キリト・イン・ビーストテイマー   作:クジュラ・レイ

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引き続きリズベット回


05:心の温度Ⅱ

 リズベットは目を開けて早々、目の前が真っ暗である事に驚いた。まさか死んでしまったのかと思って身体を起こして見たところで、自分の目をキリトの身体が塞いでいた事に気付き、リズベットは若干安心した。周りを見てみれば辺り一面を壁が囲んでいる。

 

 どうやらあの深い穴の底へ、キリトに抱き締められたまま落ちてしまったようだ。

 

 キリトの方に目を向けてみれば、キリトの命の残量が表示されていたが、高いところから落ちてしまったせいなのか、その残量はわずかになっており、色も危険を示す赤に変色していた。そしてそれは、自分にも言える事であり、自分の命の残量もまた、わずかな量になっていて、色が赤く変色している。

 

 

「生きてる、キリト」

 

 

 リズベットの声に反応するように、キリトは呻きながらその身体を起こして、頭を軽く掻いた。

 

 

「何とか生きてるよ。そういうリズこそ無事?」

 

「かろうじて」

 

 

 キリトは起き上がって早々、ポケットの中から物を二つほどとり出し、その片方をポンとリズベットの方に向けて投げた。宙を舞った後にリズベットの手に収まったそれは、回復系アイテムの中でもかなり大きな効果を持つものであるグランポーションが入っている小瓶だった。

 

 

「飲んでおけよ。体力を削られてるから」

 

 

 そう言って、キリトは小瓶に口を付けてぐっと傾け、グランポーションを飲み始めた。まるでペットボトルに入った清涼飲料水(スポーツドリンク)を飲んでいるかのように、ごくごくという音を立てて身体の中へと流し込んでいく光景にきょとんとしながら、リズベットもまた、小瓶に口を付けてストローを吸うように飲み始めた。

 

 

 寒さの厳しい豪雪地帯を歩き、ドラゴンと戦闘しかかった後だったからか、柑橘系のような香りの甘酸っぱい味がどこか心地よく感じられて、リズベットは一息にグランポーションを飲み終えた。そのまま左上に目を向けてみれば、赤く変色していた命の残量が安全圏内を示す緑色に戻っている。

 

 一息吐いて、リズベットはキリトに向き直った。

 

 

「あのさ、助けてくれて、あんがとね」

 

 

 キリトはリズベットの顔を見た後に、苦笑いする。

 

 

「礼を言うのはまだ早いよ。いつまでもここにいるわけにはいかないから、さっさと脱出する手段を考えないと。あのドラゴンはここまで追ってこないみたいだから、その辺は助かってるけど」

 

「なら転移すりゃいいじゃないの。転移結晶を使ってさ」

 

 

 キリトは掌を軽く広げて、溜息を吐くように言う。

 

 

「無駄だろう。この穴はきっと、プレイヤーを落とすためのトラップなんだ。そんな簡単に脱出できるわけがない。試しに使ってみろよ」

 

 

 リズベットは頷き、懐に入れておいた転移結晶を手に持ち、掲げて街の名を唱えた。

 

 

「転移、リンダース」

 

 

 リズベットの声は辺りに軽く響いて、そのまま消えてしまった。転移結晶は何も変化を起こさず、リズベットは結晶を握り締めたまま地面にぺたんと座り込む。

 

 

「ほんとだわ。転移結晶がうんともすんとも言わない」

 

「そもそも転移結晶が使えるなら、落ちてる最中に使ってたよ。でも、ここが結晶を使えるエリアじゃないって思ったから、使わなかったんだ」

 

 

 リズベットはふと思いついた。キリトには相棒のリランがいて、リランの背中には大きくて立派な翼が生えていて、それで宙を舞う事が出来る。リランに呼びかけてみれば、自分達の元へ駆けつけてきて、助けてくれるのではないだろうか。

 

 

「あんたのところのリランに声をかけてみたら? リランなら翼があるからここまで飛んで来れるでしょ」

 

「駄目だな。ここに落ちる最中に上を見たんだけど、その時、リランが何もないところに着地してたんだ。多分だけど、イベント時に発生する見えない壁に阻まれたんだ」

 

「イベントに防がれたっていうの。っていう事は、これは何かしらのイベントなわけ?」

 

「そういう事になるな」

 

 

 キリトは腕組みをして、上を見上げた。

 

 

「多分だけど、ここにはリランは入って来れない。リランの助けもないとなると、考えられる方法は……」

 

 

 キリトは何かを思い付いたような顔になって、シュッと立ち上がった。

 

 

「壁を駆け上がるか」

 

「何言ってんのよ。馬鹿?」

 

「かどうかは、やってみないとわからないね」

 

 

