キリト・イン・ビーストテイマー   作:クジュラ・レイ

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13:遠ざかる思いと

           □□□

 

 

「はぁ……」

 

 

 洋式トイレに隣接していて、湯の張られている湯船の中に、詩乃は力尽きるように浸かった。前まで使かっていたベージュ色ではなく、リランの毛のような白金色に統一されているユニットバスの中、湯が揺れて身体に当たり、ぱしゃぱしゃという軽い音を聞きながら、詩乃は一人大きな溜息を吐いた。

 

 

「……」

 

 

 今日はもっと長くダイブしている予定だった。しかし、あの黒いポンチョの男に襲われてから、身体の痛みがひどくて、上手く動く事が出来なかった。それをなんとかして気付かれないようにしたけれど、普段から自分の事をよく見ているユイとキリトにすぐに気付かれてしまい、ログアウトしろと言われてしまった。

 

 更にあの場にはアスナやリーファ、そしてイリスがいた。イリスは自分の身体が痛んでいる事を知るなり、キリトやユイと同じように早くログアウトした方がいいと言って来た。

 

 もしそう言って来たのがキリトやユイ、アスナやリーファだけだったならば、大丈夫だと言って首を横に振っただろうけれど、流石に元医者であるイリスの言葉を無視する事は出来ず、詩乃はそこで首を縦に振り、キリト達の付き添いを受けながら宿屋へ向かい、そこでログアウトする事になった。

 

 

「んっ、く……」

 

 

 詩乃は自らの裸身を眺め、そのうちあの黒ポンチョの男の蹴りが突き刺さった腹部に手を当てた。あの時はとても痛くて苦しかったし、ログアウトする寸前まで鈍い痛みが続いていた。もしかしたら現実世界に帰ってもこの痛みは続いて来るのではないかと、妖精の世界を脱する寸前まで詩乃は考えていたが、現実世界に帰ってきた途端に、痛みも苦しみも止んだ。

 

 確かにあれだけの攻撃を受けて、あれだけの苦しみと痛みを感じたと言うのに、現実世界では何もないなんてと、詩乃は不気味に思ったが、同時に、痛みや苦しみを現実世界に持ち越すような事にならなくてよかったと安堵した。

 

 

「……はぁ」

 

 

 もう一度深い溜息を吐き、天井を見上げながら詩乃は湯の中に身体を沈める。

 

 ログアウトする前、付き添って来たイリスが、現実世界に入ったら落ち着くために風呂に入った方がいいと提案してきた。風呂に入る時には服を全部脱いで裸になるから、傷があるかどうかを確かめる事が出来るし、何より身体を暖めて落ち着く事が出来る。風呂に入るメリットを全てイリスから聞いた詩乃は素直に頷き、ログアウトを果たして部屋に戻ってきた後、真っ先に風呂を沸かした。

 

 その時、冷蔵庫の上に置いてあるキッチンアラームに目を向けたが、デジタルの文字盤が午後八時を示していたのを覚えている。あの男に襲われる前はまだまだダイブし足りないと思っていたけれど、ダイブしてから既に九時間以上も経過していたのには軽く驚いたが、詩乃はすぐさま冷静になって、ただ風呂が沸くのを待ったのだった。

 

 そして風呂が沸くと、迷わずにユニットバスの中に入り込み、脱ぎ捨てるように服を脱いで、入浴を始めたのだった。

 

 

「……」

 

 

 あれほどの攻撃を受けて、尚且つ恐ろしい痛みを受けたものだから、詩乃は現実世界に帰ったら、あの男の攻撃が現実の自分の身体にも及んでいるのではないかと考えていた。あの男の攻撃ならば、本当にそれくらいの事を可能にしそうだったからだ。

 

 しかし今、こうして攻撃された個所に手を当てても、痛みも苦しみも感じない。普通ならば青痣が出来ていそうなものだけれど、あの男に攻撃された個所には傷も痣もない。まるで、あの時の苦しみや痛みが嘘のようだった。流石のあの男も、現実世界の身体にまで傷を付けるのは出来なかったようだ。

 

 それが確認できただけでも、イリス/愛莉の指示に従って風呂に入った甲斐があったと、詩乃は思った。あれだけの攻撃を受けて苦悶したせいか、髪の毛を含む全身に汗を掻いていたから、それらを洗い流す事も出来てすっきりもした。

 

 しかし、いくら身体がすっきりしたとしても、心の方は一向にすっきりせず、まるで雲の立ち込めた空のようになっていた。そしてその心の空を埋め尽くす雲が、風呂に入っていてもどうにもならないものだともすぐにわかり、詩乃は深く溜息を吐いた。

 

 

「もう、出よう」

 

 

