功助side
はあ、やっと見つかったか。
「さて島田、なんでこんな深い森に入り込んだんだ?」
「そ、それは」
俺の予想だと警察から逃げていたのではないかと思う。こいつの家にもおそらく警察がいるだろうな。まあ自業自得だが。
「功助、島田も見つかったことだし帰るぞ」
「ああ、そうだな」
ガッ!
「ち、ちょっと待って!」
俺の腕を島田が強くつかんだ。
「どうした島田?」
「け、警察行きは嫌、絶対嫌」
「なんで今更警察行きとか言うんだよ、俺と雄二も警察行きじゃ困るんだよ」
島田は「へ?」と言う。こいつ分かってないのか、まあだろうな。
「だから、今回の件に対して明久と沙也加に土下座して謝れ」
「嫌よ!ウチ何も悪いことしてないじゃない!」
ああ、やっぱり自覚ゼロか。正直この感じだったら警察に行って欲しい。
「そうか、ならひとつ話をしてやろう」
ここで雄二が話をし始めた。
時が遡ること二年前、明久たちがまだ中学生の頃。
「あーやっぱいいなあ」
そう言って窓際を眺める明久の姿があった。
「明久、流石にそれはちょっときもいぞ」
まあ大体検討はつくがな。明久が見ているもの、それは、
「沙也加ちゃん、やっぱすごくかわいい」
やっぱりだったか、こいつがこんなキモさ爆発なことをするのは始めて見たからな。
「明久、お前の願いもあと少しで潰えるんだぞ、わかるか?」
「まあ、それはそう、だけどさ」
「明久、今のうちに告ればいいじゃねえか」
「な⁉︎な⁉︎ば、バカなこと言うんじゃないよ雄二!本当にバカになるよ⁉︎」
言っとくがお前よりバカではない。
「じゃあどうするんだよ明久、このままでいいのか?」
「どうしようかな」
そう言った数秒後、六時間目の授業が始まった。
50分後
「はあ〜やっと終わった〜、雄二、秀吉、ムッツリーニ、帰ろうか」
「ああそうだな」「そうじゃな」「そうだな」
帰ろうとした時、
「よ、吉井君!待って!」
ん?この声は、沙也加ちゃん!
「あ、あの、この後、屋上に来てもらえる?あの、話があって」
ドキッ!
な⁉︎こ、これは、こ、告白⁉︎いや、早とちりするな。もし違ったら、いやそれも考えるな。沙也加ちゃんは教室から出て行った。この後不可解だったのが、男子数名がこそこそと沙也加ちゃんの後ろについて行ったことだ。
「雄二」
「ああ、これはおそらく」
「愛の告白じゃな」
「おめでとう」
「いやいやムッツリーニまだ決まってないから!じゃあ僕は屋上に行っとくから」
この後屋上に行っても誰もいなくて、数十分待っても沙也加ちゃんは来なかった。
「おかしいなあ、電話かけてみよっかな」
テゥルルルルッ テゥルルルルッ ガチャ
「沙也加ちゃん!今どこにいるの?」
「やっぱりてめえがかけて来たか、ははっ」
この声は、いつも雄二にケンカ売って負けてるやつだ!なんでこいつが!
「沙也加のことは心配するな、俺たちのものにするからな、例えば性奴隷とか」
「ふざけるな!沙也加ちゃんを返せ!」
「やなこった、今日お前の前に沙也加が行った時イラってしたんだよ、なんでこんなやつにクラス一の美少女が恋をしてるのかなってな」
「それはお前が決めることじゃない!沙也加ちゃんが決めることだ!お前にその選択を迫られる必要はない!」
プツッ
僕は怒りが溢れ出していた。今すぐにでもあの野郎どもを殴り飛ばしたい。この瞬間、自分の弱さを痛感した。
よし!書き終わりました!投稿が遅れたこと本当に申し訳ございません!次回は沙也加の救出劇を書きたいと思います!それでは、また!次回のあとがきには、岩崎霞のプロフィールも書きたいと思います!