雄二side
「まさか明久から始まった話が本当だったとはなぁ、それでお前ら、言いたいことはあるか?」
今俺は、島田・姫路・FFF団を正座させ、腕を組んで説教している。FFF団もそれ相当の罰(明久を追いかけ回した件)を受けさせるが問題は、
「なんでウチ達まで正座してるの?ウチと瑞希は何もやってない!」
「そうです坂本君!私達は何もしていませんよ⁉︎」
こいつら、なんでここまでしておいて自覚がないんだ?ある意味尊敬するわ。
「じゃあなぜお前らは、明久を追いかけ回した上に、勝手にAAクラスに宣戦布告してるんだ?」
「あれは明久とAAクラスの代表が悪いのよ!明久はウチ達以外の女子とイチャイチャしてたからお仕置きしようとしただけで、AAクラスの代表がウチ達をけなしたのよ!ウチ達は何も悪くない!」
「そうです!美波ちゃんと私は何も悪いことはしていませんよ!人間としての当たり前のことをしたまでです!」
カチンッ!
人間として、だと?さっきから黙っとけば自分たちの都合が良いように屁理屈ばっか並べやがって。これ以上聞いてられない。
「ふざけるなよ」
「え?(はい?)」
「明久は観察処分者として俺たちの最大戦力なんだ、わかるよな?」
「面白く無いわよそんな戯言!あいつはタダの馬鹿でウチ達が面倒見るのが普通なのよ!」
「美波ちゃん、どこまでも考えてることが一緒ですね」
こいつら、全員たたき出してやろうか。俺は怒りが最高潮に達した。今すぐにでもこいつらをぶっ飛ばしたいと思った。だがその時、
ガラッ!
「失礼しまーす!AAクラスの瀬良功助だ、坂本雄二代表はいるか?あ、バカポニーテールとピンクの毒蛇!なんだなんだ⁉︎説教か⁉︎」
急にノリの良すぎる声が扉側から聞こえた。AAクラスが早速来たようだ。
「坂本!あいつよ!あいつがウチ達をけなしたのよ!罰はあいつに与えるべきでしょ⁉︎」
「はいはい、いっとき黙れ島田」
「な、なによ!ウチ達が全部悪いっていうの⁉︎」
やかましい。本当にやかましい。イライラしてくる、もう。
「Fクラス代表、試験召喚戦争の提案なんだが、一騎討ちにしてくれないか?」
「構わないが、なぜだ?」
「俺たちのクラスは、頭がいいからこそ欠点がある。人数が少ないんだ」
「なんだそんなことか。一騎討ちでも構わない、だが対決形式はどうする?」
「俺たちのクラスは六人しかいないんだ。だから、7人での一騎討ちがしたい」
「残りの一人は?」
「俺が二回入る。そこのピンクの毒蛇と明久に手合わせしたいんでな」
「ならFクラスが科目選択の権限を二回分もらう、それでいいか?」
「ああ、問題ない。あとお願いなんだが」
「ん?なんだ?」
「あんな女二人いるけどよ、せめて代表同士仲良くやろうぜ!お前の友達も紹介してくれよ!」
「あ、ああ。いいぜ!」
こいつ、どこか明久に似てる。この不思議な感じはなんだ?
「サンキュ、″雄二″!ということで、そこのバカポニーテールとピンク!ちゃんと勉強しとけよ!」
「だからバカポニーテールって言うんじゃ無いわよ!」
「え、だってバカじゃん」
「安心してください美波ちゃん、対決した時に殺します」
姫路、キャラに見合わないセリフは言うもんじゃ無いぞ。いやしかし、瀬良功助か。割と、気が合いそうだな。俺は、教室から出て行く瀬良の背中を見ながら思った。
明久side
僕はトイレにいた。授業中にとんでもない腹痛に襲われたので、今さっきその元凶を処理して来たところだ。
「ああ〜お腹痛かったー、早く教室に帰」
ドンッ!
「あ痛っ!」
「きゃ!」
痛ててて、ぶつかったのか。僕の前に女子が倒れている。
「だ、大丈夫?」
「いてて、は、はい、大丈夫で、え?ええ⁉︎」
「ん?あ!君は!」
ショート髪に、綺麗に澄んだ瞳。彼女は中学校の時に一目惚れしていた、同級生だった。もちろんその時は、胸がドキドキした。
読んでいただき、ありがとうございました!明日から平日なので、書く機会が少なくなると思いますが、がんばって書いて行きたいと思います!それではまた!