 誰もいないユニットバスの中に声を少しだけ響かせて、詩乃はゆっくりと湯船の中から立ち上がり、湯船の底にある栓を抜いた。人が入った事により柔らかくなっている湯が渦を巻きながら排水溝の中へ流れ落ちていく様を見届けながら、詩乃は近くに置いておいた大きなバスタオルを手に取って、身体中の水滴を拭き取ったその後に下着へ手を伸ばしたが、そこで一旦手を止めた。

 

 

 別にここで着替えなくても、玄関の戸は閉め切っているから誰も入って来れないし、カーテンだって閉めているから部屋の中を覗く事だって出来ない。部屋に出てから着替えても十分なはずだし、ここで着替えるとせっかくの服や下着が汗や水滴で濡れてしまう可能性だってある。せめてユニットバスを出てから着替えても、いいはずだ。

 

 

(別に、ここを出てからでもいいか)

 

 

 詩乃は短絡的に頭の中でまとめると、用意しておいた着替えと下着を持ち、身体をすっぽりと覆えるほどの大きさのバスタオルを羽織り、ユニットバスを出た。無駄な電気を使いたくないという気持ちから、風呂に入る前に部屋の電灯を消灯したうえに、カーテンが閉め切られているので、部屋の中はかなり暗かった。それでも、カーテンの隙間から街灯の灯りが入ってきているので、真っ暗闇かと言われたらそうでもない。

 

 少しだけ差してくる明かりを頼りに詩乃は暗い部屋の中を歩き、やがてベッドの前に辿り着き、そのまま腰を下ろした。まだ夏に入っていないうえに灯りが余りに入って来ないためか、部屋の空気が冷たく、涼しく感じられ、入浴後の身体を冷やすには丁度良かった。

 

 詩乃はベッドの奥側に座って壁に背中を付けると、足を抱き寄せて体育座りの姿勢になった。

 

 

(……まさか……ね)

 

 

 まさか、PoHが生きているだなんて、誰が想像出来たと言うのだろう。少なくとも、キリトもアスナも、あの戦いに参加したすべてのプレイヤー達が想像出来なかったみたいだし、当然自分だって、あの戦いをPoHが生き延びているなんて、想像もしてなかった。

 

 PoHに攻撃された時の痛みはあの世界から脱した時に引いたけれど、思い出そうと思えばすぐに思い出す事が出来る。それくらいにまで、PoHの攻撃というものは痛くて苦しいものだった。しかし、詩乃の頭にはPoHに攻撃された事よりも、PoHの言っていた事の方が大きく、はっきりと残っていた。

 

 

(あいつ……)

 

 

 あの男は、あの事件の事を知っていて、尚且つその時強盗を射殺した者が自分である事を知っていた。この事は同じハンニバルに従っていた須郷が知っていたから、きっと須郷から聞いて情報を得たに違いない。あの男は自分で探し当てたみたいな事を言っていたけれど、冷静に考えてみればあれはただの脅し文句だったとわかる。

 

 そして、あの時の少女が自分である事を把握できているとしても、住居までは把握できていないに違いないし、あいつ自身自分の事は殺さないみたいな事を言っていたから、ここまでやってくる可能性は極めて低いだろう。だからこそ、今ならばあいつに知られたとしてもそこまで恐ろしさは感じなかった。

 

 

(だけど……)

 

 

 あの男もキリトが好きだと言っていた。しかし、今になって思えば、あの男の場合は、愛情だとかそういうものではなく、ただキリトを傷付けたい、キリトを殺したいという執念のようなものだ。心の底からキリトを愛しているわけではない。――自分のように、愛しているのでは、無いのだ……。

 

 そう心の中で呟いたその時に、頭の中にあの男の声が、蘇ってきた。

 

 

『そうだよなぁ、怖いよなぁ。あいつがいなくなるの、怖いよなぁ。だってお前、あいつの事愛してるし、大好きだもんなぁ。

 そして何より、依存してるもんなぁ。依存させてくれるアレが居なくなった時の事、考えるだけで怖すぎて死にそうだよなぁ』

 

 

 そこで詩乃は身体を少しびくりと言わせた。何も知らないくせにと言い返したいところであったけれど、あの男はあの時、かなり痛いところを突いて来ていた。

 

 確かに、自分はキリト/桐ヶ谷和人が好きだ。大好きだ。これまで見てきたどの人間よりも、好きで、愛おしいと思っている。そしてそんな和人に大丈夫だとよく言われているけれども、今一番恐れている事と言えば、和人を失う事だ。

 

 和人を失った時の事、和人が死んでしまった時の事などを考えると怖くてたまらなくなり、涙が溢れ出て、どうしようもなくなる。だから、あの男が和人をいつか殺すと言った時、自分の正体を当てられた時よりも、これ以上ないくらいに怖くなって仕方がなかった。それも、あの男/PoHが言ったものだから、その言葉にはこれ以上ないくらいに説得力があった。

