バカと論外とAAクラス   作:シュウナ・アカネ

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こんにちは!シュウナ・アカネです!今回は主に腕輪が絡んできますね!それでは、どうぞ!


危険性

功助side

 

 

 

さて、何事にも大事な一回戦だ。ここで落ちるわけにはいかないな。

 

 

「霞、特に作戦は無しだ。俺は基本前にいるからな」

 

 

「わかってるわよ、あなたは双剣なんだし。とにかく気をつけて」

 

 

『赤コーナー!2年Bクラス、根本恭二!Cクラス、小山友香!』

 

 

相手はBクラスとCクラスのコンビか。どうやら楽に勝てそうだな。

 

 

『青コーナー!2年AAクラス、瀬良功助!岩崎霞!』

 

 

アナウンスが止まった後、根本が話しかけてきた。

 

 

「君達はこの前まで正体を隠してきたようだな。そっちの男は馬鹿にしか見えないが、AAクラスは簡単に入れるのか?」

 

 

こいつ、俺らを挑発して勝とうとしていやがる。どんだけ餓鬼だよまったく。

 

 

「はっ、お前みたいな前髪パッツンに言われたくないな」

 

 

「なっ⁉︎誰が前髪パッツンだ!」

 

 

喋り過ぎたか、先生が止めに入った。

 

 

「早く召喚獣を召喚して下さい」

 

 

「恭二!行くわよ!」

 

 

「ああ!わかってる!」

 

 

はっ、お互いの息はあってるということか。

 

 

「んじゃ、こっちも行くぞ!霞!」

 

 

「ええ!」

 

 

「「「「サモン!」」」」

 

 

教科・国語

 

瀬良功助 897点

 

岩崎霞 712点

 

 

 

根本恭二 251点

 

小山友香 205点

 

 

 

「て、点数が高い!見たこともないぞ!」

 

 

根本がびっくりしたような声を上げる。

 

 

「だから言っただろ、パッツンに言われたくないと!」

 

 

「試合!始め!」

 

 

試合が始まった。俺らはもういちいち敵の特徴などを計ることなどしないで、速攻倒しに出向いた。

 

 

「根本、まずはお前からだ!」

 

 

ダンッ!

 

 

俺の召喚獣は高く飛び上がり、背後に円型の紋様を出した。

 

 

ドォン!

 

 

そしてそれを強く蹴った瞬間爆発してスピードをも引き出し、一瞬で根本を真っ二つにできる間合いに入った。

 

 

「なっ⁉︎は、速い!」

 

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!」ザシュザシュザシュザシュザシュ!

 

 

人間での抜刀術は、達人で音速近くのスピードが出るらしい。だが俺は音速すら超える双剣での連続攻撃を繰り出した。そして根本の点数が一瞬にして消えた。

 

 

根本恭二 0点

 

 

「そ、そんな馬鹿な」

 

 

根本は手をついてガクッと首を落としている。

 

 

さて、霞はどうだ?・・ああ、こっちもすぐ終わるな、もう小山の点数が50点以下だ。

 

 

「トドメよ」

 

 

「そ、そんな」

 

 

ドンドンッ!

 

 

小山友香 0点

 

 

霞もパーフェクトか、1点も食らってない。

 

 

『勝者、青コーナー!AAクラス、瀬良功助!岩崎霞!』

 

 

初戦はやっぱり弱いな、2回戦から少し期待しよう。俺たちが戻る途中に雄二と会った。

 

 

「功助、説明してくれ」

 

 

「は?なにを?」

 

 

俺からしてみれば何も問題は無いが、おそらく霧島とのことか?

