 恐らくSAO生還者のためのアパートやマンションの事は聞いて、詩乃に教えたりしたけれど、実物がどういうものなのかは把握していなかったのだろう。少し意外に思いながら、詩乃は声をかける。

 

 

「先生、こっちです」

 

「あ、あぁすまない。今いくよ」

 

 

 そう言って軽く苦笑いしてから、愛莉は黒いヒールを脱いで部屋に上がり込んだ。そのまま歩みを止めずに詩乃の部屋へとやってきたところで立ち止まり、テーブル近くのマットの上に、所謂ぺたん座りをした。その近く右方向に、詩乃が正座すると、愛莉は再びもの珍しそうに、周囲を見回し始める。

 

 

「んんー、あまり小道具や雑貨のある部屋ではないんだね。ある意味君らしい、良い部屋じゃないか」

 

「はい。そんなにお金使ったりはしないんで」

 

「まぁ、あまり物を置きすぎるとごみごみしてきていい気がしないからね。この程度がいい感じだろう」

 

 

 そのまま、愛莉は詩乃へと向き直った。その顔は病院で見てもらったり、経過を聞こうとしている時のそれとほとんど同じであり、詩乃はここで診察が行われている事を無意識に悟って、しゃんとする。

 

 

「どうだい、調子は。見た感じ良さそうだけど」

 

「はい、とてもいいです。学校も和人や明日奈、里香達が居て楽しいです」

 

「辛い事はないかい。例えば、一年生からやり直しになって、色んな事を学び直されているところとか」

 

「それも苦じゃないです。寧ろ、毎日がすごく充実してるんです。これも全部、愛莉先生が菊岡さん達と取引をしてくれたおかげです。ありがとうございます」

 

 

 愛莉の顔に、すっかり見慣れた微笑みが浮かぶ。

 

 

「なぁに、私は専属患者である君が楽しく居れるところを提供してやりたかっただけさ。とてもじゃないけれど、私もかつての学校に君を置いておきたいとは思えなかったしね。君が充実した日々を、毎日送る事が出来てるっていうなら、それが一番さ」

 

 

 和人たちと一緒の学校にいるため、頻度はかなり低いけれど、詩乃はもしも、あのままあの学校にいる事になっていたら、今頃自分の扱いはどうなっていただろうかと考える時がある。愛莉曰く、遠藤達が列車事故で死亡してから、学校内では自分の扱いは死神になったらしい。もし、そんなところに残されていたら、今頃――。

 

 

「おっと、前の学校の事は考えるんじゃないよ。君はもう、あそこからは退学して、縁を切ったんだ。今は今の学校の事を考えなきゃ」

 

「あっ、あぁ、はい。そうですね」

 

「ところで詩乃。今日は和人君は一緒じゃないのかい。てっきり、和人君も呼んだんじゃないかって思ってたんだけれどさ」

 

「和人は一緒じゃないです。というか、先生は私に何の用事があって、来てくれたんですか。少し、気になって……」

 

 

 そこで、愛莉は改まったように詩乃へ向き直った。表情は見る見るうちに、微笑みから少し険しいものへと変わる。

 

 

「今日はね、君に大事な話があって来たのさ」

 

「大事な話?」

 

「そう。大事な話があって来たんだけど、さ」

 

 

 愛莉は周りを再び眺め始める。その視線の動き方は非常にきょろきょろとしていて、何かを注意深く探っているようにも見えなくもない。いきなり始まった愛莉の動きに詩乃がきょとんとすると、愛莉の口が開かれた。

 

 

「菊岡さんから聞いた話じゃ、このマンションの全ての部屋には最新鋭の防音設備がされているっていう話だけれど、本当なのかい」

 

「はい。隣にも私と同じようなSAO生還者が住んでいますけれど、声一つ聞こえてきません。勉強にも調べものにもゲームにも集中できる、いい部屋ですよ」

 

「君がそう言ってるっていう事は、それが真実だとは思うのだけれど、なんだか落ち着かないなぁ」

 

「そんなに大事な話があって来たんですか」

 

 

 愛莉は頷きつつ立ち上がった。先程と同じようにきょとんとしながら愛莉を上目づかいで眺めると、んん~という喉を鳴らしているような声を出しながら、愛莉がくしゃくしゃと髪の毛を掻いた。

 

 

「駄目だな。なんだか誰かに聞こえそうで全然落ち着かない。一応他言無用だって言われているからさ」

 

「そんな話……っていうか、それって私にも話しちゃいけない事なんじゃないんですか」

 

「そうだけれど、君にも関係するっていうか、君にダイレクトに関係する事だから、話さないわけにはいかない。だけど他の人に聞かれると色々拙いから……どうだね、ちょいとドライブにでもいかないか。せっかく招き入れてもらって悪いけれどさ」

 

 

 愛莉の診察を受け始めてから、愛莉は休日になると自らの仕事に休みを設けて、一緒に買い物に出かけたり、時には少し遠いところへ行こうと行って、車の助手席に乗せてドライブに出かける事もあった。

 

 だからこそ、こうやってドライブの話を吹っ掛けられてもあまり動じたりしないが――せっかく部屋を綺麗にしたというのに、すぐに出かけるのでは、まるで掃除が無駄だったじゃないかと、詩乃の胸の中で複雑な気持ちが巻き起こった。

