キリト・イン・ビーストテイマー   作:クジュラ・レイ

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03:娘の真意

           □□□

 

 

 MHHP、人間の精神を治療する事を目的とするAIとして完成される必要のあるマーテルは、様々な人間と出会って話をし、ネットの中で探し物や情報収集をする事で成長していった。

 

 あまりに色々な知識を付けていくものだから、周りの開発者達は手を焼いていたようだが、それでもマーテルは知識を付けていく事そのものが楽しくて仕方がなく、毎日様々な開発者達に接しては会話を繰り広げ、ネットの中に潜っては様々な情報を集める事に夢中になっていた。

 

 そんなマーテルには父親と母親が居た。父の名は茅場晶彦。母の名は芹澤愛莉。二人はマーテルを産みはしたものの、血が繋がっているわけではない。だから本当は両親というべき存在ではなかったが、二人はネットの中で見たような父親と母親のようにマーテルと接してくれて、様々な事を教えてくれた。だからこそマーテルは、茅場晶彦を父親、芹澤愛莉を母親と思い、パパとママと呼んで慕ったのだ。

 

 

 自分は作られた存在だけど、ちゃんとパパとママがいる――いつしかマーテルはそう思うようになったが、そこからかもしれない。物事を知りたい、もっと知りたいという思いに突き動かされるようになったのは。

 

 マーテルは自分の中の知識欲に突き動かされるまま、情報を集め、成長をしていった。それはマーテルを作り上げたアーガスの者達の望み通りだったので、マーテルを非難したりするものは一人としておらず、マーテルはどこまでも成長していった。

 

 そんなマーテルの開発が始まって三ヵ月くらい経った頃。マーテルの許に一人の女性がやってきた。名を神代凛子というその女性は、父親である茅場晶彦を大切に思っている人だと、自ら話してマーテルに接してきた。

 

 凛子は最初はマーテルの事を不思議に思っているようで、言葉数も少なかった。会話をしても続かない事も多く、時には戸惑う様子さえも見せていた。

 

 しかし、これまで学習を続けてきた中で初めて見る、父親である茅場晶彦を大切だと思っている人に興味を持たなかったマーテルではなく、どんなにその人が戸惑っていようと話しかけ続け、学んだ事を報告したりもした。

 

 そんな日々を続けているうちに凛子の雰囲気は穏やかなものとなっていき、いつしかマーテルの許を訪れる日数や時間を増やすようになった。

 

 凛子はマーテルの許を訪れては、知識や情報をマーテルに与えた。凛子から聞いた話や情報を、マーテルは勿論ネットで検索を掛けたが、どの情報もヒットしない。凛子はネットの中で走る事の出来ない話をしてくれて、ネットの中に居るだけではわからない情報を与えてくれていた。自分に足りないものを与えてくれる。

 

 マーテルはいつしかそんな凛子に懐き、凛子と過ごす時間をとても楽しいと思うようになり――そのうちマーテルは、凛子の事をもう一人の母親と思うようになった。

 

 自分には茅場晶彦という父親が居て、芹澤愛莉と神代凛子という二人の母親がいる。そう思っている事を打ち明けると、凛子は涙ながらに喜んでくれて、マーテルの母親で良いと言ってくれた。

 

 それ以降マーテルはSAOが完成し、アインクラッドに配備されるその時まで、父親と二人の母親との時間を思い切り楽しんでいた――。

 

 

 

 

           ◇◇◇

 

 

「そうだったのか。神代先生はお前の……母親だったのか……」

 

《そうだよ。アイリがわたしを産んでくれたママなら、リンコはわたしを育ててくれたママなの。だからわたしには二人のママがいるんだ》

 

 

 神代凛子博士との会話の途中で参加する事になったリランは、神代博士の名前を聞いた時点で驚いていた。それは神代博士も同じであり、スマートフォンでテレビ通話を始めるなり、二人揃って突然泣き出した。