 そう言ってキリトは軽く後ろに下がっていきなり走り出し、そのまま壁に飛び移って速度を急上昇させ、壁を駆け上がり始めた。まるで時代劇などに出てくる忍者のような身のこなしとダッシュにリズベットは唖然とする。

 

 

「うっそ……」

 

 

 見る見るうちにキリトの姿は小さくなって行き、そして縦穴の三分の一の域まで行ったところで、キリトは足を滑らせて、急遽落下を開始した。

 

 悲鳴を上げながら落下してくるキリトにリズベットが驚いた直後、キリトはリズベットの目の前の地面に落ちた。雪煙のエフェクトが治まると、そこにはキリトが作ったであろう人型の穴が、くっきりと出来ていた。

 

 リズベットが目を点にしていると、人型の穴からキリトがよじ登るように出てきて、ぼやくように言った。

 

 

「もうちょっと助走距離があればいけた、うん」

 

「んな馬鹿な」

 

 

 ふと、リズベットは顔を上げたが、そこでとある事に気付いてきょとんとした。穴の外に広がっているのは夕暮れ時の空であり、周囲はもう暗くなりつつあった。いつの間にか夜になっていたらしい。

 

 

「あれ、もう夜だわ」

 

 

 キリトは穴からよじ登り、地面に座って一息吐いた。

 

 

「そうなったら仕方がない。何がイベント終了を示すのか判明するまで、ここで野営だ」

 

 

 そう言って、キリトはウインドウを開き、ぱぱっと右手の指を何度も動かした。直後、キリトの前にキャンプ用のランタン、片手鍋、焚き木、マグカップが二つ召喚され、最初にキリトはキャンプ用のランタンをクリックし、灯りを点けた。

 

 まるで本当のキャンプのようなセットの登場に、リズベットはまた目を丸くして、キリトの隣に並んで座り込んだ。

 

 

「ちょ、あんたそんなもの持ち歩いていたわけ?」

 

「もう家を持ったうえにリランっていう移動手段を持ったから必要なかったんだが、置いてくるのを忘れてたんだ。でも忘れててよかったよ」

 

 

 キリトは片手鍋を手に持ち、何かしらのウインドウを呼び出してアイコンをクリックした。次の瞬間、片手鍋の中にこんがりと焼けた肉が出現し、薄茶色のスープのようなものが鍋の中を満たし始め、焚き木に火が付いた。

 

 その焚火に片手鍋を置いた十数秒後に、鍋の中が沸騰し始め、こんがり肉のスープのようなものが出来上がった。

 

 

「料理スキルは肉をこんがり焼ける程度だから、味は落ちるかもだけど、出来たよ」

 

 

 鍋の中を覗き込んで、リズベットは鼻を利かせた。見た目通りというべきなのか、こんがり焼けた肉が煮込まれたような良い匂いが嗅覚センサーに読み取られる。

 

 

「これは、何?」

 

「見ての通り、こんがり肉のスープだよ。寒いから暖かい食べ物が美味しいはず」

 

 

 キリトはそう言った後にアイテムウインドウを開いてスープを掬う玉を取出し、既に近くに呼び出してあった底の深い器にスープを盛り付けて、スプーンを添えてリズベットに差し出した。

 

 

「ほら、リズの分」

 

 

 リズベットは小さく「ありがと」と言って器を受け取り、中を覗き込んだ。

 

 刻まれて小さくなったこんがり肉が少量浮かんでいる、いい匂いのするスープの水面に、薄らとだが自分の顔が映っているように見えたが、直後にリズベットは空腹を感じた。そういえば、ここに来る前に喫茶店に寄ったが、客が来た事に慌ててしまい、何も食べずに来てしまったのだった。

 

 リズベットは恐る恐るスープを啜る。こんがり焼かれた肉の風味と香料、極多少の香辛料が利いた味と旨味が口の中いっぱいに広がり、身体の奥底がじんわりと暖かくなったのを感じた。

 

 所詮は料理スキルの初期が作る料理だからどうって事ないだろうと思っていたのに、想像以上に美味しく感じられて、リズベットは少し驚いた。

 

 

「美味しいわ、これ……」

 

「そうだろう。まぁ普段は違う人が作ってるから、俺が料理をする事なんてほとんどないんだけどな」

 

「え、あんた、誰かと一緒に暮らしてるわけ?」

 

「うん。今日は帰れないから、心配してないといいんだけどさ」

 

 

 少し意外に思ったのと同時に、リズベットは今日知り合ったばかりの友人であるシノンの事を思い出した。シノンもまた、他人と家を共有して一緒に生活していると言っており、その生活を楽しそうに語っていた。――まさかこの目の前のキリトもそうだったとは、リズベットも察せなかった。

 

 

(この人は……)

 

 

 これまで出会ってきたどの人よりもユニークな人だなと、リズベットは思った。

 

 いきなり店に現れたかと思えば、連れのモンスターに自分の自信作を折らせて、更にはオーダーメイドの剣が欲しいなどと言い出した。

 