 

 

「俺は明久と出るつもりだったのになんで翔子と組んでいるんだ?」

 

 

「・・・雄二、そんなに私と組むのが嫌?」

 

 

うおっ⁉︎クールな女子が上目遣い!ギャップが半端じゃないな。

 

 

「ああ嫌だね(キリッ)」

 

 

雄二、もうちょっと言い方があるだろう。そんなことを女子に言ったら大体悲しむんじゃ・・・

 

 

「・・・やっぱりお互い分かち合う必要がある」ゴゴゴゴッ

 

 

霧島からとてつもない殺意が沸き立っている。雄二も血が引いたような顔になっている。正直俺も逃げたい。

 

 

「あ、そうだ雄二。お前らも次は試合なのか?」

 

 

「ああ、残念ながら島田と姫路のコンビと戦う。仲間同士だが勿論本気で試合をするつもりだ」

 

 

「そうか、明久の分もかましてやれ」

 

 

雄二は笑いながら「ああ!」と力強く言って、試合会場に入っていった。負けんじゃねーぞ、雄二。

 

 

「霞、教室に戻るか」

 

 

「そうね、私達も仕事をしないとね」

 

 

そう言って俺たちは教室に戻った。

 

 

 

明久side

 

 

 

僕は今、沙也加と屋上に来ている。

 

 

「ねえ沙也加、雄二たち勝てると思う?」

 

 

「珍しいね、明久が心配するなんて」

 

 

「そうかな?僕は島田さんと姫路さんが何かを仕掛けそうだから心配してるんだよ」

 

 

「あの2人はなにをしでかすか分からないってこと?」

 

 

「うん、この前僕をチェーンソーで切りかかってきたし」

 

 

「え?ええ⁉︎」

 

 

だよね、やっぱり皆こんな反応するよね。

 

 

「まあいっか!教室に戻ろっ!」

 

 

「え?あ、うん」

 

 

沙也加は多分無理して返事を返してる。僕がいじめられてるんじゃないかって。

 

 

「大丈夫だよ、沙也加。気にしなくていいよ!」ニコッ

 

 

「本当に大丈夫?」

 

 

「うん!」

 

 

沙也加もそれ以上は聞かなかった、信用してくれたのかな。

 

 

 

功助side

 

 

 

「くあぁ、クソ眠い」

 

 

昨日の勉強の疲れがドッとのしかかる。俺は正直勉強が大嫌いだ。

 

 

「雄二たちどうなってるかな?モニター見てみるか。・・・え?」

 

 

俺はモニターを見た、そこには予想外の結果が映っていた。

 

 

「雄二たちが、押されてるだと?」

 

 

虚実ではないかと思ったが、点数表示では確かに雄二たちが負けてる。相手側の島田と姫路を見ると、あまりに不可解だった。

 

 

「姫路って、あんなに移動が速かったか?島田もそこまで操作能力は高くないのに避けるのが上手くなっている」

 

 

おかしい、島田と姫路はそこまで強いとは言えない。なぜなら、島田はそもそも弱いし、姫路はあのバカでかい剣のせいで動きが制限されるからだ。ここで島田に異変が見られた。

 

 

(あいつ、なぜ1人で嘲笑ってやがる?)

 

 

少し、表情が試合にそぐわしくない残虐な顔に変化した。俺はこの状況に心当たりがあった。

 

 

「・・・まさか!」

 

 

『勝者!赤コーナー、島田美波!姫路瑞希!』

 

 

試合の結果は、島田たちの圧勝だった。

 

 

 

雄二side

 

 

 

クソ!なんでだ!何もかも通用しなかった!

 

 

「・・・雄二、気づいた?」

 

 

「何にだよ」

 

 

怒りでぶっきらぼうに答えてしまった。

 

 

「島田さんと姫路さんは、腕に何かをつけてた」

 

 

「腕・・・腕輪?・・・・!まさかあいつら!」

 

 

功助、雄二は確信した。どうやったのか知らないが、島田と姫路が景品の腕輪を勝手に装着していることを。

 

 

 

功助side

 

 

 

やはり警戒しとくべきだった、でも今頃後悔しても遅いがまだ確証がない。

 

 

「いや、でもそれが本当だったとしてどうやって腕輪をとった?かなり厳重に鍵をかけたはずだが。・・・まあいい、あの調子だと勝ち進めばどこかで当たるはずだ」

 