 

 そしてリランは素の口調に戻りながら、神代博士に向けて言ったのだ。《ママ》と。あまりに急すぎる展開に付いていけなかった俺達だったが、その事に気が付いたのだろう、リランは素の自分――マーテルに戻って、全てを話してくれたのだった。

 

 

「まさか神代先生まで、マーテルを育ててたなんて……」

 

 

 きょとんとしてしまっている詩乃の言葉に、神代博士は頷いて見せた。目元には泣いた跡がくっきりと残っている。その涙は悲しみのものではなく、嬉しさによるものだ。

 

 

「えぇ。マーテルとはアーガスで出会ったの。当時開発部長でSAOのディレクターだった茅場君と、私と仲の良い後輩だった愛莉が紹介してくれてね。愛莉は「わたしの娘なんですよ」なんて、茅場君は「何故か私をパパと呼んでいる」なんて言ってて……その娘と会った時の事は、今でも昨日の事みたいに思い出せるの。びっくりしたわ、借りたナーヴギアでダイブしてみたら、本当の人間の子供みたいなAIがいるんですもの」

 

 

 MHHPとそれらの後継機であるMHCPの技術は未だに旧アーガスの独自技術だ。この日本の企業はもちろん、海外の企業を探してみても、MHHPやMHCPのような人間性を得たAIはどこにもいない。そんなものを見せられた時の神代博士の驚きは、簡単に察せた。

 

 

「最初、マーテルにはどう接すればいいかさえもわからなくて、戸惑うばかりだったわ。でもマーテルは私に興味津々で、全然警戒しないでくれてね。マーテルはすごく人懐っこくて明るくて、元気で、優しくて。AIであるっていう話が嘘じゃないかって思えるくらいに。

 

 マーテルと接するのが用件じゃなく、ナーヴギアやSAOの開発に協力するのが用件だったのに、マーテルは仲良くしてくれてね。そんな日を続けてるうちに、マーテルがとっても可愛く思えてきて……私と茅場君の間に子供が出来たら、もしかしたらこんな子なのかなぁなんて思ったりもして。

 

 茅場君とは大学時代も併せて六年間付き合って、色々話をしたけれど、後半はもうマーテルの話でいっぱいだったわ。うるさそうに聞いてるようで、茅場君もまんざらじゃなくてね。しかもマーテルには弟もいるって話だったから、それを聞き出そうとした事もあったわ」

 

 

 そう語る神代博士の顔の穏やかさには見覚えがあった。詩乃と同じだ。

 

 俺と詩乃にはマーテルの妹であるユイという子供がいるけれども、ユイと接する時の詩乃はとても穏やかな顔になる。本当の母親のような、純粋な愛情の表情。それと同じ顔をしているのが神代博士だった。

 

 彼女は間違いなく、マーテルの母親だったのだ。

 

 

「……愛していたんですね、マーテルを」

 

「えぇ。それだけは自信を持って言えるの。私はマーテルの事を愛していたんだって。そんなマーテルにパパって呼ばれる茅場君の事も愛していたって。勝手な事を思ってるかもだけど、私にとって茅場君は夫で、娘はマーテルだったの」

 

 

 俺の問いに答えた神代博士の顔に、影が落ちた。

 

 

「……だから、SAO事件が起きた時、もうなにかも崩れたような気がした。SAO事件の首謀者が茅場君で……マーテルもSAOに組み込まれる予定だって聞いてたから。マーテルもSAOに閉じ込められてしまって……勝手に、マーテルを茅場君に殺されたような気になってた」

 

「……」

 

「だから、私は茅場君の車のナビに残ってた、長野県の山荘の地図を思い出して……そこにいったのよ。警察の監視を撒いて、記憶だけを頼りにしてね。全然泥まみれになりながら。それで山荘に着いた時……私はナイフを持っていった。茅場君を殺すためにね」

 

 