 

 

(私は……)

 

 

 PoHは、自分は和人に依存していると言っていた。PoHに言われるまで、これまで自分が和人に依存しているなんて、考えもしなかったし、思う事さえなかった。自分は和人が好きで、愛している――これにはかなりの自信がある。SAOに居た頃、和人に全てを受け入れてもらってから現在まで続いている思いだ。この思いが嘘であるなんて、あり得ないし、そんな事は絶対にないと言い切れる。

 

 

(けど……)

 

 

 それは本当に、愛情や好きという思いなのだろうか。もしかしたらこの思いや愛情は、自分が愛情とかだと思い込んでいるだけで、PoHの言うように、本当は和人に依存しているだけなのではないだろうか。そして和人もまた、依存されていると思っているのでは、無いのだろうか。

 

 真っ暗闇の部屋の中、詩乃は自らの足をぎゅうと抱いた。

 

 

「私……って」

 

 

 和人が好きなのに。

 和人が、初めて好きになった人なのに。

 

 こんなに和人が、好きなのに――。

 

 

「ただ和人に、依存してるだけなのかな……」

 

 

 髪の毛が濡れているせいか、頭が少し重く感じられる自らの頭を、詩乃は足の間に入れて、瞼をゆっくりと閉じた。防音効果が利いているためか、車の通ってくる音などは一切部屋の中に入ってくる事はなかった。

 

 

 

 

             □□□

 

 

 

 翌日 午前九時 

 

 

「スグ、今日の攻略、ちょっと出れないかもしれない」

 

「えぇっ、なんで」

 

 

 いきなり兄から飛び出した言葉に、直葉は軽く驚いた。

 昨日草原浮島の攻略手順がわかったので、次の日にそれを実行して、草原浮島を守っているであろう三神獣のうちの一体の元に辿り着くという目的を和人が立てた。そして今日、それが実行されると言うので、目が醒めた時から楽しみにしていたというのに、本人が突然それが出来ないなどと言い出すのだから、誰でも驚くに決まっている。

 

 その事情を聞こうとしたその時に、兄の口は開かれた。

 

 

「ちょっと詩乃のところに行ってきたいんだ。詩乃、昨日ひどい目に遭っただろう」

 

「そうだね。詩乃さん、PoHに襲われて、ひどい思いしたもんね。あたしも心配って言えば心配だけれど……」

 

「だけれど?」

 

「おにいちゃん、攻略の方はどうするの。今回の攻略、おにいちゃんも楽しみにしてたし、何より皆の事をおにいちゃんが引っ張ってたようなものじゃない。おにいちゃんいないとなると、皆混乱しそうだけど……」

 

 

 SAOのある時を境に血盟騎士団という巨大なギルドのボスをやる事になったためか、その時の癖が残っており、ALOで大所帯で行動をする事になった時には、和人がその大所帯を統率する、いわばチームリーダのようになっていた。

 

 そして今日の攻略もまた、和人がチームリーダーとなって進めていく予定だった。だが、何事にも対策をしておくというSAOの時の当たり前が残っている和人には、自分が参加出来なくなった時の対策が既にその頭の中に浮かんでいた。

 

 

「今回のリーダーは海夢(カイム)に任せるよ。あいつの考え方は俺の考え方に結構近いから、ほとんど混乱なく進められるはずだ」

 

「確かに海夢さんなら、それくらいできそうだけど……」

 

「それに、詩乃が問題なかったなら、すぐに戻ってきてログインする。それで皆に追いつくから、それでいいだろ」

 

「それならいいけど……詩乃さん、大丈夫かな」

 

 

 それに関しては、和人もあまり良い予感というものを感じていなかった。PoHに襲われた直後、詩乃は酷く怯えていたし、酷く痛めつけられたとも言っていた。周りにはクールに、そして強い少女として振る舞っているけれども、あぁ見えて詩乃は脆くて儚い。だからこそ、酷い目に遭った後などは、自分が傍にいてやらねばならない事だってある。

 

 きっとそれは、今がそうだ。

 

 

「大丈夫かどうかを確認してくる。無事が確認出来たら、俺も追ってログインするから、直葉は先にログインしててくれ」

 

「わかったよ。おにいちゃんこそ、ログインできるなら、してよ」

 

 

 妹の言葉に頷くと、和人は部屋を出て玄関で靴を履き、家を出た。その足でまだ朝の涼しさの残る道を、周りの住宅街を見ながら歩き、バス停に丁度止まっていたバスに乗り込んだ。

 

 休日であるためか、ほとんど客の乗っていないバスが走り出すと、空いている座席に深々と座り、和人は深く溜息を吐いた。その頭の中で、昨日の事件の後の事を思い出す。

 