 

 

「別に大丈夫ですけれど……」

 

「それなら助かるよ。移動する車内ならば、外部に話が漏れる心配もないしね。……多分、君の事だから掃除とかして、せっかく綺麗にしたのにって残念そうに思ってそうで、悪いけれどさ」

 

 

 思わず愛莉の言葉にぎくりとする。やはり精神科医、人間の観察を得意としている仕事柄なのか、考えている事がほとんど筒抜けになっている。思わず、詩乃は苦笑いして首を横に振った。

 

 

「平気ですよ、先生とお話が出来るなら。それこそ、ALOの中でもよかったわけですし」

 

「いやいや、ALOは他のプレイヤー達がわんさかいるところだしさ。そんな場所で大事な話をするというのはあまりに危険だ。さて、まとまったなら、早速外に出ようか」

 

 

 詩乃は頷くと、愛莉に続いて立ち上がった。そして愛莉が玄関へ向かって行き、廊下へと出ると、窓は空いていないか、クッキングヒーターが動いたりしていないか、無駄にコンセントを指したりしていないかを確認すると、携帯端末を懐に入れて愛莉の後に続き、玄関を出て戸を閉め、鍵をかけた。

 

 その時に今日初めて外気に触れたが、温もりがあり、春がよく感じられる気象だとわかった。空は蒼く染まり、雲が少しだけ浮いている。

 

 出かけるには最高の日だ――そう思いながら自分と同じSAO生還者達が暮らしている部屋のドアを横目に廊下を進んで階段を下り、道路に出たところで、すぐそこに見慣れた白い国産普通車が停まっているのが見えた。その運転席側のドアの前に、愛莉がこちらを見ながら立っている。

 

 

 その辺りを走っているものとほとんど差がない、ありふれたデザインの車だが、愛莉が持っているだけあってか、街の中を走っているのを見ると、愛莉が乗っているのではないかと思ってハッとする時がある。

 

 そんな白き車を眺めていると、近くにいる愛莉が背伸びをした。同時に詩乃がそこへと歩み寄る。

 

 

「んんー、いい日だ。やっぱり出かけるには最高の気象じゃないか。こんな日に、家の中に閉じこもって話をするのはもったいない」

 

「でも、話があるって言って、場所を私の部屋に指定したのは先生ですよ」

 

「そうだけど、まさかあそこまで他の人にも聞こえてしまいそうな部屋だったとは思わなかったし、落ち着かなかったんだ。でも、車の中なら誰にも声を聞きとられる事はないし、何だか落ち着く。ささ、乗ってくれ」

 

 

 詩乃は愛莉の言葉に頷くと、そのまま助手席側のドアを開いた。車特有の匂いというべきか、それともエアコンの辺りに設置されている消臭剤の匂いか、よくわからないけれどいつも嗅いでいる匂いを鼻に吸い込ませながら、詩乃は黒いチェアに座り、半ドアにならないように若干の力を込めてドアを閉めて、シートベルトを締めた。

 

 続けて、愛莉が運転席側に乗り込んで、同じようにドアを閉めてシートベルトを締める。更に懐から鍵を取り出して差し込み回し、車のエンジンを動かす。

 

 

「ところで先生、どこまで行くんですか」

 

「んんー、そうだな。別にどこでも構わないんだけれど、せめて景色のいいところに行きたい気分ではあるね。高速に乗って東京湾に出よう」

 

 

 このアパートはSAO生還者のための学校のすぐそばにあるけれど、そもそもこの学校は都心部にかなり近いところに建てられている。だからこそ、東京湾までは繁華街や工業地帯を抜けていく必要があるし、その道のりもかなりのものだ。

 

 

「そんなに遠くまで行くんですか」

 

「確かに一般道を通っていけばそれなりに時間はかかるけれど、高速に乗っていけばそんなに時間はかからない。他県まで行くわけじゃないから、気にするほどの料金がかかるわけでもないしね。もしかして、これから予定があったりするのかい」

 

「そういうわけじゃないんです。ただ、そんなに遠くまで行くなんて思ってもみなかったから、ちょっとびっくりしただけで、予定とかはないんです」

 

「それはよかった。それじゃあ、発進するよ」

 

 

 そう言うと、愛莉は車内オーディオのスイッチを入れて、スピーカーから音楽を再生させ始めた。その音色は中世ヨーロッパやケルトを思わせる、実にさまざまな民族楽器を使っている民族調音楽。

 

 一番最初に愛莉の車に乗った時、今はやりの曲だとか、J-POPなどが流れるのではないかと思っていた詩乃の耳に飛び込んできて、驚かせ、聞き入らせた曲。これを聞いてからだ、詩乃が自分のコンポや携帯端末の中に民族調音楽を入れるようになったのは。

 

 

「あ、この曲……」

 

「あれ、駄目だったかい。別なの聞く?」

 

「いいえ、寧ろとてもいいです。このままにしてください」

 

 

 愛莉は頷くと、レバーを引いてから、ハンドルに手をかけて、アクセルを踏んだ。まるで主の命令を聞き取ったかのように、愛莉と詩乃を乗せた車は動き始め、アパートから都心部へと向かい始めた。

 

 


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