学園祭当日
朝から多くの人が集まり、かなりの賑わいを見せている。だがAAクラスの教室は空気が非常に悪かった。
功助side
「・・・翔真と陽一郎、言いたいことはあるか?」
「はい!俺は、功助のメイド姿が見たい!がああああ!」メキメキッ!
俺は翔真と陽一郎、2人同時に片腕ずつ締め上げた。
「女子はいいんだよ別に、俺が言ってることは、なんで俺のメイド服の分まで買ってきてんだよ!俺が着るわけないだろ!」
「功助、そこまで怒らなくてもいいんじゃない?」
霞が俺を落ち着かせようとする。
「な、なんでだよ⁉︎」
「いや、私はむしろ、見たい!功助のメイド姿を見たい!」
霞に言われれば少しは考えるが、やっぱ嫌だこのメイド服。俺のメイド服は至って普通のものなのだが、沙也加、千鶴、霞のメイド服は、なんとも胸と腰あたりを強調する服だった。
「功助、私達よりマシでしょ?」
「いや、まあ、それはそうだけど」
「ならそのメイド服を着てホールに出て、中学の文化祭の時みたいな」
「いやだああああ!」
俺の記憶で最も屈辱的な場面だ!俺は霞に頼まれた服で女装したら何人もの男に交際を申し立てられたんだ!あんな気持ち悪い光景はもう見たくもない!
「なら強制的に」ズンムッ!
「ゴボッ⁉︎」
霞に腹筋を殴られた、俺の意識が途絶えた。
明久side
沙也加とのキスのあとは誰にも関わらず無事に帰ることができたが、今日はそういかないだろうな。一応感づかれないようにいつもの感じで教室に挨拶をする。
ガラッ!
「おはよう!ってええ⁉︎」
「吉井〜!あんたね〜!」ゴキゴキッ!
「まさかもうそのような行為に及んだのですね、吉井君」ユラァ
指をボキボキならしながら僕を睨みつける島田さんと、殺意のこもったオーラを放つ姫路さんがいた。はあ、めんどくさい。
「おい島田!姫路!AAクラスから近づくなという命令があったはずだ!それを破るな!」
雄二が強く吠えながら言う。島田さんと姫路さんもその言葉に合わせてその場から下がる。だがかなり睨みつけてくる。
「よし!学園祭の開催15分前だ!全員それぞれの持ち場についてくれ!」
「心得た!」
「了解!」
「うん!」
準備が完了し、刻々と時間が迫ってきて、
「よっしゃあ!中華喫茶・ヨーロピアンの開店だ!」
雄二の号令とともに、店が開いた。
功助side
わからない、開店して10分も経ってないのに、なんで客全員が俺を見ているんだ⁉︎
「あの子ちょー可愛いわあ」ヒソヒソッ
「俺あの子に応援してもらったら一撃死だわ」ヒソヒソッ
だからいやなんだよ!こんな気持ち悪い野郎どもが出てくるから!
「ね、ねえ、功助君」
沙也加が顔を赤らめながら聞いてきた。
「この服、すごく恥ずかしいよお」カアアアッ
確かに、沙也加は胸が巨大なため、かなり刺激が強い絵になっている。
「功助、私も」カアアアッ
霞もかなりスタイルがいいため、腰回りがかなり色気を出している。
「ま、まあだろうな、お前ら2人結構エロいし、沙也加は明久に見せに行くのか?」
「え⁉︎いや、どうしよう」カアアアッ
ええい!まだるっこい!
「お前のその姿を見れば、あいつかなり緊張するはず」
「じゃ、じゃあ見せに行こっかな」
(ふっ、明久よ、沙也加を見てさらに好きになるのだ。フハ、フハハハハ!)
俺のSの心が、久々に目覚めた。
終わりましたね。今回自分で書いていて結構面白かったです!では、また!