 あの後――あの忌まわしき戦いを生き残った忌まわしきPoHに傷付けられたシノンがログアウトする瞬間を、イリスとユイとリランの四人で見ていたのだけれど、シノンがログアウトするなり、イリスは和人に「明日は詩乃と一緒に居てやれ」と声をかけてきた。

 

 

 もしまだイリス/芹澤(せりざわ)愛莉(あいり)が詩乃の専属医師を続けていたならば、有休などをとって詩乃の傍にいてやった事だろう。しかし仕事も済む場所も変わってしまった今となってはそれが出来ないので、比較的近くに住んでいて、尚且つ詩乃から愛情を受けている自分を指名したのだ。

 

 ――そんな愛莉の考えが和人は容易に掴めていたが、そうでなくても、傷付けられてしまった詩乃の近くにいたという思いがあった。出来る事ならば、ログアウトしてすぐに詩乃の元へ駆け付けてやりたかったし、傷付けられた詩乃の身体を抱き締めて、酷い思いをした心を癒してやりたかった。

 

 

 だから、出来ればもう少し早く、詩乃の元へ向かいたかったし、詩乃の元へ向かっている今も、もう少しだけ早く着かないものかと焦りのようなものを感じていた。

 

 しかし、そんな事を考えていたその時にバスは止まり、和人は驚いて顔を上げた。今停車しているところを確認してみれば、目的地だった。

 

 

「やばっ」

 

 

 和人は慌てて立ち上がってバスの中をかけ、運賃箱の中に小銭を入れた後に、バスから飛ぶように降りた。そのすぐ後に音を立てて発射して行ったバスを見て軽く溜息を吐いてから、和人はすぐ近くに見える建物に目を向けた。

 

 形は新築のマンションやアパートにも見える住居。しかしその実態は、SAOという悪魔の世界を生き延びてきた者達が、SAO生還者のための学校に通うべく住んでいるマンション。――これから会う大切な人が住んでいる場所。

 

 

 和人は心の中でその人の名前を唱えると、足を進めてマンションの中に入り込み、エントランスホールを抜けて階段を上り、その人の住む部屋のある階まで進んでいった。

 

 そして目的地である部屋の前。詩乃の住む部屋の戸の前に辿り着いたところで、和人は足を止めた。これまで結構な回数来ているので、このマンション全体の雰囲気だとか、部屋の前の雰囲気はよく理解しているけれど、今日はいつも以上に静まり返っているように思えた。静けさがマンション全体の防音仕様によるためだと知っていても、だ。

 

 そこで和人は、ドアの横にあるチャイムのボタンを押した。中でキンコーンという音が鳴っている様が安易に想像出来て、和人は軽く溜息を吐いたが、待っても中々返答が返ってこなかった。いつもならば、チャイムを鳴らせばすぐに詩乃がやってきて、ドアを開けてくれるものだけれど、今は詩乃がやってくる気配はない。

 

 

「あれ」

 

 

 もしかして、まだ起きていないのだろうか。それとも、自分達よりも早く妖精の世界にログインしてしまったのだろうか。それとも、どこかに出かけているのだろうか。

 

 理由をいくつか頭の中で模索していたその時、動かなかったドアががちゃりと音を立てて開いて、中から誰かが出てきた。少し驚きながら目を向けると、その人は今まさしく会おうと考えていた目的の人、詩乃だった。

 

 

「詩乃!」

 

 

 声に反応したのだろう、詩乃の顔がゆっくりと上がったが、そこで和人は驚く事になった。詩乃は普段、左右のもみあげの辺りの髪の毛を白いリボンで結んでいるのだが、今はそれがない上に、顔は妙に赤い。それでおいて眼鏡をかけておらず、目つきはどこかとろんとしているようなものになっていて、息も少し荒かった。そして何より、開かれたドアに体重を預けているような姿勢になっている。

 

 

「詩乃……どうしたんだ」

 

 

 詩乃はゆっくりと顔を上げて、瞳の中に和人の姿を映し入れた。そしてその後に、静かにその唇を動かした。

 

 

「かず……と……」

 

 

 そう一言呟くと、詩乃はそのまま床に倒れ込もうとした。そこでびっくりした和人がその身体を受け止めて、しっかりと支える。

 

 

「お、おい詩乃!?」

 

 

 和人は詩乃の身体を抱えたまま、慌てて部屋の中に入り、玄関に腰を下ろしたところで詩乃へ顔を向けた。詩乃は和人に支えられながら息を荒くしており、相変わらずその顔は赤い。まさかと思って、和人は詩乃の額に掌を当てた。

 

 

 詩乃の額は、異常なほど熱かった。

 

 

 


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