バカと論外とAAクラス   作:シュウナ・アカネ

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こんにちは!シュウナ・アカネです!今日二作目です!今回は、前回の続きです!それでは、どうぞ!


デス・胡麻団子

明久side

 

 

 

只今午後7時30分、一応学校は学園祭の時期だけ丸一日中開放される。僕は今、初恋の相手とデートも兼ねて買い物をしている。

 

 

「沙也加ちゃん、一ついいかな?」

 

 

「うん?なに?」

 

 

「その、沙也加って呼んでもいい?」

 

 

「え⁉︎呼び捨てで⁉︎い、いいよ!」

 

 

沙也加の顔が紅く染まっていく。ああもう可愛すぎる!僕を惑わさないでくれ!

 

 

「じゃ、じゃあ私も明久って呼ぶね?」

 

 

やっぱこう、あれだな。初恋の相手に下の名前で呼ばれると、緊張するなあ。

 

 

「あの、聞きたいことがあるんだ」

 

 

「え?どんなこと?」

 

 

「功助と霞さんって、付き合ってるの?」

 

 

「え?そうなの⁉︎」

 

 

(え?沙也加が知らない?てことは、まさかあれは、告白した直後⁉︎)

 

 

そう考えると、ジリジリと伝わる罪悪感がなんとも苦しい。

 

 

「功助に、悪いことしたな」

 

 

「まあ私も、あの二人、付き合いそうな雰囲気だしてたから大体予想はしてたけどね」

 

 

「え?そうなの?」

 

 

「だって、いつも喧嘩ばっかりしてるけど、実際は霞ちゃん功助と話した後にいつもクールな顔が真っ赤になるから、功助も喋った後たまに頭抱えてるし」

 

 

そうだったんだ、だったら祝ってあげないと。

 

 

「じゃあ今度さ、如月ハイランドパークで功助達と一緒に遊びに行こうよ!」

 

 

「行く行く!絶対行く!」

 

 

やっぱ可愛い、すっごい可愛い、テレビの女優とかよりも可愛い、絶対。

 

 

「まあ結構材料も揃えたし、ここの屋上で休憩する?」

 

 

「そうね、少し休もう」

 

 

そう言って屋上に向かった。

 

 

 

千鶴side

 

 

 

私は先に学校へ戻った。学園祭が近いせいか、学校の明かりが消えそうな気配がしない。靴箱を見たところ、帰った生徒は数人しかいないようだ。

 

 

「やっぱこの時期は、活気がすごいわね」

 

 

改めて感心する。この学校にガラの悪いクソ野郎がいても、この時期はクソ野郎も本気を出すというところも、結構この学校はいい感じに統括されている。そろそろAAクラスの教室に着く。

 

 

「さて、どんな風に仕上がってますかね」

 

 

ガラッ!

 

 

扉を開けたら、

 

 

「・・・すごい」

 

 

綺麗に敷かれたカーペットに、寸分の狂いなく並べられた机、そして周りの景色をより強調させる配置の仕方。どれもこれも完璧に仕上がっていた。

 

 

「え?でも功助と霞がいない、休憩室かな?」

 

 

休憩室には、ドリンクサーバーや菓子類が数十種類以上置かれている。

 

 

ガチャ

 

 

「功助〜、霞〜、ここにいるの、きゃあ⁉︎」

 

 

「げっ⁉︎千鶴⁉︎」

 

 

「ち、千鶴ちゃん⁉︎」

 

 

私の目に映った光景は、言葉では言い表せないが、強いて言うなら、不埒なことをしていた。

 

 

ギュウゥ

 

 

そう、簡単に言えば、抱き合っていた。

 

 

 

明久side

 

 

 

僕達は、買い物したあと今屋上で休憩している。

 

 

「・・・綺麗だね、ここの町の夜は」

 

 

「そうだね、すごく綺麗」

 

 

「沙也加、僕が君に告白した時、どう思ったの?」

 

 

「言葉に表せられないぐらい嬉しかった、それに、気づけたんだ、自分の本当の気持ちに」

 

 

沙也加が僕の方を真っ正面から見る、そして、目をうるっとさせる。

 

 

「わ、わたしは、心の底から、明久のことが、好きなんだって」

 

 

「沙也加、僕も沙也加のことが、大好きだよ」

 

 

そして僕達は、お互いに顔を近づけあい、

 

 

「沙也加、僕は一生君を守る」

 

 

うるっ「明久、ぐすっ、う、嬉しい!」チュッ!

 

 

僕の大好きな沙也加と、一生忘れられない、口と口での、キスをした。

 

 

 

雄二side

 

 

 

「ったく、明久の奴、買い出しおせえな」

 

 

「坂本よ、気にしなくても大丈夫じゃ」

 

 

「あいつは大丈夫」

 

 

今の時刻は8時。今から教室リフォームの一番大事な時間なのに。

 

 

「そういえば雄二、俺の新作の胡麻団子、作ったから味見してくれ」

 

 

「おお、そうか」

 

 

「わしにも食べさせてくれんかの?」

 

 

「構わない」

 

 

ムッツリーニが作った団子か、見た目はうまそうだ。

 

 

「それじゃ、わしが早速いただくとするかの」

 

 

モグッ

 

 

「おお!これはうまい!絶品じゃ!」

 

 

秀吉をここまで唸らせるか。なら俺も、

 

 

パクッ

 

 

「ほお!表面はゴリゴリで、中はネバネバ、甘過ぎず、辛すぎる味わいがとってもゴパア⁉︎」

 

 

うおおお!びっくりするほど不味い!あ、やばい!めまいがしてきた、ダメだ。

 

 

ドサッ

 

 

「な⁉︎ど、どうしたのじゃ!坂本!ムッツリーニ!お主が作った物で間違いないのか⁉︎」

 

 

「確かに、ん⁉︎俺が作ったのは2つ!なぜ3個に増えてる」

 

 

こ、これは、か、確実に、姫、路だ。

 

 

ガクッ

 

 

俺はあまりのマズさと謎のめまいで気を失った。

 

 

 

明久side

 

 

 

僕はやっと、自分の願いが叶った。

 

 

「これからもよろしくね、沙也加」ニコッ

 

 

「うん、よろしく、明久」ニコッ

 

 

沙也加の笑顔、可愛い。これ以上いくと自分の制御が効かなくなるが、

 

 

「そ、その明久、もう一回、キスをしよ?」

 

 

な⁉︎こ、この強烈な上目遣い!僕はもう我慢が効かなくなった。

 

 

チュッ!「んっ・・はっ・・んふっ・・明久・ちょっと・はげし・・・んっ」

 

 

沙也加の妖艶な姿を見て、正直かなり動揺した。自分の舌をねじ込んだ。が、ここで、

 

 

「ん?あ!お前ら!ここでなにやってんだ⁉︎」

 

 

「え?ああ!沙也加と観察処分者の吉井じゃねえか!なんだ今の不埒な行為は!」

 

 

「え⁉︎翔真君と陽一郎君⁉︎」

 

 

やばい!見つかった!FFF団と島田さんと姫路さんにこのことが知られたらもはや殺されるどころじゃない!

 

 

「そうか、お前ら、付き合ってんだな、頑張れよ!」ニタァ

 

 

「ああ!応援すっから!」ニタァ

 

 

(完全に何かするぞこの2人!まあでも、いいか。)

 

 

夢は、叶ったから。

 

 

 




フゥ〜、終わりましたぁ。またちょっと危ない部分がいっぱい出ましたけど、本当にすいません!次回から学園祭開催です!では、また!
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