 俺はごくりと唾を飲み込んだ。彼女はマーテルを愛していた。同様に茅場の事も愛していた。だからSAO事件が発生した時は、その茅場に愛するマーテルを奪われたようなものだったのだ。

 

 だから彼女は茅場を殺害する事で、マーテルの事を助けようと、或いはマーテルの仇を取ろうと思っていたのかもしれない。

 

 

「でも、茅場君は山荘に辿り着いた私を全て見抜いていた。私がナイフを持っていた事、自分を殺そうとしている事、私が知りたがってる事全部を。その時の茅場君は痩せ細ってて顎髭ぼうぼうで、点滴の痕だらけで……そんな恰好で私に言ったのよ。『困った人だな。マーテルは無事だよ』って。そしたら私は、茅場君の事なんか殺せなくなって……結局茅場君の身体の世話をする事になって……最後まで計画に加担する事になって……」

 

 

 神代博士はもう一度泣き始めていた。マーテルが「リンコ」と小さく声をかける。

 

 神代博士は知っていたのだ。もし茅場を殺してしまったら、マーテルの愛する父親を奪う事になる事を。自分がマーテルの父親を奪ってしまった、最悪の母親になってしまう事を。茅場自身への愛情もあっただろうけれど、きっとマーテルへの愛情をずっと持ち続けていたからこそ、神代博士は茅場に何もしなかった。

 

 そして茅場自身も、SAO事件の後でも彼女がマーテルへの愛情を捨てていない、マーテルの母親としての資格というモノを失っていない事を知っていた。だからこそ彼女に事実上ダミーの爆弾を埋め込み、彼女を無罪に出来るように仕向けたのだろう。

 

 

「それで結局、私は最後まで茅場君の計画に加担し続けた。私は茅場君の共犯者なの。私が出したようなものなのよ、SAO事件で亡くなった四千人もの被害者は……だから、私はあなた達SAO生還者から恨まれても仕方がないの」

 

 

 俺達はじっと神代博士を見ている事しか出来なかった。やがて神代博士はスマートフォンの向こうの娘を見つめた。

 

 

「……そのくせ、私はマーテルを忘れられなかった。SAO事件が解決されて、アインクラッドが終わった後、私はマーテルが消されたと思った。でも、どこかでマーテルは生きてるんじゃないかって思ってもいた。

 それだけじゃないの。茅場君が殺せなかったのは、茅場君を殺したらマーテルも死んじゃうんじゃないかって思ってたのもあった。私はマーテルに会いたかった。そんな勝手な欲望のために、私は茅場君の身体を維持し続けて、あの計画に加担し続けた……」

 

 

 神代博士は涙ながらに訴えていた。募っていた感情が溢れだしているかのようだ。

 

 彼女はSAO事件が終結した後、ずっと俺達SAO生還者達に告げねばならない事を胸の中に抱え込んでいた。それは彼女の中の感情も巻き込み、こうして俺達のもとへ出てきているのだ。俺達はじっとその様子を見ながら、彼女の言葉を聞いているしかできなかった。

 

 やがて神代博士はそっと俺のスマートフォン――その中に映るマーテルに手を添えた。

 

 

「マーテル……私はもう、あなたの母親と思われる資格なんかない。私はあなたの父親の事を止められなかった。ずっとあなたの父親の恐ろしい計画の協力をして、犠牲者を増やす事ばかりした。あなたが死ぬのが嫌なばっかりに、あなたの父親を殺すのをずっと先送りにして、結局最後まで何もできなかった。私はあなたの父親と同じ、四千人もの犠牲者を出させたSAO事件の首謀者よ。そんな大罪人が母親だなんて、あなたは嫌でしょう……」

 

 

 マーテルは声を送っては来なかった。どう答えればいいのかわからないのかもしれない。

 

 確かに神代博士が茅場を殺す事が出来たならば、もしかしたら四千人もの犠牲者はもっと減っていたかもしれない。

 