 

白虎の腕輪はまだいい。問題なのは、雷神の腕輪だ。

 

 

「あれは危険すぎる、己の自我さえも失う諸刃の剣だ。暴走した時に脳に損傷が残る可能性が高いな」

 

 

こんなことを考えていたら、千鶴が近づいてきた。

 

 

「島田って人は、何が目的で・・その・・腕輪とかいうやつを装着してるの?」

 

 

「大体分かるだろう、如月ハイランドのプレミアムチケットを取るためだ」

 

 

「え?なんで?」

 

 

一応俺は明久と行きたいのではないかと考えている。

 

 

「明久と行きたいんじゃないか?」

 

 

「沙也加がいるのに?」

 

 

「おそらくな。島田は明久の事が好きなんだよ、予想だけど」

 

 

「まあでもあながち間違ってはないかもね」

 

 

俺は笑いながら「ああ!」と答えた。が、少し心配だ。島田が装着している雷神の腕輪は試合後もその効果が続くことがある。姫路もそうだが明久と遭遇すれば試合に影響しかねないな。

 

 

(なるべく早く島田と戦わなければいけない。別にあいつには興味は無いが、明久に被害が及ばないようにしないと)

 

 

ガラァ!

 

 

急に扉が開いた。

 

 

「瀬良!来なさい!」

 

 

その声は、島田だった。俺に用だと?

 

 

「分かった、ついて来い」

 

 

俺は島田を連れ、屋上へ向かった。

 

 

 

屋上・・・

 

 

「言いたいことがあって来たの」

 

 

言いたいことだと?

 

 

「何だ?お前が付けてる腕輪の事か?」

 

 

「‼︎・・・やっぱり知ってたのね。私はこの腕輪を使って優勝する!そして吉井と如月ハイランドに行く!」

 

 

・・・哀しいな、哀しすぎるな。とてもとても、哀れだ。

 

 

「沙也加がいるから無理だな」

 

 

「ふん!だったら沙也加を威圧するだけよ!」

 

 

ブチッ

 

 

ほう、こいつ反省はゼロか。

 

 

「お前、この前の雄二の話聞いてたか?明久はダチ思いなんだよ。それか、お前の脳みそはバカ並みにスカスカなのか?」

 

 

「そんなわけないでしょ!大体、ウチは吉井より頭良いんだから!」

 

 

あ、そうか。こいつ知らねえんだな。今の明久がもう”AAクラス並”の点数を取れることを。

 

 

「そんなに自信があるんだったら、明久と勉強対決でもしろよ。お前が恥をかくぜ?」

 

 

「はあ⁉︎ウチが吉井ごときに負けるわけないじゃない!」

 

 

「なら確かめてみろ、お前のそのアホみたいな頭でな。あとその腕輪の事は学園長には話しておく。お前らはズルして勝ったようなものだからな」

 

 

「なっ⁉︎ちょっと待ってよ!なんで言うの⁉︎」

 

 

今さっきそのアホな頭を使えって言ったろうが。

 

 

「お前と姫路は違反を犯しているからだ。包み隠さず全て暴露してやる」

 

 

「ま、待って!ちゃんと外すから!」ガチャ

 

 

島田は俺の前で腕輪を外した。

 

 

「俺に寄越せ。もう二度と危険なことをするな、今回だけは黙っててやる」

 

 

「!ありがとう」

 

 

俺はこの時、後悔していた。なんで許したんだろうって。してはいけないことをしていることはわかってる。だが何かが腑に落ちない。まあいいや、今は考えなくていい。

 

 

「もう一度言うぞ、二度とするな」

 

 

「分かったわよ、もう帰るわね」

 

 

この結果が最終的に最悪の結果を招いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 




投稿が少々遅れて申し訳ありません!準決勝まで書くつもりでしたが、自分も高校生活で色々あって疲れが溜まりに溜まってしまっています。かなり身勝手ですが、ご理解ください!次回は、またもや大事件が勃発します!では、また!
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