 その様子があまりにムカついて、一緒になってここまで来てみれば、自分の竜と力を合わせて空中サーカスのような戦闘を繰り広げ、自分が穴に落とされてみれば結晶の竜を放置して穴に飛び込んできて、脱出するために壁を駆け上がろうとして、夜になってみれば野営を始めた。

 

 このような行為をするプレイヤーはキリトが初めてだったし、そんなキリトと話をしたり、接し合っているうちに不思議な親近感が湧き始めた。

 

 

「何だか変なの。今日出会ったばかりの人と、今日来たばっかりの場所で一緒にご飯を食べたりする事になるなんて」

 

「そうだな。俺もまさか、今日出会ったばかりの女の子とこうして肩を並べて野営する事になるなんて思ってもみなかった。そして、この場にリランがいないのも、久しぶりだ」

 

 

 空を見上げ、外にいるであろう仲間の心配をしているような表情を顔に浮かべたキリトに、リズベットは問うた。

 

 

「ねぇ、あんたって攻略組でしょ。あれだけ強いんだからさ」

 

「そうだけど……それがどうかしたのか」

 

「出来ればだけど、攻略の話とか聞かせてほしいんだ。あたし、今まで鍛冶一筋でやって来たから、攻略の事とか、冒険の事とかよくわかんないんだ」

 

 

 キリトはリズベットの顔を見て、自らの顎に軽く手を添えた。

 

 

「そうか、リズは鍛冶でレベルを上げてたから、そういう事を知らないのか。別に弊害はないから、話すよ」

 

 

 そう言って、キリトは自らが体験した事の一部を、リズベットに話し始めた。

 

 キリトの話は数十分に渡っていたが、本当に色々な話と濃い内容で、リズベットは飽きずに聞いていた。特に印象に残ったのは、リランと出会う前に、ちょっと賢いボスを倒すために二日ほどボス部屋に籠り、十数人で攻撃を続けたという無茶なボス戦の話と、リランと出会った後で、その強さを思い知った事と、リランを枕にして寝るととてもよく眠れるという話だった。

 

 そんな話を聞いているだけで、リズベットは心の中が躍って、今までの自分がこの世界のごく一部しか見ていなかった事を思い知り、同時に、キリトはこの世界を、ゲームの中であるはずのこの世界を純粋に生きている事を悟った。

 

 

「本当に、色々な事を知ってるんだね、キリトは」

 

「知ってるっていうか体験して来たんだよ。いや、体験せざるを得なかったっていうか……」

 

 

 リズベットはふふんと笑った後に、微笑みを浮かべた。

 

 

「いいなぁキリトは。色々な事を体験出来て……あたしなんて鍛冶に精一杯だったから、この世界の事を知ったり、楽しんでみたりする事は……」

 

「出来るよ。今からでも遅くない」

 

 

 リズベットは「えっ」と言って、きょとんとした。キリトは空を指差した。

 

 

「この世界を感じる事、楽しむ事は、いつでも、どこでも出来るよ。この世界はただのゲームの中の世界じゃない、もう一つの現実世界なんだよ」

 

「そう、なの?」

 

「そうだよ。俺も最初はこの世界はゲームの中だって割り切ってた。だけど、この世界で攻略をこなしたりするうちに、この世界もまた、ちゃんとした世界なんだってわかったんだ。そして、デスゲームではあるけれど、この世界もまた、そんなに悪いものじゃないってわかったんだ」

 

 

 キリトは指を下げて、リズベットに向き直った。

 

 

「だから、この穴を出たら、リズも鍛冶を適度に休んで、この世界を感じてみるといいよ。それでもし、それがちょっと難しいって思ったら……」

 

「難しいって思ったら?」

 

 

 キリトはにっと笑った。

 

 

「他人任せになるけれど、リランのところに来てほしいんだ。あいつは俺達とは違う、正真正銘のこの世界の住人だ。多分俺の中で、最もこの世界の魅力を、そしてその引き出し方を知ってる」

 

 

 確かにあのリランはキリトの傍に入るけれど、元はと言えば一匹のモンスター、即ちこの世界の住人に他ならない。

 

 どうしてあの竜があんなふうに喋り、こちらの心を理解しているような行動をとれるのかわからないが、確かにあの竜に聞けばこの世界の事を教えてくれるに違いはない。

 

 だけど、もしこの世界を感じたいと思った時は……その時は……。

 

 

「そうなった時は……キリトと一緒がいい……」

 

「え?」

 

 

 リズベットの声が聞き取れなくて、聞き直そうとした次の瞬間、キリトは妙な重さと暖かさを右半身に感じた。その正体を知るべく顔を右側に向けてみれば、そこにはリズベットの頭があって、キリトは思わず驚く。

 

 

「リズ?」

 

 

