明久side
なぜこうなったのかわからない。本当にわからない。なんで僕は”追われる側”になってるんだ⁉︎
「吉井〜!待ちなさ〜い!私たちから逃げようとしても無駄よ!おとなしく諦めなさい!」
「安心してください吉井君、一撃であの世へ送ってあげますから」
(なんでこんなに鬱陶しいのー⁉︎すっごくしつこい!)
僕は体育館に向かう途中に雄二達と別れてトイレに行った。トイレし終わった後に遭遇してしまったんだ。だが幸いにもFFF団はいなかったから良かった。
「島田さん、姫路さんしつこいよ!僕に何の恨みがあるの!」
「あんたがあたし達以外の女子とイチャイチャしてるからよ!それ以外に何があるっていうの!」
「私も同意見です、吉井君」
「あれは困ってる様子だったから助けてあげただけなんだよ!なんでそんなことで僕がこんな目に合わないと行けないのさ!」
「それはあんたが”吉井”だからよ!ごちゃごちゃ屁理屈言わないであたし達にだけ相手してれば良いのよ!」
ブチッ!
はあ?なんでダメなのかの理由が”吉井”だから?ふざけすぎだ。流石にもう我慢の限界だ。でもその前に、聞くことがある。
「雄二に手を出したのはなんで?」
「それはあんたに関係ない!あんたは、あたし達だけに相手してればいいの!」
「いいから答えて」
「だから!あんたには関係ないって」
「いいから答えろ!」
やばい。怒りがあわらになってしまった。
「あんたいつからそんな偉そうな口叩けるようになったのよ!あんたは私よりもバカなんだからあんたに言われる筋合いはない!」
「吉井君…ふざけるのも大概にしてください」
ふざける?ふざけてるのはそっちじゃないか!こっちの意見を無視して、自分勝手なことしか考えてない!女子を殴るのは趣味じゃないけど、
「やめろ、観察処分者・吉井明久」
後ろから声がかかった瞬間、寒気が襲った。
「⁉︎き、君は、さっきの?」
「ああ、AAクラス代表の瀬良だ。んでこいつらは、ああ、廊下でギャーギャーノシノシとうるさかった考えなしポニーテールとピンク色の毒蛇か」
「なんであたしの印象だけおかしいのよ!」
「私も不愉快です」
なんだろう、この空間だけ空気が悪い。瀬良君から沸き立つ新鮮なオーラと島田さんと姫路さんから流れる濁流のようなオーラが混ざり合ってる。
「バカに突っ込まれてもなんか感覚ないなあ。まあどうせ君達二人バカなんでしょ?」
「それは見解の違いね!あたしは数学ならBクラスの成績があるのよ!そして瑞希は学年次席レベルの点数を取れるのよ!」
「ぷっ。バカポニーテールは論外として、そのピンクの毒蛇は何点ぐらい取れんの?」
「誰がバカポニーテールよ!」
「さっさと答えろ」
「最高は4409点です。驚きましたか?」
「えっ?ぷっ、あっははははは!ああ驚いたよ、大したことなさすぎて」
え?姫路さんの点数は常軌を逸してる。それでも余裕があるということは、まさか本当にAAクラスが?
「そこまで言うなら試験召喚戦争よ!あんたなんかに負けないことを思い知らせてあげる!」
島田さんなに勝手に決めてんの⁉︎試験召喚戦争を決定するのは雄二が決めることが普通じゃ、
「ああいいだろう、期待しないで待ってるよ。吉井君には期待しとくけどね、同じ類として」
そう言ったら去って行った。え?同じ類?どういうこと?
「邪魔者はいなくなったわね、吉井」
「・・・あ」
結局、追いかけ回された。2人をなんとか撒き、体育館にようやく到着したが、全生徒が騒然としていた。
「おい!明久!」
「あ!雄二!どうしたの⁉︎この状況は⁉︎」
「学校長の口から正式に発表された!AAクラスが試験召喚戦争に参加するって!」
僕以外の生徒全員はまだざわざわしていたが、このことだけは大体わかるはずだ。
「だったら勝ち目はない、か」
自分の中で、絶望という言葉が飛び交っていた。
お、終わったー。今日一日きつかったー!これからもちょこちょこと出して行きたいと思います!今回は、島田・姫路のアンチがひどすぎて、すいませんでした。(−_−;)