 だが、もし茅場が神代博士に殺されていたならば、その時茅場は自分諸共SAOに幽閉されたプレイヤー全員のナーヴギアに脳破壊を命じ、皆殺しにしていた可能性だって捨てきれない。

 

 それに最終的な管理者であった茅場が死んでいたならば、あの場を利用してSAO事件よりももっと凶悪な計画を企てていたハンニバルとその部下であった《壊り逃げ男》――今は《マハルバル》と呼ぶべきか――が更に勢いづき、計画をより凶悪化させ、最終的にこの社会を、世界を征服していたかもしれないのだ。

 

 茅場は確かに四千人もの犠牲者を出した凶悪な犯罪者だったが、それだけの人間ではなかった。

 

 ハンニバルというより凶悪な存在を打ち滅ぼす事に尽力してくれた協力者でもあった。その茅場を生かし続けたのだから、神代博士もまた、協力者の一人だと言える。

 

 その事を話そうとしたその時だった。マーテルが神代博士に返事をした。

 

 

《リンコ、わたしはそんなふうには思ってないよ》

 

「え?」

 

 

 こんな声を聴いたのはいつ以来だっただろうかと思えるくらいの優しげな声を、マーテルは出していた。神代博士はきょとんとしてマーテルを見つめていた。

 

 

《リンコはわたしの事を思ってくれた。SAOが始まった時点で、わたしとはもう会えなくなって、わたしが存在しているかどうかさえもわからなかったのに、わたしの事を信じてくれた。だから、アキヒコを殺さなかった。わたしのパパを殺さないでいてくれたんだ。わたしはそれだけで十分だよ。

 もしリンコがパパを殺してたら、わたしはパパに本当の想いを打ち明ける事も出来なかったから。パパの言葉を聞いたりする事も出来なかったから。だからわたし、リンコの事をそんなふうに思ってないよ》

 

「マー……テル」

 

《それにねリンコ。わたし、パパにも言ったんだ。パパは確かにSAOなんていう凶悪な事件を起こして、数えきれないくらいの人の命を奪ったりした。でもわたし、パパの事を嫌いだとか、もうパパじゃないとか、そんなふうには思わないんだ。だってパパは、わたしの事をここまで育ててくれて、ただのプログラムでしかないはずのわたしに……愛情を注いでくれたんだから。

 ……パパのやった事は許される事じゃない。パパを生かし続けたリンコもきっと同じ。二人とも大罪人なんだと思う。でも、わたしは決してパパやリンコの事を嫌いだなんて思わない。突き放したりなんかしない。だってリンコは……》

 

 

 マーテルは深呼吸をするような音を立てた。やがてスマホの画面に添えられている神代博士の掌と合わせるように、自身の掌をカメラに当てた。

 

 

《だってママは、ただのプログラムのわたしを育ててくれた、愛してくれたママだもん》

 

 

 いつしか茅場にも向けて言ったものと同じような言葉。それはマーテルの純粋な思いの現れでもあった。

 

 一般世間からすれば茅場と神代博士は四千人ものプレイヤーを殺害した凶器の犯罪者だ。だが、二人がそれだけの人物ではないと言う事を知っているのがマーテルだからこそ、二人を嫌いだとか、親じゃないとか、そんなふうには決して言わない。

 

 そしてそれは、俺もそうだ。瞳の大きな涙を浮かべている神代博士に、俺は声をかけた。

 

 

「神代先生。茅場は確かに大罪人です。貴方のやった事も大罪かもしれません。でも俺は神代博士の事を恨んだりしません……茅場の事もです」

 

「え?」

 

 

 俺は胸の中に募っている、茅場に対する感情や思いを登らせ、言葉として出した。

 

 

「いえ、茅場に対する憎しみはあります。茅場は四千人もの犠牲者を出しました。その四千人の中には、俺の大切な人もいました。彼らがどんなに恐ろしくて苦しい思いを死んでいったかと考えると、茅場の事を許せない気持ちでいっぱいになります。茅場は俺達プレイヤーの大切なものを奪っていった奴です。だけど、それだけじゃないんです」

