瀬良 愛華
功助の妹。享年11歳。功助と同じく、脳細胞が以上に発達していて、記憶力がかなり秀でていた。性格は真面目で顔も可愛いが、功助にかなり溺愛している。比嘉グループの人間に殺される直前に功助が最寄りの公園に到着し、功助があと少しで手が届くところで頭を撃ち抜かれ、死亡した。その後は、功助の脳内に、夢という形で頻繁に姿を表す(現れるのは声だけであり、体は出てこない)。
こんな感じですかね!それでは、どうぞ!
功助side
公園から帰宅して、自分の部屋のベッドに仰向けに寝ている。だが、
「なあ愛華」
「何、お兄ちゃん?」
「俺に抱きつかないで早く風呂に入ってこいよ」
「いやだ、私お兄ちゃんと入るもん!」
風呂に関してはいい迷惑だ。先月で11歳になったにも関わらず、またお兄ちゃんと入りたいと言い出すのだ。断じて言う、俺はロリコンではない。
(もう勘弁してくれよぉ〜!どうにかしてこの場を逃れる方法は・・・そうだ!)
「ゴホン!なぁ、愛華。お兄ちゃんはな、今彼女がいるんだ(嘘)。妹とお風呂に入ったら示しがつかないだろう?」
俺の自信満ち溢れた虚言。一字一句間違ってない(彼女は嘘)。完璧だ!
(さあどうだ?諦めたか?)
「え〜?じゃあその彼女さんとも一緒に入る!どうせ彼女がいるっていうのは嘘でしょ?」
(な、なん、だと⁉︎あの完璧な虚言が通用しないだと⁉︎さすがは愛華、お兄ちゃんの嫌々感溢れるこの嘘に気づいたか!俺の負けだ)
「はい、嘘です(キリッ)」
「私に嘘をついた罰ってことで、お風呂に入ろ!」
「ぐっ、ハイワカリマシタ(棒読み)」
「嫌々しない!」
「は、はいい!」
妹に萎縮してしまった。マジで怖え。
とりあえず妹と一緒に風呂に入った。別にそんないやらしいことはしていないからな。愛華がちょっと誘ってきたけどチョップして少し叱った。妹にはそんな奴にはなってほしくないが故にってことで。つーことで風呂上がる。
「はぁーさっぱりしたー!って愛華お前何やってんだ?」
「・・・サービスショット❤︎」
「ほあたぁ!」ペシッ!
「ふぎゃ⁉︎」
懲りていなかったようなのでデコピンを食らわした。
「いい加減にしろ、怒るぞ?」
「うぅ、ごめんなさいぃ」
「ったく、体拭いたらご飯食べるぞ」
「お兄ちゃーん、私の体拭いて❤︎」
「無理、早く拭いてこい」
「ぶーっ、はーい」
今日は親が両方ともいないから愛華に用意してもらった。えーっと、食材は〜?・・・野菜盛りだくさんすぎるな。
「いっただっきまーす!」「いただきやす」
(今日も疲れたな、はぁー。愛華が作ってくれた飯もあんまり通らねぇ。はぁー)
「えっーと、口に合わなかった?」
「ん?いや、美味しいよ愛華」
「えへへ〜(ニコッ)」
とりあえず無理矢理腹に詰め込んだ。
~食事中~
「ごっそっさんした」
「ごちそうさまでした!」
夕食を食べ終え、部屋に戻り、眠気が襲ってくる。
(今日はもう寝るかな。明日も早いし)
寝ようと電気を消した瞬間、
コンコンッ
扉を指で叩く音が聞こえた。愛華か。
「入っていいよ」
ガチャ
「愛華、どうした?」
「その、一緒に寝ていい・・・かな?」
「あ、ああ、いいよ」
「ありがと・・・」
愛華がベッドの布団に入ったのを確認して、電気を消す。しかし、愛華が一緒に寝ようと言い出すとは、何かあったのか?
「お兄ちゃん」
「ん?」
「実はね、私、好きな人ができたの」
愛華の口から初めて聞いた、恋愛関連の言葉だった。
「そ、そうか、どんな奴なんだ?」
「いつも優しくて、かっこよくて、誰かが困ってる時にいつもどうにかして助けようとするの」
「そうなのか・・・いいんじゃないか?付き合っても」
「まだ告白してないのに、そんなこと言わないでよ」
愛華の体が熱を帯び始めていくのがわかる。照れているのか。
「お兄ちゃんはいいと思うぞ、聞いた分にはいい奴そうだし」
「・・・」
「あ、愛華・・・?」
「・・・ありがとう、お兄ちゃん」
その言葉を最後に俺らは眠った。
妹から初めて聞かされた恋心。正直ビックリもしたが、安心もした。なぜなら、常に俺にかまってくるのだから。でも俺は、愛華の本当の恋心を、死んだ後に気付いた。そして俺は、家族を失う哀しさを、妹の大切さを、強く思い知らされた。
次回は愛華の死の場面に入ります!最近字数が少なくなっているので、次回は多く書きたいと思います!