さて!今回は前回の続きです!今回はバカテストを休ませていただきます!では、どうぞ!
功助side
この戦闘服(軍服)をつかったのは初めてだな。今回のことに近いような事件もなかったし。それはそれとして、ようやく島田と姫路を発見した。責任はしっかり取ってもらおうか。
「やっと見つけることができたね、功助」
明久が安堵の表情を浮かべる。明久は人を傷つける行為がとても嫌いだが、沙也加と為と言って不良の制圧に協力してくれた。
「安心できんのかぁ?これを見てみろよ!」
「バカのお兄ちゃん・・・たす、けて」
そこにあった光景は、不良に拘束された葉月ちゃんが、喉元にナイフを突きつけられていた。だが、島田はピクリとも動かない。いや、ニヤニヤしながら楽しんでるようにその光景を見ている。
「や、やめろ!」
感情的になった明久が走りだそうとする。だが、その後ろに銃を持った不良が1人隠れていた。
「待て明久!1人後ろにかくれてる!」
「くっ!」ピタッ
明久は立ち止まり、悔しそうな表情を浮かべながら不良を睨んでいる。
「バカのお兄ちゃん・・・早く・・たすけて」
「くっ、くうぅ!うおおおおお!」ダッ!
駆け出した!後ろの不良がすぐさま銃を向けた!だが、撃たせない!
「じゃますんなぁぁぁぁぁ!」ガキッ!
「な⁉︎(バンッ!)ぶべらっ⁉︎」ドサァ!
「ぐっ!」ポタポタッ
俺は銃を向けた不良に体当たりした。不良はそのまま気を失ったが、その際に左腕を弾丸が貫通した。
「っ!あ、明久!」
その名前を呼んだ時には、遅かった。
ザクッ!
「あっ」プシュッ!
「ば、バカのお兄、ちゃん?」
明久の脇腹に、ナイフが刺さっていた。
「だーっはっはっはっは!突っ込んでくるからこうなるんだよ!」
ガシッ!
「え?」
不良が間抜けな声を上げる。明久がそのナイフを力強く握っていた。
「僕は決めたんだ、僕はもう島田さんと姫路さんのいいなりにはならない!だから、これで終わりだ!」ゴスッ!
「あろっ⁉︎」ドサァ!
葉月ちゃんを拘束していた不良を全力で殴り飛ばした。明久、お前は俺よりも情愛がある。そして優しい。
「バカのお兄ちゃん!怖かったですー!」グスッ
「もう大丈夫だよ、葉月ちゃん。ぐっ!ちょっと痛むな」
「明久、霞達の縄も切ってやってくれ」
「うん、わかった!」
霞達と葉月ちゃんの心も傷つけ、明久にも重度のけがを負わせ、仲間の命を奪った島田と姫路、覚悟しろ。
「へ、へぇー!すごいじゃない!でもそんなのでウチらを追い込んだと思わないことね!」
「そうです、あなたには一度私達の愛を感じるべきです!」
島田と姫路が言葉で勝ったと言わんばかりのドヤ顔をかましてくる。それに愛を感じるべきはお前らだ馬鹿野郎。正直そこはどうでもいいのだが、気がかりな言葉にイラっときた。
「・・・今”愛”って言ったか?」
「そうよ!ウチ達は吉井のことが好きなのよ!だから、ウチらに目を背ける吉井にムカついたからこんなことをしてるのよ!ウチらは悪くない!悪いのは吉井よ!」
「そうです!そもそも吉井君が悪いんです!」
・・・吉井が悪い?
ブチッ!
「あ〝ぁ⁉︎」ズウンッ!
バキバキバキバキッ!
俺は怒りに任せ、壁を殴った。壁はコンクリートだが、穴が空き、壁全体がバラバラに崩れた。
「「ひい!」」
島田と姫路が怯えた声を上げる。だが、こんな感情では生温い!
「てめえらの身勝手で、1人の命が奪われた。だがその発端は俺のせいでもある。俺がお前らを見逃したのが悪かった、でもな」
俺は島田と姫路に殺気を込めて言った。
「それで図に乗ってしゃしゃり込んで自分の欲求が満ちるまでワガママでいるやつは吐き気が出るほどムカつくし、嫌いだ!」
「だから何が言いたいのよ」
「お前らは、刑務所行きだ」
「あんた、ウチの親戚が黙ってないわよ」
「お前の親戚なんか知るか」
「私の親戚もです」
「だから知るかっての」
いちいち親戚アピールがうざい。
「・・・比嘉狂四郎(ひがきょうしろう)に言っとくわ」
!!!
比嘉、狂四郎だと⁉︎
「私も、近藤誠治(こんどうせいじ)に伝達しておきます」
近藤もだと⁉︎
「おい!こっちだ!」
俺が返答を投げかける前に、特殊部隊が入ってきた。
「きゃ!離しなさい!ウチ達は何もしてないわ!」
「そうです!私たちは何もしてません!」
なぜあいつらが比嘉と近藤の名を知っている⁉︎
「・・・なんでてめえらがその名前を?」
「最後にヒントをあげる、ウチは昔、比嘉グループと繋がりがあったからよ」
!!!何だと⁉︎
「私も、近藤ご一家と親戚同士でしたから」
「話はここまでだ!連行するぞ!」
島田と姫路は、そのまま署まで連行された。
島田と姫路は捕まった。が、俺の頭の中は”絶望”という言葉が支配していた。
「功助!比嘉って、まさかあの⁉︎」
縄が解けた霞が問いかけた。
「ああ、そうだ。まさか、この文月学園にはいないよな?」
その比嘉狂四郎と近藤誠治は、俺が喧嘩に負けた相手だった。
その比嘉狂四郎の親父が、俺の家族を殺した比嘉グループの会長だったのだ。
「どうやら、荒れそうだな。どうすりゃいいんだよ、翔真」
翔真に問いかけても、答えは出なかった。
久しぶりの投稿(自分的には)でしたが、まあ内容を書くのに四苦八苦しました。次回は日曜日ぐらいに出したいと思っております!では、また!