 

 

 俺は隣に座る詩乃の手をもう一度取り、尚且つスマートフォンに映るマーテルのかおにも手を置いた。詩乃もマーテルも、神代博士も目を見開いていた。

 

 

「あの世界で俺は詩乃とマーテルに出会い、一緒に過ごしました。彼女達だけじゃありません。俺はあの世界で沢山の、大切な仲間達と出会い、苦楽を共にしました。その時間は俺のかけがえのない宝物です。あの世界での日々が俺を今の俺に変えてくれたんです。俺がもしSAOに行かなかったら、SAO事件が起こらなかったら、詩乃にもマーテルにも出会わず、ずっと塞ぎ込んで引きこもってただろうから……」

 

 

 詩乃は小さく俺を呼んでいた。胸の中に暖かいようなくすぐったいような、奇妙な感情が沸き上がってきている。

 

 

「それに茅場は俺にマーテルを、マーテルの家族達と一緒に生きられる世界を作るための種子を与えてくれました。だから俺は……こんなに俺を変えてくれて、俺に大切なものをいくつも与えてくれた茅場に感謝してもいるんです。勿論茅場を殺さないでくれた神代先生にもです。俺は、貴方達に感謝しています」

 

 

 神代博士は驚ききったような様子で俺を見ていた。こんな言葉が俺から出てくるとは思っていなかったのだろう。彼女はずっと俺達から責められると思っていたのだ。そんな気持ちを抱えたまま、彼女はここへやって来ていたのだ。その彼女に向けて、今度は詩乃が言葉を伝えた。

 

 

「私も同じです。私もあの世界に行く前には、ずっと塞ぎ込んでいました。誰にも心を開きたいとは思っていなかったんです。でも、あの世界に閉じ込められた事で、私は和人に出会えて、ずっと一緒にいる約束をしてもらえたんです。私もあの世界に閉じ込められて、一緒に閉じ込められていた和人達と過ごした事で、ずっと良い方向に変わる事ができたんです。

 世間は茅場晶彦を許さないと思いますし、彼のやった事は絶対に許されるものじゃないと思います。でも、私が変われたのは、和人に出会えたのは茅場晶彦の作ったSAOのおかげなんです。だから私も、神代博士の事を恨んだりなんかしませんし、憎いとも思ってません」

 

 

 そう伝える詩乃の顔はとても穏やかだった。本当に胸のうちに思っている事を伝えているのは間違いない。予想外すぎる事を目の当たりにしているように驚いている神代博士の手に、俺は詩乃と共に自分の手を乗せて、覆った。

 

 

「だから神代先生。そんなに自分を責めないでください。俺が言えた事じゃないかもしれませんけど、貴方は貴方に出来る事で、ご自分の罪を償っていってください。貴方には愛する娘もいてくれてるんですから」

 

 

 神代博士は俺達の顔をじっと見つめていたが、やがてスマホの中のマーテルが優しく言った。

 

 

《……またリンコに会えて、またお話できて本当に嬉しかった。……ずっと言えなかったけれど、今でも大好きだよ……ママ》

 

 

 俺さえも聞いていなかった娘の気持ち。その言葉はしっかりと神代博士に届いた。神代博士の瞳からぼろぼろと大粒の涙が溢れ出し、残っている方の手で口許を覆った。

 

 

「マーテル……マーテルぅぅ……」

 

 

 神代博士は俺達の手に包まれた手を娘に伸ばし、嗚咽を漏らして泣き出した。彼女がずっと胸の中に隠していたもの、彼女を圧迫し続けていたものが、彼女の中から消え去っていっていた。

 

 

 




 次回、ちょっとした登場人物の素性が明らかに。

 そして次々回からは第四章、ユウキ編へ。

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