 リズベットは何も答えない。もしかして眠ってしまったのかと思った直後、耳元にリズベットの囁くような声が聞こえてきた。

 

 

「ねぇキリト。なんであんたは穴に落ちたあたしを助けようとしたわけ。別に放っておいてよかったはずよ。もしかしたら自分も一緒に死ぬかもしれなかったのに」

 

 

 キリトは軽く口を閉じた後に、同じような小さな声で答えた。

 

 

「放っておけなかったからだよ。リズみたいな女の子なら、尚更な」

 

 

 リズベットはキリトに寄りかかったまま、微笑んだ。その心の中で、リランが言っていた言葉が再度再生される。

 

 

「あんたは……ほんと馬鹿みたいよ。今日は剣と金属を目当てにしてここに来たはずなのに、いつの間にか剣や金属よりもあたしの事を最優先に考えてて。最優先しなきゃいけないのはあんたの身を守る剣や、それを作る金属のはずなのに」

 

「そんな事ないよ。確かに戦うには剣が必要だし、剣を作るには金属が必要だ。だけど、俺の中ではそんなものはどうだっていいんだ。いや、どうだっていいわけじゃないけれど、二の次辺りにある。俺が最も大事だと思ってるのは、仲間の、一緒に居てくれる人の命なんだ」

 

「命……」

 

「君を助けたのは、君が最初に言った通り、鍛冶屋である君が居なければ金属関連のイベントを起こす事が出来なくなるっていうのもあるけれど、俺はそれよりも、君の命を守りたいって思ってたんだ」

 

「なんでよ……」

 

 

 キリトは軽く下を向き、少しだけ表情を曇らせる。

 

 

「もう、目の前で誰かが死ぬのを見るのは嫌なんだよ。もし見殺しにするくらいなら、一緒に死んだ方がいい。そんなふうに考えてたんだ。だけどよかったよ、俺も、そして君も死ぬ事にならなくて……起きた時に君がいた時にはすごく安心した。君が死ななくてよかったって、思ったんだ」

 

 

 リズベットはそっと目を閉じた。目の前が真っ暗になっても、耳元にはキリトの息遣いが、身体にはキリト自身が持つ暖かさが感じられる。

 

 自分はこの世界に来てからずっと、この世界は所詮ゲームの中の世界であると思い込んで、割り切ってきた。暖かさも、温度もないような無機質な世界であると、思い込み続けてきた。

 

 

 だけど、キリトは違う。キリトはこうしてこの世界を懸命に生き、様々な物事を体験してきた。そしてその行動理念は、この世界を攻略する事よりも、他の命を救う事に向けられている。

 

 そんなキリトは、今まで出会って来たプレイヤーにも、これまで見てきたこの世界の全てにもない暖かさがある。これだ、自分がこの世界に来てからずっと求めていたものは。

 

 いや違う。きっと、この世界は元々暖かったのに、自分がその事実から目を逸らし続けて来ただけだったのだ。それを今、キリトが打ち破ってくれた。そして、今までずっと求めていた暖かさを、こうして与えてくれた。

 

 そのキリトが持つ暖かさ、命の営みに触れ続けていると、徐々に意識が薄れ始め、やがてリズベットは深い眠りの中へと転がり落ちて行った――。

 

 

 

           ◇◇◇

 

 

「リズ?」

 

 

 急にリズの重さが増えた事に俺は気付き、リズに声をかけたけれど、リズは全く反応を示さなかった。今度こそどうしたんだろうと思ってもう一度リズに目を向けてみれば、リズはいつの間にか穏やかな寝息を立てて眠っていた。俺に体重を預けたまま。

 

 

「……」

 

 

 まさかこのまま寝られてしまうなんて。本当なら敵モンスターの目から気配を消す隠蔽機能付きの寝袋で眠るつもりだったが、このまま俺が動いたら、多分リズが起きてしまう。ここまでぐっすりと、気持ちよく眠っているのを邪魔するのは、やはり気が引ける。

 

 

(仕方ない。このまま眠るとするか……)

 

 

 流石にドラゴンとの戦いは疲れたし、リズもきっと疲れたのだろう。

 

 ここは何もせずにこのまま眠るべきだ。いや、流石に何もしないまま眠るのは危ないから、味方数人の長時間隠蔽効果を付与する特殊効果(バフ)を俺とリズにかけて眠ろう。そうすれば万が一敵が現れたとしても狙われる心配はないが、そもそも何かあったらすぐさま目が覚めるだろうし、大丈夫だろう。

 

 

 俺は隠蔽スキルを探して、特殊効果を付与するスキルを発動させた後に、手元のランタンの光を消し、リズの寝息とわずかに伝わってくる鼓動を聞きながら、ゆっくりと目を閉じた。

 

 










































































「シノンさんこっちです」なんて野暮な事は言うべからず。

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