明久side
もう学園祭の時期か、本当早いなあ。
「て言うことで、学園祭の出し物をきめる、やりたいものがある奴は、挙手してくれ」
スッ
「おし、ムッツリーニ」
「写真館」
あ、嫌な予感が。
「それって、どんな写真館?」
「秘密」
「秘密って(汗)」
「神秘の世界を覗き見る、貴重な写真を部屋に飾る」
これはやめた方がいいね、学校という神聖な場所が変態な場所になってしまう。
「一応意見だ、黒板に書いてくれ」
”写真館(神秘の覗き部屋)”
「他にあるか?」
スッ
「おし、姫路」
「あの、ウエディング喫茶なんてどうでしょう?メイド喫茶みたいに、ウエイトレスがウエディングドレスを着るんです」
ああ、これがもし成立したら沙也加ちゃんに着させよう。
”ウエディング喫茶(人生の墓場)”
「他にあるかー?」
スッ
「おし、島田」
「中華喫茶なんてどうかしら、他のクラスとは違って飲茶を出すの、中華ほど奥の深いジャンルはないって言うしね、最近はヨーロピアン文化に押され気味だけど」
ああ、これは普通にいいかもね。
”中華喫茶(ヨーロピアン)”
「明久、お前頭に入った単語だけ書いてないか?」
今自分が書いた言葉を見る。明らかにおかしい。
「え?何これ?」
「お前が書いた文字だ」
「だ、だよね〜」
「よし、この三つから決めてくれ」
そして多数決で中華喫茶に決まった。
功助side
はあ、メイド喫茶に決まったは決まったで、準備がめんどくさっ。
「ふあ〜あ、眠いな」
あくびをすると、岩崎が近づいてきた。
「ビンタで起こしてあげようか?」
「いや、いいありがとうマウンテンゴリラ」
あ、だった。マウンテンゴリラって言ったら怒るんじゃないの?恐る恐る岩崎の顔をみると、
ゴゴゴゴッ!
さ、殺意が。半端じゃない。づかづかと歩き、俺との距離を縮める。
「ご、ごめんなさい!マジで悪かったから、ってあれ?」ズルッ!
足の下に濡れた布が落ちていた、とっさに岩崎の袖を握ったが、遅かった。
「どわっ⁉︎」
「きゃっ⁉︎」
ドスン!
俺が上で岩崎が下敷きになるような絵になった。この状態でもアウトなのだが、問題はこの後だった。
「いてて、大丈夫か?霞」
「あ、あの、い、いいから、その、あたしの胸を、その、鷲掴みしないで、くれる?」カアアアッ
「へ?」
俺の右手をよく見ると、岩崎の胸を指と指の隙間から胸の肉がはみ出るぐらい鷲掴みしている。
「う、うおおおおお⁉︎す、すまん!すぐ退くから」
グイッ!
岩崎に引っ張られた、よくわかんないけど。
「わっ⁉︎」
これで、俺の顔と岩崎の顔の近さが5センチぐらいになった。マジ近いから、
「ちょ、霞、近いから待」
チュッ
(なっ⁉︎)
人生で初めての、口でのキスだった。
終わりましたね。最後がちょっと刺激の強いものでしたが。(汗)本日3作目になりましたがどうでしたでしょうか?それでは、また!